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今日の出来事 (Oct, 2019)

●Oct.12,2019

iOS デバイスでの動画キャプチャー音ズレ回避と LumaFusion...

 現在…といいますか, iOS 11 以降では OS 自体の機能として可能になっている画面収録での動画キャプチャーですが, その前は何らかのアプリを使う必要があった…というわけで, 動画編集・加工が本家の「InShot」を私自身使用している辺りは何度か書いているところです。 その理由は, 60FPS でのキャプチャーが可能なアプリを 10 本ほど試したところ, 一番結果が良かったからなのでした。 惜しむらくは InShot で編集・加工を行ったあとの書き出しが 30FPS でしか行えないことでしょうか?

それはともかく, アプリを使うにしろ画面収録機能を使うにしろ問題となるのが, 表題に含まれる文言でもある音ズレです。 もちろん撮った動画を iOS デバイス上で そのまま再生…どころか, MacBook や Linux 系な PC, Android デバイス上で再生しても そのようなことはないのですが, 何故か Windows PC 上での再生のみ音ズレが避けられないのでした。 そりゃ, たまにはズレずに済むこともありますけれど…。 しかも, Windows 10 なぞにおいては, その版が例えば 1809 から 1903 など, 変わる毎にズレ方も変わるというオマケ付き。 (^^;)

というわけで, 何度も (大抵は 10 回ほど) 失敗を繰り返しながら, 何とか Windows PC 上でも音ズレしない…もしくは何とか我慢できる 0.2 秒ほどのズレで済む動画を作成していたのですが, それが ついに出来なくなってしまいました。 その原因は…iOS 13。 キャプチャーの方法自体が変わったのか, 出力するエンコード形式が変わったからなのか, はたまたファイルシステム周りが変わったからなのかは判りませんが, 兎にも角にも 50 回繰り返しても音ズレが発生…と, これはもう「無理」と諦めるしかない状況に陥ってしまったのです。

ちなみに, 音ズレへの貢献度が一番高いのは負荷…という主旨が良く記事等で言及されたりしていますから, それからするとエンコード形式の変更が一番あり得そうではあります。 iOS 13 上で画面収録を行うと, H.264 でいうところの 12 Mbps 相当以上な動画が出来上がりますので。

 状況はどうあれ, 音ズレが回避できなくなってしまった以上, 何らかの方法で音ズレが発生しない形式の動画を作成するしかありません。 幸い InShot でも そのような動画を作成可能でしたので, Apple iPhone 11 Pro…といいますか, iOS 13 上で撮った動画については InShot での編集を経由したものを使用することにしました。 …というのが, 先日の記事を書いた時点での背景的経緯です。

最初のほうで書いたように, InShot で編集・加工を行うと 30FPS の動画となってしまうのが非常に大きな難点となります。 屋外で撮った普通の動画なら それでも意外と大丈夫なのですが, 自身が扱うのはゲームなどの動画…となれば, 30FPS と 60FPS の差は あまりにも大きく, その影響は計り知れません。 実際ブロック化の殆ど皆無な iPhone 11 Pro (iOS 13) の動画 (30FPS) が, ぱっと見でブロック化していると判る iPhone XS (iOS 12) の動画と比べて見劣りしたりしていますから…。 (^^;)

これでは少々悲しいことから, 先日の記事を公開した直後から「何か良いアプリはないかしら?」と App Store を徘徊していたのですが, そこで見つけた…といいますか, 元々「そのようなアプリがある」と知っていたから試してみたのが, 表題の「LumaFusion」です。 高級編集アプリとして わりと知名度が高いので, 知っている方も多いと思います。 このアプリの場合「試してみた=博打」ですね。 何しろ (自身が入手した時点で) 3,680 円課金して購入しないとダウンロード自体できませんから。 まあ, 無駄になったところで「30 分で 3 万のソフトがゴミ箱行き」に比べれば, 被害がないも同然です。 (笑)

結論を先に書いてしまいますと, 先の記事の追記で書いたとおり, LumaFusion を使うことにより音ズレのしない 60FPS の動画を確実に作成可能となりました。 さらに, 画面収録で撮った動画と比べて微妙にブロック化が発生していますから, 「高クオリティーな動画を避けたい」という事情的にも有利に働くのが嬉しいところです。

 LumaFusion ですが…有名どころの一角だけあって紹介記事は巷に溢れていますから, ここで あれこれ書く必要はないでしょう。 なので, 自身の行っている動画の作成手順だけ簡単に書くこととしますが, その前に現状発生している問題点を一つだけ。 それは…「形式は H.264 一択」という点です。 本来なら より圧縮しつつクオリティーも下がらない H.265 を選択したいところなのですが, その形式で出力を行うと, iOS 13 だからなのか「作業データー (ベース) + 編集結果 (差分)」なサイズ 4~5 倍の単一ストリームファイルが出来上がってしまうのでした。 (笑)

しかも, これが iOS 13 のファイルシステム段階で特殊…もしくは異常な形式なのか, iOS 13 上で再生する分には問題なくとも, 例えば USB デバイスとして Windows PC 上から一覧させた際などは, 一度でも当該ファイルを読み込もうとしたなら「デバイスに接続できない」といったエラーが表示され, 以降, 当該デバイス上の全てのフォルダーが正常に一覧されなくなってしまうのでした。 Linux PC でも同じでしたから, これは LumaFusion 側の問題でしょう。 というわけで, 「仕方なく H.264 を選択」という点を押さえつつ説明に移りたいと思います。

 さて, まずはプロジェクトの作成です:

LumaFusion を立ち上げると左上画像のような画面が現れます。 元々 iPad での使用を想定したアプリなので, iPhone 11 Pro の 5.8 インチな画面では小さすぎて かなり操作しづらいのが実情です。 解像度的には全く問題ないのですけれどね…。 (^^;)  それはともかく, 左下 2 番目の "+" マークなアイコンをタップしてプロジェクトの新規作成を行います。

すると右上画像のようにフレームレートとアスペクト比を聞いてきますので, それぞれ「60 フレーム」「2.2:1 Todd-AO」を選択します。 残念ながら iPhone 11 Pro / XS に該当する「2.17 (2.165) : 1」なアスペクト比は選択肢にありません。 それの意味するところは「iPhone 11 Pro 上では黒額縁再生しか行えなくなる」ですが, PC 上で再生するための動画なので問題ありません。 iPhone 11 Pro 上で再生したいなら元々の動画か, それをトリミングした動画を再生すれば良いわけですから。

 次に編集したい動画を選択してプロジェクトに取り込みます:

まずは左上画像…。 動画を選択すると仮読み込みが行われ右上部分に表示されます。 まずは ここで必要なら再生して確かめるなどしつつ, 正式にプロジェクトへ読み込む部分のトリミングを行います。 ここではデレステのライブをキャプチャーした動画なので, 開始音部分の冒頭 0.3 秒と余計な最後の部分を除いてトリミングしています。 範囲が決定したら, アンドゥーアイコン左にある「取り込み」アイコンをタップして, プロジェクトへ正式に取り込みます。

