Windows Home Server 2011 上でパンヤ...
木曜に行われた『スカッとゴルフ パンヤ UNITED』のメンテナンスで, グラフィック周りの仕様が DirectX 8.x ベースから DirectX 9.0 ベースへ引き上げられました。 9.0 に上がるとイメージが綺麗になったり多くの環境で描画が速くなったりとメリットは大きいのですが, 古い PC だと GPU やボード, ドライバーなどが DirectX 9.0 に対応していずソフトの実行すら不可能となってしまう可能性があります。 そして実際そういった環境の発生は避けられないのでした。
一方, 「一部の描画がおかしくなった」といった環境も同様に存在します。 殆ど気にならない程度から実質ゲームにならない程度まで色々ですが, その中で「人物や障害物など特定のオブジェクトが黒抜きとなる」といった不具合の話題が Twitter で上りました。 GMA 950 や GMA 3000 といった比較的古めの Intel 系 GPU のみ発生する不具合で, Windows Vista だと発生する現象です。 Vista では GDI 方面が全て CPU で処理されるなど同じ WDDM 版ドライバー (しかも同じものであるケースが多々。) を使用していても Windows 7 とは少々状況が異なりますので, その辺りからくる処理構造の違いが影響しているのでしょうね。
「Windows Vista である限りダメ」となれば別の OS を使用するしかありません。 その場合, 現在であれば普通は Windows 7 へ乗り換えることになります。 が, 7 は少々お高かったりするので「Windows Home Server 2011 って使えないの~?」といった話が出たのでした。 ちなみに話に参加している面々はみんな Windows 7 もちです。 つまりは ある意味無責任なネタ振りでしかありません。 (笑) それはともかく, 実験したことがなかったので, UNLHA32.DLL と LHMelt の動作確認を兼ねて試してみることにしました。
…というのが土曜の話だったのですが, いつもは時間は掛かれども特に問題なく終わるはずの ISO イメージのダウンロードに苦労しました。 なぜか IE 9 は Active X をインストールさせてくれないわ, Firefox 等だと必ず途中 (しかも 4.2GB 中 4GB とか。 ^^;) にタイムアウトで失敗するわ…。 何とか Active X を入れて落とし終わったのは日曜の昼前でした。
とにもかくにも落とし終われば即インストール…ということで VMware Workstation 8 上でゲストを作成しインストールを開始したところ, 「あれ? これは英語版ではないかのう? …ま, いっか。」 と, 英語版になってしまったのは ご愛敬です。 Windows Developer Preview と異なり, 製品版である こちらはインストールするアプリが日本語版でも全く問題ないのですから。 英語版を 1 秒了承して画面を見てみると何やらエラーで止まっていました…「この環境にはインストールできませんがな」とか何とか。 とりあえずログを見てみると空き容量が どうとか申告していますが, 必要容量として示されている その数字が HDD 容量の 9 割だったりと何か変です。 「おお, そうじゃった。 WHS 2011 には 150GB HDD, 2GB RAM の縛りがあるのじゃった…。」 まぁ, SSD でも使っていない限り実機で この辺りに引っかかるケースは少ないことでしょう。
ついつい いつもどおりゲストを作成してハマりましたが, ゲストの設定をし直してインストールをリトライしたところ無事ホストのチェックは通過しました。 (これは当たり前。) そしてプロダクトキー入力の段階になって判明した重大な事実…「キーがないっ!!」 そうなのです。 苦労していただけにダウンロード終了で満足してしまいキーの取得をすっかり忘れていたのです。 大慌てで MSDN でキーを仕入れて入力終了, 無事インストールが継続されました。 (笑) そのまま最後まで進んだわけですが, パスワードの決定・入力は求められたもののアカウントの作成は求められませんでした。 そう…当たり前といえば当たり前の話ですが, この辺りから WHS 2011 と Windows 7 の違いが少しずつ その牙を剥くのです…。 (^^;)
さて, 本来なら「極力 Windows 7 に近づける」べく作業を行うところですが, 今回の実験は あくまでも「パンヤのプレー」ですので, その辺りへ向けて必要・不要なものの別に拘ることなく適当に作業することとします。 とにもかくにも まずは Windows Update でのパッチ当て。 う~ん…多いような少ないような…。 む。 .NET Framework 方面は どうしても複数入ってくるのね…。 続けてウイルス対策ソフトのインストール…といきたいところですが, 数時間で消される運命ですので華麗にスルーします。 入れるとなるとサーバー OS だけに引っかかる方は多いでしょうね。 オンラインゲームをやろうというのですから ちゃんと入れておきましょう。 ちなみに, 動作確認等で長期使用するなら私は手持ちのクライアント・サーバー両刀使いソフトを導入します。 (^^;) >適用可能台数が まだ余っている
パッチ当ても終わりましたので この辺りでアカウントの作成をしておきます。 インストールの際に作成を行っていませんので存在するアカウントは Administrator のみです。 このままで使う方も多いと思いますが, とりあえず別の管理者アカウントを作成した上で Administrator については無効化しておきます。 作ったアカウントの初期設定を行うため一旦ログオフして今し方作成したアカウントで入り直します。 ついでに標準ユーザーも適当に作成しておきます。 こちらは Windows 7 のノリで作成する方も作成したい方も意外と多いことでしょう。
すっかり忘れていましたが, ここで VMware Tools をインストールしておきます。 一応実機を想定しての実験ですので, 多少なりとも それに近い環境にしておかないと Aero や HD Audio を試せません。 「入らない可能性が 5% くらいあるかしら?」と思いつつも何も起こることなくインストールは終了。 再起動後に もう一度管理者アカウントでログインし Aero とサウンドサービスの有効化を行います。 Aero は ともかくサウンドのほうは管理ツール等を使用することになるわけですが, この辺りは使用したことのある方も多いことでしょう。
