### Micco's Home Page ### Welcome to Micco's page!!
Sorry, but this web page is written in Japanese.
<English>
■ 更新情報
■ このWebページについて
■ お知らせ
■ ダウンロード
■ DLL のインストール方法
■ SFX の設定例
■ いろいろ
対応ブラウザー
[Internet Explorer] [Firefox] [Opera] [Sleipnir] [Safari] [Google Chrome]
連絡先:Micco
[e-mail]

今日の出来事 (Dec, 2019)

●Dec.30,2019

HUAWEI nova 5T 購入とデレステ...

 先月下旬に HUAWEI P30 lite の代替機として OPPO Reno A を, そして今月半ばにカメラ特化型の Xiaomi Mi Note 10 を買いました。 通常, カメラを使わない人間は Mi Note 10 を買ったりしないのですが, 自身の場合は「Reno A の Snapdragon 710 に対して Mi Note 10 の Snapdragon 730G は どれだけアドバンテージがあるか?」を確かめるため…という理由があって手を出しています。 一応, 頻度が少ないとはいえカメラの出番も見越しているわけですが, それくらいなら Reno A…以前に Apple iPhone 11 Pro で十分と言えますので, 理由としては弱いですね。 (^^;)

それはともかく, この両機種…比較的近い時期に登場しただけあって, 御時世がらカメラ機能が話題の中心ではありますが, 他の機能も絡めて巷では何かと比較されることが多くなっていて, そこには同じ Xiaomi の Mi 9T Pro や HUAWEI の nova 5T といった機種も登場してきます。 購入先や回線込みにしたりポイントを使ったりといった手段を講じることによって かなり価格は上下しますが, 総じてどれも 5 万前後といった価格帯の機種ばかりです。 廉価ではありませんが比較的手ごろな価格…というわけで, せっかく 2 台揃ったので もう 1 台買ってみることにしました。

となれば「どちらを買うか?」という話になるわけですが, 総合評価的には Mi 9T Pro です。 しかし, 残念ながら当該機には致命的な欠点があります。 それは…対応回線バンドの少なさ。 地方…それも田舎で多く使われているバンドに ことごとく対応していないのです。 いくら WiFi で使用するパターンが殆どとはいえ, モバイル回線を まともに使えないのでは残念ながら お話になりません。 逆に nova 5T は一通り対応している…というわけで, さして考えるまでもなく必然的に HUAWEI nova 5T が選定されたのでした。 というわけで, 20 日にミッドサマーパープルモデルを発注しています。 納品予定は 25 日~ 26 日…というところまでは順調だったのですが…。

 26 日…。 納品予定日になっても発送メールが来ないので「年末休み中に遊べないようならキャンセルかしら?」とか思っていたところ 9 時過ぎになってメールが届きました。 曰く「品薄なので発送予定が 1 月 16 日 ~ 2 月 15 日になります。」  いやいやいや…, 2 月中旬に真っ当な Android 機として使えなくなる状況で そのタイミングでは, 買う意味がないでしょう。 もう速攻でキャンセルです。 (笑)  どうやら, 絶対数は別として巷の情報どおりミッドサマーパープルモデルは人気のようです。

購入自体を取りやめても良かったのですが, とりあえず他の筐体色モデルも見てみることにしました。 ブルーモデルは…27 日納品予定とはなっているものの「入荷予定」という不安要素が仕込まれています。 これはパープルモデルと似たような事態を招くことでしょう…といいますか, 既に招いている結果が「入荷予定」という文字に現れているのでしょう。 となればブラックモデルしかないわけですが, そちらは…同じ 27 日納品予定で「在庫有り」となっています。 「ん~。 まぁ,いっか…」というわけでブラックモデルを発注し直した結果は, 夕方には商品が発送され, 翌 27 日の 11 時前には届いています。

 HUAWEI nova 5T の大まかなスペックですが, HiSilicon Kirin 980 2.6GHz, 8GB メモリー, 128GB ストレージ, そして 1080x2340 IPS 液晶 FHD+ ディスプレー…といった感じになっています。 SoC やメモリー容量などハイエンド機の要素を含みながらもミドルレンジ機の価格帯で入手可能…といった辺りがウリの機種となっています。 「シリーズやグレードを混乱させるような内容で何故発売したのか?」といった話題も聞こえてきますが, 個人的には「GMS が載った最後の機種として出すためにハイエンド要素を入れる必要があった」と思っています。

筐体ですが, 73.97 x 154.25 x 7.87 mm の 174g と重さはともかく ASUS ZenFone 5Z と ほぼ同じ大きさとなっています。 その ZenFone 5Z や iPhone 11 Pro と並べてみると こんな感じです:

真ん中が nova 5T で左隣の ZenFone 5Z が ほぼ同じ大きさです。 一方, 右隣の OPPO Reno A が少し大きくて, さらに右の微妙に大きいのは Xiaomi Mi Note 10 です。 左端は iPhone 11 Pro なのですが, ケース付きでさえ (比較して) これだけ小さいので, ケースなしなら もっと小さいことになりますね。 いえ, 普段使いにおいては iPhone 11 Pro でさえ大きく感じているわけですけれども…。 (^^;)

ホーム画面は以下のような感じ:

まずは左上画像。 Android 9 としてスタンダードなホーム画面なのは良いとして, Reno A や Mi Note 10 と そっくりな画面となっています。 どれかを使ったことがあれば, この辺りの機種を渡り歩いても迷うことは皆無なことでしょう。 (笑)  そして当該画像の下端を見ると お判りのように, この機種ではジェスチャー系の設定としていません。 というのも, ジェスチャーを選択すると無条件で左右からのスワイプでタスク切り替えが発生してしまうからなのでした。 せめて Reno A の「前のアプリに戻る」のような設定項目があれば良かったのですが…。 ともあれ, 音ゲー方面との相性は最悪ですので, 無難に「3 つのキーによるナビゲーション」を指定しています。 常にボタンが表示されて不格好ですけれども…。

 OS 方面は以下のとおり:

HUAWEI 機…ということで, Android 9 ベースながら HUAWEI 独自となる EMUI 9.1.0.118 が載っています。 Android セキュリティーパッチが 2019 年 8 月 1 日と少々古いのですが, 新たなパッチが降ってくることはありませんでした。 せめて 10 月なら許せますが少々不安の残る対応度と言えそうです。 HUAWEI P30 lite 辺りは ちょこちょことパッチが登場して 3・4 日前にも EMUI 9.1.0.301 へ上がったりしているのですが…。

Jan.19,2020 部分追記

 数日前に漸くといいますか EMUI 9.1.0.201 が配信されました。 発売から 1 ヶ月程度という期間だけなら そんなものなのですが, 8 月パッチのまま放置された上に今回のパッチでも 11 月パッチの適用に止まっていたりと, P30 lite 辺りが毎月のように更新されている点から考えると, セキュリティー方面に限っていえば期待するだけ無駄のようです。 なので, 年明け早々に見切りを付け控え扱いとしてしまいました。 ただ, HUAWEI 機ということで Google サービスの行方は気になりますので, そちら方面だけは今後も追っていくことになると思います。 (笑)

