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今日の出来事 (Jun, 2011)

●Jun.27,2011

マーラー 交響曲第 10 番のスコア...

 10 日ほど前の話になりますけれど…。

 何度か書いていますが, 私はマーラーの交響曲について, 大昔 (25 年前。) から全音や音楽之友社のミニチュアスコアを揃えています。 中には楽譜自体の版が変わっている (原点版から改訂版へ, また さらに再改訂版へ…といった具合。) ものもありますので, そういったものについては各版押さえてもいます。 おかげで, 前後 2 列置きしているにもかかわらず それ (マーラー。) だけで本棚の 1 段を占有しているのが難点。 (^^;)

その中で以前から「何かの間違いで出て欲しいな~。 でも出ないだろうな~」と思っていたのが, 「交響曲第 10 番 嬰ヘ長調」(全曲版) のスコアです。 ええ, 全音・音楽之友社共にマーラー協会方面のスコアを基にしますから, 第 1 楽章以外のスコアが出ることは有り得ません。 でも, 「やっぱり全曲版の CD をスコアを眺めながら聴きたい」ということで, 禁断の海外組スコアを発注することにしました。 毎度の事ながら A4 サイズで とっても重たいですから, 「国内のミニチュアスコア」に どっぷり浸かって慣れた身には, およそミニチュアスコアと思えない代物ではありますけれど。 (^^;)

というわけで, 手っ取り早く米 Amazon を探してみたわけですが…, 「相当の変わり種」ということで 1 つしか見つかりませんでした。 見つかったのは良いとして「どの版なのか?」が問題となるわけですが, ある意味一番スタンダードといいますか だからこそ それが出ているといいますか, デリック・クック版となっています。 マーケットプレイスなので $50 超と少々高め…。

 信用度の高い出品者の場合「発注を受けたなら先方の気が変わらない前に発送する」のは鉄則らしく, 国籍・SHOP・個人を問わず速攻で発送が行われます。 今回も発注から 6 時間弱で発送されています。 その発送通知は以下のとおり:

 Dear Micco,

 We shipped the following item(s) in your order #, placed on June 17, 2011.

  Delivery Estimate: July 20, 2011 - August 19, 2011
  This shipment was sent to:

    Micco
    ~
    Japan

  This shipment will be delivered by Air Mail.

  You have been charged for the following items shipped today:

    Tenth Symphony (Full Score)
     Deryck Cooke; Paperback;
    Sold by: Music Exchange (Manchester) Ltd
    Condition: new
    Quantity: 1

米国からの航空普通郵便扱いにしては, 到着予定が随分遅いものとなっています。 「7 月 20 日 ~ 8 月 19 日」なんて まるで船便のような日程です。 航空便でも遅いときは半月程度掛かったりしますが, 「1・2ヶ月先」などといった予定は お目に掛かったことがありません。 何しろ「これから商品を調達して発送する」のではなく「当日発送済み」なのですから。 「おかしいな~?」と思いながら読み進めたところで, イレギュラーな記述が目に留まりました。 「なぬっ? 販売元が Music Exchange (Mancester) Ltd ですと?」

 そうなのです。 マーケットプレイスで記述されていた出品者と異なる SHOP だったのです。 しかも, Music Exchange (Mancester) Ltd といえば, イギリス (といいますか西欧。) でも かなり大手の楽譜出版・販売社だったはずです。 はぁ~。 先の SHOP は ただの仲介店で, こちらが真の販売元ということなのでしょう。 英国からの Air Mail となるわけですから, それなら「1・2 ヶ月先」というのも何となく納得です。 (^^;)

 う~ん。 実際のところは「20 日 ~ 1 ヶ月」といったところかしら, 経験則では…。 新盆までにはスコアを拝める…といった感じですね。 今月中は…望み薄。

Jul.7,2011 追記

 月曜に届きました。 笑えることに A4 よりさらに大きい, 15.6 インチワイド液晶搭載ノート PC 並のサイズでした。 恐らくオリジナルの 4 段草稿が並列された特殊なフルスコアとなっている関係での変則サイズとなっているのでしょう。 それはともかく, メロディーだけしか書かれていない箇所があったりするだけあって, 2 楽章以降が薄っぺらいオーケストレーションとなっているのは仕方がないですね。 スコアだと聴く以上に薄さが目立ちます。 (要は隙間 (空の 5 線譜) が多い。)

しっかし…。 2~4 楽章って拍子が あんなことになっていたのですね。 スコアを見ながらのほうが「わけわかめ」になるという。 5 楽章に入ったらホッとしました。 (笑)

Jul.13,2011 追記

 ↑について, 2 楽章はともかく 3・4 楽章は素直な拍子なのですが, 4 楽章辺りは ぼ~っと聴いていると変則的な拍子に思える箇所が多々ありますので, 逆の意味で「わけわかめ」になったのでした。 「あれぇ~? 最初から最後まで普通の 3/4 拍子だった…」といった感じで。 (^^;)

●Jun.24,2011

Windows, Mac 間の書庫受け渡し...

 2・3 日前の話ですが, 「Windows 環境で作成した LZH 書庫を Mac 上で展開しようとしたところフォルダー構成が再構築されなかった」という話題が聞こえてきました。 その話題自体は, 聞こえてきた時点で既に「ZIP 書庫で作成し直し」という至極まともな対応で解決済みだったわけですが…。

「展開自体は可能だけれどフォルダーが…」といったパターンから直感的に原因が思い当たりましたので, 書庫を作成した方に問い合わせてみたところ, 作成に使用したソフトが予想どおり Lhaplus…。 つまりは「h0 形式書庫が作成されている」点が諸悪の根源です。 h1 形式以降に対応した時代の下ったソフトであればあるほど, h0 形式でのディレクトリー情報記録仕様には疎いですから。 (^^;)

一方, 展開しようとした方はといえば, 「おそらく StuffIt Expander だと思います」とのこと。 ふむ…。 バリバリの Mac 使いですから, ほぼ間違いなくそうでしょう。 Expander なのか無印なのか Deluxe なのかは, 「使用ソフトは何だったのか?」といったレベルの話なので, とりあえずは小さな問題です。

 しかし…。 15 年以上前も今も, 全くこの辺りの事情って変わっていないのですね。 さすが犬猿の仲の Windows と Mac…。 それは置いておいて, 自身は あまり苦労していないのですが, 面白いネタですので, 週末にでも試してみることにしました。 Mac 側については, とりあえず StuffIt Expander と MacLHA と Drop(Un)LHa 辺りを用意すれば良いかしら? 後で StuffIt Deluxe を仕入れることになるでしょうけれど…。

う~ん。 今までは ZIP 書庫を使用していましたが, StuffIt Deluxe を入れた後は 7z 書庫を使うことになるでしょうね。 書庫への記録が「どうしようもなく Unicode」ですので, 文字コードの問題が発生したとしても, LHA や ZIP よりは解決が早そうですので。 あ, もちろん外部が関わってくる場合は sit か ZIP 書庫を使いますよ? (^^;)

Jun.26,2011 追記

 やはり h0 形式書庫だと上手くいかないだけのようですね。 そのまま過ぎて面白味に欠けます。 せっかく色々作って試したのに…。 (^^;)

●Jun.22,2011

『魔法少女まどか☆マギカ』 BD 3 巻...

