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今日の出来事 (Jun, 2019)

●Jun.23,2019

Windows 10 1903...

 ちょうど 1 ヶ月くらい前の 5 月 22 日 (米国現地時間 5 月 21 日) に Windows 10 の最新版である May 2019 Update が一般公開されました。 概ね半年ごとに繰り返されるアップグレードで, 最初の版である 1507 から 1511, 1607, 1703, 1709, 1803, 1809, そして 1903 と今回が 7 回目に当たります。 「アップデートではなく実質アップグレード」だけあって毎回何かと互換性・不具合ネタを提供してくれる Win 10 のアップグレードですが, 今回は特に じゃじゃ馬だったらしく, 問題に次ぐ問題の発生で一般公開自体が遅れてしまったのは記憶に新しいところです。

その一般公開…。 公開したは良いものの不具合が解消されたわけでは全然なく, 見切り発車と言われても仕方のない状況だったりします。 6 月に入って手動チェックによる Windows Update さえ行えばアップグレード可能なようにはなりましたが, 未だ解決していない (該当者には) 比較的深刻な問題を抱えたままなのですから…。 可能なものなら「不具合が出る環境の割合」を知りたいところですね。 (^^;)  例えば それが 1% とかなら誰も問題にはしないでしょう。

 ともあれ巷的には「普通の環境であればアップグレード可能」という状況になったわけですが, 手元の主力ノート PC である 東芝 dynabook Qosmio T851/D8CR に限って言えば何度手動チェックを行おうと一向にアップグレードされる気配が見られませんでした。 8 年も前の PC ですから自動アップグレード対象から外れているケースもありますが, 普通に考えれば今回のアップグレードでネタになっている不具合の どれかに該当している可能性のほうが高そうです。

「まあ, それならそれで…」とツールを使用して強制的にアップグレードしてみることにしました。 幸い 1 週間前に 2TB SSD → 2TB SSHD の丸ごとコピーという保険を掛けましたし…。 というわけで 15 日の先週土曜日に 1903 へのアップグレードを敢行しました。 1803 の頃が ADSL 回線だったのに対して今は光回線なのでダウンロード自体は 15 分ほどで終了, そのままアップグレードの準備が始まりました。 …と 14% まで進んだところで表示されたのが:

「互換性がないから次のプログラムを削除してね~:VMware Workstation 12 Pro

どうやら, SD カードや USB メモリーの類いでも, Web カメラやチューナーなど USB 接続なデバイス周りの類いでも NIC や WiFi 周りの類いでもなく, アップグレードを停止せしめていた諸悪の根源は「旧版の VMware」だったようです。 (笑)  まぁ…それは…今は 15 の時代で 2 世代も前の版ですものね…。 (^^;)  ともあれ, これが表示されたからにはアンインストールしないと後にも先にも進めませんので, 「後から改めてインストール」が有効であることを祈りつつアンインストール…そのまま準備作業が再開された後アップグレードも開始されました。

と, ここで問題が。 これまでであれば巷の報告以上に時間を掛けながらも何度か再起動しつつアップグレードは終了していたのですが, 27% までアップグレードの進んだところでハングしてしまったのです。 2 時間以上も進捗が変わらず しかも SSD のアクセスランプも点かずとなれば, これはもうハングでしょう。 そう勝手に解釈して強制電源断を行いました。 一瞬 Lenovo Miix 2 8 (32GB モデル) と同じ文鎮化コースが頭をよぎったものの, 保険を掛けてある以上時間以外の損失は発生しませんので。 …という心配を余所に電源投入後は普通に 1809 への巻き戻し処理が行われ, 環境は振り出しに戻りました。

