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<公開:Nov.23,2010 最終更新:Nov.24,2010>

■ VMware Fusion 3.1.1 Build 282344


・ホスト環境等

 Mac 環境動作確認用の MacBook Air です。 11" の Core 2 Duo U9400 1.4GHz, 64GB SSD ベースを選択し, メモリーの 4GB 化と iWork 及び SuperDrive の追加のみ行っています。 NVIDIA GeForce 320M の威力は このクラスとしては絶大ですが, それに対して CPU が少々, そして 1,366x768 ピクセルの解像度が激しく辛いところです, PC エミュレーターを使うには。 もっとも, その辺りを踏まえて使用していますので, 「大丈夫だ, 問題ない。」

 OS は Mac OS X 10.6.5 Snow Leopard となっています。 コア部分は BSD UNIX をベースとしたもので, 10.5 Leopard からは正式な UNIX として認定を受けています。 UNIX だけあって安定しているため, 化石 Mac のように爆弾マークを頻繁に目にするようなことは まず有り得ません。 (といいますか, OS X に爆弾マークなんてものがあるのかしら?)  余談ですが, PC に先行して 64 ビット化を果たすことになりました。 (笑)

 こと手元の環境に限っては, MacBook Air 11" ということで上述したように解像度が低いことから, 基本的には Unity モードで使うことになるでしょう。 あと, 64GB SSD という足枷もありますので, 使うのは Windows 7 ゲスト 1 つだけとなりそうです。 …それで十分ですけれど。

・ゲスト PC 環境

 VMware Fusion では, VMware Workstation 7.1 と同じ Ver 7 となっていて,一部の PCI デバイス (VMware 本体のメニューで有効・無効が指定可能なもの。) のゲスト PC 側でのホットプラグ対応や VMCI 周りの改良等が行われています。

 新規インストールした Windows 7 Professional (x86) の構成を上げておきます。 ホットプラグ対応に絡んで, レイヤー相当の役目を担う大量の『PCI Express 標準のルート ポート』が作成されています:

[デバイスリスト]

自動インストールを選択したことから HDD が SCSI 接続となっていますが, それ以外は VMware 7.1 と殆ど同じ構成となっています。

 新たな機能として目に付くものとしては, 8 つまでの論理 CPU に対応している点があります。 VMware Fusiion 3.0 までは単独の物理 CPU から 1 ないし 2 のスレッドを獲得していましたが, VMware Fusion 3.1 以降では, シングルコア CPU が 8 つ, デュアルコアが 4 つ, クアッドコアが 2 つ…, といった組み合わせにかかわらず全 CPU からのスレッド獲得が行われます。 Core 2 Duo な MacBook では効果は小さいのですが, それでも 2 CPU 設定とした場合の動作が以前よりも軽くなっている印象を受けます。

 Parallels Desktop 6 のように純粋に Mac への最適化が行われているわけではなく, Windows 版との共通化が図られていることから, その辺りが悪い方向へ働いているケースもあるようです。 例えば, 3DMark06 のような一部のソフトは, システム情報の取得 (SystemInfo モジュールの実行。) が出来ず起動に失敗します。

[Nov.24,2010:追記]

 パッケージ版が どうなのかは判りませんが, ことダウンロード版を入手した場合については, 簡易マニュアルだけでユーザーマニュアルが存在せず, ゲスト PC の仕様すら どこにも記述されていない体たらくです。 この辺りからも VMware の やる気の無さが伺えます。 VMware 7.1 のマニュアルを参照すれば解るわけですが, そう言う問題ではないでしょう。

・ゲスト OS

 Ubuntu 8.0.4, 10.04, SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1, RHEL 5.4 等について対応するようになっています。 それ以外に大きな目玉は存在しません。 Win9x 等の古い OS は試していませんが, Ver 7 のゲスト PC では VMware Workstation 7.1 等と同じくハングやインストール不可の不具合が発生するかもしれません。

VMware Fusion 3 からのアップグレードで再アクティベーションが発生することは基本的に有りませんが, 累積加点によるケースは存在しますので, その辺りは認識しておく必要があります。

[Nov.24,2010:追記]

 恐ろしいことに, こちらも (唯一存在する) 簡易マニュアルには記述されていません。 対応 OS の全体を把握するには, Web で公開されているリリースノートを過去の版を含めて全て参照する必要があります。 (それでも全容は無理。)