[『まどマギ』BD 3巻]

 4 月下旬から順次買っている『魔法少女まどか☆マギカ』の BD ですが, 毎度おなじみ 1・2 日フライングということで, 昨日帰宅したところ BD 3 巻が届いていました。 「あら? 発売日前に届くこともあるのね」 (Amazon は数日遅れることが多い。 ^^;) と, せっかく早く届いたわけですから, 早速夕食後に観ようとしたのですが…そこには お茶目な罠が仕掛けられていました。

 Satellite WXW/78DW は BD 非搭載ですから, 前に買った BD ドライブを いつもどおり接続して再生ボタンを押します。 が, すぐに待機画面へ戻ってしまいます。 キャッシュの貯め込みは始めていますので BD 自体を読めないわけでは無さそうですが, 何度やり直しても症状は変わらず…。

「おやぁ~?」と PowerDVD 10 Ultra Mark II を一旦終了しようとしたところで, 裏にダイアログの隠れていることに気付きました。 見れば「再生したいならアップグレードしてねん」と進言しています。 「なぬっ? 経験則上リージョンが異なるケースも有り得ますぞ…」と, リージョン確認ツールで確かめてみると…「リージョンは B なのじゃ」とおっしゃっています。 「んなアホな?」と別のツールでも確認すると, そちらは「A で再生可能」の表示。 何やら混乱している様子です。

「どこか おかしくなっているのかしら?」とログオフや本体の再起動という基本対処を行ってみましたが, 何も変化はなく やっぱり再生できません…。

「ば…, 馬鹿なぁ~っ!!」 (by クーウォン) と, 2 年以上経っている東芝な BD レコーダーで再生しようとするも…不可。 「な…何ですと~?」 (by 大空寺あゆ) と居間へ降りてメイン使用している 1 年半モノのパナな BD レコーダーでも試してみたものの…やっぱり不可。 「ガハァ~ッ!!」 (by ダウニー先生) と, PC の前へ戻り FileVisor で開いてみると…ファイルとしては普通に読み込みが可能でエラーも皆無のようです。

 「腐ってやがる…早すぎたんだっ!!」 (買うのが。)  どうやら, ファイルシステム的には まともに焼かれているようですが, フォーマットか何かが腐ってしまっているようです。 また やらかしたのか個体不良なのかは判りませんが, 再生できないことに変わりはありません。 …というわけで, HDD の処分時等に活躍している玄翁 (要はカナヅチ。) で「バキッ」と天誅をかまして, 笑ってゴミ箱となりました。

 …と, やってしまってから重要かつ基本的な試験をし忘れていることに気付きました。 仕方がないので, 対戦ゲームの勝負に負けた貢納として買わされた, もう 1 枚の BD 3 巻を引っ張り出して実験です。 「きゃつには別途買って渡せば良かろう…」ということで。

 早速実験…の前に再確認です。 もう 1 枚の BD を使って同じ事をやってみたところ, やっぱり再生できませんでした。 ついでに Web で さっと検索してみると, 僅かながらも 3 巻の情報が見受けられます。 少なくとも再生可能な環境は存在するということで, BD が全滅しているわけではないようです。 (といいますか, ヒット数件ながら巷では普通に再生が可能っぽい。)

と, ここで もう 1 つ やり忘れていましたので, 再び居間へ降りて地デジ対応テレビとセットで買った春モデルな BD レコーダーで再生してみたところ…, こちらでは再生できました。 「む…, やはり そういうことなのか?」

 というわけで実験です。 といっても話は簡単。 PowerDVD 10 Ultra Mark II を 11 Ultra へアップグレードする簡単なお仕事です…¥8k が掛かりますけれど。 (^^;)  それはともかく, アップグレードした後に再び試してみたところ, 無事再生できました。 めでたしめでたし…なのか? (笑)  あ, 10 Ultra は最新パッチ適用済のものでした, 念のため。

 結論:「『魔法少女まどか☆マギカ』 BD 3 巻は, 2 巻までと異なり古い再生環境 (ソフト,ハードとも 1 年以上前。) では再生できない可能性があります。」  ソフトについては本体やドライブにもよりますが, PowerDVD 10 Ultra (含む Mark II。) で再生できない方は, 11 Ultra へアップグレードすると再生できるようになるかもしれません

なお, パッチ当てにしろアップグレードにしろ, PowerDVD のプログラム更新は博打ですので, 各自自己責任の下行って下さい。 必ず「今使っている状態への復元方法」を確保した上で行いましょう。

 しかし…。 別のアニメや映画の BD というのなら話は解りますが, 同じアニメなのに, 「2 巻までは観られても 3 巻はダメ」という BD を拵えるとは…, ちょっと凶悪すぎませんか, BD 制作者様? ソフトで ¥8k…といった程度でも, 巷の普通の方々にはバカバカしい出費 (かつ無理なケースも。) なのに, ¥100k 以上する民政の BD レコーダー等で再生不可なんて状況に陥ろうものなら洒落になりませんよ?

 内容についても少々…。

 前巻の最後で魔法少女になったさやかですが, 杏子との確執を契機に この巻以降次第に壊れていきます。 もっとも, この巻では「それを臭わせる」程度で主に布石の投下が行われているわけですけれど…。 特に 6 話の後半が…キュゥべえも いよいよ邪悪さを表に出してきますし。

最後まで話を知っている状況で再び観て一番印象に残ったのは, まどかとほむらのお茶のシーンですね。 冷たいだけと映りがちなほむらの台詞ですが, あれが杏子やさやかの本質や置かれた状況を知っている上での発言だと解ってみると, 随分イメージが異なって映ります。 (これまでの長い経緯の結果として) 何も知らされることなく一方的に告げられるまどかは可哀相ですけれど…。

話を知った後なだけに, まどかの叫びを聞く度に ほむらが「ギリッ」となるのも頷けます。 ややもすると観ているこちらが「ギリッ」と なりますから。 (笑)

 さて, ラストへ向けて これから どんどん大変なことに (要は面白く。) なっていくわけですが, 6 巻は 9 月ですか…永いなぁ~。 (^^;)

Jun.23,2011 追記

 ↑の成果:

[『まどマギ』BD 3巻 * 2]

左が本来の貢納品で, 右が買い直した貢納品です。 (笑)

Jul.27,2011 追記

 さすがに BD 4 巻は普通に読めましたが, まさか 6 巻までに PowerDVD 11 Ultra で読めない媒体が出てきたりは…しませんよね? (^^;)

Aug.11,2011 追記

 読めなかったら困るわけですが, dynabook Qosmio T851/D8CR (Win7 Ul x64。) + PowerDVD 11 Ultra では普通に再生可能でした。 >まどマギ BD 3 巻

●Jun.21,2011

幼少のみぎりに周辺で流行っていたアーケードなゲーム...

 昨日の記事がゲーム方面で脱線し放題となってきましたので, 新たに記事を起こしました。 (笑)  ゲームセンターや駄菓子屋 (小学校の頃は こちらが主戦場。) でゲームをプレーする…といった遊びは高校を卒業した頃まででしたので, 表題のとおり真の「大昔のゲーム」しか記憶にありません。 タイトルもすっかり忘れてしまったものばかりです。 (^^;)  そんな状況なのですが, 同級生や先輩・後輩といった わりと周辺で流行っていたゲームを 2・3 挙げてみることにしました。

 まず, 小学校の頃といえば主戦場は駄菓子屋です…といいますか, ゲームセンターは一発で補導対象 (補導はされないけれど, 怒られて追い出される。) ですし, 喫茶店は入り浸れるはずもありません。 なので, 特定のゲームに偏ってしまいがちになります。 「比較的近所」 (せいぜい半径 5km くらい?) といった距離 (テリトリー。) 的制約もありますし。

最初期はインベーダーです…といいますか, これしかありませんでした。 …という前振りは置いておいて, 一番流行ったのは『パックマン』だった気がします。 次がタイトルは忘れましたが, 忍者を操作するやつですね。 1 面だと上から手裏剣が降ってくる…。 それと『ラリー X。』 このゲームは人気が長続きして, 中学の頃でも好んでプレーする面々がいました。

 中学に入るとゲームセンター等へも足が向くようになりますが, 比較的低価格なのと寄り道しやすいのとで, 駄菓子屋系が引き続き主戦場でした。 あ, もちろん小学校の頃とは別のお店で, しかも気分と台の埋まり具合で複数の行き先を選択するようになっています。 多少は賢くなっていると…。 (笑)

