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今日の出来事 (Nov, 2012)

●Nov.28,2012

GALAXY Note のアンテナピクト問題, その後...

 私のところでも盛大に発生している SAMSUNG GALAXY Note SC-05D と 富士通 ARROWS Me F-11D (双方白ロム品。) でのアンテナピクト問題ですが, 殆ど情報が得られない ARROWS Me は別として, GALAXY Note については, Android 2.3.6, Android 4.0.4 といった OS の版にかかわらず, 比較的情報が得やすい状況となっています。 前々から書いているように, メーカー品については root 化等を行いたくないのですが, あまりにもバッテリーの減りが速く「背に腹は代えられない」ということで, この週末を利用して弄ってみました。 最初から弄りすぎると文鎮化の危険性が高まりますので, まずは なるべく弄らずに済む方法を採ることにします。 (笑)

というわけで, まずは ここまでのおさらいで設定を確認しておきます。 「今では その方法でも特に問題なし」というわけで, 初回起動の初期設定に引き続き, 即 Android 4.0.4 へのアップグレードを設定画面から WiFi を利用して行っています。 以前なら Kies を使わないとアップグレード自体に失敗するわ, root 化等でも失敗するわ…と, 散々な結果を招くところですが, 2 ヶ月経った今では改善しています。 その上で, DEBUG SCREEN を利用してサービスドメインを PS ONLY――つまりパケット通信サーバーのみ使用――とし, 使用バンドも 3G のみとしてあります。 職場では Xi が有効ですが, 150k な データー専用 b-mobile SIM なので Xi の恩恵に浴することがありませんから。 (^^;)

 顛末を語る前に, 今回使用したツール等は以下のとおりです:

  • GALAXY Note SC-05D: 本体。 はっきり言って生け贄に捧げるわけなので, 文鎮化した場合の覚悟をもって挑んで下さい。 ぶっちゃけ, 今なら まだ最高で 26k ほども出せば白ロム品を手に入れることが可能です。
  • 作業を行うための PC: adb を使えるのであれば Win でも Mac でも linux でも構いません。 スマートフォン系の USB ドライバーは何かと問題を起こすので注意。 良くあるのが「スマートフォンを更新したら繋げなくなった」というケース。 もちろん, その機器用のドライバーを導入しての話です。 というわけで, ある意味こちらも生け贄組。
  • ES ファイルエクスプローラー: ファイル操作全般を行うのに使用。 マーケットからインストールしておきます。 システム周りを弄るわけですから, 当然ながら root 化を行った後には, ルートオプションの指定を行ってホームディレクトリを "/" にしておく必要があります。 全てのファイル操作を adb で行うなら不要です。
  • Android JDK: 他のツールに adb 等が含まれていることが多いので, 必ずしも必要ありませんが, 初期装備的武器ということで…。 必要なら適当にぐぐって落としておきます。 既に持っていますので, 今回は落としていません。 ここに一覧しているツールにも含まれていたような気がします。 Windows 環境であれば adb.exe と dll があれば事足りるので, JDK までインストールするのは大げさな気がします。
  • SAMSUNG Kies: GALAXY Note 純正のツールです。 USB ドライバー導入のため, 一度だけインストールして, すぐに (ドライバーだけ残す設定で) アンインストールしておきます。 本家に導入させておくのが一番確実なので。 (笑)  >USB ドライバー
  • Check Fus Downloader: 純正 ROM をダウンロードするのに使います。 「文鎮化なぞ有り得ぬわ!!」という強者には必要ありません。 これで, Android 4.0.4 の ROM を落としておけば, 何かあっても出荷状態相当へ戻せます。 パーティション自体が飛んだりすると詰みますけれど。 (^^;)  ググって落としておきます。 Check Fus Downloader 2.1 を使用。
  • Odin 3: GALAXY Note 用の定番 ROM 焼きツールです。 この手のツールは機種によって使用するツールが概ね決まってきます。 使い方自体は どれも似たようなものなので, 他の機種で ROM を焼いたことがあれば, 難しいことは何もないです。 ググって落としておきます。 Odin3-v1.85 を使用。
  • ClockworkMod Recovery: リカバリーツールです。 純正リカバリーツールでは制限があるので, 別口のリカバリーツールを使用します。 リカバリーツールには「これを使えば確実」というものが存在しないので注意して下さい。 使用する方の好みもありますが, それ以上に当該機の状態が大きく影響しますので, どのツールを使用したところで問題の出る可能性は避けられません。 SC05D-ICS-KBC-CWM-V6.0.1.2_r12-recovery.7z を使用。 何故か このツールについては「これ」という固定リンクが存在しないので, 何とか探し出して落としましょう。
  • superuser: su 等が含まれた ZIP 書庫のほうです。 別途 su を用意した上でシステムフォルダーへ導入できるのであれば, apk ファイルや普通のインストールでも構いません。 …それが可能なら, そもそも superuser を必要としないでしょうけれど。 (^^;)  OS が 4.0.4 なので ICS 用である Superuser-i717-ICS-signed.zip を ググって落としておきます。
  • smali / baksmali: Android dex のコンパイラーと逆コンパイラーです。 framework.odex を改変する場合に必要となります。 ググって落としておきます。 現在は 1.4.1 のようですが, 1.3.2 辺りより以降の版であれば同じものが出来上がると思います。 「ダメなら最新版で」ということで…。 1.4.1 を使用。
  • Java: smali, baksmali が Java スクリプトなので, 何らかの Java 実行環境が必要となります。 x64 環境なら x64 用が必要となりますので注意。 必要ならググって落とした上でインストールしておきましょう。 (過去のしがらみでインストール済の方も多いかと思います。)
  • ZIP 書庫を操作可能なアーカイバ-: 何でも良いのですが, 何も考えず自作の LHMelt を使用します。 (笑)
  • dexopt-wrapper: jar ファイルから dex (odex) を作成するためのツールです。 ググって落としておきます。
  • busybox: 署名を書き込むためのツールです。 root 化を行った後にマーケットから落としてインストールしておきます。 (root 化されていないとインストールできない。)
  • ググって手に入れた SC-05D 用の対策済 framework.odex: 「改善した」という報告も上がっているブツなので, これに入れ替えることで改善する…はず。 (^^;)

 ここからは顛末です。 何はともあれ, まずは必要なツール類のダウンロードを行いました。 この中で, 「ES エクスプローラー」は普段から使っていますので, GALAXY Note へ導入済みです。 もちろん, 非 root 化状態ですので「インストールしてあるだけ」です。 また, PC (メイン使用している東芝 Qosmio T851/D8CR。) へは Java (x64 版。) が導入されています。 ちなみに, MSDN 版な Windows 7 Ultimate (x64) 環境ですが, 64 ビットの Windows 7 環境であれば どれでも同じはずです。 あと, 上でも書いたように Android JDK は使用していません。 Allwinner Essential 辺りを落としてくれば, adb.exe と dll が手に入りますので, そちらから引っ張ってくると良いでしょう。