巻戻った直後に再挑戦した 2 回目…。 やっぱり 27% でハング…だったのですが, 2 時間以上経ったところで開き直って そのまま放置したところ, さらに 1 時間以上経ったところでスリープ…ではないのですが勝手に電源が落ちました。 再起動でもないらしく電源の入る気配もありません。 となれば手動で電源を入れるしかない…とスイッチを押したところ, 30% からアップグレードが再開され, そのまま作業は終了してしまいました。 いや, 無事 1903 へ上がったのだから良いのですけれどね。 (笑)

 無事 1903 へ上がったところで残るは最後の関門…VMware Workstation 12 Pro の再インストールです。 …と気構えることもなくサクッと 12.5 のインストーラーを実行したところ, 特に何も引っ掛かることなくインストールは終了し起動できなくなるようなゲストも発生しませんでした:

上画像は最重要とも言える Windows XP MCE 2005 ゲストです。 Virtual PC 2007 SP1 の孫ゲスト Windows 3.1 + Win32s 1.25J 環境を擁し, その Win32s 対応を行うために当該環境 (Win XP) が開発環境となっているのでした。 Windows 10 は当然ながら Vista 以降の環境にインストールされている開発環境でコンパイルすると Win32s 未対応となってしまいますので…。 ちなみに, VMware Workstation 14 Pro は持っているのですが, とある理由でアップグレードを断念しています。 (^^;)

 さて, 1903 へ上げてから 1 週間経ったわけですが, 今日までのところで 2 つほど問題が発生しています:

  • VMware Workstation 12.5.9 Pro 各ゲストの動作が心持ち重くなった
  • iPhone / Mac で作成した動画で音ズレが発生するようになった

まずは 1 つめ。 劇的ではありませんので問題ないと言えばないわけなのですが, 少なくとも体感できる程度には VMware Workstation 12.5.9 Pro 各ゲストの動作が重くなりました。 一番絡んでいそうなのは CPU の脆弱性対策方面なのですが, ホスト側システム周りのファイル再配置など最適化が進めば, 「元通り」とはいかなくとも解消されるのかもしれません。 幸い重傷ではありませんので こちらは様子見で大丈夫でしょう。

次に 2 つめ。 こちらが比較的深刻で, iPhone / Mac で作成した動画について音ズレが発生するようになりました。 「するようになった」の言い回しで お判りのように, 1809 まで発生していなかった動画で発生するようになったのがミソです。 ただ「全ての動画が」というわけではなくて, 「デレステとミリシタ...」の記事で挙げた動画であれば以下のようなパターンに分かれます。

まずは その 1。 「1809 でも 1903 でも音ズレが発生しない動画」です:

正確には 0.1 秒ほど音声が遅れています…というのは置いておいて, 1809 の頃と 1903 とで差の全く発生していないパターンです。 要は以前と同様に鑑賞が可能で全く問題のないタイプです。 全てが これであれば良かったのですが…。

次に その 2。 「1903 で一旦音ズレが発生したものの, その後解消若しくは改善した動画」です:

元々音ズレの発生していたもの (最大のもので 0.2 秒ほど。) も含まれていますが, どれも 1903 へ上げたことで音ズレが酷くなったものです。 ズレ方は様々ですが一番酷いもので 0.5 秒ほどズレるようになりました。 ただ, これらの動画は毎日チェックしつつ 3 日ほど経った時点でズレが元通り若しくは著しく改善しています。 もしかしたら「著しく改善」は「元通り」なのかもしれません。 一旦大きくズレた関係上どうしてもズレが気になってしまいますので…。 (^^;)  ちなみに, 元通りになったのが『Star!!』と『咲いて Jewel』の Live 組で, あとの MV 組は未だ微妙に 1809 の頃より音の遅れ気味な気がします。

最後が その 3。 「音ズレが発生したままの動画」です:

1903 へ上げた直後より音ズレはマシになったものの, それでも未だ 0.3~0.4 秒ほどズレたままで少々鑑賞に堪えられない状況となっています。 今後ズレたままなのかは不明…。

