iPad mini 及び Kindle Paperwhite 3G 発注...
下のほうの記事や Twitter 上などでボロクソに書いて, ついでに「こんな高いの買うヤツいるのか? (ファンは別。) スルーだ,スルー!! (キリッ)」とか叫んでいたのですが, 予約開始後 10 分な 26 日 16:10 頃に iPad mini を発注していたりします。 下の記事を書いたのは 25 日だったのですが, Kindle 書籍の国内での取り扱いが開始されたことから, 少々事情が変わりました。 iPad mini を書籍リーダーとして使おうという魂胆です。 iPad 用のアプリも使えますし, 「iPhone 4S では重くなった iOS 6.0 on Apple A5 が iPad miniでは どうなのか?」を確かめる意味も兼ねられますので…。
元より私が不満なのは価格だけで, iOS 6.0 化による懸案事項は存在するものの, iPad 2 の使用感から推測するに使用自体には問題ないであろうことが判っています。 というわけで, 「『価格が~』と問題視するのが正解か否かを確かめるには使ってみるしか…」という毎度の論理で, 堕ちることに決めたのでした。 言わば「お試しモード」なので最安値の 16GB ホワイトモデルを選択しています。 本命は Retina 版ですね。 技術的には今でも十分可能で, 価格と (バッテリー容量増加による若干の) 重量とのトレードオフで見合わせただけですから, 早ければ次…遅くとも 3 世代目くらいには対応してくるはずです。
そして昨日。 Kindle Paperwhite 3G を発注しました。 上で書いたように, Kindle 書籍については iPad mini や iPhone 5 で読むことになるのですが, Kindle はアカウントによる制限が強く, 「仏版書籍を買うには仏版の媒体が必要」といったケースが多いので, その保険とするためです。 制限が強いくせに知らない間にアカウント統合が行われたりしますので…。 例えば, 何かの拍子で国内アカウントが仏アカウントに紐付けられると, 日本版 Kindle 媒体でしか日本向け書籍を買えなくなってしまうのでした。
私は日米仏の Kindle アカウントを使用していますので, いずれ米国向けとフランス向けの Kindle 媒体も買うことになると思います。 Kindle Paperwhite を選択したのは, フロントライトや 8 週間のバッテリーといった, 変わり種の技術が使われているからです。 Fire は極論すれば「単なる Android 機」なので。 Android 機は お腹一杯…。 (^^;) 日本向け Paperwhite については, 飛び付くユーザーが多かったのか, 年明けの 1 月 6 日納期予定になっています。 さらに遅れることでしょう…。
Windows 8 が発売されて数日経ちますが, わりと悲鳴が上がったりしているようですので, 製品相当版である RTM 版で試した際の記事へのリンクを挙げておきます。 まずは「Windows 8 のアップグレード手順...」です。 これはタイトルが全てで, Windows 7 から Windows 8 へのアップグレードを行った際の流れを記事にしてあります。 VMware Workstation 9 のゲスト PC 上で行っていますが, 実機でも手順や進行は同じです。 要点は次の 2 つ: 「巷で意味する所謂『アップグレード』を行えるのは, Windows 7 から Windows 8 の場合のみ」 「インストール方法の選択で『Windows の設定、個人用ファイル、アプリを引き継ぐ』が表示されない限りアップグレードは行えない。 これ以外を選択した場合は, 旧環境が そのままゴミとして残る。」
まあ, 「Windows 8 にしたのにタッチパネルにならない」なんてアホな悲鳴が あれだけ上がっているくらいですから, 「そんなことを言い出すレベルのユーザーが普通にアップグレード可能」なだけの簡易なものには なっているということなのでしょう。 というわけで, 多少なりとも詳細な流れを掴みたい場合にでも参考にして下さい。 画像が小さいのでクリックして twitpic のフルサイズ表示を参照したほうが良いでしょう。
次に「Windows 8 RTM on Prime Erdes PAD NT1...」です。 スレート PC である Prime Erdes PAD NT1 上で, RC 版に当たる Windows 8 Release Preview から RTM 版へのアップグレードを行った際の記事です。 所謂「アップグレード」を行えない組み合わせのケースということで, 上でも書いた「アプリを引き継ぐ」が表示されないケースで どうなるかについての参考くらいにはなるでしょう。 あと, スレート PC での落とし穴や 1280x800 な解像度の悲哀についても ちょっとだけ触れられています。