基本的にはググるだけで落とすことが可能なのですが, ClockworkMod Recovery だけは入手に苦労しました。 版を合わせたかったので SC05D-ICS-KBC-CWM-V6.0.1.2_r12-recovery.7z を探したわけですが, 出てくるのは無効リンクばかり。 30 分ほど探し回って ようやくの入手と相成りました。 結果論としては, 他のリカバリーツールを使ったほうが速かったかもしれませんね。 (笑)  「キャッシュパーティションのクリアー」 「Dalvik キャッシュのクリアー」 「ZIP ファイルからのインストール」の処理が必要となりますので, これらを行えるものであればツールは問わないはずです。

 いよいよ作業となるわけですが, 「その前に保険をば…」というわけで, 純正 ROM を落としておきます。 使用したのは Check Fus Downloader 2.1 です。 起動して, Advanced タブに以下の情報を入力します:


OS                          = Android
Model                       = SC-05D
Product Code                = SGH-NO14UWNDCM
Hidswver(PDA/CSC/PHONE/PDA) = SC05DOMLPL/SC05DDCMLPL/SC05DOMLPL/SC05DOMLPL
	  

これだけでは例外が発生するケースがある (私も該当。 ^^;) ようなので, Standard タブの OS 項目でも「Android」を指定しておきます。 入力が終わったら「Check firmware」ボタンで ROM の存在チェックをし, チェックが通ったら「Download」ボタンでダウンロードを行います。 落としたファイルは大事にとっておきましょう。 パーティションが飛ぶなどの致命傷を負わなければ, 落としたイメージを使用して出荷状態相当へ戻すことが可能です。 ちなみに, 「SC05DOMLCE/~」の情報も載っていたりしますが, そちらは別の版なので注意。 9 月以降に公式筋で OS の版を上げたのなら, SC05DOMLPL が必要になります。

 「保険が掛け終われば準備完了」ということで, 最初に行うのは root 化です。 別の手段も存在しますが, ここは普通に行っておきます。 ここからは一歩操作を間違うと完全文鎮化へ直結しますので注意。 …と, その前に USB ドライバーを導入するために, SAMSUNG Kies をインストールしておきます。 USB ドライバーが正常に導入されたら Kies は必要ありませんので, Kies 使いでなければ USB ドライバーだけ残してアンインストールしても構いません。 …といいますか, アンインストールを進めるサイトが多いです。 (^^;)  ドライバーだけ手に入れて導入する方法もありますが, Kies を使ったほうが簡単でしょう。

次に, 落としておいた Superuser-i717-ICS-signed.zip を GALAXY Note の外部ストレージ (以前から存在する「work」フォルダーを使用。) へ置いておきます。 micro-SD カード経由でも, メディアモードで PC と繋いでコピーを行っても構いません。 方法は何でも良いです。 あ, そうそう。 接続を行おうというのですから, 前もって開発オプションでデバッグモードを有効にしておいて下さいね。 (笑)  adb を使うなら, こんな感じ:


adb push C:/TMP/Superuser-i717-ICS-signed.zip /sdcard/external_sd/work/Superuser-i717-ICS-signed.zip
	  

PC 側については, ダウンロードしたツールやファイルなどを全て「C:/TMP」上に置いてあり, かつ ここがカレントディレクトリーになっているものと仮定しています。 また adb での操作については, あらかじめ「/system」と「/data」, それと「/sdcard」が RW でマウントされた状態を想定しています。 必要なら適宜マウント操作を行って下さし。 あと, 特に説明していませんが, PC と やりとりする際には当然ながら USB ケーブルで接続することになりますので, 念のため。

準備が出来たら, まずは GALAXY Note をダウンロードモードで起動します。 「ボリュームダウン + ホーム + 電源ボタン」の同時長押しで起動するやつですね。 「おらーっ!! カスタム OS 使って問題出ても知んねぇーぞっ!!」と警告してきますが, 「ここから先一連の操作による結果は全て自己責任となる」と頭に叩き入れた上でボリュームアップボタンを押して続行します。 次に PC のほうで Odin3 を立ち上げ, 「PDA」の項目で, 落としておいた ClockworkMod Recovery (CWM) のイメージ「SC05D-ICS-KBC-CWM-V6.0.1.2_r12-recovery-odin.tar.md5」を指定しておきます。 あ, CWM は書庫で落としているはずなので, ちゃんと展開しておいて下さいね。 その他のツール等についても以下同文。 (^^;)

指定が終わったら, GALAXY Note と PC を USB ケーブルで繋ぎます。 GALAXY Note が認識されたら進捗バーの背景がイエローになりますので, それを確認した上で「Start」ボタンで ROM を焼きます。 グリーンのバーが延びていき, 正常に焼ければ背景がブルーに変わってリブートが掛かります。 さらに, GALAXY Note がリブートした時点でグリーンの背景になり正常終了となります。 そこまで辿り着くことを祈りつつ待ちましょう。 OS 自体の ROM 焼きと異なり, 速攻で終了するとは思いますけれど…。 再起動したら, 一旦シャットダウンして電源を切っておきます。

今度はリカバリーモードで GALAXY Note を起動します。 「ボリュームアップ + ボリュームダウン + 電源ボタン」の長押しで起動するやつですね。 短くブルブル繰り返し震えだすので, そこまで待ってから電源ボタンだけ離します。 残りのボタンを押したまま しばらく待つと, CWM が立ち上がりますので, 「install zip from sdcard」メニューを使って, 外部ストレージに置いてある Superuser-i717-ICS-signed.zip を指定して, Superuser のインストールを行います。 無事に終了したら, トップメニューへ戻りリブートを選択して再起動を行います。

起動したら, Superuser がインストールされていることを確認した上で起動します。 大抵は su の版が古くて赤色表示になっているはずなので, とりあえず版は気にせずに, su の更新を行っておきましょう。 これで root 化は終了です。 もののついでに, ここで ES エクスプローラーでルートオプション指定と, busybox のインストールを行っておきましょう。 busybox をマーケットから落とした場合, 再度 busybox 自身でインストールを行う必要があるので注意。 (^^;)

 …と, 故意にメニュー選択などの手順を一部端折ってありますが, ここまでが解らないようだと間違いなく文鎮化が待っていますので, 手を出すのは諦めましょう。 あと, GALAXY Note でのアンテナピクト問題や root 化についての有名どころのサイトくらいは, 目を通しておくようにして下さい。 それらを踏まえた上での顛末談なので。 (書きぶりは操作手順式。)

