HUAWEI P30 lite の代替機として 11 月下旬に OPPO Reno A を買ったのが切っ掛けとなって, 12 月半ばにはカメラ特化型の Xiaomi Mi Note 10 を, そして同下旬にはハイエンド相当機として HUAWEI nova 5T と連続してスマホを買っている私ですが, 「筐体の汚損が酷く撮影にさえ影響する始末」と Mi Note 10 が購入 5 日で お蔵入りするわ, 「8 月パッチのまま 5 ヶ月以上放置されるようでは使い物にならない」と nova 5T が半月保たずに お蔵入りするわ…と, あとの 2 台が敗北続きになってしまった辺りは当該記事の追記で書いたところです。
前者については「車両用ケミカル用品の柑橘系強力汚れ (糊) 落とし液」という最後の手段を講じる予定だったのですが, 車内に置いてあったはずの小瓶は, 小袋に入れてあったのが災いしたのか, ディーラーかスタンドの どちらかでゴミと間違われて処分されてしまったらしく, 探しても見つかりませんでした。 急ぐものでもありませんので, 暇を見つけて改めて試してみる予定です。 (笑) 一方の後者も 1 月半ばの 16 日に漸くパッチは配信されましたが, このタイミングで 11 月 1 日パッチ相当と期待外れの内容だったのと, 「デレステすら まともに動作しないのではハイエンドの意味なし」という元々の事情もあって, そのまま半お蔵入り状態が続いています。 (^^;)
そこで…というわけではありませんが, 前々から一応の候補でもあったのと「Xiaomi に もう一度挽回のチャンスを与えよう」という意味も兼ねて, Mi 9T Pro を買ってみることにしました。 ええ, 対応回線バンドの関係上自宅付近でモバイル回線の使えない恐れのある, あの機種です。 が, 幸い当該機について自宅でモバイル回線を必要とすることは ほぼありませんし, それを持ってプラチナバンドな地域へ出向くこともない筈です。 ここは「問題なし」ということで手を打つことにしました。 (笑)
といった流れで木曜日の 23 日は始業直前にブルーモデルを発注したわけなのですが, 当該商品のページを見て「はは~ん?」と判ったことが一つ。 そう, タイトルどおり「実際に届くのは『Xiaomi Mi 9T Pro』ではなく『Redmi K20 Pro』だ」という点です。 商品タイトルからして「Xiaomi Mi 9T Pro (Redmi K20 Pro)」とか書いてありますし載っているのも K20 Pro の画像です。 そのくせ商品説明が基本的に Mi 9T Pro の ものだったり, でも K20 Pro のも混じっている…と, 良く解らないページになっているのでした。 (笑)
まあ, ブラックとならないようにしつつも引っ掛かるのを期待してのグレーゾーンな内容にしてあったのでしょう。 この手のブツに手を出そうという者なら十中八九見抜けると思いますが, どうやら そうと判らずに買ってしまった方も いらっしゃるようではあります。 (^^;) 個人的には「Redmi K20 Pro が届くのは鉄板だけれど, Mi 9T Pro のファームウェアを焼いてあるなら良し。 グローバルを謳いつつ中身すら中国国内向けのままならストアに報告の上返品, 返品不可なら然るべく処置」といったスタンスで発注しています。 Mi 9T Pro より少々お安い設定にもなっていたことですし…。
翌日は 24 日の金曜…届いたのは やっぱり Redmi K20 Pro でした。 (笑) その Redmi K20 Pro の大まかなスペックですが, Qualcomm Snapdragon 855 2.84GHz, 6GB メモリー, 128GB ストレージ, そして 1080x2340 有機 EL FHD+ ディスプレー…といった感じになっています。 使用頻度が高いわけではないことから, 価格差の大きい 8GB メモリーモデルは見送りました。 (^^;) この機種のウリは, もちろん比較的安い価格での Snapdragon 855 と有機 EL ディスプレー搭載といった辺りなのですが, 個人的には それ以上に「ノッチなし」が重要でした。
そのノッチなし…。 ASUS ZenFone 6 はギミックに懲りすぎて壊れはしないものの普段納まっている際に少々ガタつく…といった辺りが難点だったりするのですが, K20 Pro では素直なポップアップ形式を採用していますので, 使わなければ真の意味で姿を見せることはありません。 故障率も ZenFone 6 よりは低い…気がします。 逆に少々高かったとしても殆ど使うことがないでしょうから大丈夫でしょう…多分。