ここで, LumaFusion における重要な注意点。 取り込みを行うと「タグや情報の追加・書き換え」という形でオリジナルファイルが不可逆的に改竄されます。 動画の内容自体は変わりませんが, 二度と元へ戻せませんので, 必要なら「予めコピーを行い そちらを使用する」などの防止策を講じてください。 もう一度言います。 オリジナルが改竄されます。 もっとも, 写真アプリで編集等を行った後で「オリジナルに戻す」等を行っても, 同じように そのオリジナルは「改竄された微妙に異なるもの」となりますから, それと似たようなものですけれどね。 (^^;)

続いて右上画像ですが, 必要なら音声データー画面のほうでフェードイン・フェードアウトの処理を行います。 冒頭ならフェードイン, 最後ならフェードアウトに自動認識されますので, あとはフェード部分をタップ選択して長さを調整するだけです。 その場合注意が必要なのは「フェード部分には (音声的) フレーム外が一部含まれる」点です。 例えば, この画像のプロジェクトでは開始音の部分を切り取った範囲で取り込んでいるわけですが, 長さが短いなど安易なフェードインの挿入を行うと, 開始音が含まれてしまうことになります。

 調整・加工が終了したら右下の "↑" アイコンをタップして書き出しを行います:

動画の形式を聞いてきますので, 先に書いたとおり 60FPS の H.264 を選択します。 解像度は, 1920x872 (「2.2 : 1」なので 1920x886 にはならない。) を選択するとオリジナルの 350MB が 450MB と肥大化してしまいますので, 230MB へのサイズ抑制と (故意の) 低クオリティー化を兼ねて「900p (1600x726)」とします。 あとは そのままです。 上で書いたように, ここで H.265 を選択すると PC が異常認識して以降当該デバイスを扱えなくなるファイルが出来上がります。 (^^;)

あ, 書き忘れていましたが, その異常ファイルを写真アプリを使って早期に完全削除すれば, また PC からデバイスを読めるようになりますので, 念のため。 放置して同じフォルダー上にファイルが複数作成されると どうなるかは判りません。 恐ろしくて試す気にもなれません。 (笑)

出来上がった動画は iPhone 11 Pro 本体とアスペクト比が異なりますので, 再生すると右上画像のように黒額縁表示となってしまいます。 画面一杯に拡大する芸当は写真アプリにはありません。 (^^;)

 …といった感じで作成した 60FPS 動画を, 差し替えを行う前の InShot で編集した 30FPS 動画と比較すると こんな感じです:

左は InShot による 1920x886 30FPS 動画, 右が LumaFusion による 1600x726 60FPS 動画で, 同じオリジナル動画から作成したものです。 InShot のほうは元動画のフレームを間引いた形になっている関係上, ブロック化的クオリティー低下が ほぼ皆無な代わりに, 30FPS だけあってカクカク高速紙芝居状態へ陥っています。 一方 LumaFusion のほうは, 60FPS だけあって iOS 12 までの動画と同じく動き的には滑らかな一方, 編集とサイズ変換を経由している分 (期待どおり) 微妙に劣化しています。

ちなみにサイズは, 上段の『Stage Bye Stage』で InShot 側は 200MB, LumaFusion 側が 218MB です。 フレームレートが倍で似たようなサイズに納まっているわけですから, InShot 側にブロック化が殆どみられないのも道理というものでしょう。 LumaFusion 側にしても, 元々故意に劣化を望んだわけですし, また確かに劣化はしているものの, iOS 12 な iPhone XS で撮った動画に比べれば数段綺麗なものが出来上がっているわけですから, 「気にする必要はない」と言えます。 (だからこそ差し替えを行っている。)

ちなみに, iOS 12 + iPhone XS で撮った動画と似たようなサイズとすべく 6 Mbps な動画を作成すると こんな感じです:

左が 6 Mbps な動画で右は iPhone XS の動画です。 6 Mb 版は 118MB と XS で作成した動画 (92MB) に比べると少々大きいのですが, 218MB からみれば半減していますので, そんなものでしょう。 そして, 半減しているだけあって上の 12 Mb 版に比べると随分ブロック化は激しいですが, XS 版とは一長一短といった感じで総合的な劣化具合は似たようなものに止まっています。 もし, 「未だクオリティーが高すぎ」「サイズが大きすぎる」ということになれば, この 6 Mbps 版へ再び差し替えることになるでしょう。

 次に, 前の記事なども該当するのですが, 行っているのは主に iOS 12 な iPhone XS や iPhone 8 で作成した動画との比較です。 が, 今の最新 OS は iPhone XS/8 であっても iOS 13 です。 というわけで, iOS 13 な iPhone XS で今回と同じ手順で動画を作成するとどうなるか試してみました。

結果は以下のとおり:

左側が iPhone XS で右側は iPhone 11 Pro です。 実際に動画を観ると お判りのように, 何のことはない殆ど同じクオリティーのものが出来上がります。 iPhone XS 側が しばしばカクカクになっているのは iOS 13 のせいで, 毎度ながら OS が最新になると一つ前な世代のデバイスでは動作がカクカクになってしまうのでした。 しかも, iOS 13 は (iPhone 11 Pro でさえ) 裏タスクに弱いので被害は甚大です。 iPhone XS 側では, その影響が急激なブロック化という形でも現れています。

あと, iPhone XS 側にはフェードインを組み込んでありますが, これは iPhone XS では何故か開始音が入らないからなのでした。 システム設定やアプリ的な環境は iPhone 11 Pro と同じなのですが, 「最初から iOS 13 だったか?」「アプリの導入順や (一時的な削除の有無など) 変遷」で挙動が異なるのか, iPhone XS では画面収録時に そもそも開始音は聞こえず, それに伴う音声のフェードインも行われませんので, 結果動画編集時に組み込む必要があるのでした。 (これを行わないと再生開始時に大音量ノイズが入ったりする。)

ちなみに, そのカクカク具合…デレステのプレーに支障が出るくらいだったりします。 (^^;)  一方でデレステ 5.2.x では, 少なくとも手元の環境では「ASUS ZenFone 5Z だろうが HUAWEI P30 lite だろうが, どれだけ調整しようとタップ入力の判定ずれ, 抜けが発生する」という現象に遭遇していますので, そちら (=デレステ起源の問題) も影響している可能性があります。

Oct.19,2019 部分追記

 カクカクの原因は巷でも多くの報告例がある Siri でした。 これがアプリの動向把握を含めて常に裏タスクで暗躍しているために, 何をするにもプチフリーズ込みの動作となっていたのです。 ショートカットも使えないことですし, 速攻で全機能オフです。 (笑)  結果, iOS 12 の頃ほど快適ではありませんが, 概ね元に戻りました。