Nov.15,2020 部分追記

 Android 10 へのアップグレードが行われ GMS も引き続き使えているのですが, その一方で発売から僅か半年強の 2020 年 6 月末でグローバル版 (日本向け) についてはパッチが提供されなくなったことから, 9 月に退役させています。 中華スマホは「中華スマホ」…ひいては Android スマホ…ということなのでしょう。

 さて, 毎度ながらデレステを試してみます:

「ハイエンドを謳っている HiSilicon Kirin 980 を擁した nova 5T が Snapdragon 845 の載った ZenFone 5Z に対して どれだけ善戦するのか?」を試すのが今回の主旨です。 そのキモは「意外とまともに 3D リッチでプレーの可能な Snapdragon 730G と比べて どれくらいサクサクになるのか?」です。 巷で挙がっているベンチマークのスコアでは ZenFone 5Z を凌駕していたりもしますが, 個人的には「同等とはいかないだろう」と思っています。 ですが, カクカクしない程度には動作してくれないとハイエンドを名乗れないでしょう。 そういった意味での「サクサク」です。

というわけで上画像の 2D 画面で引っ掛かるようなことは流石にありませんでした。 あ, 設定を行う前なので全画面にはなっていません。 どうやら少なくとも自動では全画面になってくれないようです。 黒塗りが左側…ということで, Reno A や Mi Note 10 と異なり「右側を上にして表示」で大丈夫な機種だと分かります。 こちらの設定で使えないと微妙に違和感があるのですよね。 (笑)

続いては Live 前のタイミング調整:

まずは左上画像ですが, 調整画面をクリアーした結果が 24 と非常に不安を感じる値となってしまいました。 これでは まるでローエンド機…どころか それより悪い値と言えます。 ともあれハイエンド機ですのでモードは右上画像のとおり 3D リッチを選択します。

それでは, 実際に Live を行ってみます:

結論から言いますとローエンド機並み…いや…それ以下でした。 いえ, 確かに描画などはハイエンドらしく滑らかです。 しかし, ノーツ方面の処理が壊滅的で お話になりません。 「タイミング調整 24」といった状況から受けるイメージ以前の問題です。 というのも, 「ノーツの描画と入力タイミングとサウンドが全て合わない」のです。 ローエンド機などでは描画と入力タイミングが合わないことから, それが実際のプレーで合うよう調整値も手動で変更することになるわけですが, それでも入力とサウンド (タップ音) は合っていました。 ところが, nova 5T では それさえ合わないのです。 タップしてから 0.4 秒ほど後に音がする始末です。 その上描画と入力のズレも一定ではないのでした。 ここまでグタグタだと何をどう調整しても無駄で およそプレーになりません。 当然ながら上画像のように悲惨な結果となります。 PRO どころか REGULAR でさえフルコンボを逃す確率は低くなさそうです。

 …というわけで, 3D リッチが無理と判明した時点で ことデレステをプレーする分には nova 5T を選択する意味は皆無となったわけですが, 今行っているのはテストですので今度は 3D 標準へ落としてプレーしてみることにします:

まずは再度の 2D 画面ですが, 上の画像を見てお判りのように手動で設定することで全画面表示が可能となっています。 それは良いとして, この Android 版での両端黒塗り現象…何とかならないものでしょうか?  2340x1080 組では一層黒塗り幅が拡がって悲しくなってしまいます。 (^^;)

続いては Live 前のタイミング調整:

まずは左上画像…。 先に書いたとおり描画とのズレが一定ではありませんので調整しても無駄なのですが, それでも「ズレ幅の中心」と合うよう調整することで多少は NICE 以下の頻度を減らせますので, 実際にプレーしつつ調整することになります。 この画面では 20 となっていて実際最初の頃は 15~20 辺りで一番調子が良かったのですが, この辺りは慣れと共にタイミングの取り方も変わってくることから, たまに再調整したほうが良いでしょう。 iPhone 組のように「0 でピッタリ合う」のであれば再調整しなくとも意外と大丈夫なのですけれども…。

それでは, 再度『S(mile)ING!』で Live を行ってみます:

動作が不安定な以上毎回のようにフルコンボを出すのは到底無理なのですが, それでも 3 回に 1・2 回くらいはフルコンボが可能なようです…3D 標準という時点でダメダメですけれども。 (^^;)

今回も「AZ Screen Recorder」を使用した動画キャプチャーを行いながらのプレーとなります。 既に前提は崩れているわけですが, 建前上ハイエンド機ではありますので, FHD レベルとなる 1920x886 60 f/s をカスタム設定しています。 ZenFone 5Z 辺りでは その設定でも殆どブロック化の見られない動画となるのですが, nova 5T では表タスク…つまりデレステにゴールドコアを占有されてしまうのか, まるでローエンド機で撮ったかのような動画になってしまっています。

もちろん, 3D 標準である以上アイドルや舞台などプレー画面の解像度自体低くなっているわけですが, それを加味した上で見劣りしているのは確かです。 3D リッチが正常動作しなかった点も含めて, 「あ~Kirin SoC は (能力的に) ダメだな…」と正直思ってしまいました。 (^^;)

というわけで, ことデレステをプレーする分においてはハイエンドを謳う Kirin 980 でも…といいますか, むしろ Kirin 710 辺りよりもダメダメな結果となってしまいました。 「Kirin 980 ならジャギらない」のは確かでしたが, それ以前の問題だったようです。(笑)  ちなみに, 「710 だろうが 980 だろうが HUAWEI 機は須くノーツの描画と入力, そしてサウンドが合わない」らしいです。 確かに程度の違いこそあれ, P30 lite でも発生していますものね…。 さらに, 「パフォーマンスモードを有効にすると改善する」といったアドバイスも受けましたが, 残念ながら手元の環境では何も変わりませんでした。

 さて, デレステは悲惨な結果だったわけですが, 件のアプリはプログラム構成がアレですのでデバイス側の問題ばかりが原因とは限りません。 ということで今度は「ミリシタ」に御登場願ってみます:

デレステ同様手動設定は必要となりますが全画面表示可能となっています。 ミリシタではノッチ部分を避けて各アイテム類が配置されますが, パンチホールであっても同様なようで, ここでも微妙に右よりな配置となっています。 メイン画面などの (キャラの) 3D 表示は, ZenFone 5QZenFone 5 と同じく頭から高解像度表示されます。 この辺りは大して負荷が掛かるわけではありませんから, それらとの差は感じられません。 逆に ここで感じられるようでは困ります。

Live を行ってみると…:

まず左上画像ですが, タイミング調整の結果は -1 と基本的に調整なしで大丈夫な結果となりました。 0 から動いているのは, 単純に私のタイミングの取り方が影響しているだけでしょう。 そして右上画像…。 AUTO LIVE を行えているということは, 少なくとも MILLION MIX でのフルコンボを行える程度には動作しているということになります。 実際デレステと異なりミリシタは普通にプレーできています。 その一方で, ノーツ方面での入力について若干ながら不安定なのも確かです。 経験則上デバイスの違いによる影響を受けづらいと言えるミリシタが不安定ということは, やはり nova 5T 自体に何らかの問題を抱えているということなのでしょう。