 さて, たまたまではありますが対策済 framework.odex (署名済のもので「C:/TMP/test」に置いてある。) を入手していますので, まずは これに置き換えてみます。 ファイル操作は adb を使ったほうが効率はよいのですが, 慣れていない方は「ES エクスプローラー」辺りを使ったほうが安全です。

まずは保険を掛けておきます。 「/system/framework」上の framework.jar と framework.odex を PC へコピーしておきます。 その上で, 判りやすいように「framework.jar.orig」とでもしておきます。 さらに, 入手した対策済 framework.odex を オリジナルの framework.odex と置き換えます。 最後に今し方置き換えた framework.odex のアクセス権を 644 にしておきます。 手順を惜しんで ここで安易に直接コピーを使わないように。 わりと高確率で, 途中でハング (半文鎮化) します。 (純正 ROM へ焼き直すなど復旧できないなら本当の詰み。(=真の文鎮化。))

adb なら以下のような感じ:


cd C:/TMP
md org
adb pull /system/framework/framework.jar org/framework.jar.orig
adb pull /system/framework/framework.odex org/framework.odex.orig
adb push test/framework.odex /system/framework/framework.odex.new
adb shell rm /system/framework/framework.odex
adb shell mv /system/framework/framework.odex.new /system/framework/framework.odex
adb shell chmod 644 /system/framework/framework.odex
	  

framework.odex を置き換えたので, リカバリーモードで起動し直して, 「Wipe cache partition」でキャッシュパーティションのクリアーを, 「advanced」の中の「Wipe Dalvik Cache」で Dalvik キャッシュのクリアー (要は dex ファイルの削除。) を行っておきます。 終わったらリブートします。

リブートして通常起動した結果は…。 「S」マークの表示で無限ループに陥ることなく普通に立ち上がりました。 ちなみに, framework.odex (といいますか一連のシステムファイル。) が不正な状態だと, 無限ループに陥ります。 文鎮化の一種ですね。 リカバリーモードで立ち上げた上で「/system」をマウントし, adb を使って保険を掛けておいた framework.odex.orig を生け贄に復旧すれば復活が可能です。 (リカバリーモードでも PC と接続しての adb 使用は可能。)  それでダメなら, 落としておいた純正 ROM イメージを Odin3 を使って焼きましょう。 パーティションが飛んだりといった致命傷を負っていなければ, リカバリーモードやダウンロードモードが使えます。

無事 framework.odex の置き換えが終了したので状況を確認してみたのですが…, 何も変わっていませんでした。 通信ピクトは表示されませんし, 100% 圏外のままです。 後で逆アセンブルして分かったことですが, 全然 GALAXY Note 用の変更になっていませんでした。 当該ファイルを使った方は漏れなく無駄足となっていることでしょう。 (笑)

 対策済ファイルが使えないとなると, 直接 framework.odex を改変するしかありません。 というわけで, まずは「/system/framework」配下を PC へコピーしておきます。 adb を使えば簡単でしょう。 ここでは「C:/TMP/framework」ということにしておきます。 あと, オリジナルの framework.jar と framework.odex だけは, 「C:/TMP/workspace」上にもコピーしておきます。 これを生け贄に改変することになります。 ついでに, 作業しやすいように smali と baksmali も「C:/TMP」に置いておきます。 smali と baksmali は Java スクリプトなので, 必要なら Java を使えるようにしておいて下さい。 最後に「C:/TMP」ディレクトリーへ移っておきます。


md workspace
adb pull /system/framework framework
adb pull /system/framework/framework.jar workspace/framework.jar
adb pull /system/framework/framework.odex workspace/framework.odex
	  

 さて, odex ファイルが存在することで お判りのように, SC-05D の純正 ROM は非 Deodex 環境なので, 例のバッチは使えません。 まあ, 使えたとしても adb root が前提だったりと, 作業する環境によっては多少敷居が高かったりしますが…。 (その辺りをクリアーできるユーザーなら, 少なくとも操作手順目的で この記事を見ることはないはずです。)

それはともかく, 次のコマンドを実行して framework.odex の逆アセンブル (odex ファイルの展開。) を行います:


java -jar baksmali-1.4.1.jar -a 15 -d framework -x workspace/framework.odex
	  

昔と違って, 最近の baksmali は最低限のスイッチ指定しか必要としません。 「-a」スイッチは API レベルの指定なので, Android 4.0.3~4.0.4 用の 15 を指定しておきます。 「-d」スイッチは, 指定したディレクトリー上のファイルを情報として利用することを指定するものです。 要は必要なクラスファイルなどを適当に補完してくれるわけですね。 「-x」スイッチは後で smali を使ってアセンブルするのに必要となるスイッチです。 これを忘れるとアセンブルに失敗します。 少々時間を要しますが, 正常終了すると, 「C:/TMP/out」配下に逆アセンブル結果がドババーっと出力されます。 えっと…。 少なくとも今回使用したツールと環境では, 警告すら何も表示されないはずなので, 警告はともかく, エラーが出たら適宜対応して下さい。 (^^;)

 逆アセンブルが終了したら 「C:/TMP/out/com/android/internal/telephony/gsm/GsmServiceStateTracker.smali」をエディターで開きます。 開いたら, 5279 行目以降を表示します:


5279:    :pswitch_data_22
5280:    .packed-switch 0x0
5281:        :pswitch_1c
5282:        :pswitch_1d
5283:        :pswitch_1c
5284:        :pswitch_1c
5285:        :pswitch_1c
5286:        :pswitch_1f
5287:        :pswitch_5
5288:        :pswitch_5
5289:        :pswitch_5
5290:        :pswitch_5
5291:        :pswitch_1c
5292:        :pswitch_5
5293:        :pswitch_1c
5294:        :pswitch_1c
5295:        :pswitch_1c
5296:    .end packed-switch
	  

行が違っている場合は "pswitch_data_22" の文字列で検索して下さい。 表示されたら, 何も考えず以下のように 5284 と 5294 の 2 行だけ変更して保存します:


5279:    :pswitch_data_22
5280:    .packed-switch 0x0
5281:        :pswitch_1c
5282:        :pswitch_1d
5283:        :pswitch_1c
5284:        :pswitch_1d
5285:        :pswitch_1c
5286:        :pswitch_1f
5287:        :pswitch_5
5288:        :pswitch_5
5289:        :pswitch_5
5290:        :pswitch_5
5291:        :pswitch_1c
5292:        :pswitch_5
5293:        :pswitch_1c
5294:        :pswitch_1d
5295:        :pswitch_1c
5296:    .end packed-switch
	  

