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<公開:Nov.11,2010 最終更新:Aug.1,2011>

■ Parallels Desktop 6 for Mac Build 12094


・ホスト環境等

 Mac 環境動作確認用の MacBook Air (Late 2010) です。 11" の Core 2 Duo U9400 1.4GHz, 64GB SSD ベースを選択し, メモリーの 4GB 化と iWork 及び SuperDrive の追加のみ行っています。 NVIDIA GeForce 320M の威力は このクラスとしては絶大ですが, それに対して CPU が少々, そして 1,366x768 ピクセルの解像度が激しく辛いところです, PC エミュレーターを使うには。 もっとも, その辺りを踏まえて使用していますので, 「大丈夫だ, 問題ない。」

[Aug.1,2011:部分改変]

 OS は Mac OS X 10.6.8 Snow Leopard からのアップグレードを行った OS X 10.7 Lion となっています。 「初物には手を出すな」のセオリーに反して上げてしまいました。 (^^;)  コア部分は BSD UNIX をベースとしたもので, 10.5 Leopard からは正式な UNIX として認定を受けています。 UNIX だけあって安定しているため, 化石 Mac のように爆弾マークを頻繁に目にするようなことは まず有り得ません。 余談ですが, PC に先行して 64 ビット化を果たすことになりました。

 こと手元の環境に限っては, MacBook Air 11" ということで上述したように解像度が低いことから, 基本的にはコヒーレンス表示で使うことになるでしょう。 あと, 64GB SSD という足枷もありますので, 使うのは Windows 7 ゲスト 1 つだけとなりそうです。 …それで十分ですけれど。

 ……ちなみに, CPU は Parallels Desktop 6 のシステム要件を満たしていません。 (笑)  最低スペックは Core 2 Duo 1.66GHz だったりします。

[Nov.15,2010:追記]

 ハイパーバイザーの構築法が Windows ホスト用とは根本的に異なっているため, 異なる PC エミュレーターの同時並行動作や, 「仮想 PC の中で PC エミュレーターを実行」するようなことは出来ません。 エミュレーター側のチェックにより実行を拒否, 起動はするもののハング, といった現象が発生します。

[Feb.4,2011:追記]

 Build 11828 の後に 11990, 11992 が登場していますが, こと自身の環境については該当する問題が発生していません。 Boot Camp ゲスト方面でディスクアクセスの失敗や不必要な再アクティベーションが発生していたり, Parallels Desktop 5 等からのアップグレードが上手く行えなかったり (アクティベーションが通らない。) している場合は, 更新することで症状が改善するかもしれません。

[Aug.1,2011:追記]

 OS X Lion 上で Parallels Desktop 6 for Mac を使用するには, 必ず Build 12094 以降が必要となります。 また, Snow Leopard の 10.6.8 については 12092 以降が必要となります。 該当の OS を使用している方は, 必ず PD6 の版を確認しておきましょう。

・ゲスト PC 環境

 Parallels Desktop 6 では, VMware 等他のエミュレーターと比べて世代の新しい i965 のチップセットが実装されています。 8 コア CPU, 8GB メモリー, 2TB HDD…, といった辺りは こちらのほうが先行していて, VMware Workstation 7.1 辺りが ようやく追いついた…といった感じになっています。 ただ, その能力を活かしたゲスト PC を構築できるのかと問われると…手元の MacBook Air では無理ですね。 (^^;)

 新規インストールした Windows 7 Professional (x86) の構成を上げておきます。 VMware のように あれこれホストのデバイスを云々…といったものが存在しないことから, 素直な i965 マシンとしての構成となっています:

[デバイスリスト]

HDD が SATA 接続になっていたり, グラフィックボードが PCI Express 接続になっていたりと, 数々の PC エミュレーターの中で一番実機に近い構成を実現していると言えそうです。

・ゲスト OS

 Windows NT 4.0 SP 6 以降の Windows NT 系 OS, Win9x, Win3.11, MS-DOS 6.22, Ubuntu 8.10~, RHEL 4/5, CentOS 4/5, Fedora 12/13, SUSE ES 10/11, SUSE D 11, OpenSUSE 11, Mandriva 2009/2010, Debian 5, Mac OS X 10.5~, Chrome OS, Open Solaris 2009.06, Solaris 10, FreeBSD 7/8, OS/2 Warp 4/4.5, eComStation 1.2 といった OS に対応しています。 殆どの OS では 64 ビット版も可能です。

Windows XP 以降, Ubuntu Linux 8.10 以降, Red Hat Enterprise Linux 5.x, Fedora Linux 12 以降の OS では, Express Installation を選択することで, 仮想マシンの作成から OS のインストールまでを, 最小の設定行程で一気に行うことが可能です。

多くの OS に対応しては いますが, 全ての環境で Parallels Tools を使用できるわけではありませんので, 対応していない OS は実質使い物にならないかもしれません。

・描画周り

 Windows & Linux 版と異なり, Mac 版では早くから Direct3D への対応化が行われていて, 5.0 からは Windows Vista 以降での WDDM 版ドライバーと Aero にも対応しています。 Parallels Tools を導入しない場合は VESA 3.0 相当の SVGA 表示となりますが, 対応 OS であれば普通は導入することになるでしょう。

