Windows 8 Consumer Preview 公開...
久々の Windows 8 ネタです。 (笑)
昨年 9 月 16 日 (現地時間 15 日) に次期 OS である Windows 8 の開発者向けサンプルとなる Windows Developer Preview が一般公開されてから 5 ヶ月半経った現地時間の 2 月 29 日, 気分的には漸くといいますか, 今度は一般ユーザー向けとなる Windows 8 Consumer Preview が公開されました。 一般向けということもあって今回は「Windows 8」の名前が入っています。 「Developer Preview」, 「Consumer Preview」という名前になっていますが, 何のことはなくて要はα版とβ版です。 「β版」だと一般ユーザーが敬遠しがちだったので呼び名が変更されたわけですね。 その証拠にサーバー版 (Windows Server 8。) のほうはβ版として公開されています。 それは置いておいて, ダウンロード可能となったのが日本時間で 3 月 1 日になったかならないか…という就寝後のタイミングで落とし損ねましたので, 昨日の夕方に MSDN でダウンロードした上で VMware Workstation 8 のゲスト PC へインストールしてみました。
まずはダウンロードですが, 「今回は軽い」という前情報どおり, 低速回線 (実効 2 Mb 程度。) ながらも ほぼフルスピードでダウンロードが可能でした。 ビクビク切れていないか確認しながら…という状況に全く陥ることなく済むのは有り難いですね。 (笑) それはともかく, ダウンロードが終了すれば即インストールです。 DP からのアップグレードは後日試すとして, まずは新規インストールを行います。 VMware 8.0 は設定上は Windows 8 に対応していませんので, 今回も Windows 7 (x86) 設定でゲストを作成し ISO から起動します。 あとは必要最低限の入力は伴うものの, 基本的に見ているだけ…あっさりとインストールが終了しました。
さて, どんな感じになったかといいますと…:
スタート画面は こんな感じ (上段左側画像。) です。 基本的に変わっていないのですが何なんでしょ? この趣味の悪い配色は? 上段右側は Windows Developer Preview なのですが, こちらのほうが よほど綺麗で洗練された感じにさえ見えます。 はっきり言って選択する色が逆ですよ, 逆。 開発者に綺麗な画面を見せて, 一般ユーザーに汚い画面を見せてどうするのかと…。 OS を買うのは一般ユーザーであって, その第一印象は非常に重要だというのに…。 MS は Windows 8 を売る気がないのでしょうか? (^^;) それはともかく, Metro 自体は大きく変わっていないのですが, コーナーの使用方法が少し変更されています。 中段 2 列の画像が そうなのですが, 左下隅へカーソルをもっていった場合はスタート画面とデスクトップへの切り換え, 左上では他のアプリ等への画面切り替え, 右下隅では各種メニューの表示…と, 使い分けされるようになっています。
あと, DP の頃から可能でしたが, 下段左側画像のようにスタート画面を右クリックすることによってアイコン表示へ切り替えることも出来るようになっています。 …こんな事をするくらい (それが必要となるくらい。) なら従来の Explorer のままで良いと思うのですけれどね。 (^^;) あ, そうそう。 Windows 8 CP では 1366x768 以上の解像度がないと制限が生じます。 といいますか, この要件自体は Windows Developer Preview の頃からあったもので, 要件を満たしていないとスナップが使用できないという制限も同じなのですが, 上述のとおり右下コーナーも使用するようになった CP では その辺りを含めて「より不都合が表面化しやすい」状況となっているのです。 これは意外と大きな縛りですね。 現行の 1280x800 クラスまでのタブレットが全滅となるわけですから…。
下段右側画像が そのスナップを行っているところの画像です。 個人的には「出来の悪い MS-DOS の 2 画面表示」にしか思えませんでした。 どちらを大きく表示するかは別として この比率でしか表示できません。 あってもなくても同じで, 2 段目右画像のタスク表示で 事足りる気がします。 (^^;)
一方のデスクトップ画面のほうは…:
ここでも壁紙の趣味の悪さが光っています。 右側画像の DP のほうが よほど綺麗です。 第 1 印象は重要だと思うのですけれど…。 きっと MS は開発者と一般のユーザーを 取り違えているのでしょう。 (笑)
それはともかく, DP の段階で既に殆ど意味を成さなくなっていたスタートボタンが廃止されています。 それは解りますが, 通常のデスクトップ…といいますかタッチパネル未採用の PC では はっきりいって使いづらいです…いちいちコーナー…それもかなり当たり判定の厳しい位置へカーソルをもっていくのが…。 (^^;) う~ん。 今の時点で Windows 8 をインストール…さらに まともに使えるタブレットがあれば別だったのですが, 現行の PC だと「使いづらい」としか認識されない気がしますね, 一般ユーザーには…。 少なくとも私が一般ユーザーだったなら, Windows 8 を華麗にスルーします。 必ず揺り返しが生じるであろう Windows 9 を待ちます。 SP2 等で改善が行われれば その時点の Windows 8 で手を打つかもしれませんけれど…。