 次のコマンドを実行して, 先ほど展開した framework.odex をアセンブルして deodex 化を行います:


java -jar smali-1.4.1.jar -o classes.dex out
	  

baksmali で正常に展開できていれば, ここでエラーは発生しないはずです。 エラーが発生するようなら逆アセンブルから やり直しましょう。 エラーなしで正常終了したら, 「C:/TMP」上に作成されている classes.dex をアーカイバーを使って workspace/framework.jar へ格納します。 (jar ファイルの実体は お馴染みの ZIP 書庫です。)


zip workspace/framework.jar classes.dex
	  

ここでは zip を使っていますが, 7za を使うなら以下のとおり:


7za u -tzip workspace/framework.jar classes.dex
	  

「-tzip」スイッチはなくても大丈夫なはずですが, 付けておいても損はないでしょう。 あと, 純正 ROM では大丈夫ですが, 使っている ROM によっては「-mx0」で無圧縮を指定しておかないとダメかもしれません。 あ, 私は当然ながら LHMelt を使っていますよ。 (笑)

出来上がった書庫 (workspace/framework.jar。) と落としておいた dexopt-wrapper を GALAXY Note の適当な箇所へコピーします。 ここでは「/data/local/tmp」として説明しますが, ここには init.rc 辺りも存在するので注意。 コピーには adb を使うのが普通ですが, コピーできれば何でも良いです。 置き場所によっては「PC と接続した上で Explorer で…」なんてことも可能でしょう。 コピーし終わったら, /data/local/tmp/framework.jar のアクセス権を 644 にしておきます。


adb push workspace/framework.jar /data/local/tmp/framework.jar
adb push dexopt-wrapper /data/local/tmp/dexopt-wrapper
adb shell chmod 755 /data/local/tmp/dexopt-wrapper
	  

 さて, 巷では ここから dexopt-wrapper を使って直接 jar から odex へ変換する手順で説明されているところもあるのですが, 何故か「全く同じ操作を行っても大丈夫だったりダメ (「S」表示で無限ループ。) だったりと不安定」だったので, dexopt-wrapper を使わない方法を採ります。 それは…「GALAXY Note (Android OS。) 自身に odex を作らせる」方法です。

先ほど「/data/local/tmp」へコピーした framework.jar を framework.jar.new へリネームした上で, 「/system/framework」上へ移動します。 次に「/system/framework」上の framework.jar を framework.jar.old へリネームし, 先ほど移動した framework.jar.new を framework.jar へリネームします。 続けて同じ「/system/framework」上の framework.odex を framework.odex.old へリネームします。


adb shell mv /data/local/tmp/framework.jar /system/framework/framework.jar.new
adb shell mv /system/framework/framework.jar /system/framework/framework.jar.old
adb shell mv /system/framework/framework.jar.new /system/framework/framework.jar
	  

リカバリーモードで起動し直して, 「Wipe cache partition」でキャッシュパーティションのクリアーを, 「advanced」の中の「Wipe Dalvik Cache」で Dalvik キャッシュのクリアーを行っておきます。 終わったらリブートして通常起動を行います。

通常起動を行って起動しかけますが, 先ほど置き換えた framework.jar が署名済でないことから, 「S」が表示された状態で無限ループに陥り起動に失敗します。 所謂半文鎮化の状態ですが, とりあえず保険で 1 分ほど放置します。 すると USB ケーブルで接続して adb を使用できるようになるので, そのまま作業を続けても良いのですが, 念のためリカバリーモードで起動し直しても良いです。 (ボタンを長押しし続けると再起動されます。)  起動し直した場合は, 「mounts and storage」から「mount /system」を選んで /system をマウントします。 続けて USB ケーブルを接続します。 (起動し直す前の接続でも可。)

次のコマンドを実行して, オリジナルの framework.odex へ戻してあげます:


adb shell mv /system/framework/framework.odex.old /system/framework/framework.odex
	  

先ほどの起動で書き換えた framework.jar から framework.odex (の実体。) が作成されたわけですが, それが署名なしの不正ファイルで使えないため起動できなかったわけです。 なので, 元に戻してあげるわけですね。 つまり, オリジナルを何らかの形で残しておけば, この方法で元に戻すことで半文鎮化を避けられるわけです。 これでダメだった場合は ROM を焼き直すしかありません。 (といいますか, それが近道。)  ともあれ, オリジナルへ戻し終わったらリブートします。

今度は普通に起動しますので, 先ほどの起動で改変された framework.jar から作成されているはずの, framework.odex の実体を次のコマンドを実行して, /data/local/tmp へ移します。 続けてオリジナルの framework.jar へ戻しておきます:


adb shell mv /data/dalvik-cache/system@framework@framework.jar@classes.dex /data/local/tmp/framework.odex.new
adb shell rm /system/framework/framework.jar
adb shell mv /system/framework/framework.jar.old /system/framework/framework.jar
	  

 ここまでの, odex 作成の手順については, dexopt-wrapper を使えば以下のような操作となります:


adb shell /data/local/tmp/dexopt-wrapper /data/local/tmp/framework.jar /data/local/tmp/framework.odex.new
	  

この 1 行だけで済めば良かったのですが, 先に書いたように不安定なフシがあったので, 半文鎮化を含む手数を惜しまず, GALAXY Note 自身に作らせる確実な策を採ったわけです。

 新たに作成した framework.odex.new は このままでは やっぱり使えないので, busybox を使用してオリジナルの framework.odex を生け贄に署名を付けてあげます:


adb shell busybox dd if=/system/framework/framework.odex of=/data/local/tmp/framework.odex.new bs=1 count=20 skip=52 seek=52 conv=notrunc
	  

署名を付け終わったら, その framework.odex.new を「/system/framework」へ移動します。 次に「/system/framework」上のオリジナル framework.odex を framework.odex.old へリネームした上で, 今ほど移した framework.odex.new を framework.odex へリネームします。


adb shell mv /data/local/tmp/framework.odex.new /system/framework/framework.odex.new
adb shell mv /system/framework/framework.odex /system/framework/framework.odex.old
adb shell mv /system/framework/framework.odex.new /system/framework/framework.odex
	  

 最後の仕上げです。 リカバリーモードで起動し直して, 「Wipe cache partition」でキャッシュパーティションのクリアーを, 「advanced」の中の「Wipe Dalvik Cache」で Dalvik キャッシュのクリアーを行っておきます。 終わったらリブートして通常起動を行います。