アップグレードを行った後に行われるファイル再配置等の最適化が完全に一段落するまでには 1 ヶ月ほど掛かるでしょうから, それまでに事態が収拾することを祈りたいですね。 ただ, これらの動画が iPhone や Mac などの Apple 勢…つまり それを作成した環境で音ズレしないのは当然として, Android スマホやタブレットでも音ズレを経験したことがないのですよね。 結局のところ Windows 環境での実装が拙いだけのような気はします。 (^^;)

 …というわけで強制的に 1903 へ上げたわけですが, 幸い致命的な不具合に遭遇することはありませんでした。 動画の音ズレは少々痛いところではありますが, 1809 環境へ戻すほどではありません。 ちなみに, 昨日 22 日に Windows 10 Pro (x64) ゲストで Windows Upadate を行ってみたところ 1903 が降ってきました。 どうやらゲスト環境では普通にアップグレードされるようです。 (笑)

あと冒頭の画像ですが, 1803 から変わらず未だに 32 ビットアプリ…つまり WoW64 な環境では「Windows 10 Enterprise」扱いになるみたいですね。 もう このままなのでしょう。 (^^;)

Oct.19,2019 追記

 iOS 13 において画面収録で作成される動画の形式が変更されたことと, トリミングなどの作業を LumaFusion で行うことにより, 音ズレを避けつつ高クオリティーな動画を得られるようになりました

上で挙げたのと同じ動画を iPhone 11 Pro で作成すると以下のとおり:

オマケで 9 人 Live とミリシタの動画 2 本:

能力差による影響はあるものの, iPhone XSiPhone 8 でも iPhone 11 Pro と同等若しくは それに近い動画となります。

iOS 12 上での動画と比べて iPhone XS なら 3 倍, iPhone 8 に至っては 6 倍とファイルサイズの肥大化は甚だしいですが, 高クオリティー化のメリットは それ以上に大きいでしょう。 ちなみに, 高クオリティー過ぎても困りますので, ここで挙げた動画については, ファイルサイズの抑制を兼ねて故意にクオリティーを下げてあります。

●Jun.09,2019

デレステと HUAWEI P30 lite...

 下の記事でも書いているように, 昨年クリスマス頃の ASUS ZenFone Max (M1) を皮切りに, 2 月中下旬のわずか 11 日間に ASUS ZenFone 5Q, ASUS ZenFone 5, そして ASUS ZenFone 5Z の 5 シリーズ 3 台, 加えて 3 月下旬には ASUS ZenFone Max (M2) と都合 5 台を買っている私ですが, テスト目的なところもあって仕方がないとはいえ, よく考えるまでもなく Snapdragon 搭載機ばかりの状況に陥っています。

曲がりなりにもローエンドからハイエンドまで一応揃えて買っていることから, Snapdragon の大まかな傾向は掴めた気がしますので, そろそろ別系統の SoC も試したくなってきました。 というわけで「何かないかしらん?」と 4 月辺りから思っていたわけですが, そこへちょうどタイミング良く (なのか? ^^;) HUAWEI が世間を賑わせ始めました。 言うまでもなく米国による諸々の制限です。 「それなら自身が人柱の一柱になれば良いじゃないっ♪」というわけで, HUAWEI 機を買ってみることにしました。

機種選定ですが, 「いつ Google Play を使えなくなるかもしれない」状況にあっては さすがにハイエンド機を買う気にはなりませんので, ミドルレンジの HUAWEI P30 lite を選択することにします。 ある意味ハイエンド機では「あれこれ出来て当たり前」なので, テスト目的としては楽しめない部分もありますし…。 (笑)  結果, あとは「いつ買えるようになるか」だけの問題となりました。 いえ, 新たに会員登録まで必要とする通販系や量販店を使ってまで買うほどでもありませんでしたから…。 (^^;)