それはともかく, 同じ iPhone XS で iOS 12 な頃に撮った動画と今回の iOS 13 な動画を比較すると:

92MB と 232MB というサイズの差だけあって, ちょうど上の 6 Mbps 版と 12 Mbps 版との比較と同じ感じで, 232MB のほう…つまり iOS 13 で作成した動画が良好な結果となっています。 要は iOS 13 ではファイルサイズを犠牲にして動画のクオリティーを採ったわけですね。 自身は 256GB モデルなので大丈夫ですが, ストレージ容量が小さいと辛いかもしれません。 とはいえ, クオリティーを保ちつつ音ズレの呪縛から解放されるのは絶大なので, 今のほうがメリットは大きいでしょう。

 今度は, 同様に iOS 13 な iPhone 8 で今回と同じ手順で動画を作成してみます:

左側が今回 iPhone 8 で作成した動画, 右側は iPhone 11 Pro での動画です。 さすがに iPhone 8 では元の解像度の低さ (1334x750) と能力差から少々ブロック化は激しくなっていますが, それでも やっぱり同じ iOS 13 だけあって似たようなクオリティーの ものが出来上がっています。 ちなみに, 本来であれば 1280x720 とすべきなのですが, 解像度が低くなりすぎて もはやフル HD サイズの画面でも鑑賞が辛くなってくるのと, 1600x900 でも ほぼ同じファイルサイズの動画が出来上がり, またクオリティーも低めのままということもあって, 1600x900 な動画を作成しています。 結果 iPhone 11 Pro の動画より (僅かながら) 巨大に…。 (笑)

iOS 12 の頃に作成した動画と比べると:

左側は iOS 12 な頃の動画で右側が今回 iOS 13 上で作成した動画です。 4 倍以上肥大化というファイルサイズ的デメリットは大きいものの, もはや比較するのが可哀想なくらいで, やっぱり iOS 13 側に軍配は上がりそうです。

 …というわけで, こと自身が行う動画キャプチャーについては, 「画面収録で撮ったあと LumaFusion で編集・出力する」という方法で, 音ズレとクオリティー双方について解決できました。 少なくとも iOS 上で再び大きな形式変更が行われない限り, この方法を採用し続けることになるでしょう。

●Oct.03,2019

iPhone 11 Pro 不具合方面雑感とデレステ...

 先月 20 日に発売された Apple iPhone 11 Pro ですが, iOS 13.0 が意外と多くの不具合もちだったために数々の問題が噴出したのは周知の事実です。 当然自身も不具合に遭遇したわけなのですが, その中で最大の懸案事項 (なのか? ^^;) だった所謂「多点タッチ問題」については, 4 日半後の日本時間 25 日 3 時に配信開始された iOS 13.1 で解消されています。 (実際その時間に更新している。 ^^;)

ただ, その修正は「根治療法」ではなく「対処療法」だったらしく, 今でも たまにタップ抜けが発生します。 もちろん「今回の不具合を要因としたタップ抜け」なので, 一旦発生すると修正前と同様連続抜けが発生したりもするのでした。 「たまに」なのが救いでしょうか? (^^;)  そして, 他の不具合も似たような状況で なかなか直りきらないのか, 短期間に iOS 13.1.1, 13.1.2 と小刻みなアップデートが行われています。 そして やっぱり直りきらないのでした。 (笑)

というわけで, 手元の iPhone 11 Pro で発生していた不具合の その後などについて書いてみよう…というのが今回の趣旨です。

 まずはメールアプリです。 iOS 13 へ上がって件のメールアプリに限らずプッシュ通知とアプリ本体など各種機能間の整合性が保たれなくなっていたわけですが iOS 13.1 で概ね解消されました。 その一方で, メールアプリについては逆に悪化も発生しています。 悪化したのは「ポップアップメニュー」で, 情報が一切更新されなくなってしまいました。

次の画像は新規メール受信のプッシュ通知が届いた際のものです:

左上画像のようにプッシュ通知が届いた時点でホーム画面を表示させると, 中上画像のとおり iOS 13.1 では ちゃんとメールアイコンでの未読表示が「1」と その時点での正しい未読数が表示されます。 それに対してアイコン長押しで表示させたポップアップメニューのほうは, 「全受信 3 件の未開封メッセージ」と全く異なる情報が表示されるのでした。 それもそのはずで, これは iOS 13.1 へ上げる直前は 25 日午前 3 時の未読数なのでした。 要は それから全く情報が更新されていないわけです。

全く更新されないわけなので, アプリを開いて未読処理を行っても そのままです:

メールアイコンでの未読数表示が ちゃんと更新されているのに対して, ポップアップメニューのほうは依然として そのままです。 ただ, OS のアップデートを始めとした何らかのタイミングで更新されることが あるらしく, 10 月 3 日現在では未読数がゼロになっています。 (当然ながら更新されないので, 未読が発生してもゼロ表示のまま。 ^^;)  まあ, 自身に限ってはポップアップメニューを使うことが皆無なので, 実害は大きくありません。

 お次は純粋なバグではなく「仕様 (思想) 的バグでしょ?」と個人的に思っているショートカットアプリです:

まずは左上画像で, これは WiFi オン・オフのアクションを登録しようとしている際のものなのですが, 見てのとおり Siri が有効でないと登録できないのでした。 これに限らず「その実体は Siri がもっている端末制御ルーチンを呼び出すだけ」というものが多数を占めるのか, 逆にいえば Siri が無効の場合は半分ショートカットアプリが機能しないのです。 あまりもの手抜き具合に これには目が点になってしまいました。 (笑)  プライバシー保護等の観点から Siri を使いたくないユーザーは, 残念ですがショートカットアプリの使用も断念することになりそうです。 「たままた使いたい機能が Siri なしでも可能」なら良いですけれどね。 (^^;)

ともあれ登録したのは, 記事などでも良くネタにされている「自宅を出発したら WiFi オフ」「自宅に到着したら WiFi オン」なものです。 右上画像のようにオートメーションを登録して実際に使っているわけなのですが, まずは そもそも「位置情報によるトリガー」が発生しないのでした。 特に壊滅的なのが「自宅に到着」の際で, アホなことに WiFi がオンにならない限り 12 時間経とうが そのままです。 そのくせ WiFi をオンにした瞬間トリガーが発生します。 もう本末転倒状態で笑うしかありません。

元々 GPS 方面が意外と弱いのは iPhone 5 の頃から そうなのですが, ずっと自宅内…それも窓から遠く離れた場所にでも いるならともかく, その前は ずっと外に居たわけなのに この体たらくです。 そして運良くトリガーが発生したとしても, 表示されるのは左下画像のプッシュ通知だけです。 それをタップして右下画像のように表示される「実行」ボタンを さらにタップしない限り, 実際に WiFi のオンオフが実行されることはありません。