 …という一連の作業で framework.odex の改変を行えるわけですが, 上のほうで書いたように, adb を使ったほうが, 頭から「/system/framework」上で作業できたりと, かなり効率に違いがあるはずです。 しかし, リカバリーモードで作業する必要があったり, 適宜 adb root やマウントが必要だったりと, 慣れていない方には辛いところなので, 非効率ではありますがファイラー (ここでは「ES エクスプローラー」を想定。) を使ったほうが良いでしょう。 もっとも, 嫌でも確信半文鎮化の後など一部の操作だけは adb で行う必要がありますけれど。

あ, そうそう。 アクセス権の絡みで思わぬところでエラーになったりすることが ありますので, その際は当該ファイルのアクセス権を一時的に 666 にでもして切り抜けて下さい。 作業後は ちゃんと 644 へ戻しておくように。 (笑)

 という手作業の結果, 冒頭右画像のような感じとなりました。 3G ハイスピードでの通信を示す「H」の通信ピクトが, ちゃんと表示されるようになっています。 続けてバッテリー関連の情報を表示させてみると:

セルスタンバイの割合が低いため, すでに一覧には表示されない状況で, 同様に圏外時間も 2% と非常に低い数値となっています。 「お? これは改善したかしら?」というわけで, 翌日 LTE 圏内の職場で確かめてみたところ:

LTE 圏外では期待どおりの動作となるのですが, LTE 圏内では通信ピクトが表示されず, セルスタンバイも圏外となってしまいます。 ステータス画面で確認してみると, 3G ではサービス中 (圏内。) となるのに対して, LTE では使用不可 (圏外。) となっています。 どうやら「Searching」ステータスの場合にも STATE_IN_SERVICE を返すようにしないとダメのようです。 そちらの変更を行ってもダメなようなら, framework.odex の別の箇所か framework2.odex を弄らないとダメなのでしょう。

 というわけで, 昨日の夜に再度修正を行った上で置き換えてみました。 変更箇所は以下のとおり:


5279:    :pswitch_data_22
5280:    .packed-switch 0x0
5281:        :pswitch_1c
5282:        :pswitch_1d        // 1 is "in service"
5283:        :pswitch_1d        // 2 is "searching"
5284:        :pswitch_1d        // 3 is "registration denied"
5285:        :pswitch_1c        // 4 is "unknown" no valid in current baseband
5286:        :pswitch_1f        // 5 is "in service, roam"
5287:        :pswitch_5
5288:        :pswitch_5
5289:        :pswitch_5
5290:        :pswitch_5
5291:        :pswitch_1c        // same as 0, but indicates that emergency call is possible.
5292:        :pswitch_5
5293:        :pswitch_1d        // same as 2, but indicates that emergency call is possible.
5294:        :pswitch_1d        // same as 3, but indicates that emergency call is possible.
5295:        :pswitch_1c        // same as 4, but indicates that emergency call is possible.
5296:    .end packed-switch
	  

例のバッチでいえば, 0 の代わりに 99 を指定したことになります。 その日は 3G 回線で問題が生じないことを確認して そのまま就寝しました。 そして, 今日の朝 LTE エリア内である職場で確認してみた結果は…:

LTE でも圏外時間が増加しないようになり, 無事アンテナピクト問題が改善されたようです。 が, 下の画像を見ると解るのですが, LTE エリア内でのスリープでは かなりバッテリーの減りが早くなってしまうようです。 大きく 3 つに分かれていますが, 最初の緑が前回の変更後, 次の濃い黄色が今回の変更後 (LTE エリア外。), 最後の黄色が LTE エリア内です。 同じ「殆どスリープ状態」にもかかわらず, たった 4 時間弱の LTE エリア内でのスリープの間に, それまでの丸 1 日の 3G エリアでのスリープ状態より遙かに多くバッテリーを消費してしまっています。 少々差が大きすぎますので, 昼休みに自動機内モードに再びお出まし願いました。 (^^;)

 結果として, SC-05D の Android 4.0.4 純正 ROM においては, 「Searching」と「Regstration denied」の際にも STATE_IN_SERVICE を返すようにすれば, アンテナピクト問題を改善できるようです。 LTE エリア内で依然としてバッテリーの減りが少々早い点については しばらく様子見が必要ですが, サービス状態が「サービス中」となっていますので, 別の要因である可能性が高いです。 少なくとも, 今回の変更とは別の箇所か framework2.odex を弄る必要があるでしょう。

Nov.29,2012 追記

 手元でバッチ化が成功した上で要望があれば, そのバッチを公開する…かもしれません。 最終的には例のバッチを参考に一般化したいところですが, とりあえずは自環境専用で編集が手動のベタなものからですね。 それが動作しないことには始まりませんので…。 改変済の framework.odex については, 「ブラックに限りなく近いグレーを突き抜けたブラック」 (by 紗弓実) なので公開できません, あしからず。 バッチが動けば必要ないわけですし。

問題となるのは dexopt-wrapper による dex の作成でしょうか?  手元では不安定な印象なのですが, GALAXY Note (に搭載されている Android 4.0.4) に作成させたものと比較した限りにおいては, かなりサイズの異なるものが作成されている辺りが影響していそうです。 とりあえずは, dexopt-wrapper で必要そうな jar ファイルをひととおり指定するところから確認ですね。

Dec.6,2012 追記

 ふむ。 やはり PS と CS での場合分けをしないと, 機内モードからの復帰時にアンテナピクトが表示されなくなりますね。 当たり前といえば当たり前の挙動なので, 暇なときにでも修正しておきましょう

●Nov.19,2012

VivoTab RT TF600-GY32 到着...

 「ようやく巷の Web ショップ等でも出回りだした」というわけで, かねてよりの計画どおり Windows RT 機である ASUSTeK VivoTab RT TF600-GY32 を金曜日に発注し, それが日曜の夕方に届きました。 ASUS Shop (Web ストア。) より早そうだったので, 今回は Amazon でポチっています。 1 日半で到着しているわけですから, 準即納といった感じでしょうか?  早さ重視だったので定価買いになってしまいましたけれど。 (^^;)  あ, とりあえず本体だけポチって, KBDOCK-TF600 (キーボードドック。) のほうは昨日追いかけで発注しています。

TF600-GY32 のスペックですが, CPU が NVIDIA Tegra 3 1.4GHz, 2GB メモリー, 10.1" 1366x768 静電式 5 点タッチ IPS LCD, 内蔵ストレージが 32GB, 重さが 525g (本体のみ。) といった感じになっています。 簡単にいえば「TF201-GD32D に Windows RT を載せてみました」といった趣で, それを 42k も高く買う勘定になります。 何しろ TF201-GD32D が今では 33k で買えるのに対し, TF600-GY32 + KBDOCK-TF600 は 77k にもなるのですから。 しかも, 本体にもドックにもカードスロットは存在しませんから, 「劣化版 TF201-GD32D」でしかありません。 「バカ高い」どころか「死ぬほど高い」の領域です。