少なくとも DP や CP を見た限りでは, MS が もはや PC ではなく 10 インチクラス以上のタブレットのみを想定している印象を受けます。 そのくせスタート画面へのアイコン登録が階層的に行われないなど, iOS 等に比べて明らかに劣った機能しか整備されていません。 これでは iPad 3 なりを買ったほうが話は早いです。 どうも拙速すぎる気がしますね。 既存のアプリ等が対応 (Metro 用に位置から作り直すのと同義。) しない限り Metro での実行は不可能なのですから, 今から Metro へシフトしすぎても仕方のない気がするのですけれど…。 結局頻繁に従来どおりのデスクトップ画面のお世話にならざるを得ないのに, そちらを必要以上に使いづらくして どうするのかしら? 私なら, タブレットでは iOS か Android, PC では Windows 7 を使います。 Windows 8 を使いたいとは思いません。 サポート等の関係上, 実際にはメイン PC へ Windows 8 を入れることには なりますけれどね…。
さて, お約束ということで Direct3D アプリを試してみることにします。 前回と異なり今回はβ版相当ということで各国語版が用意されていますから, 日本語がネックとなることはないはずです…。 その結果は…:
Basic Display Driver での お遊びは置いておいて, VMware Tools を導入した上で, まずは左上画像の『タイムリープぶーとべんち』です。 今回は普通に動作しますし Windows 7 辺りと遜色ない速度も出ています。 デバッグコードは入っていたとしても必要最低限のようですね。 『Wiz Anniversary』も問題なく動作します。 右上画像の 3DMark06 や中段左画像の『メギドベンチ』, 右画像の『LAST REMNANT ベンチ』, 左下画像の『Street Fighter IV ベンチ』といった辺りは, DP で動作していたクチですから今回も何の問題もありません。 ただ, 『LAST REMNANT ベンチ』のみは何故か重い印象を受けました。 フレームレート表示自体は むしろ高くなっているのですけれど…。
前回の Developer Preview と異なり, 今回の Consumer Preview は一般向けのβ版ということもあって, かなり普通に使用が可能なものとなっています。 さすがにメイン使用している PC など実用環境へのインストールは お勧めできませんが, 2 台目以降のテスト用 PC や仮想 PC 辺りなら, 比較的気軽に試せるのではないでしょうか? ただし, Windows 7 辺りに比べて死ぬほど使いづらくなっていますので注意が必要です。 Windows 8 は もはやデスクトップやノート PC 向けの OS では ありません。 (^^;)
そうそう。 Twitter 方面の所属クラスター関連での おまけ…:
Windows 8 CP 上でパンヤを起動しようとしたわけですが…, nProtect が Windows 8 に未対応のため当然ながら起動不可でした。 製品版までには対応される…と信じたい。 (笑) ちなみに, Windows 7 等での状況は相変わらずで, 普通に動作するものの全画面表示だけはブラックアウトして操作不能に陥ります。
Mar.3,2012 追記
少々分かりづらいものもありましたので, 画像を撮り直して差し替えました。
1 月下旬以降 5 台に増殖している Android タブレットですが, iPad 2 や iPhone 4S とは異なり Android OS 搭載機器については基本的にウイルス対策ソフトが必要となるのは ご承知のとおりです。 というわけで, 手持ちの 5 台にも何らかの対策ソフトを導入する必要があったわけなのですが…。 まずは AKART CH-AND500 と ainol NOVO7 Paradin が例外組として脱落しました。 探せば見つかるわけですが, こと私が使おうとする有料版の対策ソフトについては, 動かなかったり動いても重くて使い物にならなかったからです。 そうこうしている間に CH-AND500 は処分されましたし…。 (笑)
それはともかく, わりとあっさり決定したのが REGZA Tablet AT3S0/35D と ASUS Eee Pad TF201-GD64D です。 選択したのは Norton Mobile Security。 PC 版で Norton Internet Security 2012 を使っていることから, その流れやライセンス管理のしやすさが影響しての選択です。 そのまま 3 台目以降へ適用しても良かったのですが, 「他のソフトを試す」という意味もあって, そちらでは「結果として無料で使える」製品を選択することにしました。 結果選ばれたのは GData Mobile Security です。 以前, 書庫への対応度等をチェックするために VMware Workstation のゲスト PC 用として GData Internet Security 2010 を導入しましたが, 2 年版を購入したことから今でもライセンスが有効で, しかも PC 版のユーザーは Mobile 版を無料で使用できたからです。
今のところ これらの対策ソフトを使用していて「重い」と感じたことはないです。 検知率は…そんなのは知らんっ!! 「無いよりはマシ」程度にしか思っていないので, 気にしていません。 ただ, 「あまりにも検知率が酷い」という話は良く聞こえてきますので, 無料系アプリは避けています。 (笑) あと, iPad 2 や iPhone 4S は そもそも「入れられる環境ではない」わけで, 何らかの製品が登場していれば入れているはずです, 念のため。 個人的には「iPhone / iPad 用の対策アプリと (正規の入力モジュールとしての) ATOK は出て欲しいな~」と思っています。 (^^;)
|