…という状況にあった 6 月 4 日…。 プチ状況の変化をチャンスと捉えて「このタイミングで手持ち在庫を売り抜いておこう」と思ったのか, Amazon が停止していた HUAWEI 製品の販売を再開しました。 しかも, 下手なサイトや量販店よりも安い価格で…。 「これはもう買うしかないっ!!」というわけで, その日の午前中に発注して 5 日の 13 時過ぎには件のブツが届いています。 まだ 4 日しか経っていませんね。 (笑)  あ, そうそう。 元より「いつ『笑ってゴミ箱』になっても構わない」「そもそも Apple iPhone 8/XS 使いで Android 勢も上で書いた ZenFone 5Z を始めとした 5 台が鎮座している」という前提と状況で買っていますので, 念のため。

 HUAWEI P30 lite の大まかなスペックですが, HiSilicon Kirin 710 2.2GHz, 4GB メモリー, 64GB ストレージ, そして 2312x1080 FHD+ TFT 液晶…といった感じになっています。 「TFT 液晶」とだけ書かれていますが, ZenFone 5Z 辺りと遜色なく 4 方向ほぼ水平近くから見ても見かけの色は変わりませんので, 少なくとも IPS と同等くらいではあると言えそうです。 要は「気にする必要はない」ということですね。

筐体ですが, 72.7 x 152.9 x 7.4 mm の 159g と, ZenFone 5 シリーズや Apple iPhone XS を使っている身としては随分軽く感じます。 もっとも前作 P20 lite の 145g からは 14g と死ぬほど重くなっていますけれど…。 (^^;)  iPhone XS や ZenFone 5Z と並べてみると こんな感じです:

まずは左上画像ですが, 左隣は iPhone XS で右隣が ZenFone 5Z です。 見てのとおり ZenFone 5Z と ほぼ同じで若干細身といった趣ですね。 なお, 一回り小さく見える iPhone XS のほうが画面の解像度は高いです。 iPhone XS の画面が少々鮮やかさに欠けて見えるのは, オリオン大星雲 (画面の中心僅か右よりにトラペジウムが見える。) な壁紙になっているからなのでした。 既定値から変更されているのは常用されている証拠…おっと話を元に戻して…。

右上画像は P30 lite のホーム画面です。 Android 9 としてはスタンダードな極々普通の画面で, 特筆するような点は何もありません。 何かあるとすれば, 「ZenFone の ZenUI に慣れていると, ナビゲーションボタンが自動で下に隠れてくれない点だけが不便かしら?」といったくらいですね。

 というわけで, 「Google Play など各種サービスが いつまで使えるのでしょう?」というのを追っていくのが今回買った主目的です。 現状は以下のような感じ:

左上画像のように今のところは Google Play を始めとした Google の全サービスが普通に使えます。 そして, 一方の OS はといえば右上画像のとおり Android 9 (EMUI 9.0.1.130) と出荷状態のままです。 まあ, 未だサービスが使えるからこそ販売を開始したのでしょうし, 発売から日が経っていないわけですからパッチが登場していないのも仕方のないところでしょう。

 さて, 「早くも状況に変化の訪れるはずがない」ということで そちらについては追々新規記事や追記などで経過を書くことにして, もう一方の目的である「Kirin な SoC と Snapdragon な SoC の比較」のほうを試すことにします。 前作 P20 lite の SoC が HiSilicon Kirin 659 (2.36GHz + 1.7GHz) だったのに対して, P30 lite は HiSilicon Kirin 710 (2.2GHz + 1.7GHz) となっています。 地味に 7% ほどクロックが下がっていますので, ゲームアプリなどでは下手をすると体感速度は落ちているかもしれませんね。 Snapdragon 630 (2.2GHz + 1.8GHz) と Snapdragon 636 (1.8GHz + 1.6GHz) が そうだったように…。

御登場願うのは毎度ながらデレステです (笑) :