 さて, 到着した夕方に早速初期設定等を行ったわけですが…。 良くも悪くも Windows ですね。 初期設定自体は Windows 8 機でのインストール時と同じですから, あっという間に終了します。 巷のユーザーが引っ掛かるとすれば, Microsoft アカウントと「協力」方面の設定でしょう。 もっとも, Microsoft アカウントの登録は, Windows しか使ったことのない方はともかく, Android 機や iPhone / iPad 辺りを使ったことのある方なら違和感はないでしょうし, 後者は別段スキップでも問題ありませんから, 実際に引っ掛かる方は少ないと思います。

初期設定の次に Windows Update を行ったわけですが…, ええ, Windows でした。 盛大に 700MB ほどパッチが当たってくれました。 その上 RT のくせに しっかりデスクトップ上でした。 (笑)  個人的には「全てが Modern UI (Metro UI と呼ばれていたもの。) に収まっていない限り Windows RT の意味はない」と思っています。 システム周りの設定など根本的な部分までデスクトップを多用するなら, 既存の PC に Windows 8 を入れれば済む話です。 タッチパネルすら必要有りません。 2 本指若しくは長押しで右クリック相当の操作を行えるタッチパッド等が搭載されていれば, それで十分です。 ともあれ, 作業は意外と時間が掛かりつつも終了しました。

 作業後 3 時間ほど使ってみたのですが, 「新しもの好き以外は買う必要がない」といった印象ですね。 少なくとも投入した資金を捨てても良いくらいでないと手を出してはダメです…Windows RT タブレットを Windows 機として考えるのなら。 Windows RT は「Windows」の名前を冠してはいますが, Windows とは全くの別物です。 そして, 現状の Windows RT は言ってしまえば「Windows を基にしたプロトタイプ」であって, まだまだ Windows の仕様が色濃く残っていますし, 環境も充実していません。 なので, Windows として見てしまうと, Windows ストア一つとってみても「たったこれだけの中途半端なアプリで何が出来るの?」となってしまいます。

件の TF600-GY32 + KBDOCK-TF600 に限っていえば, 「せめて TF201-GD32D と同じ拡張性にしろよ!!」と言いたいですね。 micro-SD スロットは存在しないわ, どでかい USB ドングルを介さないと USB デバイス一つ繋げないわ…, しかも KBDOCK-TF600 すらキーボードを除けば USB ポートが 1 つ存在するだけなのです。 WiFi は使えますが, iOS デバイスのようには とてもとても…。 (^^;)  薄さ軽さを採ったのでしょうけれど, その代償は大きすぎる気がします。 内蔵ストレージが 32GB なのも不安材料です。 出荷時で空きが 16GB というのは「現状 Windows」な RT だけに, 非常に少なく感じます。 実際, 昨日のパッチ当てだけで 1GB 減りましたから…。

 否定的な話ばかり書いていますが, それはきっと ASUS Eee Pad TF201-GD64D (Android 4.0.3。), iPad (Early 2012), ASUSTeK ZENBOOK UX21E-KX128 (Windows 8。) といった機器を持っているからでしょうね。 これらがなければ (例えば 1 つだけとか。) かなり印象が変わっていると思います。

Windows RT 機自体が どう転ぶかは, 来年春頃にもなれば見えてくるような気がします。 その頃になっても相変わらず Windows ストアにアプリが並ばない (Modern UI なアプリが揃わない。) ようなら, Windows RT は今年の冬モデルか (出れば) 来年春モデルまでで, 盛大な失敗作として終了することでしょう。 反対に, ある程度環境が整っていたなら, 現在は「買い」でなくとも その頃には買う意味が生じている気がします。

 個人的優先度としては Windows 8 スレート PC のほうが優先度は高かったのですが, Windows 8 化した UX21E-KX128 が意外と使えたことと (要 ELAN ドライバー適用。), 巷でも意外と「既存の PC に Windows 8 を載せただけ」という機種が多かったこと。 そして, 何より Windows 8 自体が結局「従来の環境が必須な中途半端な仕様」だったことから, 「より Windows 8 (RT 含む。) 本来の環境」に近い Windows RT 機を先に買うこととなりました。 環境は より整っていないわけですが, より意味があるのは こちらと思われますので…。

余談ですが, TF600-GY32 は高いです。 Microsoft が日本で発売開始した際の価格は知りませんが, 少なくとも現状では, TF600-GY32 本体のみすら, タッチカバー付きの Microsoft Surface 32GB モデルの価格を超えます。 (^^;)  あ, そうそう。 それと, TF600-GY32 で Kindle アプリを使う際には注意が必要です。 発送先住所など情報の連動等を企図して, 日本 Amazon と米仏 Amazon とで同じ ID を使っていると, TF600-GY32 は米国向けデバイス扱いなので, 米国向け電子書籍しか読めなくなります。 (^^;;

Nov.20,2012 追記

 KBDOCK-TF600 ですが, 部品調達が滞って発売自体が 7 日から 24 日へ変更になったようです。 ふむ。 もしかしたら本体も その辺りに遅れる可能性があったのかもしれませんね。 それが何とか早く出せたと…。 それ以前に, 少なくとも ASUS の日本法人は冬モデルを全く売る気がないようですね。 未だ公式サイトに全く載らないようではダメダメだと思います。 (^^;)

Nov.21,2012 追記

 iBUFFALO の保護フィルムが届いたのですが…, サイズは合っていないわ, フィルムは浮きまくるわ, 静電気は起きまくるわ…。 これまで買った保護フィルムで最凶最悪な代物でした。 二度と iBUFFALO のフィルムは買わないと誓いました。 (^^;)  キーボードが届いたらフィルムを剥がそうと思っています。 といいますか, もはやフィルムではないですよね…あの分厚さは?

Nov.29,2012 追記

 KBDOCK-TF600 の発送が 30 日に行われるようです…あくまでも「予定」では。 (笑)  といいますか, 1 週間以上全く使っていないのですけれど…。 キーボードはともかく, 代わりの保護フィルムが出てくれないと使うに使えないです。 あと, ケースも…。 (^^;) >TF600-GY32

Jan.7,2013 追記

 TF600-GY32 ですが…全くと言っていいほど使っていません。 というのも, キーボードなしではデスクトップを使い辛いくせに, RT 自体のデスクトップ依存度が高いからです。 結果, キーボードを接続して使うことになるわけですが, それだと Windows 8 化した UX21E と何も変わりません。 しかも, Tegra 3 では能力不足で日本語入力すらもたつく始末だったりします。 「やっつけな『Windows 7 の改良版 OS』ではタブレットへの対応化は無理」ということなのでしょうね。

●Nov.16,2012

GALAXY Note と ARROWS Me のアンテナピクト問題...