いや, これって「automation = 自動実行」ですよね?  どこが自動実行なのでしょうか?  まるっきりの手動操作で, これでは位置情報によるリマインダー通知と変わらない…どころか, あちらのほうが通知音も鳴るので よほどマシです。 (笑)  「こんな筈ではなかった」と思われる方は多いのではないでしょうか?  外部アプリを使っていた方であれば, そちらを使い続けたほうが幸せになれそうです。

Nov.17,2020 部分追記

 自動実行されない点は相変わらずですが, iOS 14 へ上がって Siri が有効化されていなくとも大丈夫になったのと, 位置情報取得方面の設定を少々弄ることで, WiFi のオンオフが概ね期待どおり動作するようになりました

 続いては iPhone 11 Pro のディスプレーについてです。 iPhone XS 辺りの画面と比べても より光量や色合い調節が向上している…とか何とか記事で書かれていたりするのですが, 個人的には改悪としか思えません。 というのも:

左上画像のように iPhone XS (左) より iPhone 11 Pro (右) のほうが暗すぎるのです。 右上画像を見ると判るのですが, iOS 13 による自動調節具合は ほぼ同じだったりします。 にもかかわらず この暗さで, さらに色調も全く異なってしまっています。 いや, iPhone 11 Pro のウリが本当なら, この赤っぽい色のほうが正しい色合いなのかもしれませんが, あまりにも他のデバイスと異なりすぎて, もはや平行して使うのは無理でしょう, こと色合いが重要なケースにおいては。

iPhone 8 と比較しても左下画像のように事態は変わりません。 逆に iPhone XS と iPhone 8 が ほぼ同じに調整されていることも, 当該画像からは見てとれます。 …というわけで「変な色・暗さ」となることが多い iPhone 11 Pro なのですが, 光量を落としたつもりでも実は意外と明るい蛍光灯代替 LED 電灯下や, そもそも とっても明るい晴天下の屋外では, 右下画像のように iPhone XS/11 Pro 共々殆ど同じ感じに調整されるのでした。

ちなみに, 右下画像は LED 電灯下, それ以外は蛍光灯 (昼光色) 下で撮ったものです。 蛍光灯組 3 枚の中で右上画像だけ色合いが異なるのは, Live 撮影がオンになってしまったからでしょう。

実際に それで困るケースに遭遇したことはないわけですが, 「これまでの iPhone とは随分異なるケースがある」という点は頭の隅に置いておくと良いかもしれません, 特に室内で意外と多く撮影をするような方は。

 余談ですが, 上の画像を見て お判りのように, ケース込みでも iPhone XS と 11 Pro は殆ど同じ大きさとなっています。 そして iPhone 8 からは一回り大きいのでした。 今回その 8 からの更新だったわけですが, 大きさ自体は XS で慣れていましたので問題なかったのですが, 「148g → 188g」という 40g の重量化は やはり甚大な影響を及ぼしました。 が, 「177g (XS) + 188g (11 Pro) = 365g」ということで, 「なんだ~。 8 インチな Android タブレット 1 台分じゃないですか~♪」と無理矢理納得させています。 (笑)

脱線ついでにケースと保護強化ガラスについてなぞ…。 iPhone XS を買った際に それまでとは異なる NIMASO 製品を選択したのですが, 「難点は残るものの意外と良かった」というわけで, 今回も NIMASO 製品を選択しています。

ちなみに, ケースは「Nimaso iPhone 11 Pro ケース 5.8 インチ 背面クリア TPU バンパー シンプル ソフト 薄型 軽量 耐衝撃 カラーボタン qi 充電対応 ストラップホール付き (ブラック)」, 保護強化ガラスが「【2 枚セット】 Nimaso iPhone 11 Pro / iPhone X/XS (5.8 インチ) 用 全面保護フィルム 液晶強化ガラス 【フルカバー】 【ガイド枠付き】 【日本製素材旭硝子製】」です。 製品名なんだか説明なんだか判らない長ったらしい名前ですが, そうなっているのですから仕方がありません。 (笑)

まずはケースですが, 本来は XS と同じ類いのものとしたかったのですが, 今では売っていませんので, 仕方なく別シリーズのものを選択しています:

拡大画像を見ると判るのですが, ボタンを「レッド・ブラック・イエロー」の 3 色から選べるのがウリになっているケースです。 自身は興味がなかったのもあって そのままイエローを選択していますが, 元々「黒と黄色」は「イエローのカッターシャツ (ブラウス) とパンツ (スカート (濃濃紺)) とネクタイ (濃紺)」といった感じでステージ衣装として使ったことがあったのも, 「そのままで良い」という判断に繋がったのは秘密です。 (^^;)  そして, 自身がネクタイを結べたせいで「ネクタイを女の子に結んでもらう」という貴重な経験を逃したのは, 大昔に書いたとおりで, 姉二人が中学の夏服, さらに上の姉は高校で年中ネクタイでしたから, 嫌でも覚えようというものです。 (笑)  ちなみに野郎どもは詰め襟でネクタイを持っていないのでクラスメイトなど周りの女子から借りているわけですが, 私を含め姉妹が居る場合は そちら経由となります。 私の場合は上の姉の お下がりで, そちらも残念。 (笑)

脱線はともかく, 今回のケースは前回のものと異なり全般的に薄っぺらく, 特に角が保護されているわけではありませんので, 角から落ちたらアウトでしょうね…残念ながら。 あと 36 ヶ月保証なのですが, 裏のクリアー部分の変色やサイドの硬質化・劣化辺りが対象なのかしら?  前回 (XS) の製品のほうが良かったのですが, ないものは仕方がありません。 手元の iPhone XS でも そうですが, おそらく「自社の保護強化ガラスとセットで使うとディスプレーのほうが突出してしまう」からでしょう。 (^^;)  もっとも強化ガラスだけあって, 裏向きに置いてディスプレーが直に接地しても, 傷が付くようなことはありませんけれど。

 続いては保護強化ガラスです。 こちらは 11 Pro/XS 共用として XS の頃の製品が そのまま販売されています。 そして「共用」の響きから予想できるように, それが裏目に出るのでした (笑):

左上画像のとおりガイド付きの製品で XS の際は一発でピッタリ貼れたのですが, 11 Pro では僅か 0.5mm 未満の誤差が影響したのか「そもそもディスプレー自体やスピーカーの位置が微妙に異なる」からなのか, 2・3 回やってもピッタリ貼れることはなく, 結局ガイドなしで貼るに至っています。 その結果は…右上画像を見て お判りのように, 右下部分が沿って浮いてしまうようになってしまいました。