そういえば, この機種も外部ストレージなしですね。 ガンガン使うことがないので内蔵 128GB で大丈夫と踏んではいますが, Snapdragon 855 機である分使用頻度が高めで比較的期間も長く推移しそうですので, 動画辺りを撮る機会が多いと足りなくなるかもしれませんね。 もっとも, 古いデーターを PC へ移せば良いだけですけれど…。
筐体ですが, 74.3 x 156.7 x 8.8 mm の 191g と重さはともかく Xiaomi Mi Note 10 と ほぼ同じ手持ち最大クラスの大きさとなっています。 Apple iPhone 11 Pro や ASUS ZenFone 5Z も交えて並べてみると こんな感じです:
まずは左画像ですが, 左隣の ZenFone 5Z より少し大きく, 左端の iPhone 11 Pro からは さらに一回り大きくなります。 (iPhone はケース付き。) 一方, 右隣の Mi Note 10 は厚さはともかくパッと見では同じ大きさで, 右端の ASUS ZenFone 5Q が微妙に それより大き…いのですが, 「同じ大きさ」で済ませても問題ない程度ですね。 (笑) ただ, Mi Note 10 より薄いのと iPhone 11 Pro に近い慣れた重さ…といった辺りが影響しているのか, K20 Pro を実際に持ってみると ZenFone 5Z と同じくらいの大きさに感じます。
一方の右画像…。 モノが Redmi K20 Pro ですから当然ながら筐体上のロゴも「Redmi」となっていて, 中国国内向けのサブブランドなので「DESIGNED BY XIAOMI」なんて書かれてもいます。 さらに, それを必要としないからなのか, Mi 9T Pro と異なりカメラ類の印刷が一切省かれています。 グレイシャーブルーの筐体色ですが, ブルー系ではあるものの中央部分が黒のような黒に近いグレーのような…といった色なので, Reno A や P30 lite 辺りとは相当違った感じになっています。 随分暗い印象を受けますので, そういった意味ではレッドモデルが良いかもしれませんね。
ホーム画面と OS 方面は以下のような感じ:
まずは左上画像。 これまた Android 9 や 10 としてはスタンダードな画面なのですが, アイテムの配置などは むしろ ZenFone と近いイメージを受けます。 毎度の如く速攻で「フルスクリーンジェスチャー」へ設定変更していますので, 最下部にボタン類は表示されていません。 ただ, デレステをプレーする際だけは一時的に登場することになります。 そうしないとプレー中にタスク切り替えが発生してしまいますので。 たまにしかデレステを起動しないのが救いではありますが, せっかくの SDM 855 機なので ある意味逆に勿体ないですね。 (^^;)
そして右画像。 手元に届いた際には Android 9 ベースだったのですが, 初期設定直後にアップデートが 2 回発生し, 1 回目で同じ Android 9 ベースの MIUI Global 10.3.5.0 へ, そして 2 回目で Android 10 ベースの MIUI Global 11.0.3.0 へ上がっています。 11 月 1 日なパッチレベルですので, 10 ベースへ上がったのは 12 月に入った辺りなのでしょう。 なので早ければ そろそろ 12 月相当パッチが配信されるかもしれません。
書き忘れていましたが, 左上画像を見てお判りのように, 中国国内向けの Redmi K20 Pro ではありますが, グローバルモデルな Mi 9T Pro 用のファームウェアが焼かれていますので, 普通に Google サービス方面が機能しています。 OS のアップグレードで国内向けモデルへ逆戻りすることもありませんでした。 機種によっては それが発生するので怖いのですよね, ROM 焼き機は。 (^^;)
その一方「Redmi K20 Pro は あくまでも『Redmi K20 Pro』」というわけで, ハード的な違いは どうしようもなく覆すことが出来ません。 というわけで, 元々一番のネックとなっているであろう対応回線バンド周りを確かめてみることにしました:
まずは左上画像。 docomo 回線の U-mobile な SIM を挿した ZenFone 5Z です。 自宅が地方の さらにド田舎とはいえ, 曲がりなりにも一応 Premium 4G 圏内 (の端っこ) というわけで, モバイル回線のアンテナがフルに立ち通信速度も それなりに高速を維持できる状況になっています。 日本国内バンドに一通り対応した機種であれば, これと同じような結果を得られると想定できそうです。