中学の頃に流行ったのは, 何といっても『Galaga』です。 これが埋まっていると仕方なく『Galaxian』をプレーすると…。 (^^;)  あとは, タイトルは忘れましたが, 自キャラが筆だったりローラーだったりして道を塗りつぶしていく…といったゲームも わりと人気の高かった覚えがあります。 それと, ペンギンさん (だっけ?) が氷のブロックを滑らせるやつ…。

 高校に入るとゲームセンターや SHOP のゲームコーナーが主戦場となるわけですが, どうしようもなく『XEVIOUS』の流行っていた覚えがあります。 中々空かなくて仕方なく『Galaga』や『ムーンクレスタ』をプレーしたり…。 あとは『スペースファイアーバード』…だったかしら? (^^;)  宇宙空間で敵が鳥族のやつです。 まぁ, ぶっちゃけ「XEVIOUS 以外は どーでもいい」状況だったような…。

 小→高を通して, シューティング以外だと『ドンキーコング』 (2 含む。) や『DigDag』辺りも流行っていましたね。 高校の頃はともかく, 中学までは「どの店で遊んでいたか?」で流行るゲームの決まっていた気がします。 上述のゲームは どこでも置いてあった覚えがありますけれど…。

 番外編…。 職場で流行った 3 大ゲーム (当時はファミコン。) は, チャンピオンシップロードランナー, スーパーマリオ, アイスクライマーでした。 何度職場に泊まり込んで徹夜ゲームに陥ったことか…。 隣で麻雀組が徹夜麻雀していたり。 (^^;;  ええ, 大昔は そんなことが可能だったのですよ, 職場でも。 (数年だけでしたけれど。)  あ, さすがに全部個人持ちです。

 う~ん。 Galaga 系やパックマンは iPad / iPhone アプリを持っていますから良いとして, XEVIOUS と筆さんのゲームは久々にやりたいですね。 特に XEVIOUS は最強レベル設定として 1 面からテラジを相手にしたいところです。 ノーマルなら,16 面とかアンドア・ジェネシス 2 連発とか花火 2 連発とか…。 12 面までをすっ飛ばして 13 面以降のみループで遊びたいですね…。 (笑)

Aug.10,2011 追記

 先日, 思わず PSP と GBA 用の XEVIOUS を買ってしまったのですが, PSP のほうが「オリジナルまま」なのは良いとして, 肝心の「FC 版まま」である GBA のほうが…プレーしようのない状況に。 ほ…本体が発掘できない。 (笑)

●Jun.20,2011

今更ながらの iPad / iPhone 用定番ソフト...

 辞典類を筆頭に あれこれとアプリが追加されつつある iPad 2iPhone 4 ですが, 何気に Office スイートや手書き・お絵かき系といった, ある意味 (特に iPad では) 真っ先にインストールされるであろうアプリに手を出していませんでした。 いえ, 買った当初から何か入れようとは思っていたのですが, 「どれにしようかな~」状況が ずっと続いているのです。

とはいうものの, iPad 2 (届いてから ちょうど 1 ヶ月。) は ともかく iPhone 4 は買って半年経ちましたので, いいかげん何か入れないといけません。 結局, 昨日になって「定番中の定番…というよりも何も考えていない」と言われそうな面々を選択する結果となりました。 面々は以下のとおり:

  • Pages
  • Numbers
  • Keynote
  • Bamboo Paper
  • SketchBook Pro for iPad
  • ArtStudio for iPad
  • SketchBook Pro for iPhone
  • ArtStudio for iPhone

…確かに「何も考えていない」面々ですね, これ。 (笑)

 iWork 組の 3 つは「せっかくユニバーサル版となったことだし」ということで入れています。 互換性のほどは別として, Word や Excel のファイルを使おうと思えば使える…という点は やはり大きいですし。 Keynote は「3 つはセットだよね」ということで…。 PowerPoint と互換性のない点は知っていますし, iPad 側で本格的なスライドを作成することは あまりないでしょうから, 独自形式でも問題ありません。

あ, ↑については, 「MacBook Air に iWork が入っている」点も大きいです。 MacBook Air で作成したものを iPad / iPhone で持ち運び…といったことを簡単に行えますし。

 Bamboo Paper は, わりと巷での評判が良さそうでしたので, 入れてみることにしました。 この方面での野望はひとつ…:「誰か Zaurus 相当の手書き入力も可能なエディターを出して下さい。」  あ, どうせ出すのなら, もちろん手書き図も入れられるやつを…是非とも。 (笑)

 SketchBook Pro と ArtStudio は, 「機能と使いやすさ (と情報の多さ) を考えると, 結局この辺りに落ち着いてしまうのかしら?」といった流れで選択しています。 専用アプリですので, iPad / iPhone 用を それぞれ入手。

 これらのソフト…。 作成自体は iPad 2 で行うケースのほうが多いでしょうけれど, 使用頻度自体は iPhone 4 のほうが高くなりそうです。

 以下余談ですが, ↑のついでに 30 周年記念の Galaga を買って (Galaxian は無料ですが, Galaga, GAPLUS, Galaga '88 は有料。) 遊んでみたのですが, Galaxian はオリジナルの単発攻撃のほうが面白いですね。 鈍った腕にもかかわらず何も考えずとも Level 10 辺りまで行けてしまうのは, Galaxian としては問題かと。 やはり, 鈍った腕では Level 3 くらいがやっと…といった難度でないと…。 (^^;)

一番問題なのは, 入力が上手く入らなくて「気付いたら自機が全然動いていない」といったケースの多すぎる点ですね。 あと, 移動速度にリミッターを付けないとダメです。 まるでワープのごとく瞬間的な移動を行えるのは問題です。 あ, レバーとボタンを模したほうは使い物にならなさすぎて却下です。

慣れもあるのでしょうけれど, この「入力されない」問題さえなければ, 鈍った腕でも Galaga では 18 面くらいまで行けるはずなのですが…。 実際には 10 面程度で死んでいます…情けない。 早く 35 面辺りを拝みたい…。 それと GAPLUS…。 スペシャルの出し方なんて忘れました。 (笑)  最後に Galaga '88…。 もしかして, あなたが一番難易度は低いのかしら? (^^;)

Galaga といえば, 中学の頃流行りましたね~。 あれのせいで「ゲーセン禁止」 (駄菓子屋等を含む。) 令が早々に学校から出されたのだったかしら?  高校では…XEVIOUS? (見つかると目出度く補導。)

 そういえば件のアプリ…。 「『Galaga 30 周年記念』なのに, Galaxian のみが無料で Galaga は有料って, どーいうーことー?」 (笑)

Jun.21,2011 追記

 脱線し放題となってきましたので, ゲーム方面を別記事としました

Jun.29,2011 追記

 iWork 方面を持っている状況で, あえて試しに Quickoffice Pro と Office2 (双方とも HD 含む。) を買ってみたのですが…, 何のことはない Pages や Numbers のほうが数段互換性の高かったというオチが仕込まれていました。 今後の互換性向上に期待しましょう。 (^^;)

 そうそう。 上のほうで書いた「Keynote は PowerPoint と互換性のない」の行は, 「あくまでも Pages や Numbers と比べて」の話です。

●Jun.18,2011

Macintosh PowerBook 520...