・描画周り

 Windows 7 及び Windows Vista での WDDM 版ドライバーと Aero への対応化が VMware Fusion 3 で行われましたが, VMware Fusion 3.1.1 では WDDM 版について高速化が図られています。 さらに, 32MB のみではありますが何気に AGP メモリーへも対応していたりと比較的広範に手が入っています。 ただし, この AGP メモリーは Parallels Desktop 6 とは異なり擬似的なものです。

Direct3D (DirectX 含む。) の動作を OpenGL 2.1 でエミュレートした上でホストに描かせている辺りは, 他の PC エミュレーターと同じです。 従ってホストはハードウェアレベルで OpenGL 2.1 に対応している必要があるわけですが, システム要件が Mac OS X 10.5.8 Leopard 若しくは 10.6.3 Snow Leopard 以降となっていることから, 放っておいても対応している…ということで, 特に言及はされていません。

 良くも悪くも VMware であることから, VMware Workstation 7.1 と全く同じ不具合が発生しています。 多くのソフトでは何ら問題ないのですが, 『タイムリープぶーとべんち』を始めとした一部のソフトや OpenGL 対応ソフトについては, 描画が異常に遅くなり それに引きずられて音声や入力も途切れ途切れになってしまいます。 恐らく AGP メモリーへの対応辺りが影響していそうです。 VMware 7.1 と異なり「T&L HAL から HAL へ設定を引き下げる」という方法での回避は行えません。 Aero をオフにする必要があります。

 余談ですが, ゲスト PC を再起動すると必ず一定の解像度へ戻されてしまう点だけは何とかしてほしいところです。 この 1 点だけで捨てる理由になってしまっています, 個人的に。 (^^;;  例えば, MacBook Air では, そのホストの解像度に収まる 895x671 へ強制的に変更されてしまいます。

なお, Aero を使用する場合については推奨環境の引き上げが行われていて,GeForce 8800GT (256MB-VRAM), Core 2 Duo 2.0GHz が最低ラインとなりました。 (ちなみにホスト 2GB, ゲスト 1GB のメモリーも必要。)  つまり, Aero を使うのなら MacBook Air はダメ…ということです。 (^^;;

・サウンド

 VMware Tools 導入により VMware VMaudio (VMAUDIO) として認識・動作しますが, ハードが ES1371 から変わっているわけではありません。 内部動作を含めたドライバー段階が関係しているだけなのでしょう。 MS-DOS の頃と違ってソフトウェア側へは殆ど影響しないでしょうから, どう認識していようが動作してくれれば問題ない…と言えそうです。

VMware 7.x で使用可能な「強制 SB16 化の呪文」が使えるのかどうかは不明です。 もっとも, ES1371 へ正式に対応している Windows Me や Windows 2000 以降の OS については, SB16 に依存したソフトでも存在していない限り, そのまま ES1371 設定としておけば良いでしょう。 さらに, Windows 7 や Windows Vista 等では使えません, 念のため。 (ドライバーが存在しない…といった以前にハードを認識しません。)

・ネットワーク

 一部の 32 ビット OS では Intel PRO/1000 MT Network Connection として認識されます。 VMware Fusion 2 の頃で既に 1.0G の NIC (VMware Accelerated AMD PCNet Adapter。) となっていますので, 気にする必要はないでしょう。

・HDD

 VMware Workstation と同様に複数のスナップショットが作成可能となっていて分岐も行えます…仮想 HDD の仕様としては。 が, 恐ろしいことにフロントエンドに分岐の機能が実装されていません。 信じがたい仕様です。

・VMware Fusion のインターフェイス

 Unity モードについては, 初期設定ではゲストのタスクバーが表示されないようになっています。 表示することも可能ですが, VMware Workstation と異なりメニューバーから直接ゲストのスタートメニューを表示 (Parallels Desktop 6 の Crystal モードと同じ。) することが出来ますので, 初期設定のままでも良いでしょう。

[ウインドウ表示] [スタートメニューボタン]
[Unityモード]

Unity モードかどうかにかかわらず, ホストのメニューバーからゲストのスタートメニューを直接表示できますので, その辺りについては VMware のダイレクトアイコンよりも遙かにスマートになっています。 Parallels Desktop 6 と異なり, ゲストがオフの場合にはスタートメニューが表示されません。 (空項目となる。)

[スナップショット]

 スナップショットについては, 複数ショットの保存による世代管理は行えますが, 信じられないことに分岐が行えません。 コンシューマー用途では不要と判断したのでしょう。

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