HUAWEI P30 lite は ちゃんと全画面表示に対応していますので, デレステも普通に全画面で使えます。 2312 x 1080 と ZenFone 5Z 辺りより さらにワイド画面なので, 両端の黒抜きも大きくなっています…悲しいことに。 (^^;)  ちなみに iPhone XS は さらにワイドなのですが, あちらは ちゃんと画面一杯で背景が表示されます。 要は Android 版が手抜きというだけです。 そして, それが悲劇を招くのでした…。 (笑)

続いてはタイミング調整:

…なのですが, 調整画面のプレー結果は使えません。 実際の Live をプレーしつつ, ノーツの動きではなく曲に合わせてタップポイントを叩けるようなタイミングに手動で調整する必要があります。 その結果が上画面なわけですが, タイミングの取り方は個々人毎バラバラなので, これは参考値にもなりません…多分。 (^^;)  こういった処置が必要になるということは, Kirin 710 は Snapdragon 430 や Snapdragon 632 寄りの能力ということになります, ことデレステやミリシタをプレーするに限っては。

というわけで Live に入っていくわけですが, ここで悲劇は起きました (笑):

上段画像をクリックして拡大表示 (FHD クラス以下の画面では さらに拡大して等倍表示を推奨。) すると判るのですが, バストショットで表示されている美嘉…といいますか画面全体の解像度が著しく落ちてしまっています。 それも HD クラスどころか WSVGA クラスへ…。 上段右画像は画面下部中央の美嘉なタップポイントのみを切り出したものです。

「Live がそうなら MV はどうかしら?」と MV を試しても同じでした。 下段右画像を見て お判りのように, ポーズのポップアップ画面すら そうなっているとなれば, これはもうディスプレーの解像度自体が WSVGA クラスへ落ちているということになります。 ちなみにこれ, Live・MV 共に 3D リッチ設定です…これでも。 (^^;)

不具合は それだけではありません。 『Yes! Party Time!!』の 3D リッチ設定な MV を iPhone XS と比較してみた結果が以下のとおり:

右側は iPhone XS で左側が HUAWEI P30 lite です。 見てのとおり解像度が悲惨なのは当然ながら, その上紙吹雪も舞っていなければライト類も まともに光っていません。 光源なしでは反射させようがないので床も鏡面処理されていません。 はて? 解像度はともかく どこかで見たようなパターンの表示です。 設定を確かめてみると…。

左上画像のとおり設定は確かに「3D リッチ」ですが, 詳細設定 (右上画像) を見ると紙吹雪と映像フィルタが「未対応」ということで無効化されています。 つまり「3D 軽量」と同じ状態に陥っているわけですね。

というわけで, 今度は「3D 軽量」設定な iPhone XS の MV と比較してみます:

見てのとおり (解像度の不具合を除いて) 全く同じ結果となりました。 恐らくアプリが 2312x1080 という「ワイドすぎるディスプレー」での全画面ダイレクト描画を行えないのでしょう。 Windows で言えば「ウィンドウモードなら FHD だろうと DirectX での描画は可能だけれど, 全画面にすると (DirectX で描画するには) 強制的に VGA になる」あのパターンです。 紙吹雪等の無効化は それの煽りを受けているのでしょう…そう思いたいです。 もし本当に「対応できない GPU」であるのなら, それはもう悲劇です。 何をどうやっても 3D 軽量でしかプレーできないわけですから。

 …というわけで, ことデレステをプレーするに限っては HUAWEI P30 lite は ZenFone 5Q や ZenFone Max (M2) と同等以下…以前に現状は実質使い物にならないと言えそうです。 いえ, プレー自体は普通に可能ですよ。 負荷が掛かると時々タップ抜けは発生しますが, マスターでもフルコンボは可能でしたし…。 Xperia とか別ベンダーの超ワイド画面スマホだと どうなのかしら?  画面比率や解像度のせいなら Xperia 1 辺りも危ないということになりますし, 逆なら「P30 lite では一生ダメ」ということに…。 (笑)

ちなみにミリシタでは どうかというと:

毎度ながら相性問題に左右されないことの多いミリシタなので, 「劇場・コミュ画質」を標準設定に変更する必要がある以外, 何ら問題なく動作します。 反対に初期値で軽量となってしまうということは, アプリ側で対処可能なものの, そうなるだけの何らかの制限が存在する…ということになります。 なお, 右上画像では紙吹雪等がまったく表示されていませんが, 何も降っていないタイミングなだけで, 普通に紙吹雪もシャボン玉も舞ってくれますので, 念のため。 …って, よく見たらシャボン玉が舞っていますね。 (笑)

Jun.12,2019 追記

 デレステの不具合について一番可能性が高そうなのは, 俗に「ジャギる」とか言われている有名な不具合なのですが, それに該当するのかは不明です。 その不具合が発生した際に映像フィルタ等が無効化されて 3D 軽量相当になってしまうのであれば, 十中八九そのパターンでしょう。 その場合は「Kirin 710 の GPU が Mali-T800 系でも Mali-G70 系でもない Mali-G51 だから」という単純な原因に帰着します。 何しろデレステは GPU 名で対応有無の判定を行っていますから…。

Jun.13,2019 追記

 少々ネット上を徘徊してみたのですが, Kirin 710 な Android 機は昨年 12 月頃から登場し始めていて, どうやら それらの機種でも P30 lite と同じくジャギる現象が発生しているようです。 つまり, Mali-G51 への対応化は最低半年は放置されているわけで, 今後対応されるとしても さらに半年単位の期間を経てからということになるでしょう。 となれば, デレステが対応するより先に P30 lite を Android 機として使えなくなりそうですね。 最悪あと 2 ヶ月でタイムリミットが やってくるわけですから。 (^^;)

デレステ勢は何も考えず P30 lite を機種選定から外したほうが幸せになれるのかもしれません…。

Oct.23,2019 追記

 8 月のリミットは回避されたものの, 次に迫る P30 lite の賞味期限切れまで残り 1 ヶ月となりました。 これまでデレステが Kirin 710 に対応することはありませんでしたし今後も同じでしょうから, 未だ一度も不具合の発生していないミリシタへ移行したほうが幸せになれるかもしれません。 (笑)

それとは別に, P30 lite はアンテナでの表示以上に WiFi の掴みが弱いらしく, 何をするにも やたらとロード時間を食います。 当該機を使用する上で, ある意味これが一番影響は大きいかもしれません。

●Jun.07,2019

Android 9 とデレステ (ZenFone 5Z/5 編)...

 そもそもが iPhone 使いというわけで 5 年ほど Android 機から遠ざかっていた私ですが, Android 版関数電卓アプリを試すべくローエンド機の ASUS ZenFone Max (M1) を昨年末に買ったところまでは良かったものの, そこから脱線してデレステやミリシタまで試したのが運の尽きで, 2 月中下旬のわずか 11 日間にミドルレンジ機の ASUS ZenFone 5Q, ASUS ZenFone 5, そして ASUS ZenFone 5Z と 5 シリーズを 3 台とも買って試す羽目になったりと, これまでの空白を埋めるかのような事態に陥っています。 (笑)

その後 3 月下旬に買った ASUS ZenFone Max (M2) を合わせた都合 5 台を試しての結果は「ゲームするならハイエンド機にしよう」という至極真っ当なものだったわけですが, その一方で, せっかくのフラグシップである ZenFone 5Z なのに「スクリーンショットさえまともに撮れない」とかユーザーによっては半分死亡モードの大バグを抱えていた辺りは件の記事で書いたとおりです。

そのバグですが…:

見てのとおりスクリーンショット機能が全画面に対応していず, ノッチ部分を欠いた 2159x1080 のサイズでしか撮れないのでした。 ZenFone 5 では普通に全画面サイズで撮れるにもかかわらずです。 全画面対応…といいますか, それ固定で変更の出来ない「ギャラリー」などのアクセサリーが, 横画面では標準サイズでしか表示されない (=画像が縮小状態でしか表示できない) のは「見えない箇所の発生を抑える」などを避けるための仕様だと思いますが, その辺りのコードが余計なところに紛れ込んでしまっているのでしょう。 「よくぞ こんなバグを仕込めた!!」と感心するレベルなのは置いておいて, 少なくとも当時の OS パッチが登場したであろう 10 月下旬から 5 ヶ月以上ずっと放置状態が続いていて, もはや直されることはないのでは…と諦めていたところです。

 と, そこで転機が訪れました。 4 月上旬に始まった Android 9 の配信で, 6 日に先行した ZenFone 5 に遅れること 5 日, 11 日には ZenFone 5Z でも配信が開始されています。 ここで一般のユーザーなら様子見をするところなのですが, 自身は iPhone 使いで ZenFone はテスト目的で買っただけ…ということもあって, 両機種とも配信が開始された当日にアップグレードを行いました。 懸案の上述したスクリーンショットの問題はというと…見事解消されています。 OS のメジャーバージョンアップということで, かなり基本的な部分からチェックされていると推測されますので, その辺りが奏功しているのでしょうね。

さて, 不具合も解消され「めでたしめでたし」と物語が そのまま終了すれば良かったのですが, そうは問屋が卸してくれませんでした。 新たな不具合の発生です。 デレステなど多くのゲームアプリで主に遭遇するのですが, サウンドの途切れが発生してしまうのでした。 半定期的にノイズが発生するのと同じような感じで, 「ブツッ」「ブツッ」と瞬間的に途切れるわけですね。 あ, もちろんノイズ音は発生しませんよ?  途切れるだけです。 ええ, それだけなら まだ良かったのです…。

致命的だったのは「途切れた時間の分だけ累積的に描画とサウンドがズレていく」点でした。 デレステで言えば どんどんノーツが先に流れるようになっていくわけで, 曲が 2 分以上続くのもあって すぐにゲームとはならなくなってしまいます。 元からサウンドをオフにしているなら, 目押しすれば良いだけですので変わらないですけれどね。 (^^;)  一時停止するなどして描画とサウンドの処理をリセットすることで, ズレを一旦解消することは可能ですが, それで解消されないケースも多々ありますし, 元より頻繁に中断を挟んだのではゲームにならないでしょう。 ある意味スクリーンショットのバグより深刻です。

というわけで, Android 9 へ上げてからというものゲーム等をプレーできない日々が続いていたわけですが, 不具合報告が多かったのか 1 ヶ月しか経っていないゴールデンウィーク明けは 11 日に, 不具合の解消された ZenFone 5Z 向け Android 9 用パッチである JP_ZS620KL_90.11.162.58_20190424 の配信が始まりました。 ちなみに, ZenFone 5 は そこから さらに 1 ヶ月近く遅れた今月 3 日になって, 同様の JP_16_0615_1905_100 が配信されています。

 事ここに至り, 少なくとも自身の遭遇していた ZenFone 5Z の不具合・バグ要素は全て解消されました。 これでゴミ呼ばわりしなくて済みます。 良かった良かった…。

 さて, 不具合が解消された後のデレステですが:

全画面モードでのプレーとスクリーンショットが可能となりましたので, 当然ながら得られる画像は ZenFone 5Z 本来の画面サイズである 2246x1080 となっています。 テスト時くらいしかプレーしないので未だ PLv 12 なのは置いておいて, 背景の左右が黒塗りとなっているのは, Android 版デレステが高解像度ワイド画面に対応していないからですので, 念のため。

続いてはタイミング調整:

右上画像は Android 8 な頃のもので, 左上画像が Android 9 な今のものです。 調整画面をクリアーした結果が 7 と以前の 14 から半減しているわけですが, 余程の低能力 SoC でもない限り値自体の大小を気にする必要はありません。 ちなみに, その低能力 SoC では どうなるのかと言うと, 値の調整でノーツ描画とのタイミングは合わせられるものの, それ…つまり描画との処理のズレが「プレー時の違和感」として表面化します。 整合性を取るための処理が入力判定や その処理に影響しているのかもしれませんね。