フィルムと異なり硬質なのが裏目に出たわけで, 1 週間ほど加えた時点で既に浮きが より激しくなっています。 2 枚セットなので完全な貼り直しの効くのが救いですね。 さらに XS 用のものが 1 枚余っていますし。 こちらも 36 ヶ月保証で反りは交換対象になるような気もするのですが, 予備が 2 枚もあったのでは その必要はなさそうです。 (笑)

Oct.20,2019 部分追記

 昨日の話なのですが, 思い切って予備の 1 枚を投入し保護強化ガラスの貼り替えを行いました。 奇跡的といいますか, 位置ズレも埃などの混入も浮きもなく完璧に貼れたのですが, その過程で判明したのは以下のとおり:

  • 「共用」を謳っているが, やはりガイドは iPhone 11 Pro では使えない。 そもそも筐体に はまらない。
  • 保護ガラスのスピーカー用枠とスピーカーを綺麗に位置合わせするのではなく, それぞれの下端を合わせる形で貼るのが吉。 そうすることでガラス自体の下端が浮かずに済む。
  • 吸着系全般に言えそうなのだが, 強化ガラスの裏側は接触厳禁。 タンポポの種クラスな綿毛箒で極軽く払うくらいは可能だが, どれだけ柔らかくとも「拭く」ようなことを行ったらアウト。 跡が残り使い物にならなくなる。

iPhone XS も貼り替えしたいところだったのですが, より悪い結果となりそうなので踏み止まりました。 (笑)

 さて, 冒頭で書いたとおり考えようによっては それが一番の懸案事項だったともいえる「多点タッチ問題」は iOS 13.1 で概ね解消されています。 ユーザーによっては改善していなかったりもしますし, 自身も希にではありますが遭遇することから, 完全に解消されたわけではないのも先に書いたとおりです。 ともあれ, 「普通にプレーできるようになった」というわけで, iPhone XS と 11 Pro での比較を余談で書いておくことにします。 …が, その前にデレステ最近の版での変更点など…。

どの時点なのかは把握していないものの, 5.0.0 へ上がった際は変化がありませんでしたので, 恐らく 5.1.0 か 5.2.0 の段階ということになりますが, MV や Live について, 舞台装置であるライト類の光量が かなり落とされています:

左が ほぼ現バージョンの 5.2.1, 右は今年 1 月の 4.5.1 です。 ここで比較するのは下段画像のとおり『Yes! Party Time!!』の 1 シーンですが, 見てのとおり 5.2.1 では光量が半分くらいに落ちてしまっています。 あまりもの違いに「え? 設定が標準か軽量になっているの?」と思ったくらいで, ことライトワークの派手さにおいては見る影もありません。 癲癇対策なのか単に Live 辺りで見辛いからなのか理由は判りませんが, 多くの曲で同様な変更が施されています。

その一方で:

例えば『Stage Bye Stage』では, 点滅間隔が長いからなのか, 背景画としてのライト本体自体は現行のものながら, 数の暴力で全体の光量としては 4.5.1 版『Yes! Party Time!!』と同等以上で, 右上画像のシーンなどでは むしろ明らかに光量が上回っています。 ゲーム自体には影響しないわけですが, 個人的には前のものに戻して欲しいところですね。 一部の曲では明らかに見栄え自体が劣ってしまっていますから。

というわけで MV の動画を貼っておきます。 あ, 先月の記事で上げたものと同じです, 念のため:

GRAND モード標準な 9 人 Live の『Stage Bye Stage』ということで, もう 1 つ現行 5 人 Live の標準形な『無重力シャトル』も上げてあります。 GRAND モードは処理が重いので床の鏡面処理は行われていないわけですが, 共通するのはライトワークが比較的激しくアイドルそれぞれも別の動きをする点です。 ただ, 標準クラスでは別々の動きとなるのが ほんの一部で, 大部分は共通した動き (位置変動くらいはある。) に抑えられています。

あ, この後でも言及しますが, iPhone 11 Pro で撮った動画キャプチャーは, カクカク高速紙芝居状態な 30FPS へ故意にクオリティーを下げてあります。 本来は iPhone XS で撮った動画以上に滑らかに動いていますので, 念のため。

 ついでなので, 今回 iPhone 8 から iPhone 11 Pro へ更新しましたので, 以前 iPhone XS と 8 の比較を行ったのと同様, 今度は iPhone 11 Pro と XS の比較を行ってみようと思います。 まずは その前に動画キャプチャーアプリについての おさらいなど…。

私が動画キャプチャーに使用しているのは「InShot」という動画編集・加工が本家のアプリです。 10 本程度の動画キャプチャー (も可能な) アプリを試しましたが, フル HD で 60 f/s が可能なものの中では, トリミングなど編集作業を含めて このアプリが一番良い結果でしたので…。 ただ, 必ずロゴが入る上に そのロゴ背景を枠として動画が入る―つまり実質 (表示される) 動画サイズが 1/3 程度に小さくなってしまう―のが非常に大きな難点となっています。

もっとも この辺りは外の多くのアプリも同様で, それを避けるには有料版へアップグレードすることになるわけですが, このアプリでは年間サブスクリプションが (今は) ¥1,400.-, 本来は ¥5,400.- と少々高額となっています。 外にも「一度限り ¥4,200.-」というのがあって試しに それを選択してみたのですが, 「永続ライセンスでもサブスクリプションでもない」と説明されていて, 1 年後に無効となるのかといった辺りも含めて, どのような扱いのライセンスなのかは良く判りません。 ちなみに, ライセンスを買ってから 1 年以上継続して使えた上に, 再インストールによるライセンスの復元や機種変更も行っていますが, 重複して課金されることは ありませんでした。 もちろん, 11 Pro へ更新した際に「ライセンスの復元」は要しましたけれど…。

あ, 今見たら「一度限り」が「永久会員」になっていますね。 となれば「最初の 1 年だけ安めの設定で 2 年目以降は本来の価格で自動更新」という意味なのでしょう。 当然ながら今なら ¥1,400.- での更新となるでしょうから, 3 年以上使わないと元が取れないことになりますね。 (^^;)

このアプリの場合, フル HD…つまり 1920x1080 の画面サイズまではサイズそのままの動画となり, フル HD を超えるものについてはフル HD に収まるサイズまで縮小した動画となります。 なので, iPhone 8 は そのままの 1334x750, iPhone XS や 11 Pro についてはフル HD レベルへ縮小した 1920x886 の動画が作成されます。 フレームレートについては 60 f/s を選択していますが, iOS 12 な iPhone XS や 8 で撮った動画については, 変則的な可変レートとなっているのか多くは平均 50~55 f/s といったレートの動画となっていて, それがファイルサイズの縮小化にも貢献しています。

それに対して iOS 13 な iPhone 11 Pro で撮った動画では可変レートながら大幅に肥大化していて, iOS 12 のものに比べると そのサイズは 3 倍以上になってしまっています。 ブロック化の皆無さからすると, あまり圧縮されていないのかもしれませんね。