 最後にオマケ…:

いつものように まずはアクセサリーを使って動画の静止画を撮ろうとしたのですが, 左上画像を見て お判りのように再生・一時停止ボタンが左端にあるのはともかく, とにかくタップしても認識してくれなくて思ったように止められない代物でした。 デレステの不具合発生と同じ起源によるものなのかもしれません。 (^^;)  ともあれ上手く静止画を撮れないのではダメですので, 右上画像の如く またまた MX Player Pro に御登場願っています。 ちなみに, この画面では HW での再生となっていますが, HW+ でも再生可能ですので, 念のため。

 …といった感じで, ハイエンドを謳う Kirin 980 に ある程度期待してのテストだったわけですが, デレステは まともに動作しないわ, シルバーコアが弱すぎてダメダメな動画しか撮れないわ…と, 散々な結果でした。 (笑)  普段使いはともかく, 少なくとも自身は頻度が低くともゲームもプレーするわけですので, 「テスト目的であっても HUAWEI 機は御法度」ということになりそうです。 (^^;)

あ, 「あくまでもデレステのような高負荷のゲームをする前提」での話ですので, 念のため。 P30 lite も そうですが, 普段使いにおいては むしろ周りの同クラスな SoC が載ったスマホよりサクサク動作するイメージがありますから, 「何をするにもダメ」とか勘違いしないようにして下さい。

 余談…。 HUAWEI 機といえば例の米国による制裁問題を抱えているわけですが, そのわりにバンバン発売されているのは何故なのでしょう?  いえ, 発売されるのはともかく一定のユーザーが普通に買っているのは何故なのでしょうか?  というのも, 現在年明け 2 月半ばまで設けられている猶予期間の恩恵に浴しているのは「制裁前に申請・発売された既存デバイスでの GMS 使用」であって, 早ければ その 2 月半ばで真っ当な Android 機として使えなくなってしまうからです。 P30 lite のような比較的低価格のデバイスならともかく, 50k 以上のミドルレンジやハイエンド機を「何時でも笑ってゴミ箱」できるユーザーは少ないと思うのですけれど…。 (^^;)

さらに, P30 lite や今回の nova 5T では 2 月半ばに Android 10 へのアップグレードを予定しているわけですが, それで GMS が使える保証は何処にもありません。 むしろ開発時期から考えて使えない可能性のほうが高いはずです。 それで何故巷の記事辺りでも, Android 10 の予定されている点がメリットとして挙げられるのか, 正直理解できません。 まあ, P30 lite はともかく, nova 5T 辺りでもギリギリ Android 10 への搭載も可能な申請タイミングだったのかもしれませんし, だからこその ある意味例外的なハイエンド SoC である Kirin 980 を擁しての登場だったのかもしれませんね。

そういえば, Android 10 が配信された段階で強制的にアップグレードされてしまうのかしら?  アップグレードの拒否が可能であれば, 少なくとも Android 9 として延命が可能なわけで…セキュリティー的に褒められたものではありませんけれど…。 「HUAWEI への会員登録が必要」という話も聞きますし, それなら そもそもアップグレード不可なので考える必要はないわけですが。 (笑)

●Dec.21,2019

Xiaomi Mi Note 10 購入...

 今月 9 日に Xiaomi が日本市場への参入を発表しました。 総合家電らしく炊飯器なども参入第 1 弾組として投入されたわけですが, その中で注目を集めたのがスマホです。 元々一部のユーザーが個人輸入等で入手の上好んで使用していたことから, 「どの機種が投入されるのか?」が最大の関心事だったわけですが, Xiaomi の選択は「Mi Note 10」でした。 「なんで この機種なんだ!!?」といった声も聞こえてきますが, 「カメラ特化 (1 億画素)」といった使えそうなセールスポイントがあったことと, 日本国内での回線バンドに広く対応していた…ということで, 余計な開発費用を必要とせず最小な追加投資のみで投入できる辺りが大きな理由だったのでしょう。 通販 (Amazon) のみの販路からも判るように, 今回は様子見なのでしょうから…。

ともあれ, スマホだけに「1 億画素」の額面を そのまま信じても仕方のないわけですが, その一方で各種レンズを取り揃えてと色々面白そうではあったことから, 先月 OPPO Reno A を買ったばかりではありますが, 表題どおり予約の開始された 9 日当日に Mi Note 10 を発注し, それが 17 日に届いています。 …と簡潔に書いてしまえば すんなり買えたように思えるわけですが, 実際には もう少し笑える事態に遭遇しています。 (笑)

 まずは予約ですが, 上述のとおり 9 日は夕方…終業直後の 17 時半前にオーロラグリーンモデルを発注しています。 グレイシャーホワイトも良さそうだったのですが, 実際に見てみないと特にホワイト系はハマったときが悲惨ですので今回は避けています。 納品予定は「12 月 16 日 ~ 19 日」…発売が 16 日なので妥当な線です。 これまでのパターンなら当日か翌日の 17 日には届くことになるでしょう。 …と, そこまでは良かったのですが…。 (^^;)

16 日…。 前日の 15 日に発送メールが来なかったので「ふむ。 フライング販売禁止な発売日当日になってからでないとダメなパターンかしら?」とか思っていたところへ, Twitter などで不穏な噂が飛び交い始めました。 「9 日に予約したのに未だ発送通知が届かない (多数)」「さっき (16 日) 買ったら, (30 分以内で) もう発送通知が来た」といった感じです。 はい?  予約組を差し置いて当日発注組へ先に発送?  いや, Amazon 的には十分あり得る話で珍しくもありませんが, 「Xiaomi の正規販売店 (それも Xiaomi の指名する専売店)」を名乗っていて それはダメでしょ?

それだけならまだしも, 16 日の発売日当日だけを見ても 53,000 円~61,000 円の間で提示価格が乱高下しだしたのです。 (笑)  ちなみに, 予約時の価格が 61,000 円くらいで, それが早々 58,000 円程度に…さらには 53,000 円レベルまで一気に 5,000 円値下げ…その後乱高下…といった感じです。 もはや滅茶苦茶で事態は完全に「価格ガチャ」です。 買うタイミングにより 8,000 円ほど変わるわけですから やっていられません。 ちなみに, これはグリーンモデルだけの話だったりします。 (^^;)

価格はともかく, どうやら発注し直したほうが早く届きそうなので, 16 日当日は始業前の 8 時半頃に一旦キャンセルの上発注し直しています。 (笑)  その結果は夕方に発送で翌日 17 日午前には届いたわけですが (本人は 50 km 彼方にいるので当然ながら家人受け取り。), 16 日の午後には多少なりとも予約組の商品も動き出したようですので, 予約したままと どちらが早かったのかは判りません。 ただ, 16 日の夜でも未だ発送されていない予約組の方がいたのは確かです。