 昨日の記事の追記で書いていたのですが, 懐かしくなりましたので新規記事として起こすことにしました。 (笑)

 昨年 11 月に MacBook Air へ墜ちたのをきっかけに, 12 月に iPhone 4, そして先月には iPad 2 へも墜ちてしまい, すっかり Apple に毒されている私ですが, 何度か書いていますように, 何のことはない過去にも Mac を使っていたことがあったのでした。 要は久々に虫が騒いだだけというわけですね。

その当時使っていたのが, 表題のとおり Macintosh PowerBook 520 なのでした。 発売の翌年 95 年に買ったわけですが, まだまだ Mac が高嶺の花…という ご時世でしたので, とてもカラー Mac (520c で ¥438k。) には手が届きませんでした。 いえ, 「93 年に定価が PowerBook 540c 辺りと一緒 (定価が ¥698k。) な DynaBook V486/EVS081TD へ墜ちた…」という理由のほうが大きかったような気がしないでもありませんけれど。 (^^;;

カラーが無理ということで 520 にしたわけですが, それでも定価は ¥318k もしますから, そうそう手は出ません。 が, 発売から 1 年程度経っていたことと, たまたま「(箱だけ) 開封後に返品」というブツがあったことから, 新古相当品を ¥200k で手に入れることが出来たのでした。 当時は Mac 自体なかなか SHOP に陳列されていませんでしたので, 高い安いに関係なく, 「あ, その値段で買えるんだ~」と安易に買った覚えがあります。

 今にして思えば大したスペックではありませんし (「昨今ほど便利に使えない」の意。 当時としては捨てたものではない。), あれこれソフトを揃えられたわけでもありませんでしたが, 結構いろいろ遊べた覚えがあります。 いえ, 「Mac 的お作法自体が楽しくて, それだけで遊ぶことが出来た」が正解でしょうか? ただ, Windows との壁は厚くて, 双方を有効に連携させることの出来なかった辺りは残念ですね。

 最近発売された Core i7/i5 な MacBook Pro や iMac なら, そちらをメイン使用することも可能でしょうね。 Parallels Desktop 6 上のゲストであっても, 今使っている Satellite WXW/78DW と同等以上に動作するでしょうから。 ネックとなって踏み止まっているのは…BD と HDD 容量のせいかしら? あ, iMac なら 2TB 選択が可能ですね。 (27 インチモデルしか頭にない。 ^^;;)

Jun.21,2011 追記

 そういえば, 『我が家のマシン (ノート編)』のページへ載せるのを すっかり忘れていました。 「Win 系ではないから…」と載せていなかったわけですが, MacBook Air を載せた時点で その法則は崩れているのでした。 記憶を整理した上で週末にでも載せておきます。 (^^;)

●Jun.16,2011

iPad 3 の噂...

 何やら年内に iPad 3 が発表…クリスマス商戦を利用する気なら発売…されるという噂が聞こえるようになりましたけれど, タイミングはともかく その中身が大変気になるところです。 もっとも, CPU や GPU 機能としての描画方面については iPad 2 で Apple A5 へ刷新されたばかりですので, 小さな改良はあっても基本的には変わらないはずです。

噂の中でも一番気になる…いえ「それだけが気になる」といえそうなのは, Retina の採用による解像度の向上です。 単純計算でも縦横共に 2 倍となるわけですから, iPad 2 の発売前にネタの登場していた 2048x1536 程度には達しそうです。 iPad 2 から あまり時を経ていないのが不安材料ではありますが, iOS 5 だけではインパクトに欠けますし, 次の iPhone でも少々ながら高解像度化が囁かれていますから, 十分あり得る話です。

方向性は iPhone 4 と同様でしょうから, 「表示される文字としての情報量」という点では現行の iPad 2 と大きく異ならないことでしょう。 iPad 2 を実際に使うことで再認識したとおり, それで情報量が少ないとは思いませんし, 画像方面には覿面に作用して綺麗に表示されるでしょうから, それだけでも十分です。

個人的に一番やって欲しいのは「iPhone アプリにおける全画面表示の改善」です。 まさか, iPad 2 以上にガタガタぼやぼやの表示となったりは…しませんよね? (^^;;  あ, 汚く拡大するくらいなら, 拡大せずに iPhone 4 相当のまま中央に表示して下さい。 iPad 2 と異なり Retina なら それが可能ですから。 あ, 縦横の回転も よろしく…。

 iPad 2 は WiFi モデルを 1 回払いで買っていますから, 縛りも何もありません。 本当に Retina 採用で iPad 3 が登場したら…70% くらいの確率で堕ちてしまうことでしょう。 (笑)

●Jun.14,2011

言語関係の書籍諸々...

 ここ 1 週間で『ロマンス語言語学叢書』の全 5 冊中 3 冊に ¥50k を注ぎ込むアホをしでかしている言語関係の書籍ですが, この病気自体は高校へ入る頃には既に始まっていたような気がします。 さすがに当時の経済状況で高い書籍は買えませんので, 借りて読むだけでしたけれど。 おっと, 司書の先生から許可を得て, 書庫に眠っている古い書籍を漁った…なんて例外もありました。 (笑)

書庫 (一般生徒立ち入り禁止。) といえば, もちろん漁らせてもらえるような廃棄対象同然の古い書籍も多いわけですが, 「中高生がこれを読んでもしようがないでしょ?」とでもいうような専門性の高い書籍がゴロゴロ…といったイメージのほうが強かった気がします。 ええ, ある意味宝の山でした。 あ, 変わり種では「中高生が見たらエロ本同然なので封印」なんてのも有りましたね。

 この手の書籍に手を出したルーツはというと…英語の授業だったのかしら? 授業中に, 語源がどうだフランス語がどうだとかの余談へ脱線した, というのが きっかけだった気がします。 「ふ~ん。 フランス語が影響しているのか~。 んじゃ, そちらをかじれば勉強の足し (というより英語嫌い防止。) になるかな?」といった感じでフランス語を かじりだした覚えがあります。

まぁ, 実際に英語はノルマンの征服を契機として「ゲルマン語とフランス語の混成言語」と表現されるほどフランス語の影響を多大に受けたわけで, そちら系の単語も多く存在しますから。 で, そのフランス語はといえば ご存知のとおりラテン語の子孫…, ということでフランス語に続いてラテン語にも手を染め出したと。

フランス語からラテン語へ興味の対象が広がったのには, クラシック好きというのも大きく影響しています。 ドイツ語・フランス語・イタリア語・ラテン語は良くお目に掛かりますし, 時にはスペイン語辺りも登場してきますので。 あ, スラブ語方面は近づかないようにしていました。 当時はキリル文字を生理的に受け付けませんでしたので。 (単に読めなかっただけともいう。 ^^;)

そこから「ラテン語からフランス語への経緯」といった辺りにも興味が湧いて, フランス語史を筆頭にロマンス語の言語史方面にも手を染めたと…。 ゲルマン語やスラブ語方面は書籍自体が少なく また手に入れ辛かったことから殆ど持っていませんが, 容易に手に入れられたのなら同様に増殖したことでしょう。

 言語史や古語に現代語の知識は必須…と, 必然的に現代の各言語の入門書や辞典も揃えることになり, 気付けば西欧の主要言語が軒並み転がる結果も招いています。 基本がイタリア語, ゲルマン語, スラブ語の各語派なので, そちら方面の大言語 (ただし普通に手に入るもの。) は一通り, そこへフィンランド語とハンガリー語が おまけ的に くっついています。

入門書の延長で, 白水社のエクスプレスシリーズ (昔はテープ, 今なら CD 込み。) や NHK の○×語講座 (CD 込み。 英仏伊西独辺り) 辺りも揃え, …といった辺りで手一杯となってしまいましたので, インド・イラン語派方面は手を出していません。 題材としては面白そうなのですけれど。 (笑)

 あとは例外組で, ラテン語と関係の深い古典ギリシャ語と その子孫である現代ギリシャ語を, 古語を含む各言語の文法との対比が面白そうだったことからエスペラントを…, といった辺りにも かなり初期の段階で手を出しています。

 こうしてみると随分資金を投入しているように見受けられますが, 実際のところは…¥1,000k に届くか届かないか…といった程度だと思います。 いえ, 個人的には CD 辺りのほうが よほど投入されていますので, 「といった程度」になってしまう…といいますか, それより重要な問題点は「学問として専攻しているわけでも勉強しているわけでもなく, 単なる読書目的で揃えている」ことかもしれませんね。 (^^;)

 上の「○×語講座」に英語を含めていますけれど, 英語については基礎英語 I~III, etc. と順次進めています。 そういえば, その頃は『ENGLISH JOURNAL』辺りも毎月買って通勤時に CD を聴いていた覚えがあります。 懐かしいな~。 好きだったコーナー (確かリスニング系。) の無くなってしまったのが原因で, 買わなくなったのですよね。 いえ, 「コーナー自体が」ではなくて, シチュエーションとメンバーの変わったのが…。

●Jun.13,2011

久々の MSDN 媒体送付 (2011 年編)...