ともあれ, このアプリの本命である編集結果にも元ファイルの形式が反映されれば良かったのですが, わりと色々と出来て高機能なのが災いしてか, 編集後は 30FPS 完全固定フレームなファイルサイズが比較的大きい動画となってしまうのでした。 フレーム数が半分だけあって単純な比較では 2/3 くらいのサイズで収まりますけれどね。 (^^;)  一方利点もあって, 例の音ずれ等は一切発生しなくなりますので, いざとなれば音ずれがどうしても避けられない動画を矯正する保険としても使えます。

 …といったようなアプリを使用して動画キャプチャーを行うわけですが, 撮った動画のトリミングについては, 今回は その InShot の編集機能で行っています。 それは何故か…「iPhone 11 Pro で撮った動画を Windows PC で再生すると音ズレが回避できない」からです。 50 回以上撮って全てダメでしたので, もうこれは無理でしょう。 理由は大きく 2 つ ありそうな気がします。 一つは iOS 13 での動画ファイルのファイルシステム周りを含めた形式変更。 もう一つは「フレーム外領域の保存」です。

まず形式変更ですが, iOS 13 の動画ファイルは ちょうど仮想 PC ソフトの仮想ドライブと同じように「基本データー (ベース) + 差分ファイル」という構造になっています。 ファイルシステム段階として別ファイルになっているのか単一ストリームとなっているのかは関知していませんが, 少なくとも普通にアクセサリーやアプリで見る分には「最終結果としてのファイル 1 つ」として表示されます。 ちなみに, PC へ転送すると元データーと編集後データーの 2 つのファイルが出来上がります。 さらに元々のコーディングも異なるのか, iOS 12.4.1 までのものと比べると, ここで上げているデレステ MV 辺りの 2 分超な動画なら 3 倍以上…つまり 100MB 前後から 350MB 前後へと肥大化してしまっているのでした。

そして もう一つの「フレーム外領域の保存」ですが, これはカメラにおいて意味のあるものでキャプチャーには必要ないものです。 が, ファイル自体は それを前提としたものになっているらしく, サウンド周りも同様に「撮影開始直前の音~撮影終了直後の音」まで含まれたものとなっているようなのです。 それだけなら良かったのですが, これが Windows PC での再生時には「動画→本来データー」「音声→(少なくとも開始直前の) 領域外を含んだデーター」として扱われるらしく, 結果ちょうど開始音の部分だけ画像が先行して再生されてしまうのでした。

ちなみに, 形式変更は iOS 自体にも影響しているらしく, iOS 13 で動画を撮ると本来入ってはいけない開始音の含まれた動画が出来上がってしまいます。 もちろん編集機能で その部分をカットしてしまえば良いわけですが, 「編集=劣化」なので状況によっては被害は甚大でしょう。 (^^;)  それは甘受するとして, iOS デバイスは もちろんのこと, Android 系デバイスや MacBook 方面, Linux な PC では一切音ズレを起こさないのに対して, Windows PC では ほぼ必ず音ズレが発生…と, この Win 機のアホさ加減…なんとかならないでしょうか?  これがなくなると手間的に 50 倍ほど幸せになれそうな気がします。 (笑)

 …といった「iOS 13 では音ズレを避けられない」という大きな問題もあるのですが, それとは別にクオリティーという問題も今回浮上しました。 というのも, iPhone 11 Pro な動画を観ていただくと お判りのように, 当該機でキャプチャーした動画は「ブロック化 (=潰れ) が発生しない」のです。 もちろんキャプチャー専用機器を使っても完全には防げないわけですから, そのような程度のブロック化は存在するわけですが, それ以外…つまり iPhone 自体の能力や裏タスクの影響を起因とするようなものは, パッと見た限り全く含まれていないのでした。

となれば, 特に MV 辺りでは正しくプレー時と同等のものが出来上がってしまうわけで, これでは「ブラックに近いグレー」が「完全真っ黒なブラック」になってしまいます。 さすがに そのようなものを上げるわけにはいきませんので, 30FPS へフレームレートを下げて故意に「カクカク高速紙芝居状態な動画」とすべくクオリティーを下げてあります。

そんなわけで, iPhone 11 Pro の動画は どれもカクカクで動きの悪いものとなっていますが, 撮った動画自体は iPhone XS での動画以上に滑らかに動いていますので, 「何だ こんな程度か」と勘違いしないよう お願いします。 (^^;)

 さて比較に…といきたいところですが, 以前と同様に遠景 (舞台全体), 中景 (キャラ 5 人が収まる程度), そして近景 (一人のみのウエストショットレベル) の静止画 3 枚と動画を上げています。 あ, 静止画といっても MV の静止画キャプチャー機能を使用したのではなく, あくまでも動画の特定フレームですので, 念のため。 MV の機能を使ったものは完全な解像度 (ただし元データーである HD サイズ。) が保証された静止画となりますから, 比較にも何にもなりませんので…。

あと, 上で書いたように iPhone 11 Pro ではブロック化が発生しませんので, 言及は殆どが iPhone XS についてのものとなっています。 そういう意味では 11 Pro は面白みがなくて寂しいですね。 (笑)  そうそう。 並びは左側が iPhone 11 Pro, 右側が iPhone XS (『STORY』のみ iPhone 8) となっています。

というわけで, 最初は iPhone 8 でも MV なら わりと綺麗に撮れる『STORY』です。 ここでも iPhone 8 との比較になっています:

まずは上段画像の遠景ですが, 動かない舞台部分等が殆ど潰れていないのに対して, 動きのあるキャラは対象が小さいこともあって iPhone 8 では どうしても潰れてしまっています。 この辺りは iPhone XS でも同じです。 一方下段画像の中景ですが, 5 人が画面に収まっている ちょうど良いシーンがありませんでしたので, Triad Primus の 3 人に御登場願っています。 この曲的には new generations の 3 人とすべきだったかも…というのは置いておいて (笑), 殆どアップと変わらないサイズであっても, 場面切り替わり直後だと iPhone 8 では かなりブロック化してしまっているのが分かります。

同じく上段はアップの静止画ですが, 切り替わり直後などでなければ, 相当動きのない限り iPhone 8 でも十分なレベルでキャプチャーできていることが解ります。 そして下段の動画ですが, 観てみると お判りのように, 静止画と異なり動画として観る分には殆ど問題とならない程度の粗に収まっています。 この程度なら PC で撮ったとしてもパッと見では御同様で, 十分なレベルと言えそうです。

…といった感じで, デレステのような重いアプリをキャプチャーでもしない限り十分なレベルの動画を撮れそうなのですが, 反対に より負荷の掛かったケースにおいては iPhone 8 と XS では どうしてもクオリティーの低下が避けられません。 それに対して iPhone 11 Pro では, 重いアプリのキャプチャーであってもブロック化を気にせず撮れることになります。 …反対に Windows 機での音ズレは 100% 避けられなくなりますけれど。 (笑)