はっきり言ってマーケットプレイスより事態は悪く, Xiaomi は完全に悪手を打ったと言えそうです。 少なくとも今回 Mi Note 10 (グリーンモデル) を予約した顧客は敵に回したことでしょう。 と言いますか, あの乱高下な状況で予約組の最低価格保証は機能したのかしら?  それ以前に「(予約組の) 発送タイミングで価格が変動」が可能なのかしら?  とりあえず現実的なのは「一律定価」辺りでしょう。 とはいえ「53,000 円の時点で発送されたのに 58,000 円の請求」というのも買ったほうが納得しないでしょうし…。 (^^;)  どちらにしろ Xiaomi の正式見解が必要なレベルだと思います。

…といったゴタゴタ話は置いておいて。 (笑)

 Xiaomi Mi Note 10 の大まかなスペックですが, Qualcomm Snapdragon 730G 2.2GHz, 6GB メモリー, 128GB ストレージ, そして 1080x2340 有機 EL FHD+ ディスプレー…といった感じになっています。 何と言ってもメイン 1 億 800 万画素センサーを擁する 5 レンズなカメラがウリのカメラ特化機種ですが, そちらについては巷の記事等に任せます。 いえ, カメラ小僧でもない者が何を書いたところで無意味ですので。 (笑)  色々賛否両論で書かれているようですが, 個人的な見解は「晴天時の屋外など 108MP を活かせる場面が少々あれば十分。 その画素数を活かした 2700 万画素モードが本命で, そちらは今後のソフトウェア処理に期待」といった感じです。

そういえば, この機種は外部ストレージが使用不可です。 しかし, 内部ストレージが曲がりなりにも 128 GB ありますので, 108MP でバンバン撮ったり動画を撮りまくったり, Kindle コンテンツを落としまくったりしなければ, かなり粘ってくれると思います。 ちなみに, 自身はメインの Apple iPhone 11 Pro (256GB モデル) でさえ 100GB と使っていませんので, 64 GB では足りなさそうなものの 128 GB もあれば十分だったりします。

筐体ですが, 74.2 x 157.8 x 9.67 mm の 208g と重さはともかく OPPO Reno A と ほぼ同じ大きさとなっています。 iPhone 11 Pro や ASUS ZenFone 5Z と並べてみると こんな感じです:

まずは上段画像ですが, 右隣の Reno A より 1~2 mm 長いものの ほぼ同じ大きさで, 右端の ZenFone 5Z より少し大きく, 左隣の iPhone 11 Pro からは さらに一回り大きくなります。 (iPhone はケース付き。)  ちなみに HUAWEI P30 lite は Mi Note 10 と ZenFone 5Z の ちょうど中間に入る大きさ (長さ) です。 そして下段左画像…。 今回買ったのはグリーンモデルなのですが, 見てのとおり裏面もガラス処理されているはずなのに意外と…といいますか全然照明を反射していません。 Reno A や P30 lite のように全体的に湾曲していないからなのですが, 照明の方向が合わないと このとおり随分暗く黒っぽい色に見えてしまうのでした。 カタログや巷記事の画像などから受けるイメージとは全く別物で, この辺りはユーザーによって好みが分かれそうです。

そして, 下段右画像は Mi Note 10 を上から撮ったところです。 筐体裏面が端のほうで湾曲しているのは良いとして, それ以上にディスプレー側が急激に湾曲しているのでした。 これがもう最悪で, 正面から見ると端のほうが (ガラスで) 偏光して違う色に見えるわ, 歪んで字が見にくいわ, しかも指が当たりすぎる…どころか当たってしまうのが常で誤操作のオンパレードになるわ…と, 良いところ無しです。 (笑)  少々持ちやすいのは確かですがデメリットが大きすぎます。

加えて 208g という重さ…重いです…死ぬほど重いです。 350g クラスの Fire HD 8 (第 8 世代) 辺りと同じくらいに思えるほど重いです。 (笑)  大容量バッテリーとのトレードオフなわけですが, その一方で意外とバッテリーの減りは速い印象を受けました。 というのも, 買って初期設定を行って AnTuTu ベンチ等を入れて 1 回ベンチマークを走らせた…といった程度で 50 %→23 % まで減ったからです。 実際の減り具合は別として, Reno A 辺りと変わらないイメージが定着してしまいました。 (^^;)

あ, そうそう。 上段画像の ZenFone 5Z (右端) だけホーム画面上アイコンの並びがおかしいのは, 先日 Android 10 へ上げたところ一部アクセサリーが削除されてしまったからです。 未だ「どれを置こうかしら?」と悩んでいるため, 歯抜けのまま放置されているのでした。

ホーム画面は以下のような感じ:

まずは左上画像。 Android 9 としては至極スタンダードで Reno A 辺りとも変わらない画面なのですが, 「戻る」ボタンが右な逆配置…それ以前に「ボタンが表示されている」という状況に耐えきれませんでした。 (笑)  なので, 速攻で右上画像のように「フルスクリーンジェスチャー」へ設定変更しています。 横画面対策に「ジェスチャーの再確認」を有効にするのは良いとして, 普通ならフルスクリーンジェスチャーでは「前のアプリに戻る」も有効にして左右からのスワイプでタスク切り替えを行えるようにするところですが, 何しろ誤操作の温床なラウンドディスプレーなので, ここはオフにしておくのが吉です。 いえ, 説明のとおり本当に「長めにスワイプ」で切り替えなら良かったのですが, これが誤操作レベルの「ほんの少し指が滑る」程度でも切り替わってしまうのですよ。 これでは使えません。 (笑)

 OS 方面は以下のとおり:

Android 9 ベースではあるものの Xiaomi 独自となる MIUI Global 11.0.5 が載っています。 比較的最近に夜間撮影などの改善が図られたパッチは登場しているものの, それが反映された版なのかは判りません。 10 月 1 日というパッチレベルからは それより古い印象を受けますが, 少なくとも初期設定時から この 4 日間でアップデートは発生していません。

 さて, 毎度ながらデレステを試してみます:

「Snapdragon 710 より全般的に能力の向上した 730 の, さらにグラフィック周りを強化した 730G」というわけで, 「710 に対して どれくらいアドバンテージがあるのか?」を試すのが今回の主旨です。 そのキモは「3D リッチに対する耐性が どれくらい強まったか?」です。 710 な OPPO Reno A では 3D リッチでのプレーは可能ながら, 裏タスクの影響を受けやすくプレーの継続が辛い場面も多々…といった状況でした。 それが多少ながらも改善するのであれば普通に 3D リッチでのプレーが可能になるからです。 ミドルハイ機ながら感覚的にはハイエンド機に近くなるわけで, その違いは大きいですから。