この記事の纏めは簡単ですね: 「本格利用したいなら 1280x800 は止めておけ」 「スレート PC 単体で Direct3D 対応ソフトの全画面表示を行ってはならない」の 2 点です。 前者は, テスト目的のケースは置いておいて, スレート PC を使う以上「よりタブレットに近い Windows 8 本来の使用法」を目指しているわけですから, 「そうだとすればスナップを使えないのは やっぱり悲しいよね」という意味です。 Windows 8 に慣れてくるほど痛感するようになります。 (笑) そして, 後者は「Direct3D の全画面ではソフトウエアキーボードが使えないので操作不能に陥る」というだけの話です。 (^^;)
次もアップグレードネタ, 「Windows 8 化 ZENBOOK UX21E-KX128 編...」です。 Windows 7 機である ASUSTeK ZENBOOK UX21E-KX128 を, Windows 8 対応ドライバーや専用ソフト等が一切公開されていない状況で, 強引に Windows 8 へアップグレードしてみた…という記事です。 結果論としては, ELAN Smart-Pad の不具合以外特に問題なく使えています。 もちろん, ハードに強く依存した ASUS 謹製のプリインストールソフトも動作しないものが多いのですが, 肝心の Instant On 辺りが正常動作するので結果オーライです。
この PC…といいますか, ZENBOOK を Windows 8 へアップグレードする際の鍵は「ELAN Smart-Pad が使えるか否か」だと思っています。 これが使えるのなら Windows 8 を比較的タブレットに近い感覚で便利に使えることでしょう。 が, これが Synaptics ドライバーとジェスチャーの組み合わせになったなら…, はっきりいって Windows 7 のままのほうが幸せになれます。 スリープを多用するのであれば, 私のように Windows 7 用公式ドライバーで逃げる手もありますが, 自称中級者レベルまでのユーザーには お勧めしません。 (^^;)
最後は「フル HD 環境での Windows 8...」です。 Windows 8 はタブレットを意識した OS ですが, それが逆に Windows ストア・アプリの使いづらさに繋がっている…といった記事です。 「高解像度画面 = Retina 化必須」な iPad (Early 2012) や iPad (Late 2012) では そうでもないのですが, Android 機が そうであるように, Windows 8 も高解像度画面には不向きな OS となっています。 その最大の犠牲者が「スナップ機能」で, 画像を見れば一目瞭然。 高解像度になればなるほど, 画面の隅っこに まるでタスクバーのごとく ちょこっと表示されるだけになってしまいます。
件のページでは, WXGA や HD サイズの環境とフル HD 環境と比較した画像を載せてあるのですが, 上のスナップ機能のケースと「超高解像度だろうが低解像度だろうが, 意外と情報量に差のないケースが多い」点が難点といえます。 なので, 特に ASUSTeK ZENBOOK Prime UX21A-K1256 のような「小サイズ高解像度」な画面 (11" で 1920x1080。) では, 出荷時のような 125% 表示を使って Retina 的に表示とするのが, 賢い選択肢かもしれません。 それが気にならなかったりデスクトップを多用 (重要視) するのであれば, 高解像度化したほうが良いでしょう。 どちらにしろ, 安易に高解像度を選択しないのが吉です。 (^^;)
Windows Developer Preview 辺り (昨年 9 月 15 日公開。) 辺りから Windows 8 を使っている開発者や技術者辺りでは, わりと辛口…といいますか Windows 8 に否定的な記事も多かったりするのですが, Windows 8 発売後の巷の感想を Web 上で見る限りにおいては, 意外と肯定的なものも多いようです。 「下手に旧環境に凝り固まったユーザー」には不評でも, そうではないスマートフォンやタブレットを使い慣れた普通のユーザーには, たとえ「マウスとキーボードな古い形態の PC」であっても, 前者が思うほど使いづらく感じることは ないのかもしれません。 >私は前者 (^^;)
ともあれ, わりと大きな操作環境の変化を伴う Windows 8 ですから, よほどの新しもの好きなら ともかく, 慌てて導入しないで まずは情報収集に当たるのが良いでしょう。 少なくとも店頭で実機を弄ってみることを お勧めします。 「今すぐ新 PC が必要」というのでなければ, 巷の阿鼻叫喚が落ち着いてからでも遅くないのですから…。 (^^;)
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