それに対して中上画像。 同じ SIM を挿した Redmi K20 Pro です。 日本国内の通信バンドへの対応度が悲惨なだけあってアンテナが 5 本中 2~3 本に止まっています。 恐らく Band 1 しか使えていないのでしょう。 その一方で Band 1 だけだったとしても繋がっていることに変わりはない…というわけで, 右上画像を見ると判るのですが, ちゃんと 4G 回線でのデーター通信を行えています。 ちなみに Web サーフィン, Twitter, そしてデレステの どれも普通に大丈夫でした。 高速通信は無理だと思いますが, 過度に通信速度の下がることもありませんでしたし, プラチナバンド地域で使うことがないか代替回線の使用といった措置を講じられるのであれば問題なしと言えそうです。
あ, そうそう。 Redmi K20 Pro の画面内指紋認証ですが, Mi Note 10 と異なりクセが強いと言いますか随分認証失敗の頻度が高い印象を受けました。 例えば Note 10 では かなり指の方向が斜めに傾いていたとしても普通にサッと認証してくれるのですが, K20 Pro では失敗するか認証までに 2~3 秒も要してしまいます。 ちゃんと縦方向にしていても時間を要したり失敗したりしますので, 漏れ聞こえてくるように Mi 9T Pro より古いハードやファームが使われているのかもしれません。 使用感に大きく影響する部分ですので, 意外と大きな注意点と言えるでしょう。 可能なら実機で試して大丈夫そうな個体を入手するのが吉ですね。
さて, 毎度ながらデレステを試してみます:
Snapdragon 855 搭載な Redmi K20 Pro…と能力的に何も懸念材料はないわけですので, 「別の原因による問題発生の有無」といった方面のチェックを行うのが今回の主旨です。 悲惨だった nova 5T のような例もありますし。 (^^;) …というところで上の画像ですが, 「全画面」の設定項目は存在しますし, 実際に設定できたり出来なかったり「設定すると不具合が発生するよん」と警告されるアプリがあったりもします。 しかし, それ以前の問題としてノッチの存在しない K20 Pro ですから, 当然ながら 2340x1080 な解像度全体を使った表示となります。 ちなみに, 「全画面表示しない」を強制的に指定しても, 当然ながら表示が変わることはありません。
続いては Live 前のタイミング調整:
まずは左上画像ですが, 調整画面をクリアーした結果は 8 と Mi Note 10 と ほぼ同じ小さい値となっています。 しかし, ZenFone 5Z を始めとした多くのハイエンドやミドルレンジ機と異なり, 意外にも そのままではノーツ側処理と入力タイミングが同期しないのでした。 となれば実際に Live をプレーしながら手動で調整することになるわけですが, 自身に限っていえば上手くタイミングを合わせるには 10 を指定する必要がありました。 この辺りは不安材料といえるかもしれません。 一方の右上画像, Snapdragon 845 でさえ 3D リッチが楽勝なのですから, ここは当然 3D リッチを選択します。
それでは, 実際に Live を行ってみます:
結論から言いますと, 流石に 3D リッチ自体は楽勝ですし普通にマスターでフルコンボ可能でもあったのですが, 快適度は ZenFone 5Z のほうが上でした。 上で書いた「調整値と実際の入力タイミングが合わない」点が影響しているのかもしれませんし, 5Z より微妙に大きい手持ち最大クラスの筐体が「違和感」という形で影響しているのかもしれません。 この辺りは しばらく様子を見た上で再評価が必要でしょう。 慣れると また違ってくるでしょうから…。
さて, 『S(mile)ING!』の Live です:
いつもどおり「AZ Screen Recorder」を使用した動画キャプチャーを行いながらのプレーとなりますが, ハイエンド機ですからカスタム設定で FHD レベルである 1920x886 60 f/s を指定しています。 さらに, 今回は可変レートではなく固定レートを試してみることにしました。 その結果は…上の 4 枚の画像を見て お解りのように悲しい結果となってしまいました。 遠景だろうと近景だろうと とにかくブロック化が激しく「何がどうなったら そこまで悲惨になるのですか?」と言いたくなる始末です。 デレステ側でのプレー自体に全く影響していないのが救いかしら? 可変レートでも試してみたいところですが, 嫌な予感がしますので暫くは放置しておきましょう。 (笑)