というところで上の画像ですが…見てのとおり, Mi Note 10 も Reno A 同様全画面には対応していません。 「システム自体は可能でもデレステは適用不可」という点も同じで, 全画面を指定しても やっぱり勝手に標準表示へ切り替わってしまいます。 なので, 当然ながらノッチ部分の黒塗りとなった実質 2266x1080 な画面サイズとなります。 比率の関係から背景の左右が黒塗りとなるのは, ZenFone 5Z/ZenFone 5 を始めとした Android 版お馴染みの現象 (仕様) です。 それはともかく, 2D 画面では Snapdragon 845 な ZenFone 5Z と全く遜色なく動作します。

あ, 右側が黒塗りなのは, スピーカー位置の関係で「左側を上にして表示」な設定にしているからです。 先月の記事の時点では そうなっていませんが Reno A 辺りも同じで, こうしないと指がスピーカーを塞いでしまって音が聞こえなくなってしまうのでした。 普段がステレオなだけにモノラルは辛いです。 (^^;)

続いては Live 前のタイミング調整:

まずは左上画像ですが, 調整画面をクリアーした結果は 7 と ZenFone 5Z 辺りと比べても随分小さい値となっています。 ノーツ側処理と音が完全に同期しますので値自体は どうでも良いわけですが, 小さい数字だと より安心感があります。 (^^;)  低スペック機では ±10 辺りの値でも違和感が生じたりしますが, もちろん そのようなことはありません。 一方の右上画像, 今回の主旨であることから お勧めを無視して 3D リッチを選択します。

それでは, 実際に Live を行ってみます:

結論から言いますと, 「730G (=7X0)」というナンバリングから受けるイメージとは裏腹に, 710 な Reno A とは一線を画す, むしろ 845 な ZenFone 5Z に近い体感を得られます。 裏タスクでキャプチャーを撮っていようがカクカクすることなく 3D リッチプレーが可能で, 「下手をすると ZenFone 5Z のほうがカクカクしていたのではないかしら?」と思えるくらいでした。 流石に それは勘違いか状況によるもので 845 並みの動作を期待するべくもないのですが, 少なくとも「ちょっと前のハイエンド機並み」というのは誇張でも何でもない事実のようです。

そして, 9.67 mm という分厚さが逆に功を奏しているのか, 親指プレーの敵でしかないようなラウンドディスプレーにもかかわらず, 上画像のとおり『Stage Bye Stage』マスターを初回でフルコンボ出来るくらいには普通にプレーできるのでした。 正直これは意外でした。 (笑)

さて, 『S(mile)ING!』の Live です:

今回も「AZ Screen Recorder」を使用した動画キャプチャーを行いながらのプレーとなっていますが, 「710 より上」というわけで, FHD レベルは無理として少々大きめな 1560x720 60 f/s を選択しています。 未だ解像度が低めなので FHD 以上の画面で表示するとブロック化したように見えてしまうのは仕方のないところです。 それはともかく, 流石に 845 な ZenFone 5Z のようにはいかないようで少々劣化は激しくなっています。

というわけで, 動画キャプチャーを行いながらの 3D リッチ設定な Live でも, Snapdragon 845 な ZenFone 5Z に比較的近い快適プレーが可能なくらいには動作する…といった結果となりました。 「ミドルハイの 7X0」の範疇に入る SoC ながら, 730G 辺りより上であればデレステくらいは意外と普通にプレーできそうです。

 最後にオマケ…:

最初, アクセサリーを使って動画の静止画を撮ろうとしたのですが, 動画を止めると左上画像のように画面中央に再生マークが表示されてしまうのでした。 さらに特定フレームで止めようとゲージを表示させると, 右上画像のように半分くらいがメニュー等で隠れてしまい画面の確認自体行えなくなってしまう始末です。 はっきり言って簡易編集どころか再生ツールとしても使い物になりません。

あと, Xiaomi 機の場合, Xiaomi 謹製のアクセサリー等では必ず宣伝広告が表示されます。 それも画面のあちこちで頻繁に…。 低価格版の Kindle Fire ならいざ知らず「何で 6 万も出して買った機種で宣伝を見なきゃならないのか!?」状況で, しかも HUAWEI 機と同じく通信時には必ず数秒~十数秒のラグが発生します。 もう「何か裏でやっている」としか思えない挙動の上, 広告表示自体が それを肯定していますので, そういった方面では「HUAWEI 製品よりヤバイ」と言えるでしょう。 あの自称「セキュリティ」アクセサリーも怪しいのですが, 残念ながら当該アプリを削除することは出来ないのでした。 (笑)

 …といった感じで, Xiaomi Mi Note 10 がカメラ特化であることは確かですが, それを除いても普段使いどころかデレステ辺りであればゲーム用途でも十分使える機種である…と言えそうです。 もちろんハイエンド機ではないのですから, 「845 機並みとはいかない」点は頭の隅ででも押さえておく必要があるでしょう。 その一方で, 先にも書いたとおり Snapdragon 636 な ZenFone 5, 同 630 な ZenFone 5Q, そして 632 な ZenFone Max (M2) といったミドルレンジ機どころか, 710 な OPPO Reno A と比べてさえ一線を画しているのは確かです。

さて, 「OPPO Reno A, Xiaomi Mi Note 10 の 2 つが揃った。 あとは Mi 9T Pro…は回線バンド対応がアレで使い物にならないから, HUAWEI nova 5T か。」 (一体何のフラグ…。 ^^;)

Jan.3,2020 追記

 巷の製品で そのようなことは発生していないと思いたいのですが, こと手元に届いた Mi Note 10 については, 汚損だか研磨し損ねだか判らないものの, 開封時の時点で既にディスプレー及び筐体の中央部以外…つまり端全体がカメラ類を含めて激しく汚れてしまっていました:

画像ではカメラ類辺りは大丈夫そうに見えますが, これは単に拭きまくった直後だからで, しばらくすると画像右端 (筐体上部) と同じレベルへ戻ってしまいます。 (^^;)  拭こうが磨こうが洗おうが全く落ちる気配はなく, カメラ類も全滅で撮影結果に影響する始末だったりします。

余りの酷さから, Xiaomi について「製品管理能力皆無」と認定し購入 5 日で半ゴミ箱行きの お蔵入りとなりました。 購入後 1 ヶ月となる 1 月半ばを過ぎたら, 車両用ケミカル用品の あの強烈な柑橘系糊落とし液を試してみようと思います。 筐体もタダでは済みそうにありませんけれど…。 (笑)

あ, 「洗う」といっても丸洗いなどはしていませんよ?  それこそ壊れてしまいますので。 (^^;)

●Dec.14,2019

iPhone 上での動画キャプチャー変遷まとめ...