 続いては, 重めのケースということで『Yes! Party Time!!』の MV について見ていきます。 この曲は その登場タイミングを考えると, ミリシタ用の新機能をテストする意味もあって逆輸入でデレステに先行実装された…と言えそうなものになっています。 最大の特徴はキャラ 5 人が全て別の動きをすることでしょう。 それまでは「別の動き」といっても同じ振りで個々の向きのみが違っていたり, 3 人表示となっているものの動きは同じ (つまり単純に 2 人分の描画を無効化しているだけ。) だったりしていたわけですが, この曲から完全にバラバラな動きをする曲が出てくることになります。 さらに, それまでの曲とライトワークが段違いで複雑化していて, ディスプレーも同様に明滅するなど表示は激しくなり, 紙吹雪の類いも大幅に量が増えていたりします。 そして, それらを強調する意味もあって床にキャラやディスプレーの画面 (といいますか舞台や背景そのもの。) が映り込むようになっています:

まずは遠景ですが, iPhone XS 側を見て お判りのようにライトが激しく明滅し しかも個々の色も頻繁に入れ替わる…となれば その光が反射する衣装や髪の色彩的な状況も激しく入れ替わる…というわけで, その分処理が重くなる結果に繋がっています。 影の処理を頭から省いている (定形の影を投影するのみ。) のを除いても, 少しでも軽くすべく多少の簡略化は行っているようですけれども…。 そして紙吹雪も倍くらい舞っています。 その分キャプチャー処理への負荷は高くなっていて, 上画像では それが目立っていないものの全般的にブロック化が激しくなってしまっています。

それに対して iPhone 11 Pro 側は, 先に書いたとおりデレステの版の違いからライト類の光量が半分以下に抑えられています。 あと, 版が影響しているのかポテンシャル解放によるステータス向上が影響しているのか, iPhone XS と 11 Pro ではアイドル個々の音に対するタイミングの取り方が異なっています。 なので, 全く同じシーンでも「(とあるシーンで) 以前は卯月が遅れ気味だったのに今では むしろ早め」といったように結果は同じになりません。

続いて中景ですが, とにかく紙吹雪の量が多いので, 殆どキャラが動いていない状況でも, 紙吹雪が通り過ぎた直後の箇所がブロック化してしまうことになります。 そして映り込む床もキャプチャーへの負担増加に貢献し事態を悪化させています。 ちなみに, その映り込む床のブロック化が酷いように見えるのは気のせいで, これはデレステ自体が解像度を 1/4…つまり 2x2 ピクセルで 1 単位…として処理・描画しているからです。 ただ, iPhone XS は iPhone 8 と異なり あまり紙吹雪の影響を受けていない感じがしますね。

一方, iPhone 11 Pro では紙吹雪が大量に舞っていようが前面でノーツが流れまくっていようが, それらに透ける向こう側を含めて全くブロック化は発生しませんので, もはや言及する必要がなくなっています。 (^^;)

同じく中景で, こちらはライトやカメラワーク, そしてキャラの動きが大きい場面のものです。 ライト切り替えが影響して (それが反射する) キャラの色が変わるわ, 床に全身レベルで映り込んでいるわ, 紙吹雪がキャラ等に被りまくるわ…と, 画面自体が連続して切り替わるのと大差ない事態に陥っているせいで, 比較的キャラが大きく表示されているにもかかわらず, iPhone XS では酷いブロック化が発生しています。 これくらいになると, さすがに動画でもブロック化が目立ってくるのは避けられません。

続いて近景ですが, ニーショット辺りまで大きくなってくると iPhone XS でもブロック化が目立たなくなってきます。 が, MV 自体の負荷が高いことから, 余裕のない iPhone 8 辺りでは『咲いて Jewel』などと異なりブロック化は激しいままです。 余談ですが, 「振りが 5 人バラバラ」といっても完全にバラバラなわけではなく, この画像や中景 1 枚目の画像と同じく, 左右反転しているもの等を除けば 2・3 パターンの違いに止まっていることが判ります。 ただ, それだけだとバレバレなので, 「下半身だけ動きのテンポを変えてパッと見別の動きにする」など変化をもたせてあったりするのでした。 データー量と負荷を抑えるためとはいえ涙ぐましい努力ですね。 (^^;)

ちなみに このシーン。 iPhone 11 Pro 側でもキャラの周りにゴーストのようなものが見えるのは, デレステ自体がレイヤー方面の処理を端折っているためで, 動画のせいではありません, 念のため。

同じく近景でウエストショットサイズですが, ここまで大きくなると iPhone XS でも さすがにブロック化が目立たなくなってきます…動きさえ激しくなければ。 (笑)  ちなみに iPhone 8 辺りでは既に限界で, 負荷が高めに掛かる曲ではキャプチャー側の処理が追いつかず どうしようもなくなります。 このシーンでもライトの光源がキャラに被ったり, 光量が落ちて被らなくなっても反射はする (結果キャラの色自体が変わる。)…と, 純粋な変化という意味では動きが激しいですから。

iPhone 11 Pro 側はといえば, 先に書いたようにライト類の光量が落とされていますので, それらが反射した箇所のレンダリング結果にも当然影響し, 卯月の髪の色は あまり変わっていません。

締めくくりの動画です。 上で書いたように iPhone 11 Pro…といいますか現行のデレステではライト類の光量が抑えられていますから, 全体的に寂しいものとなってしまっています。 こうして動画全体で比較すると悲しくなってくるほどです。 (^^;)

 3 つめは, 前面でノーツの流れまくる『咲いて Jewel』 Live について見ていきます。 上で書いたように曲自体の MV としては軽めの部類に入るわけですが, Live…つまりノーツ側の処理が入ってくる分圧倒的に負荷は高くなっていて, さらに そのノーツやエフェクト, そしてカットインが MV に被る形で常に表示されることから, 動画作成の負荷までもが余計に掛かってしまっています:

まずは遠景です。 iPhone XS でも それなりに頑張っていて, キャラや舞台など MV 側は あまり潰れることなく, ブロック化は動きの激しいノートやカットイン等のみに収まっています。 ちなみに, iPhone 8 辺りだと もはや限界を超えていて, キャラだろうがノートだろうが背景 (舞台) だろうが全体的にブロック化してしまい鑑賞が辛くなってくるレベルまでクオリティーは下がります。 (^^;)

続いて中景ですが, iPhone XS では, これくらいの大きさになるとキャラや舞台などのブロック化は殆ど問題のないレベルに収まっていて, 動画では さらに気にならなくなっています。 ノート方面は遠景だろうが近景だろうが事態は同じですので変化はありません。 ちなみに, iPhone 8 では状況が変わらず やはり全体的に潰れてしまいます。