 昨日, MSDN から久々に媒体 DVD-ROM が送付されてきました。 前の送付から どれくらい経ったでしょうか? 半年は確実で下手をすると 1 年近くかもしれません。 少なくとも言えそうなのは, 「覚えていないほど時を経ている」点ですね。 あ, 今年は OS Subscription を選択しています。

中身を確認したところ, 英語版と日本語版の Windows Server 2008 R2 SP1 でした。 …あれ? 同じタイミングで Windows 7 SP1 も (MSDN で) 公開されているはずですけれど, そちらの媒体は どうなったのかしら? 来月回し…? まさか「送られてこない」ということはないでしょう。 昨今の MSDN 事務局は すっかり不親切になってしまって, 年間予定も発送通知メールも寄こしませんから困ったものです。

 う~ん。 Windows 8 (仮名) と, それ用の開発ツールを入手した時点で MSDN は卒業かしら? ということは, あと 3 年の辛抱…といいますか, OS が更新された際のみで良さそうな気がします。 あまり「○×語対応」といったコードが必要なくなってきたことから, しょっちゅう あれこれ DL することも無くなりましたので。

週末の 12 ヶ月点検 (2011 年編)...

 週末の午前中, ディーラーの開店時間に合わせて 12 ヶ月点検を行ってきました。 今回は あれこれ手を着ける箇所がありませんでしたので, 12 時までには帰ってこられる筈だったのですが, 思わぬ伏兵が…。 それは「リアブレーキホースからのオイル漏れ。」 おおぅ。 場所が場所だけに速攻で修理です。

「部品が 16 時半でないと届かない」という点もあって, 作業が終わったのは 17 時過ぎでした。 朝から晩までディーラーへ籠もるわけにも行きませんので, 代車を用意して貰って一旦帰宅しています。 さすがに「予定外の代車」ということで業務用の PROBOX だったのですが, ほうほう…, 業務用グレードでも無段階調節式間欠ワイパーと AT の O/D が装備されているのですね。 そこまでするのなら, 集中ドアロックも欲しかった。 (笑)

 それはともかく, やっぱり部品の信頼性が落ちているのかしら? 前の車は走行距離が 24 万 km まで伸びましたが, オイル漏れのオの字も無かったのですけれど…。

●Jun.12,2011

『ロマンス語言語学』...

 先日から『ロマンス語比較文法』 (4 巻), 『ロマンス語歴史文法』 (3 巻) と買い続けている『ロマンス語言語学叢書』の中古本 (古書扱い。) ですが, すでに書いているとおり, 元の持ち主が同じであることから, どうやら 5 冊セットで出品されているもののようです。 (5 冊とも同じ出品者のものが存在する。)  となれば, ある意味「5 冊が揃っていないと商品価値がない」ことになりますので, できれば全て引き取ってあげたいところなのではありますが…。

しかし, それを一気に行う「大人買い」を拒む大きな要因が立ちはだかっているのでした。 それは…価格。 基本的には 1 冊 @5.5k の定価 (ただし 1982 年当時。) なのですが, それが 2~5 倍の価格になっています。 既に買った 2 冊は まだ安いほうなのですが, それでも比較文法が ¥10k 超, 歴史文法が ¥15k 超となっています。

残りの 3 冊は さらに高く『ロマンス語言語学』 (1 巻) が ¥20k, 『ラテン語文法』 (2 巻) が ¥20k, 最強の『ロマンス語語源辞典』 (5 巻) になると ¥30k にもなります。 全部買うと送料込みで ¥100k 超え~。 (笑)  さすがに全部一気に買うのは無理ですので, 主に個人的な興味の主体となる言語史方面について詳述されている『ロマンス語言語学』だけ押さえておくことにして, 残りの 2 冊は来月と再来月に回しました。

 といった流れで昨日ポチった『ロマンス語言語学』が今日の昼に届きました。 予想どおりといいますか, ここまでくれば必然といいますか, 同じ持ち主のサイン入りです。 (笑)  う~ん。 元の持ち主はフランス文学かフランス史方面を専攻していたのかしら? フランス語に影響を与えたであろう西ゲルマン語 (=フランク族。) やブルトン語 (ブリタニア語。) 方面の記述に赤線が入っていますね。

 むぅ~。 単なる読書用に現状 ¥50k 注ぎ込むアホが ここにも居ましたね。 >自身  こうして中古・古書のマーケットは成立しているのでしょう。 あ, 出品者さん…。 「残りも買うだろうから価格をつり上げてやろう」とか考えないように。 主目的の書籍は押さえましたから, 残りは高ければ買いませんので。 (笑)

 そういえば, この『ロマンス語言語学叢書。』 どこかの大学で授業に使ったのかしら?  3 月末という旧持ち主の購入タイミングが, そこはかとなく そういった香りを醸し出しています。 (^^;)

 しかし…。 購入のきっかけを考えると, この一連の書籍も『魔法少女まどか☆マギカ』関連御一同様になるのかしら? あ, 「きっかけ」といっても「このタイミングで買うことになった」意味での話です。 そういった意味では『ラテン語文法』を先に買わないとダメだったのかしら? いや, でも, そちら方面は中世ラテン語ものを含めて複数既に持っていますし…。 (^^;)

全部揃えると ¥100k…。 それだけで もう 1 台 PC を新調できますね。 「あたしって、 ほんとバカ」 (でも) 「後悔なんて、 あるわけない」。 (笑)

●Jun.10,2011

D.C. III...

 今日, CIRCUS の Web で『D.C. III』の情報が公開されたわけですが…。 CIRCUS に限らず, この手のシリーズものにおいて, 数年前に (CIRCUS でいえば『D.C. 入学・卒業セット』のような) シリーズ全てを網羅した単独完結もの――単なるコンプリートセットではなく「それだけでシリーズ全てが完結している」と思わせるもの――を出したあとに続編を出す…というのはプラスとマイナスの どちらに働くのかしら?

10 年以上続いているシリーズになると, 最初から最後までリアルタイムで買い続けているというユーザーは少ないと思いますから, 「単なるセット」の意味で買っているユーザーが少なくないとは思います。 全部持っていたとしても「今の環境では動作しなくなっちゃったしなぁ~」というユーザーを含めて…。

でも, 「それだけで完結している」からこそ買ったユーザーも意外と多いと思うのですよ。 で, そういったユーザーでは「完結を謳った以上, それより後に出たものには手を出さない」といった方も少なくないような気がします。 もちろん, セットが出た時点で「続編が出る」であろうことは判りきっているわけですけれどね。 要は それを機会に自身への区切りとしてしまうわけです。

そういった止めちゃうユーザーと, 「手に入れられなかったものも手に入る」 「現環境用のものが手に入る」と買った上で続編も買い続けるユーザーと…, 「完結を謳ったコンプリートセットものを出した」ことによる双方の収支が, どちらになるのかな~? と思った次第です。

 うむ。 ふいに思っただけですので, プラスであろうとマイナスであろうと構わないわけなのですが…。 (^^;)

 忠誠心が低いので, 実は この時点で まだ公式 Web を見に行っていなかったり…。 たにはら先生が「原画やってるから よろしくねん」とか Twitter で呟いていらっしゃったので, 「いつもの面々」だとは思いますけれど…。 となれば, その点はプラスに働いていることでしょう。 大勢のファンを獲得していますから。

●Jun.09,2011

"Windows 8 と Mac OS Lion、時代は「マウス」を遺物とする?!" の記事...