 「iPhone 単体でキャプチャーを行った動画のクオリティーは如何ほどかしら?」という興味から, この 1 年の間に何度かデレステをネタにして試してみたわけですが, その間に iOS 12 から iOS 13 へと版が上がったこともあって, 動画の作成方法自体が頻繁に変わる状況となっています。 もはや新旧環境間での比較を行う意味はないほどの状況なのですが, せっかくなので備忘録代わりに変遷を簡単に纏めておくことにしました。

各環境で共通する点を お復習いしておくと, 動画キャプチャーを頻繁に使用するようになったのが iOS 12 以降…ということで, キャプチャー自体は「画面収録」機能で行っています。 そこから写真アクセサリー上でトリミングを行い, 必要があれば さらに InShot などで編集を行う…という手順で動画が作成されています。 例外は LumaFusion で, 当該アプリを使用している場合については, トリミングも LumaFusion 上で行っています。 (つまり写真アクセサリーは使われない。)

そして ここが重要なのですが, あまり高クオリティーな動画となっても問題がありますので, iOS 13 環境になってからは, あえて多少なりともクオリティーが下がる方向で動画を作成しています。

というわけで, 最近の環境から見ていくことにします。 各項目名をクリックすると その環境での代表的な記事へ飛ぶことが出来ます。 上の冒頭記事タイトルをクリックすると同じジャンルの記事一覧へ飛べます。

 まずは iOS 13 環境です。 iOS 12 では圧縮重視だった「画面収録」機能による動画キャプチャーですが, 圧縮が強めだったのと それによる高負荷が意外と馬鹿にならず, Apple iPhone XS は まだしも, iPhone 8 でさえ 鑑賞に堪えないほどブロック化の激しい動画しか撮れなかったのが実情です。 「それではダメだ」と Apple も思ったのか, iOS 13 では圧縮率を大きく下げてファイルサイズ (3 倍以上) を犠牲とする代わりに, 負荷の低減化と撮れた動画の高クオリティー化が図られています。

 ・iPhone 11 Pro (iOS 13) + LumaFusion 2.1.1 (H.264 1920x886 (886p) 60FPS 12Mbps)

LumaFusion 2.1 で漸くといいますか iPhone 11 Pro など X 以降最新デバイスまでのアスペクト比に対応しました。 その一方で, 過去の版で選択できた設定 (アスペクト比や圧縮率の組み合わせ。) を指定できなくもなっています。 実は その古い設定のほうが有利なケースもあったりするのですが, 指定できないのでは仕方がありません。

2.1 を使用する上で注意が必要なのは, 「2.1 以降では 2.0 までで使用していたものより一つ上の解像度を選択しないと同等の動画が作成されない」点です。 なので, ここでも 2.0.4 の頃と同レベルの解像度である 1560x720 ではなく, 一つ上の 1920x886 で動画を作成しています。

左上の『Stage Bye Stage』の MV 動画のみ少々カクカクしているのは, オートメーション用に Siri を有効としてあったためです。 当該動画と同じメンバー (と衣装) で登場する以降の『Stage Bye Stage』も同じです。 何しろ同じオリジナルキャプチャー動画から作成されていますので。 それはともかく, アプリにかかわらず「カクカクするなぁ…」と思ったら, まずは Siri を疑ってみてください。 (^^;)

 ・iPhone 11 Pro (iOS 13) + LumaFusion 2.1.1 (H.264 1560x720 (720p) 60FPS 12Mbps)

あえて 2.0.4 までの頃と同じように一つ下の解像度を選択して作成してみた動画です。 基本的には同じレベルではあるものの, 旧版の 900p に対して 720p と 1 ランク下の設定でエンコードが行われているのと, 1560x720 と旧版の 1600x726 より解像度の下がった点が想像以上に影響しているのか, FHD 以上の画面で再生する場合にはクオリティーの低下に繋がってしまっているようです。

解像度が下がっているわりに, 出来上がるファイルサイズは 217MB と 1920x886 な動画 (218MB) と 1MB しか違わないことから, 無理に下の解像度を選択する必要はないでしょう。

 ・iPhone 11 Pro (iOS 13) + LumaFusion 2.0.4 (H.264 1600x726 (900p) 60FPS 12Mbps)

「InShot で出力した 30FPS な動画でゲームの画面を扱うのは辛い」というわけで, 同じく音ズレを回避しつつ 60FPS での出力も可能な LumaFusion アプリへ 10 月に移行しています。 ただ, この頃の 2.0.4 では iPhone X 以降のアスペクト比に対応していなかったことから, 一番近いアスペクト比となる「2.2:1 Todd-AO」を選択する必要がありました。 さらに, 本来使用したい FHD レベルの 1920x872 で出力を行うと, オリジナルの 350MB を遥かに凌駕する 450MB まで肥大化してしまうことから, 1 ランク下の 1600x726 とすることで 230MB までサイズを抑制しています。

Siri を有効としていた頃にキャプチャーした動画を編集して作成されていることから, 程度の差こそあれ一覧している 9 つの動画全てがカクカクしてしまっています。 それでも iPhone 11 Pro だからこそ これくらいで済んでいるのであって, iPhone 8 は ともかく iPhone XS では Siri は切ったほうが良いでしょう。 切らないと とっても悲しいことになります。 (^^;)

ともあれ, この段階に至り音ズレを全く気にすることなく 60FPS な動画を作成することが可能となりましたので, 以降 LumaFusion を常用していくことになります。

 ・iPhone 11 Pro (iOS 13) + LumaFusion 2.0.4 (H.264 1600x726 (900p) 60FPS 6Mbps)

LumaFusion で動画を作成すると, iOS 12 環境のものに対して 2.5~3 倍なサイズの動画となってしまうことから, iOS 12 + iPhone XS で撮った動画と似たようなサイズとすべく 6 Mbps な動画を作成してみたものです。 12 Mbps の動画に比べると倍の圧縮率となっているだけあって さすがにクオリティーは低下していますが, それでも iOS 12 のものよりは劣化具合がマシですので, さらにサイズを抑制したい場合は この設定を使用することになるでしょう。

 ・iPhone XS (iOS 13) + LumaFusion 2.0.4 (H.264 1600x726 (900p) 60FPS 12Mbps)

iPhone XS と 8 ほどの差はないとはいえ, iPhone 11 Pro と XS には それなりの差があることから, 「iPhone XS で同じように動画を作成するとどうなるのか?」を試すべく作成した動画です。 低圧縮化による負荷軽減が効いているのか, iPhone 11 Pro と殆ど変わらないクオリティーの動画となっています。

その一方で, iPhone XS では iOS 13 化による処理能力ガタ落ちが発生していることから, もはや悲惨と言えるほどのカクカク…いえ, ガタガタの動画となってしまっています。 その酷さはネットサーフィンなど通常の操作時でさえ処理がカクカクになるほどで, バッテリーのへたった iPhone 8 のほうがサクサク動作する始末だったりします。 はっきり言って iOS 13 な iPhone XS は お勧めしません。 (^^;)

 ・iPhone 8 (iOS 13) + LumaFusion 2.0.4 (H.264 1600x900 (900p) 60FPS 12Mbps)

「iPhone XS で 11 Pro と同等の動画がキャプチャーできるなら, iPhone 8 では どうなのかしら?」と作成してみた動画です。 iOS 12 の頃と比べてファイルサイズは 8 倍になってしまうのですが, クオリティーの向上は圧倒的で, 実は これまた 11 Pro と あまり変わらなかったりします。 が, デバイスの画面サイズが「1334x750」と低解像度なのは如何ともし難く, FHD クラス以上の画面で再生すると随分粗が目立ってしまいます。