さらに近景です。 さすがにウエストショットまで大きくなると iPhone XS でも もはや MV と大差なくなってきます。 ノーツなどが動いている分, それが通り過ぎた直後の箇所や ちょうど被っている部分へ少々のブロック化という形で影響しているくらいです。

最後に動画です。 iPhone XS でも殆ど MV と変わらないレベルに影響が収まっているのに対して, ノーツなどは静止画より動画でブロック化の目立っている辺りが面白いところです。 ちなみに, この iPhone XS での Live…そこかしこでホームインジケーターが反応 (つまり上方向へ動き出す。) してタスクが切り替わりそうになっています。 特に一度などはホームインジケーターが白色まで変化していて, まさに運良く切り替わることがなかっただけと分かります。 (笑)

一方の iPhone 11 Pro ではノーツ付きの Live でもブロック化は全く発生していません。 あと, XS による 1 年弱の修行で慣らされたからなのか, ホームインジケーターが反応することは あまりなくなっています。 (^^;)

 おまけで, 『S(mile)ING!』と『Star!!』の Live 動画も上げておきます:

どの動画も そうですが, iPhone 11 Pro 組が基本的にオリジナルメンバーとなっているのに対して, iPhone XS では そうなっていません。 と言いますか, オリジナルメンバーの揃っている曲をネタにしているのであって, それさえ本命の iPhone 11 Pro だからこそ可能なのであって, 乗り換え可能となるまでの動作確認用であった iPhone XS で そこまで SSR キャラを揃えられるはずもないのでした。 (笑)  あ, 『Star!!』は 5 人 Live ではありませんので, iPhone 11 Pro 側が育成途中のトリコロール編成, iPhone XS 側は適当に 3 色から選んだ編成になっています。

余談ですが, 『S(mile)ING!』辺りのレベルだとホームインジケーターのせいで滅茶苦茶プレーし辛い iPhone 11 Pro や XS でも AP (オールパーフェクト) が可能なようです。 (笑)  あと 11 Pro での GREAT 判定は, 以前の「タップするタイミング的なミス」ではなく「タップする位置ズレ的なミス」によるものとなっています。 iPhone 8 での位置を指が覚え込んでしまっていますので, それを脱却するには時間が掛かるようです。 (^^;)

 全体のオーラスとして GRAND モードでの比較を上げておきます。 GRAND モードといえば, ノーツ方面の変更もさることながら, やっぱりアイドル 15人による Live がウリとなります。 実はゲーム自体なら iPhone 8 のほうがオリジナルサイズに近くて綺麗なのですが, iPhone XS でさえ能力不足でブロック化が激しいので上げようがないのでした。 …そう, GRAND モードは負荷が高いのです。 感覚的には「デレステと動画キャプチャー...」での iPhone 8 のクオリティーが今回の iPhone XS でのクオリティー…といった感じでしょうか?

それはともかく, 宣伝用の『お願い!シンデレラ (GRAND VERSION)』というわけで, この曲はコンサートでのオープニング辺りをイメージしたかのような内容になっていて, 15 人のアイドルがステージ内を自由に動き回ってくれます:

とはいうものの, 本当に 15 人バラバラだと負荷が高すぎますので, 最上段左の画像を見ると判るように, 実際には 3~5 パターンの動きに止まっています。 もちろん, タイミングをずらすなどして異なる動きに見せかける…なんて辺りは, 『Yes! Party Time!!』辺りと同様, 当然のように行われていますので, 念のため。

で, 先に書いたように 15 人が自由に動き回っているわけですが, 今回挙げた画像でなら, 11 Pro 側なら響子ちゃんやみくにゃん, 未央, XS 側なら奈緒やアナスタシア, 美嘉のように, マイクを向けたり手を振ったりと, 何人かのアイドルがアップで登場します。 …と, そのまま動き回るだけでは芸がありませんので, 5 段目画像のように最後は楽曲の振り付けで締められます。 15 人なので とっても見応えはあるものの, 人数が多い分どうしようもなく個々の小さくなってしまう点が少々残念ではありますね。 (^^;)

というわけで, 再下段は MV の動画です。 iPhone XS でさえ これなので, デバイスオンリーで撮るなら Apple A13 な iPhone 11 以降が必要となるでしょう。 あ, アプリ上で MV を見る分には iPhone 8 辺りでも十分ですよ?  ちなみに, 例の如く Windows 機で再生すると, XS や 8 の動画については, 最低でもサウンドに対して描画が 0.2 秒ほど遅れますので, 念のため。 あと, この GRAND モードな当該曲でも現行のデレステではライト類の光量が落ちているのでした。 (^^;)

Oct.5,2019 追記

 ケースについては印象などを書いたりもしましたが, 保護ガラスのほうを忘れていましたので, 追記しておきます。

本文で書いたように, この保護ガラスは全面保護タイプ…つまりディスプレー側全面を覆うものとなっていて, さらに わりと厚めのガラスとなっています。 なので, iPhone XS 用ケース辺りでは「保護ガラスのほうが突出」という事態に陥っていたわけなのですが (笑), 11 Pro 用では ちゃんとケースのほうが高いので, ガラスが直に接地することはありません。

この製品…普段の滑りは良すぎるくらいで逆にタップの際に位置ズレを起こしてしまうくらいなのですが, その上で汗や油などに対する耐性も意外と高いものとなっています。 …と, それだけなら良いことずくめなのですが, 残念なことに汗や油の量が閾値を超えると逆に巷の保護ガラスやフィルムより滑りにくくなってしまうのでした。 デレステ辺りでは, 単発フリックは何とかなっても, 隣接ポイントとの 2 点間連結フリックすら困難になるくらいです。 (^^;)

なので, iPhone XS より発熱する iPhone 11 Pro では, 10 月に入った今週ですら室温の高さと筐体の熱から Live が苦痛となっています。 (笑)  …と, 難点もあるわけですが, 普段が滑りやすいのは大きな利点ですので, このまま継続して使うことになると思います。

Oct.8,2019 追記

 この週末にでも記事を書こうと思っていますが, 「何とか音ズレを避けつつ 60FPS を確保できないか?」と模索したところ, LumaFusion を使用することにより音ズレと高クオリティー回避の両方を解決できましたので, iPhone 11 Pro で撮った動画について 60FPS のものへ差し替えました。 ただし低クオリティー化を図る関係上から, 解像度だけは 1600x726 という一回り小さくアスペクト比も微妙に上下の切れたものへ変わっています。

解像度は下がったわけですが, 元々デレステの内部データーは HD サイズですし, iPhone XS でのキャプチャーとは比べること自体が間違っているほど高クオリティーとなっていつつも, iPhone 11 Pro で撮った元の動画と比べる分には, ブロック化が殆ど気にならないながら, それでも見た目ではっきりと判るほど劣化自体は発生している (エッジの甘さやグラデーションの単色化など。)…というわけで, 差し替えを敢行しています。