 昨日 TechCrunch Japan に "Windows 8 と Mac OS Lion、時代は「マウス」を遺物とする?!" といった記事が載りました。 それをざっと眺めながら「あん? サーバーや Windows 7 世代までの PC もあるし, Win や Mac OS X 以外を使っている方だって大勢いる。 それで どうマウスが駆逐されるんだ?」とか何とか思っていたのですが…。

そこで「はた」と気付きました。 iPhone 4, さらに iPad 2 を使い出してから私が時々やってしまう間違いに…。 それは「MacBook Air の LCD をタッチしてしまうこと。」  そう。 著者と全く同じ事を私もやってしまっているのでした。 マルチタッチトラックパッドの搭載されている MacBook Air にもかかわらず。 さすがに Satellite WXW/78DW で やらかすことは無いです。 そこまで毒されてはいないということなのでしょう。 (^^;)

 少なくともマウスが駆逐される (されないまでも, 付属すらしなくなる程度には主要な入力デバイスではなくなる。) のは, 「全ての PC 等がタッチスクリーンを搭載した後」でしょうね。 10 年単位で先の話でしょう。 さすがに「10 年後」というのは有り得なさそうですけれど…。

 それはそうと, 次期主力開発マシンとは別に「タッチに対応したタブレット」が必要になりそうですね…, 動作確認用として。 あと ARM 機も。 ちなみに, 開発マシンは Windows 7 止まりです。 タイル UI で開発なんて やってられないでしょうから…。 (^^;)  まぁ, ハイテク犯罪方面の流れによっては, 全て必要なくなりますけれど。 (笑)

Aug.11,2011 追記

 OS X Lion レベルに止まってくれるのであれば, Windows 8 へ上げても大丈夫そうです。 >開発マシン  あ, PC のほうは dynabook Qosmio T851/D8CR へ更新しました。 1680x1050→1920x1080 へ解像度は上がったものの, LCD サイズの 17.1"→15.6" へ下がった点が激しく辛いところです。 (^^;)

Mar.8,2013 追記

 その後, 「タッチに対応したタブレット」として ASUSTeK VivoTab RT TF600-GY32 と VivoTab Smart ME400C ME400-BK64 を買っています。 後者は x86 といっても Atom Z2760 なのでダメダメでした。 普通に使いたいなら Core i3 以上が必要ですね。

●Jun.08,2011

コミカライズ版『魔法少女まどか☆マギカ』...

[『まどマギ』コミック 3巻]

 先月末に ClariS の『irony』と『コネクト』を買った…といった辺りについては先日書きましたが, いつもの悪い癖といいますか, タイミング的に BD 2 巻のあとだったこともあって, コミカライズ版の『魔法少女まどか☆マギカ』も買っていたりします。 買った際には 10 日程度の納期予定だったのですが, 実際には予定より少々早く 5 日で届きました。 そこまでは良かったのですが…。

1 巻から順次読み進め完結編の 3 巻も大詰めのクライマックス…というところまできたラストの 8 枚 16p が…破損していました。 (^^;)  紙揃えか三方断裁の段階で製本機械が引っかけたのでしょう。 裏表紙側 (要は最後のページ。) に引っ掛かった機械が着けたであろう赤さびの痕が残り, その部分を中心として半分破れながら抉れています。 その影響が 8 枚分続いていると。

 15 年ほど前までは殆ど乱丁にお目に掛かることはなかったのですが (1/700 くらいの確率。), 通販で買うようになった ここ 10 年ほどは 1/80 程度に跳ね上がったような気がします。 感覚的には「普通にお目に掛かる」でしょうか? ガタガタな断裁の書籍も多く見掛けますし, 誤植も随分増えました。 技術を失ったの? 手抜きするようになったの? (^^;)

 それはともかく, 送って交換なんて邪魔くさいので, その場で買い直しです。 ステータスは…あら, 2~3 週間ですか。 「うむ。 新たに買うわけではないから, 大丈夫だ, 問題ない。」と, 1 秒了承でポチっとなです。 それだけだと寂しいので『Magia』 (アニメ版。) も付けておきます。

その 3 巻は, 結局発注から 2 時間後に発送されました。 おいっ!!  で, 次の日に届いたわけですが…, さすがに今度は大丈夫だったようです。 いやぁ~。 ほんの少しだけ「2 冊連続乱丁」に期待したのですけれど…。 (笑)

 おおぅ。 少しくらい内容についても書かないとダメですね…。

 このコミカライズ版『魔法少女まどか☆マギカ』は, ご存知の方も多いと思いますが, TV アニメと同時進行で描き下ろされたコミックです。 同じ脚本が元になっていますから基本的に同じお話となるのは当たり前なのですが, 同時進行だけに細部では違いが生じています。 それを難点ととらえる方もあるでしょうが, 個人的には それも同時進行の面白み…ということで受け止めています。

「基本的に同じお話」と書きましたが, 話が同じだけではなくアニメと同じ 12 話構成 (それぞれのタイトルも同じ。) となっていて, それが 4 話ずつ 3 巻に収まっています。 要は 1 冊で BD/DVD 2 巻分の勘定ですね。

構成までも同じにしてある…という点は, 確かに難点と言えなくもないでしょう。 アニメとコミックでは表現方法や 1 コマ (ひいては 1p。) でのスピードが異なりますから, 1 話に同じ分量を収めるのには無理が生じます。 コマ (時間。) が足りなくなったり, 反対に (一方が) 間延びしてしまったり…。

特に情報量の多い 11~12 話は, 巷で指摘されているとおり, コミックのほうが超特急になってしまっています。 とはいうものの, 個人的には「これくらいなら大丈夫」なのではないかと思います。 別に話が解らなくなるほどでは有りませんし…。 アニメ経験者にとっては「あれが抜けている, これも抜けている」となるのかもしれませんけれど。

 絵柄は…, これはもう好みの範疇で「どちらが良い」という問題ではないでしょう。 どちらにも味がありますし, それぞれの媒体に合っている気がします。 …逆も見てみたい…, それはそれで。 (^^;)

余談:『Gradus prohibitus』 (1 話で まどかとさやかが魔女の結界に巻き込まれたシーンの曲。 キュゥべえの「助けてっ!!」のヤツね。) を聴いていて, ふと頭に浮かんだもの。 それは…Diablo II Act. 2 の Palace Cellar…。 あと, サントラでは何気に『Sis puella magica!』がお気に入り。 歌詞 (と訳?) を載せたいところですが, 思いっきり著作権に違反するので, 自粛。 (笑)

Jun.9,2011 追記

 ↑の余談を書いていて ふと思ったのですが, 「Sis puella magica!」って「あなたが魔法少女なら!」といった意味なのかしら? 主文なしの接続法にするんじゃないっ!!  で, おっさんが「Puella magi sum!!」 (私は魔女っ娘だ!!) とか言ったら, どっかのゲームになっちゃうのかしら? (笑)

 タイトルの「PUELLA MAGI MADOKA MAGICA」における "puella magi" と, ここでの "puella magica" の使い分けが, 何気に気になりますね。 タイトルのほうは magi…つまり magus (魔術師) の属格ですから「魔法使いの少女」なわけですが, こちらは magica…つまり magicus (魔法の) の女性形なので, 「魔法の少女」→「魔法によって生み出された少女」ということで, ソウルジェムの本質に一層近づいたイメージがあります。 どちらも「魔法少女」になっちゃう点もミソ…多分。

"MADOKA MAGICA" での magica にも "puella magica" と同じ意味をもたせている可能性はありますが, 同時に「魔法のスターマジカルエミ」のような「マジカル○×」のノリも含んでいるのでしょう。 「Magician girl マジカルまどか」とか。 (^^;)

いや, 「文法的にどうだ」 「事実 (制作者側の思い。) はどうだ」はともかく, こういった無意味な深読みは楽しいですね。 アニメやゲーム, ファンタジー系小説などでの楽しみの一つになっています。 (笑)

 あ, ちなみに歌詞の聴き取りは まだやっていません。 週末にでもやろうかと思っています。 何か どこかで見掛けたようなフレーズも聞こえてきているのですが, 気のせいでしょうね, きっと…。