そのため「せめて再生時での拡大化は避けたい」ということで, たまたまファイルサイズが全然変わらないこともあって, 画面サイズより 1 クラス上の 1600x900 な解像度を指定して動画を作成しています。

 ・iPhone 11 Pro (iOS 13) + InShot (H.264 1920x886 30FPS 12Mbps)

iOS 13 化で大きくクオリティーの向上した「画面収録」による動画キャプチャーですが, その一方で少なくとも手元の環境では 100% 音ズレを避けられなくなってしまいました。 70 回撮り直してもダメでしたので, もう「100%」で良いでしょう。 (笑)  それはともかく, これでは使い物になりませんので, iPhone 11 Pro 購入から 1 ヶ月弱については, 昔から使っていた InShot で動画を編集することにより音ズレを回避していました。

このアプリを使用する場合の最も大きなデメリットは「30FPS な動画しか作成できない」点でしょう。 屋外での日常風景などの撮影なら それでも大丈夫なのですが, さすがにゲームのプレー画面をキャプチャーするのには辛く, 当然ながら「高速紙芝居」とでも言えそうな動画になってしまっています。

その一方で, 最も圧縮されていない形式でもあることから, 実は InShot で作成した動画が一番ブロック化は少なかったりします。 イメージとしては「『画面収録』で撮った 60FPS 動画を単純に半分フレームを間引いて表示」といった感じでしょうか?

ちなみに, InShot で編集した動画については その後 LumaFusion で編集したものへ差し替えていますので, 上の項目名をクリックして飛べるリンク先の記事も 60FPS な動画となっています。

 続いては iOS 12 環境です。 先に書いたとおり iOS 12 環境の「画面収録」機能でキャプチャーを行うと圧縮率重視な動画が作成されます。 その圧縮処理の負荷による影響は意外と大きく, iPhone XS では影響が小さいものの iPhone 8 ではデレステの負荷自体が高いこともあって, すでにキャプチャーの難しい事態へ陥ってしまっています。 その「負荷の高さ」も影響して「音ズレ」現象の発生頻度は高いのですが, この頃は iOS 13 環境と異なり, それでも「5~10 回も撮り直せば何とか 0.2 秒程度のズレで済む動画を撮れる」状況だったことから, 別途編集ソフトを経由させることは行っていません。

ただ, この問題を抱える動画については, 特に Windows 10 環境では「1809→1903 など OS の版が変わる都度ズレの程度も変わる」のが難点で, 1903 以降に至っては, 酷いものでは 0.5 秒以上ズレてしまい鑑賞に堪えなくなってしまいました。

iOS 13 環境も そうですが, 手元の iOS 12 環境は InShot インストール済みである点の影響している可能性があります。 特に iPhone 8 については「元々 InShot インストール済みの iOS 11 環境をアップグレード」した環境なので, 純粋な iOS 12 環境とは結果や状況が異なるかもしれません。

 ・iPhone XS (iOS 12) + 写真アクセサリー (H.264 1920x886 59FPS 5Mbps)

5 Mbps まで圧縮されている上に その処理の負荷が影響して, どれも かなりブロック化する結果となっています。 ただ, それでも iPhone XS では鑑賞可能なレベルに収まっているのは幸いでした。 音ズレについては, 上で書いたように どの動画についても 0.2 秒ほどはズレているわけですが, 特に酷いのが『S(mile)ING!』の動画で, 手元の 1809 環境までは音ズレなしだったのが, 1903 以降 0.5 秒以上もズレてしまい鑑賞に堪えなくなってしまっています。

LumaFusion で編集すると音ズレなしの動画を得られますが, 元々比較的ブロック化の激しい動画を さらに劣化させることになり, 結果として鑑賞に堪えない動画となってしまうのでした。 なので, iOS 13 環境と異なり動画の差し替えは行っていません。

 ・iPhone 8 (iOS 12) + 写真アクセサリー (H.264 1334x750 59FPS 3Mbps)

iPhone XS では鑑賞可能な動画を得られていた iOS 12 環境での「画面収録」機能によるキャプチャーですが, iPhone 8 ともなると流石に能力不足なのか, ブロック化が激しくカクカクした鑑賞には辛い動画となってしまいます。 さらに 1334x750 という解像度の低さが拍車を掛けて, FHD クラス以上の画面で再生すると粗が一層際立ってしまうのでした。

 おまけで Android 環境のものを挙げておきます。 御存知のように Android 環境では内蔵音を録ることは出来ませんので, 得られるのは無音の動画となります。 (外部音での録音は行っていない。)  使用アプリは定番の「AZ Screen Recorder」で, 1922x924 60 f/s 設定でのキャプチャーとなっています。

 ・ZenFone 5Z (Android 9) + AZ Screen Recorder (H.264 1922x924 56FPS 16Mbps)

16 Mbps と圧縮率が低い上に音なし, さらに Snapdragon 845 な ASUS ZenFone 5Z ということもあって, iPhone 11 Pro 以上にブロック化が皆無な動画となっています。 外部録音を何度か試した限りでは, 音ズレはしないか, したとしても頻度は低いと思います。

 …といった感じで ここ 1 年の動画キャプチャー環境が変遷しています。 次の iOS 14 で どうなるかが鍵となるものの, 少なくとも画面収録で iOS 13 レベル以上の動画さえ撮れるのであれば, 現状の LumaFusion を使用した手順から変更する必要はなさそうです。

●Dec.08,2019

LumaFusion 2.1.1 での動画編集...

 iPhone や iPad といった Apple デバイスで作成した動画を Windows PC で再生すると必ずと言って良いほど発生する音ズレですが, トリミングなどの編集を LumaFusion で行うと避けられるようになる点については 2 ヶ月ほど前に書いたところです。 ただ, さすがに完璧とはいかないようで, 音ズレを回避できることに比べれば極々些末なのではありますが, やはり多少の難点というものは存在します。

その中で一番大きなものは「トリミング外の音声が含まれてしまう」点です。 大抵の動画では冒頭と末尾の余計な部分を除くようにトリミングするわけですが, なぜか音声については それより若干範囲の広い部分がデーター化されてしまうのです。 それだけなら良かったのですが, これが環境によって…特に Windows PC 上では その範囲外の部分も含んで再生されてしまうのです。

当たり前の話ですが, プロジェクトへの読み込み時にトリミングを行って除いた部分は以降編集範囲外ですから, 冒頭と末尾でフェードイン・フェードアウトを行うようにしたところで, 範囲外部分のボリュームが操作されることはありません。 結果として, 動画を再生する際に その範囲外の音声が再生されることになってしまうのでした。 さらに, 再生される範囲外音声の長さは不定ですので, 運が悪いと冒頭に大音響ノイズが入ってしまうことになります。

この現象…, iOS の写真アクセサリーでトリミングした動画を iOS 上で再生する場合でも たまに発生しますし, iOS 12 までは全く含まれなかったはずの「録音開始音」が iOS 13 で入るようになったところからすると, iOS 13 のバグなのではないかと思います。 その原因として一番関係していそうなのは, 「ベーススナップショット + 差分」なファイル構成になったことでしょうね。 それが iOS 13 でのコーデック変更で表面化したのでしょう。