 立て続けに買った SAMSUNG GALAXY Note SC-05D と 富士通 ARROWS Me F-11D ですが, 今のところは双方とも b-mobile スマート SIM 980 Turbo で運用しています。 (つまり 2 回線。)  docomo スマートフォンでの MVNO データー通信専用 SIM 使用といえば…そう「アンテナピクト」問題です。 いいかげん改善されているのかと思ったら, GALAXY Note なぞは Android 4.0.4 化で悪化していたのですね…。 (^^;)  というわけで, 双方で盛大に発生しています。 iPhone 5 でさえ可愛いものと思える, 毎分 1.5% くらい?…といったペースで あっという間にバッテリーが無くなります。

表に出ている現象は多少異なっていて, ARROWS Me では回線種別が表示されるのに対して, GALAXY Note ではアンテナだけが表示されています。 一方, セルスタンバイについては双方同じで, 100% 圏外状態となっています。 モバイルネットワークの検索を行うと ARROWS Me では比較的サクッと一覧が表示されるのに対して, GALAXY Note は殆どが検索に失敗しますので, その辺りが回線種別表示方面の違いに繋がっている気がします。 ともあれ, 100% 圏外状態では ほかがどうなっていようと同じですけれどね, 爆速バッテリー消費モードなのですから。 (^^;)

 さて, 改善方法としては root を取得して設定ファイル等を書き換えるのが確実なわけですが…, 私はメーカー品では root 化を行わないことにしているのですよね。 いえ, リカバリーの保険を掛けておいた上で root 化を行い, 対策を施した後で非 root 化を行えば良いわけなのですが, それすら やりたくないのです。 (^^;)  ちなみに, GALAXY Note については, DEBUG SCREEN での PS ONLY 設定を行っても改善しませんでした。 あ, 文鎮化がどうこう…という問題じゃないです。 私は構わず弄るクチですので。 (笑)

Nov.29,2012 追記

 root 化とリカバリーツールの変更を行って, framework.odex の改変を行いました。 一応不具合は改善されているようです。 あとは手抜きするために半自動化を図るだけですね。 余裕があれば さらに全自動化を…。 (^^;)

Dec.6,2012 追記

 時間が取れたときに ARROWS Me も framework.odex の改変を行うことにしましょう。 USB ドライバーと CWM は手元にありますので…。 もっとも, 優先度低なので先に神行者 i10 のほうを弄ることになると思いますけれど。

Dec.11,2012 追記

 週末に i10 の framework.odex を改変して b-mobile のデーター通信 SIM を使えるようにしました。 一番の壁が USB ドライバーだったという。 Newman N1 状態になったのは お約束。 (笑)

●Nov.15,2012

その後の生き残り組 Android タブレット...

 1 月下旬の AKART CH-AND500 に始まり, 今月上旬まで堕ちまくった Android タブレット類ですが, 12 日に届いた SAMSUNG GALAXY Note SC-05D までで漸く一段落となりました…多分。 (^^;)  物理攻撃で破壊された CH-AND500 を含めれば, 最廉価の CH-AND500 から ASUS Eee Pad TF201-GD64D まで総勢 24 台という お祭り騒ぎです。 多くが動作確認アプリの確認とベンチマーク計測のために入手した中華タブレットということもあって, 最終的に以下の 4 台が生き残りました:

  • 東芝 REGZA Tablet AT570/36F: 不動のメインに就任している 7.7 インチタブレットです。 TF201-GD64D と大差ないスペックを誇る Tegra 3 機ということもありますが, iPad mini と変わらない筐体 (20g ほど重いだけ。) が魅力の機種です。 必要なら どのようなシーンにも使えますが, 難点は価格でしょうか?  これがあるので, Nexus 7 や Tegra 3 中華タブレットへ堕ちずに済んでいます。
  • ASUS Eee Pad TF201-GD64D: 母艦に就任している 10 インチタブレットです。 私が 10 インチ派だったなら, この 1 台で全てを賄って完結していたことでしょう。 キーボード付きなので長文を打つ際に御登場願っています。 本体のみを使えばプレゼンテーションなどにも便利。 「『でんっ!!』と後ろに控えている」立ち位置なので, 出番は意外と低めなのが難点かしら?
  • SAMSUNG GALAXY Note SC-05D: 書籍リーダー用として買った 5.3 インチスマートフォンです。 国内では 4 月ですが海外では 1 年以上前に登場した機種ということで, Snapdragon S3 を始めとして型遅れとなってしまった感はありますが, 通常の使用には十分なスペックなので, 外出・持ち歩き用 Part 2 として鞄に入ることも多くなると思います。 285ppi という iPad (Early 2012) の 264ppi を超える Retina 並みな WXGA EL ディスプレーが魅力となっています。
  • 富士通 ARROWS Me F-11D: 外出・持ち歩き用として買った 3.7 インチスマートフォンで, 鞄に常駐しています。 3.7 インチは少々小さすぎて, 個人的には最小組でも 4~4.3 インチが ちょうど良いです。 10k で買えることと真っ当な docomo スマートフォンということで SIM を使えることから, 神行者 i10 から早々に乗り換えました。

このほかに神行者 i10 が職場に常駐していますが, GALAXY Note と ARROWS Me を持ち歩いていることから使われることがなく, 「常駐しているだけ」状態に陥っています。 なので, 上記には含めていません。 とはいうものの, 14k と高めの部類ですが, WiFi 環境で良いなら i10 は悪くない選択肢でしょう。

 予測されていたことといいますか, 気付けば中華タブレットに代わりメーカー品ばかりとなっていました。 基本的に自宅で使う AT570/36F と TF201-GD64D は ともかく, 持ち歩きもする GALAXY Note と ARROWS Me は「やはり SIM が必要」という理由が大きいですね。 それがなければ i10 で良かったのですから…。 結果 docomo のスマートフォンとなったわけですが, iOS 組にしろ Android 組にしろ, 頻繁且つ大容量のアプリ更新が避けられませんので, WiMAX な Wi-Fi WALKER DATA08W も必ず持ち歩いています。 (^^;)  >今のところは b-mobile SIM

高速通信とテザリングの必要性を感じた場合は, docomo の SIM というより, au LTE な Android スマートフォンへ乗り換える可能性が高いです。 自宅・通勤圏内の ほぼ全てが LTE のサービス圏内となりますので。 現状必要性は感じていませんけれど。 (^^;)

 残りの中華タブレット類 17 台は, 来年春頃には処分される予定です。 もはや使われませんので。 その内生き残る可能性があるのは, ainol NOVO7 Aurora 16GB くらいです。 ベンチマーク系の動画を最も多く再生可能な Allwinner A10 機の中でも, 一番問題なく使えている機種ですので。 あと, REGZA Tablet AT3S0/35D が無条件で生き残ります。 処分組の中では NOVO7 Fire (旧 Burning。) や 原道 N70 双撃辺りが最後まで残る気がします。

Jan.7,2013 追記

 その後, 新たに買った HTC J butterfly HTL21 と SAMSUNG GALAXY S III SC-06D が ARROWS Me と置き換わる状況となっています。 テザリング要員でもある HTL21 が基本ですが, 音声 SIM を挿してある関係上 GALAXY S III も持ち歩いています。 使い勝手は後者のほうが遙かに良いですね。

●Nov.13,2012

GALAXY Note 到着...