というわけで, Snapdragon 855 だけあって十分快適にプレーできたわけですが, 若干の不安要素も発生する結果となりました。 今回の Redmi K20 Pro (Mi 9T Pro) や前回 nova 5T の結果からすると, Snapdragon 845 以上を選択するのは当然として, 「ZenFone 5Z が鉄板」ということになってしまいそうです。 ゲーム専用機も出している ASUS の強みなのかもしれませんね。
最後にオマケ…:
Xiaomi 機というわけで Mi Note 10 での経験を受けて頭から MX Player Pro で動画の静止画を撮ったのですが, 一応アクセサリーも試してみました。 その結果は…動画を止めても画面中央に再生マークが表示されなくなりました。 表示されても適当な箇所をタップすると消えてくれます。 ちなみに, Mi Note 10 でも いつの間にか同じ仕様になっていました。 (^^;) とはいうものの, 右上画像を見てのとおりゲージを表示させた際には相変わらず動画の半分程度がメニュー等で隠れてしまいますから, やはり別途ツールを使ったほうが良さそうです。 (^^;) あと, 例の謹製アクセサリーでの宣伝広告は…Mi Note 10 よりは頻度が低い…と言いますか あまり お目に掛かることはありませんでした。 「皆無でない以上同じ」と言えるかもしれませんけれど…。 (^^;)
…といった感じで, Xiaomi Mi 9T Pro とは似て非なる Redmi K20 Pro の入手となったわけですが, 今のところは何も変わらず使えています。 Snapdragon 855 なのでデレステだろうと何だろうと重量級ゲームでも大丈夫ですし, 巷の情報によるとカメラ方面も強い部類に入るらしいので「普通に使える機種」と言えるでしょう。 鍵は やはり「対応回線バンドによる影響度」でしょうか? あ, 今は昔ほどではなくなりましたが, 所謂「中華クオリティー」なスマホやタブレットの購入に慣れた方以外は, それと判っていても Redmi K20 Pro のような中国国内向け機種に手を出してはいけませんよ? ちゃんと実店舗で実機を確認の上 (今回の例でなら) Mi 9T Pro を買いましょう。
手を出して良いのは, 例え ROM 焼きされていない真の中国国内向けな機種が手元に届いたとしても, 「グローバル版のファームを焼く」「必要なら設定ファイルを変更する」「必要ならコンパイラーと逆コンパイラーを使ってシステムモジュールを書き換える」といった手段を講じてグローバル版相当とすることの可能なユーザーだけです。 私自身は 8 年前で飽きてしまい, 今では術と情報を得ていても「面倒臭い」の一言で済ませて やりませんけれど…。 (^^;)
個人的には, Mi Note 10 のカメラ方面に相応のロマンやメリットを感じているのでなければ, 15k 安く買える Mi 9T Pro のほうが幸せになれそうな気はします…回線バンド問題をクリアーできるのであれば。 (笑)
可変レート…といいますか, いつも使っている「自動」レート設定で『S(mile)ING!』の Live を撮り直してみました:
4 枚の画像のとおり随分マシになりました。 といいますのも, 「AZ Screen Recorder」で固定レートを指定する場合に 12 Mpbs より圧縮率を低くすることが出来ないのに対して, 「自動」設定での可変レートでは 16 Mbps まで圧縮率が低くなる…どころか そのレベルの圧縮率が基本となるのでした。 固定の 16 Mbps を指定しているようなものですから, 12 Mbps な iPhone 勢の動画よりブロック化しないのも当然ですね。 見方を変えると「12 Mpbs レベルでのエンコードに限れば iPhone 勢のほうが綺麗に撮れる」ということになるのかしら…先の結果からすれば。
ともあれ, Android 勢での動画キャプチャーについては「『自動 (≒16 Mbps)』を指定する必要がある」と言えそうです。 要は「下手に設定を変更しなければ良かった」わけですね。 (^^;) ちなみに, 当該設定の場合撮っただけなら 350MB 程度, さらにトリミングなどの編集を行うと 450MB 辺りまで肥大化してしまいます。 音なしでも 300MB 超えと少々サイズが大きくなりすぎますので何らかの処置が必要になるわけですが, その辺りについては別記事にすることとしました…別件で丁度良いネタもありましたし。 (笑)
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