次に大きなものは「H.265 を選択できない」点ですが, これは Windows PC 側…といいますか, iPhone などを繋いだ際に導入されるドライバー周りが H.265 に対応していないからでしょう。 御存知のように iPhone などから PC へ動画等のファイルを転送した場合, iOS 12 以降では「オリジナルのファイル (=ベーススナップショット)」と「編集後のファイル (=差分を適用したファイル)」の 2 つが作成されます。 実際に その処理を行っているのが iOS 側なのか PC 側 (ドライバー内) なのかは判りませんが, その処理ルーチンが H.265 を扱えないせいで, 「ストリーム自体のファイルサイズが表示される」「ファイル自体を読もうとした時点でエラーとなる」「一度エラーが発生するとデバイスを繋ぎ直さない限りデバイス自体読めなくなる」といった現象が発生するのだと思います。

 それはさておき, 長らく iPhone X 以降の画面サイズに対応していなかった LumaFusion ですが, 漸くといいますか, バージョン 2.1 で iPhone 11 Pro までの画面サイズに対応しました。 逆に扱えなくなったサイズなどもありますので, 以前の記事で挙げた動画のオリジナルを使って, 現行バージョンである 2.1.1 を使用して改めて動画を作成してみることにしました。

まずはプロジェクトの作成です:

まず左上画像ですが, 以前は最も近いアスペクト比である「2.2:1 Todd-AO」を選択していたところですが, 今回は ちゃんと 11 Pro のアスペクト比を選択できますので, 以前の比率表示でいえば「2.17:1」に相当する「19.5:9 New iPhone Landscape」を選択します。 さらに右上画像のように実際に使用する部分でトリミングを行ってプロジェクトに取り込みます。 自身は この時点でトリミングを行っていますが, 取り込んでからトリミングを行ったほうが細かく指定できて便利だと思います。 個人的に そちらで行っていないのは「操作が煩わしい気がする」からです。 (^^;)

 取り込んだら編集・加工を行います:

左上画像ですが, この例ではフェードイン・フェードアウトを入れているわけですが, 先に書いたとおり入れたところで範囲外の音声が含まれてしまいますので被さる部分の長さは適当です。 真面目にやったところで無駄ですので…。 反対に全く入れないと それこそ大音響ノイズが入ってしまいますので, 多くは 少なくとも冒頭にフェードインを入れることになります。

次に右上画像。 出力を選択すると動画の形式を聞いてきますので 60FPS の H.264 を選択します。 解像度は, iPhone 11 Pro のアスペクト比である「1920x886 (886p)」を選択します。 ファイルサイズが全然変わりません (せいぜい 1MB ~ 5MB。) ので, 今回は一つ下の「1560x720 (720p)」は選択していません。 画質は同じ「標準 (12Mbps)」にしておきます。 H.265 並みとしたいなら 25Mbps を選択することになります。 ただし肥大化が悲しいことになりますので, 御覚悟を。 (^^;)

 …といった感じで作成した 60FPS 動画を, 以前の LumaFusion で編集した動画と比較すると こんな感じです:

先に書いたとおり『Stage Bye Stage』の MV 動画で, 右下の Live を除いた 3 つは同じオリジナル動画から作成されています。

まずは上段画像です。 左が現行の LumaFusion 2.1.1 による 1920x886 60FPS 動画, 右は以前の版 (2.0.4) による 1600x726 60FPS 動画で 10 月の記事において作成したものです。 実際に観比べてみると判るのですが, 解像度が 1 段階異なるにもかかわらず期待するほどの差はありません。 自身に限っていえば PC の画面が FHD (1920x1080) なので, 再生時の拡大縮小を伴わない分現行側が綺麗に表示されるくらいです。 というのも, 左が 886p 相当なのに対して右は 900p 相当と殆ど差がないのでした。 それは両者とも 218MB…というファイルサイズにも表れていて, 基本的に同じものが作成されているのでした。

ちなみに, 現行の 2.1.1 で一つ下の解像度である「1560x720 (720p)」を選択すると, 左下画像のように 217MB と これまた ほぼ同じレベルの動画が作成されます。 せいぜい 1MB ~ 5MB 程度しかサイズは小さくならず, それでいて解像度の低い分 FHD 以上な画面で再生すると拡大しすぎによるクオリティー低下が発生…とデメリットのほうが大きくなりますので, 素直に一段上のサイズを選択しておけば良いでしょう。

下段右画像は同曲の Live 動画です。 GRAND でないと 6 人目以降がランダム選択の上ベース衣装となって残念なことに…といった辺りは置いておいて, ノーツなどのクオリティーが現行によるもののほうが下がっている気がします。 気のせいなら良いのですけれど…。 あ, そうそう。 この Live 動画でホームインジケーターが表示されていないのは, アクセスガイドをオンにしているからです。

余談ですが, トリコロール編成はステータスを揃えられないと本当にスコアが伸びませんよね。 この動画で使用している編成も, ビジュアル, ボーカル, そしてダンスの 3 つへ見事にステータスが分散していて, センター効果 (唯はトリコロール・メイク) の上にトリコロール・シナジー (奈緒, 蘭子), ライフスパークル (莉嘉), そしてスキルブースト (みく) と 4 つのスキルが ちゃんと乗っていても, 低スコアはそのままです。 せめてもの抵抗はトリコロール・ボイスな凛をセンターに据えることですが, 大してスコアは変わりませんので, そこまではしていません。 (笑)  あ, 唯や凛など「トリコロール・○○」なセンター効果もちは, どの娘も「COMBO ボーナス」スキルとなっています。

 最後に, おまけで動画をいくつか上げておきます:

上段左から『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』,『Love∞Destiny』, そして『Gossip Club』の動画です。 これらが現行版で作成したものなのに対して, 右下の『無重力シャトル』は 10 月の記事で旧版を使用して作成された比較用動画です。 上段 2 つが専用衣装ものということで比較用としては『Yes! Party Time!!』にしようかと思ったのですが, (あちらが) カメラワークは激しいわ紙吹雪は飛びまくるわ…と少々ハンデが強そうでしたので, 今回は『無重力シャトル』を選択しています。

脱線しますが, 上段 2 つ『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』と『Love∞Destiny』の動画を続けて観て思ったのが「美穂の声が全然違う~」という点でした。 前者において普段と異なる声で歌っていて, 周子辺りも程度こそ違えど同様で, 曲によって そういったケースは少なくないのですが, この 2 つが あまりにも両極端といいますか変化が大きかったもので…。 (^^;)

 …というわけで, 2.1 以降の LumaFusion においては, 余計なことを考えず素直に基本サイズの「1920x886 (886p)」を選択して動画を作成すれば良いと解りました。 大きく影響する変化は発生していないので良いのですが, 作成される動画の頻繁な仕様変更は避けて欲しいところですね。