ただ注意点が一つあって, Android 8 やパッチを当てる前の Android 9 な頃と異なり, パッチを当てた後の Android 9 環境では「調整画面で設定した値=実際のプレーでタイミングの合う値」とはなりません。 Android 8 では右上画像の 14 なら 14 で全曲行けたのですが, 今の環境では曲によってはパッチを当てる前の調整値である 10 でないとタイミングが合わなかったりと若干不安定なのでした。 なので, タイミング調整の結果を あくまで参考値として受け止め, 改めてプレーしつつ手動で調整したほうが話は早いかもしれません。

 せっかく全画面でショットを撮れるようになりましたので, 画像のみですが『Yes! Party Time!!』の MV を iPhone XS と比較してみます:

左が ZenFone 5Z, 右は iPhone XS です。 まずは上段画像…。 動画キャプチャーの静止画ではなく Live MV で一時中断した際にスクリーンキャプチャーしたものです。 デレステにも撮影機能はありますが, それだと専用領域に保存されてしまい自由に表示も取り出しも出来ませんので…。 それはともかく, 双方 3D リッチ設定なので解像度や衣装の違いを除いて同じレベルの画像となっています。

続いて下段画像…。 こちらは動画キャプチャーからの静止画をスクリーンショットしたものです。 ZenFone 5Z 側の観客席が寂しい表示になっているのは気のせいで, たまたまサイリウムを下げたタイミングだっただけです。 iPhone 勢と異なり Android 勢では 1 フレーム単位で静止できないのですよね…。 MX Player Pro 辺りでも無理だった遥か過去の時点で諦めました。 (笑)  それは置いておいて, キャプチャーに使用したアプリの関係もあって, 音なしにもかかわらず iPhone 勢と比べて 3 倍なファイルサイズの動画になるだけあって, ZenFone 5Z のほうはブロック化が ほぼ発生していません。

そういえば, App Store と Google Play での性的表現ルールの違いから, デレステで言えばアイドルの身体的柔らかさに影響する物理特性が iOS 版と Android 版とで異なっていたのですが, いつの間にか より厳しい App Store 側で統一されていますね。 自身は実質今年の 2 月からしか Android 版をプレーしていないので切り換えタイミングは判りませんけれど…。 その両プラットフォームでの違いから Android 版を選択しているユーザーもあった筈ですが, 彼らは今頃どうしているのかしら?  雫なんて ほぼ柔らかさを失ったメタルボディなロボット状態にされていますし。 (笑)  しかし, あれ…。 せめてバスト 95 クラスと同じモデリングに出来なかったのかしら?  いや, 大きさはそのままに慣性だけ軽減というのが上手くいかなかったのでしょうね。 (^^;)

 ともあれ, ZenFone 5Z/5 ユーザーの皆さん, 5Z なら 5 月 11 日以降, 5 なら 6 月 3 日以降であれば Android 9 へ上げてもデレステ等で不具合が出ることはありません。 ただし, 「以前に Android 9 へのアップグレードを行い その後パッチを当てたケースと, 例えば今日の時点で頭から Android 9 へアップグレードしたケースとで同じビルド番号の OS となるのであれば」ですけれど。

ちなみにミリシタでは今回の不具合が一切発生しません。 毎度のことながら, ミリシタは相性問題の影響を受けづらい構造をしているのか, この手の不具合に遭遇することが殆どないのですよね。 その代わり表タスクのリソース占有度が凄く高いですけれど。 (^^;)  一方, デレステは相性問題の発生しやすい構造をしているのか, 不具合に遭遇することが多い印象を受けます。 そして, その特性は HUAWEI P30 lite でも遺憾なく発揮されるのでした。 (笑)