Direct3D (DirectX 含む。) の動作を OpenGL 2.1 でエミュレートした上でホストに描かせている辺りは, 他の PC エミュレーターと同じです。 従ってホストはハードウェアレベルで OpenGL 2.1 に対応している必要があるわけですが, システム要件が Mac OS X 10.5.8 Leopard 若しくは 10.6.3 Snow Leopard 以降となっていることから, 放っておいても対応している…ということで, 特に言及はされていません。

 ゲスト側については Windows 2000 以降であれば DirectX 9.0c と OpenGL 2.1 に, Linux 系や Mac OS X であれば OpenGL 2.1 に対応しています。 が, こと Direct3D に関して言えば, 右上やトップの画像を見て頂くと判るとおり, 描画は完璧とは言えません。 エッジの色がおかしくなっていたり, 光源のエフェクトが左右の端だけ掛かっていなかったり しています。

速度は…印象としては かなり頑張っています。 Satellite WXW/78DW (Core 2 Duo 2.2GHz, GeForce 8700M GT) での『タイムリープぶーとべんち』のスコアが 47 なのに対して, このゲスト (コヒーレンス表示。) では 29 ですし。 が, 痩せても枯れても GeForce 320M ということで, GeForce 8700M GT との差は歴然としていますから, 直接の比較は無理でしょう。 ただ, Satellite の VMware Workstation 7.1 上で構築した Windows 7 環境よりは速いです。 (注:当該ベンチは VMware 7.x との相性が悪いので比較は無理。)

[Nov.14,2010:追記]

 ゲスト PC 環境の項で触れているように, Parallels Desktop 6 では仮想 GPU が PCI Express 接続のチップとして実装されています。 結果, 普通に AGP メモリーが使えるため, VMware 7.1 での擬似的なものとは異なり, 設定が 256MB であれば AGP メモリーも 256MB で合計が 512MB…といったように, 比較的潤沢な VRAM 環境が整えられます。 メモリー量は意外と速度に影響しますので, この辺りも高速化に繋がっていると思われます。

・サウンド

 Parallels Audio Controller として認識されます。 再生等には何ら問題は見あたらず途切れ等も皆無です。 入出力それぞれでホスト側のデバイスを指定できますので, MacBook Air では無理ですが, 入力を使い分ける…といった使用法は有るかもしれません。

[Nov.14,2010:追記]

 ゲストの動作に影響しているわけではないのですが, これだけ実機に近い構成を採っている Parallels Desktop が, サウンド方面に関して WDM 版ドライバーとなっていない点は ちょっと意外でした。

・ネットワーク

 通常は Parallels Tools を適用することになると思いますが, 認識自体は Intel PRO/1000 MT Network Connection として行われています。 実装としては最適化されているわけですが, ゲストにとっては普通の 1.0 Gbs 対応デバイスと言えます。 IP アドレスの設定は本体のメニューから環境設定ダイアログを呼び出して行います。 何かあるとすればクラス A のプライベート IP アドレスが使われている点でしょうか?

・HDD

 VMware と同様に複数のスナップショットが作成可能となっていて分岐も行えます。 肥大化は VirtualBox 同様激しいようですので, こまめに整理したほうが良いでしょう。 この辺りは Windows 版と同様のようですが, こちらのほうが処理は速いようです。

・Parallels Desktop 6 のインターフェイス

[Nov.14,2010:改変]

 VMware での Unity モードに当たる Parallels Desktop 6 のコヒーレンス表示ですが, Windows XP ゲスト辺りですと VMware と そっくりなものとなるのですが, こと Windows 7 に限って言えば, ゲスト側のタスクバーが表示されることはありません。 恐らく Vista でも同じでしょう。

[ウインドウ表示] [スタートメニューフォルダー]
[コヒーレンス表示] [コヒーレンス表示2]

その辺りもあって, コヒーレンス表示には Crystal モードという機能が存在します。 この機能をオンにすると通知アイコンがホストのメニューバーへ表示されるようになります。 このモードではスタートメニューもメニューバーへ移り, その代わり Doch にはスタートメニューボタンが表示されなくなります。

表示モードにかかわらず, Doch 上にはゲスト用のスタートメニューフォルダーが作成され常駐します。 ここから実行した場合は必ずコヒーレンス表示となります。 VMware のダイレクトアイコンの 1 歩先を進んでいる…と言えるでしょう。 Crystal モードでは基本的に こちらを使ってソフトの起動を行うことになるでしょう。

VMware 辺りと異なり, コヒーレンスモードで描画が遅くなることは殆どありません。 ただ, Aero に関しては透過がオフになるなど一部設定が変更されるようで, 実害はないものの, Windows 7 を使い慣れた身では少々違和感を感じてしまいます。

[スナップショット]

 スナップショットについては, 複数ショットの保存による世代管理や分岐が行えるようになっています。 (この画像では分岐を行っていませんけれど。)  世代管理を利用して新環境のテストを行ったり, 分岐等を行って一部のみ異なった環境でのテストを行ったり…といった用途に使えます。

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