Jun.10,2011 追記

 BD を揃え CD を揃え小説版も揃える予定…と, 『涼宮ハルヒの憂鬱』以来の墜ちっぷりとなっているような気がします。 どれだけ墜ちようと, 派生ものに手を出さない点も同じですね。 (笑)  あ, でも「小説=原作」としてとらえると『CLANNAD』も そうなのかしら? 1・2 期の DVD, CD, ゲーム (=原作。) を持っているわけですから…。

Jun.12,2011 追記

 『Sis puella magica!』 の聴き取りをやってみました。 巷 (Web 上。) に歌詞が載っていたりしますが, 「どう聴いても そう聞こえないな~」という箇所が散見されます。 どうやら決定版は出ていないようですね。 まぁ, 面白い題材ですし, 引き続き聴き取りで遊ぶことにしましょう。

そういえば, タイトルのほうは「魔法少女になってよ!」が正解のようですが, かなり強引といいますか無理のある感じが…。 (^^;)  要求話法の「Oro ut puella magica sis.」から前半を削ったのかもしれませんが, むしろ単文で要求 (=やわらかい命令。) を表すのであれば, 「Puella magica eris.」とか未来形を使いそうですし。 うむ。 深く考えるのは止めましょう。 深みにはまるだけですし。 (笑)

Jun.13,2011 追記

 BD 2 巻と先日眺めた『Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal』が きっかけで『ロマンス語言語学叢書』を揃える (現在進行形。) ことになろうとは…。 (^^;)

●Jun.07,2011

ロマンス語比較文法...

 いつの日か「在庫有り」のステータスに変化することを望みつつ待ち続けていた表題の『ロマンス語比較文法』ですが, いつの間にか Amazon のステータスが「古書」になっていました。 しくしくしく…。 このステータスになったが最後, マーケットプレイスでの中古販売 (新古は望めない。) で入手するしか方法はありません。

「なっちゃったものは仕方がない」というわけで, 中古品を ¥10k 超でサクっと買いました。 「定価の倍 - α」といったところでしょうか?  懸案事項は「多少のヤケあり」の焼け具合が どれくらいなのかですね。 それはともかく, ポチってから 1 時間と経たず発送されたようです。 また, 随分とお早い発送で…。 (^^;)

 結果論としては, 「店頭に存在し手にも一旦取った 87 年 4 月の段階で買うべきだった」ということなのかしら?  とはいうものの, 前にも書きましたが, その際には電子手帳 (or ポケコン。) 関係で散在し, ミニチュアスコア (音楽之友社のマーラー方面。) で散在し, 『古フランス語文法』 『古プロヴァンス語文法』 『Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal』 (3 冊とも大学書林。 ^^;) で散在し…と, ¥60k は使っていたはずですので, 残り +6k 程度が出せなかったのでした…, 袋の強度的にも。 (笑)

 ミニチュアスコアは随分高くなりましたね。 例えばマーラーの 8 番 (OGT 1490。) は当時 @1.5k だったのですが, 今では @2.4k もします。 @2k 弱辺りの頃に「高くなったなぁ~」と思ったものですが (10 年くらい前?), そこから さらに高くなっているとは…。 上述の際には ¥20k ほど散在していたはずですから, 今なら ¥35k くらいになっていそうですね。

 はぁ~。 うつのみやビルに鎮座していた頃の うつのみや片町店は良かった…。 ここと北国書林と ATRIO 6 階の文具売り場 (+ 7 階のシステム手帳売り場。) を毎週のようにハシゴしていた覚えが…。 うつのみやなんて, 入り浸りすぎて (うつのみやの) 新採組が関係業者と間違えたりしていましたし。 (笑)  当時の各フロアー担当者様には随分お世話になりました。

それが全く出向かなくなるのですから, 100 満ボルトやヤマダ電機, K's デンキ辺りの量販店もそうですが, 立地は重要ですね。 何しろ年間 100 回くらいは通っていたはずが, 移転してからは 5~10 年の間に 1・2 回しか出向いていませんから。 信じられないこの違い。 (^^;)

いっそのこと, 全店舗 前の場所へ再移転して下さい。 100 回は無理としても, 週一の年間 50 回くらいは出向くと思います。 …うむ。 すっかり脱線してしまいました。 (笑)

 そういえば, この『ロマンス語比較文法』は, フランス語やスペイン語など現代の各言語での比較文法になっているのですが, 確か中世 (10 世紀~13 世紀辺りの, フランス語なら古フランス語から中世フランス語前期の時代。) 辺りをネタにした書籍も あったはずなのですよね。 そちらも どこかに転がっていないかしら…?

Jun.8,2011 追記

 昨日サクっと届きました。 確かに少々ヤケが見られますが, 折り目等も皆無で比較的状態は良いようです。 裏表紙に入っているサインが「中古」感を醸し出していますね。 マーク的なデザインで面白いです。 持ち主は男性でしょうけれど, 実に女性っぽい字体 + デザイン。

 今回買ったのは朝日出版社の『ロマンス語言語学叢書』 4 巻に当たる書籍です。 実は大学書林の『ロマンス語比較文法』も手に入れたいところなのですが…。 どこかに転がっていないかしら?  く…。 87 年に ¥9k を思い切っていれば双方セットで買えたのに。

わ…私は負けないっ!!  『ロマンス語言語学叢書』 3 巻の『ロマンス語歴史文法』もポチってやるぅ~, ¥15k するけれど…というわけでポチッとな。 出品者が同じ書店なので, 元の持ち主が同じである可能性大です。 果たして同じサインが入っているのでしょうか? (笑)

Jun.10,2011 追記

 帰宅したら『ロマンス語歴史文法』が届いていました。 期待どおりといいますか, 元の持ち主が同じでした。 (同じサイン入り。)  さすがに大人買いは出来ませんが, 売り切れない限り順次揃えることになると思います。

Jun.13,2011 追記

 「とりあえず興味の主体となる中世ロマンス語方面の書籍だけは揃えておこう」というわけで, 1 巻の『ロマンス語言語学』だけ追加で入手しておきました。 ここまでが ¥50k で, 残りを手に入れるには さらに ¥50k が必要…というのはさすがに辛いところですので, 残りの 2 冊は追々入手することにします。 (^^;)

Mar.8,2013 追記

 事後報告をすっかり忘れていたのですが, その後全 5 巻を入手しています。 100k を超えたことよりも, お…置き場が…。 (笑)

ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルの『剣の舞』...

 YouTube 等で公開されている様々な楽曲の中で, たまに無性に聴きたくなる曲が いくつかあります。 その中の一つが, 表題の「ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル」による『剣の舞』です。 これは, 「ゲルギエフ/ウイーンフィル」によるものと同じく, どちらかといえばネタ的なものとして多くの方に聴かれているもので, 私も そちらの目的で聴くのが基本です。

なぜ「ネタ」なのか?  それは, どちらも「演奏速度の限界に挑戦したもの」だからです。 特に後者は実際に それと宣言した上で演奏が行われています。 その速さは…, 前者が 1 分 56 秒で後者が 1 分 59 秒と 1 分 55 秒 (2 回演奏している。) と, もう笑うしかない速さです。 (笑)

 さて, どちらの演奏も凄いのですが, 特に前者は神がかりの演奏となっています。 元々「ムラヴィン/レニングラード」といえばアンサンブルがしっかりしているわけですが, この 1 分 56 秒という鬼のようなスピードにもかかわらず, 依然として全く崩れていず, もう PC か何かで演奏させたかのような正確さを相変わらず保っています。

こうなると, 「本当に生演奏なのか?」という疑問が出てくるのは仕方のないところです。 後者はライヴの動画ということで, 指揮者どころか個々のパートの演奏者まで面が割れていますから, 疑いようもなく本物です。 が, 前者は音声のみだったのでした。 (時代的に録画は中々残っていないとは思いますけれど。)

 その辺りもあって, ネタ用音声動画の公開主が, 大元と見られる音声動画 (の公開ページ) を追記で紹介しています。 説明文がスペイン語なので「訳してくれ~っ!!」とのことです。 (笑)  その内容は以下のとおり:

Grabación de fines de los 40 por Yevgueni Mravinsky con la orq de Leningrado. Intenté mejorar lo tanto como pude con mis softwares... no es cd ni vinilo de firma discografica vigente (hay grabaciones de Yevgueni Mravinsky en YT y esta grabación está en las mismas condiciones por lo tanto y definitivamente no infringe los derechos de copyright). Esta versión es un grabación en cinta abierta debida a mi querida profesora de música procedente de fines de los 60, y la difundo con el simple fin de compartir LA MÚSICA...