いつものとおりブルー系設定となっています。 壁紙はサーバー組で おなじみの警告文壁紙。 ちゃんと頭に入れておきましょう。 WHS 2011 はサーバー OS です。 (笑) 画面周りの設定も終了しましたので, 今度は標準アカウントの初期設定を行うべく標準アカウントで入り直します。 そして ここから罠が作動し始めるのでした…。 (^^;)
英語ですが何のことはない「標準ユーザーではローカルログオンできないのじゃ!!」と怒られているところです。 そう。 サーバー OS では標準ユーザーはリモートでしかログオンできないのでした。 というわけで, ローカルポリシーで手っ取り早く当該ユーザーのローカルログオンを有効にして再度入り直します。 この辺りを自力で解決できない場合は諦めたほうが良いでしょうね。 (^^;)
パンヤのインストールには管理者権限が必要となるわけですが, Vista 以降では標準ユーザーのままでも大丈夫ですので Win 7 のノリで そのまま行うことにします。 UNITED のインストール自体は特に何も引っかかることなくサクッと終了。 そのままパンヤを起動します…ところが:
中身は異なるものの同じエラーが何度も何度も何度も表示されます。 何かというと何のことはない信頼されていない URL について拒否されているだけです。 WHS 2011 はサーバー OS なのでインターネット周りのセキュリティ方面が最高設定で固定されているのでした。 固定されていますので, 設定にしろ URL にしろ全て個別に対応するしかありません。 その都度吟味して必要なら当該 URL を通すようにしましょう。 「とりあえず全部登録」でも良いですが間違っても「そのまま」としないように!!
単調作業が続いて辟易してきますが, その通過儀礼を経れば ちゃんとパンヤが起動します。 そのままプレーしても良いのですが, その前に適当にイベント画面を確かめることにします。 結果は…:
多くのイベントは Web を利用した画面構成となっていますので, ここでも URL 拒否の洗礼を受けます。 当分はイベントの度に遭遇することとなるでしょう。 あ, そうそう。 拒否した URL については警告が表示され続けますので, 場合によってはプレーに支障が出るかもしれません。 あと, 現在は大丈夫ですが, プロテクトの変更などに伴って将来的にはアップデートや認証等ですら拒否されるかもしれません。
あれこれと罠が発動しましたが, それを乗り越えさえすれば記事トップ右側画像を見てのとおり普通にプレーが可能となります。 ええ, プレーはできます…確かにできますが…「こんなに苦労してまでプレーするの? パンヤだけではなく他のゲームどころか ありとあらゆるサードパーティーのソフトで同じ目に遭うのよ?」と言いたいです。 はっきり言って お勧めはしません。 まぁ, プレーは可能ですので各種の洗礼を甘受した上で安上がりに済ませたい方は やってみるのも一興でしょう。 対策ソフト方面を含めた諸々を考慮すると Windows 7 のほうが安いような気がしないでもないですけれど。
最後に余興:
サーバー OS なので標準ユーザーではシャットダウンを行えません。 こちらもローカルポリシー設定が必要となります。 (笑) う~ん。 サーバー用 OS を含めて色々と遊んだことのある中・上級者ならともかく, 自称中級者辺りのユーザーが乗り越えられるのかしら? いくら Web に情報が転がっているとはいえ…。 危惧されるのは「穴だらけのままネットゲームをプレー」ですね。 (^^;)
Oct.20,2011 追記
勘違いされている方も あるようですが, 上記の一連の作業時は「記事用として故意で罠にハマって」います, 念のため。 唯一の例外は「プロダクトキーの取得」で, これは本当に忘れていたものです。 (笑) あと, 私が使うと書いていた対策ソフトは ESET NOD32 Antivirus V4.2 です。 クライアント用ですが例外的に WHS 2011 にも対応しているのです。 (WHS 2011 がコンシューマー向けのため。)
先月末に HID のバーナーを PIAA の SUPER COBALT 6600 (HH96) へ交換したのですが, その際一緒にスモールを Valenti Japan T10S-W1717-1 へ, バックを Valenti Japan T16S-W1854-1 へ それぞれ交換しています。 特に理由があったわけではなく, 店頭で見ていて「(実際に着けた感じが) どんな感じかしら?」と思っただけです。 360 度とか謳われている製品を含めて, 店頭での点灯サンプルでは とても そうは見えませんので。 (^^;) で, 実際どうだったかというとバックランプは十分でした。 一方スモールはといえば, 横方向は謳い文句どおり意外と強い印象を受けました。 前方も直接そちらに使われているのは 1 チップのみですが問題ありません。
が, スモールのほうは間違いなく「外から直接バルブの見えないランプ」用ですね。 クリアーレンズ…特にタウンズライト系での使用は想定されていない気がします。 いずれは CATZ の CLB23 辺りへ戻すことになると思います。
バーナーのほうは かなり「寿命間近な蛍光灯」状態なので もう使われることは無いわけですが, ほかは何の問題もなく使用が可能です。 そして, 元々「球切れの心配が無くなる」メリットのために LED を使用していますので, バックランプ用に使用していた LEXT105W-V3 をライセンスプレート用へ使い回すことにしました。 T16 用としても使えますが元々は名前のとおり T10 な LED バルブですので。 というわけで この週末に取り付けてみたのですが…。 スモールとして使っていたときも そうだったのですが, 筐体の関係上しっかり奥まで差し込めないのが難点ですね。 とりあえず 1 週間, そして 1 ヶ月くらいは脱落しないか様子見です。 (^^;) [一覧]
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