誰が見てもタイプミスと判りそうな部分については修正してあります。

間違いだらけだろうが何だろうが「ひな形があれば どなたか添削してくれるかな~?」と, とりあえず適当に訳してみたものをコメントしておきました。 スペイン語は解りませんです。 (^^;)

エフゲニー・ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによる 40 年代末の録音です。 私のソフトで出来たのと同じくらい改善しようとしました… CD でも DAT でもありません。 (ムラヴィンスキーの録音は YouTube にあり,その点では この録音も同じです。 なので,著作権を侵害することは有りません。)  この版は 60 年代末からの親愛なる音楽の先生による録音テープで, 音楽を共有する単純な目的で公開します。

softwares とか copyright といった単語が気になります。 真のソースは英語語圏のもので, それがスペイン語語圏で公開されたのかもしれませんね。 英語をスペイン語に訳したような雰囲気が若干伺えます…。

私からもお願いします。 「誰か訳して!!」 (笑) >スペイン語専攻な方々

 それはともかく, この説明文からすると早回しだとかの「作られた音源」では無さそうですね。 録音テープなので, 録音時と再生時の違いで微妙に速度が変化…といったケースは有り得ますが, ピッチは合っていますので, 問題となるほどの変化は無さそうです。

「改善しようとした」というのは音質のことでしょう。 40 年代末…つまり昭和 20 年代前半という太平洋戦争終戦数年後のものですから, 音質が良いとはとても思えませんので。 恐らくクリアー化に苦労したのではないかと。 たとえ その「音楽の先生の持っていた録音テープ」の保存状態が良かったのだとしても…。

●Jun.01,2011

Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal...

 土曜夜の話なのですが, UNLHA32.DLL の質問メールが 1 通飛んできました。 それだけであれば良くある話だったのですが, 重要かつ久々の笑い話ネタが 1 つ仕込まれていました。 それは…ロシア語。 ちょっとちょっと…。 UNLHA32.DLL を使おうというような方なら英語の読み書きが ある程度可能なはずなのに, 何故にロシア語…?  私への挑戦…って, そんなの必要ないです。 (笑)

まぁ, 来てしまったものは仕方がありませんし, 幸い 10 行程度でしたので, 辞書と入門書を駆使して返事を書くことにしました。 …とはいうものの, いくら自身が担当の分野で, 見覚えのある API 名等が散見されるとしても, そこはロシア語。 3 行ほど解読 (和訳ではないところがミソ。 ^^;) したところで, 現実逃避の旅に出たのでした。

 現実逃避の旅で眺めることにしたのが, 大学書林の『Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal』です。 25 年ほど前に同じ大学書林の『古フランス語文法』 『古プロヴァンス語文法』と一緒に買ったもので, 今となっては手に入れづらいことから, 処分されず自宅に残り続けている書籍の一つです。

この『聖杯の物語』は, Chrétien de Troyes が古フランス語で書いたものですが, 名前のとおり聖杯にまつわる物語でアーサー王辺りも登場してきます。 要はアーサー王伝説の一つということですね。 聖杯ネタでは最古のものの一つで, 『Fate/stay night』で出てくる聖杯も, この物語で登場する聖杯も, 基本的には同じものです。 (^^;)

 それはともかく, 件の書籍には さすがに全文が載っているわけではありませんので, 全文 (『Antología de Textos de Literaturas Románicas』とか。) を手に入れたいところなのですが, それが可能だったとして, 古フランス語の原文を全て読み切るのは絶対無理そうです。 というわけで, 脱線ネタだったにもかかわらず, 昨日になって訳書を発注してしまいました。 (笑)

訳書と言っても「現代フランス語訳」の書籍です, 念のため。 古フランス語へ繋げるためのものですから, 日本語訳や英訳では意味がありません。 (^^;)  Web を ちょっと徘徊すればテキスト自体は手に入るのですが, ここは やっぱり書籍として手に入れたいので, 仏 Amazon の お世話になっています。 1 冊では寂しいので, お供に『Les Misérables (Tome I)』を選択。

 さて, 今度は どれくらいで到着…, そして正しい中身が到着するのでしょうか? 前回がアレだっただけに楽しみです。 (笑)

 ちなみに, Twitter で呟いた箇所 (vv. 6387-6389。) を挙げると こんな感じです:

'He! biax amis, dist li preudom,
Or me di coment tu as non.'
Et il li dist: 'Perchevax, sire.'

 現代フランス語訳だと こんな感じ:

'Ha! biax amis, fet li prodon,
or me di comant tu as non.'
Et il li dist: 'Percevax, sire.'

たまたまなのですが, 殆ど差のない箇所だったようですね。 (^^;)

 あ, そうそう。 件のロシア語メールについては, その日に解読して返信しました…英語で。 辞書はともかく, 入門書よりも NHK ロシア語講座テキストのほうが役に立ったという この事実…。 (笑)

Jun.7,2011 追記

 昨日発送されたようです。 バリバリのフランス国内物なのに, 独 DHL によるフランクフルトからの航空便直送なのが笑えます。 どうやら独 Amazon に在庫があったようですね。 中継基地であるフランクフルトから直送したほうが, Amazon 側の経費は少なくて済みますから。 到着予定は 10 日。

 そういえば上の例文の訳を書いていませんでした。 「おお, 親愛なる友よ。 貴方のお名前は?」 「ペルスヴァルです, 隠者様。」といった感じです。

Jun.13,2011 追記

 この本を久しぶりに眺めたことと『魔法少女まどか☆マギカ』 BD 2 巻 (特典サントラのタイトルがラテン語。) が きっかけで『ロマンス語言語学叢書』を揃える (現在進行形。) ことになろうとは…。 (^^;)

 件の書籍ですが 2 日遅れで今日届きました。 驚いたことに双方とも「原文まま」でした。 これは嬉しい誤算です。

まず『Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal』のほうですが, 見開きで左ページに原文が, そして右ページは詞の形態にとらわれない現代語訳となっています。 先の箇所を例に挙げると以下のとおり:

— Ah! mon doux ami, lui dit le saint homme,
dis-moi donc quel est ton nom. »
— Perceval, monseigneur », lui répond-il.

韻を気にする必要がないことから, 普通の散文になっています。 これなら最悪 右ページだけを「普通の小説」として読めます。 (おいっ)

 もう一方の『Les Misérables (Tome I)』ですが, 元々が 19 世紀半ばの作品で, 現代語とあまり違わない近代フランス語で書かれている…というわけで, 脚注に注釈やコメントが記述されている形態となっています。 うん。 その形態を望んでいましたのでラッキーでした。 しかし長いです…。 4 分冊の 1 冊目なのに 960p もあります…50 桁 40 行の仏文びっしり状態で。 (笑)

 投げ出すことがなければ, 当分は楽しめる (原文と格闘できる。) ことでしょう。 (^^;;

Jun.14,2011 追記

 『Le Roman de Perceval ou le Conte du Graal』ですが, 色々検討して綴りを直してあるみたいです。 先の箇所では:

— Ha! biax amis, dit li prodom,
Or me di comment tu as non. »
Et il li dit: « Percevaus, sire. »

となっているのですが, こうなると もはや「どっちが古語で どっちが直したものか」判らなくなりますね。 (笑)

 ちなみに このお話…完結していません。 ブッツリ途切れています。 それでも わりと有名どころなので, こうして普通に書籍が売っています。 中世ヨーロッパで最大級の作家である Chrétien de Troyes が書いたものですし, 「聖杯もの」の物語としての最古参組でもあることから, そちら方面を かじる際に避けて通れないからなのでしょうね。