 週末の話ですが, 「この 16 日に GALAXY Note II が発売される関係で SAMSUNG GALAXY Note SC-05D の在庫処分が行われている」という話題が Twitter で上りました。 最近, その関係で docomo が 25k 程度という半額以下の価格へ GALAXY Note を値下げしたのですが, それよりもさらに安い 20k…どころか場合によっては 15k ほどでネット上に出回っている…というものです。 契約時の特典を駆使すると月々 3 円ほどの経費で済むらしく, 転売すれば売れた価格が概ね そのまま儲けに繋がる…という話らしいのですが, 実際ネットオークションが お祭り騒ぎになっていました。 多くは 20k 辺りで推移しているようです。

それだけなら「ふ~ん?」というだけで終わっていたのですが, GALAXY Note は 5 インチ系ながら 1280x800 と比較的解像度が高く, iPhone 5 の 326ppi には及ばないものの, 285ppi と iPad (Early 2012) の 264ppi より上をいく Retina 並みのディスプレーとなっています。 そして, 16:10 と比較的幅が広く電子書籍リーダーとして都合がよいのでした。 …という燃料投下も TL で進行していて, 自身「iPad mini (7 インチ以上。) では大きすぎる。 でも, iPhone 5 では小さすぎて図が入っていたりすると読むのが辛い」と感じていたことから, 土曜の夜に GALAXY Note へ堕ちてしまったのでした。 U・ZONE F5 豪華版が 800x480 と低解像度で SIM も使えなかったのが敗因ですね。 (笑)

 私は基本的にオークションへは手を出さない人間なので, Amazon でポチったわけですが, その Amazon では手数料が課せられることから, 基本的にネット上の 2~3 割増しくらいの価格となります。 結果 25k 程度と docomo で買うのと似たような感じとなるわけですね。 もちろん, 回線を契約するわけではありませんから, トータルの経費としては相当安く付くわけで, だからこそ Amazon のマーケットプレイスでの出品が成立しているわけですけれど…。 ちなみに, あくまでも最安値クラスが 25k なのであって, 高いところでは 40k 以上なんてのもあります, 念のため。

普通なら最安値クラスでも大丈夫なのですが, どうやらネット上の お祭り状態は Amazon でも ご同様らしく, 「一度限り」といえそうな出品者がゴロゴロしているようです。 オークションや海外 Amazon でのマーケットプレイス同様「支払ったもののモノが来ない」という可能性が比較的高いと推測されますので, ここは高くとも Amazon に販売委託している出品者を選択することにしました。 商品が既に Amazon 側に引き渡されていますし, お急ぎ便や配達料免除の特典も受けられますので, 安心度はかなり高いです。 結果 27k と相成りました。 安心料が 2k という勘定ですね。

 …というのが土曜夜の話で, 日曜の朝に発送され昨日届きました。 お急ぎ便の効果が発揮される関東なら日曜の夜には届いているタイミングですね。 ちなみに, 追加投入した b-mobile スマート SIM 980 Turbo も一緒に届いています。 そちらはサクっと 2 分で Web 登録をして開通待ちとなりました。

次は GALAXY Note の初期設定を…というわけで, 早速本体を取り出して SIM と 32GB micro-SD, バッテリーを装着し, 最後にフリックカバーを選択して蓋をしたわけですが…そこで判明した事実。 F5 って, GALAXY Note の真似をしていたのですね。 バンパーから何から何までそっくり。 さすがにホームボタン方面は違わせてありますが, ぱっと見ブラックの海外モデルに見えます。 逆の見方をすれば, GALAXY Note が中華タブレットと変わらない見栄えなわけで…。 (^^;)  それはともかく, 初期設定のあと即 Android 4.0.4 へのアップグレードを行って, その後アプリをインストールして, 無事一通りの作業が終了しました。

 さて, GALAXY Note ですが, CPU がデュアルコアの APQ8060 1.5GHz (Snapdragon S3。), GPU が Adreno 220, メモリーが 1GB, 内蔵ストレージが 16GB, ディスプレーが 800x1280 静電式 5 点タッチ EL ディスプレー, OS が 4.0.4, 筐体が 147x83x9.7mm で 184g, バッテリー容量が 2500mAh といったスペックとなっています。 今となっては型落ちの Snapdragon S3 ということで, TI OMAP4430 と Rockchip RK3066 や Amlogic8726-M6 ととの中間…といった能力なのですが, 逆にいえば それくらいには動作するわけで, 重めのゲームをプレーするのでもなければ問題ないレベルに収まっています。

1 日使っての感想ですが, GALAXY Note で一番問題なのはバッテリーの保ちでしょうか? 2500mAh と このクラスでは相当大容量なのですが, 高解像度の EL ディスプレーということで見る見るバッテリーが減っていきます。 さらに, 初代 Note には LTE 方面のアレが存在しますから…。 (^^;)  それと, やっぱり SketchBook Pro がインストールできませんでした。 もしかして…スマートフォンだとダメなのかしら? あとは, 諸刃の剣の EL ディスプレー…。 注意していても焼き付きが心配になります。 ディスプレーといえば, 7 インチ系ですら そうだっただけに, 文字の小ささに悩まされるケースが発生します。 >1280x800

 今日になって SIM が開通したのですが, 何故か「選択したネットワーク (NTT DOCOMO) が利用できません」のエラーが表示されることがあります。 b-mobile な APN で普通に接続できているにもかかわらず…。 検索しても ごく希にしかネットワークの一覧を取得できない辺りが影響していそうです。 GALAXY って, どのモデルでも この問題が発生するのですね。 が, その状態でも自動登録させるとサクっと NTT DOCOMO なネットワークに登録されます。 ただ, アンテナに 3G/LTE の別が表示されないので, どちらで接続されているのかは判りません。 150k では体感も出来ませんし…。 ちなみに, 職場では au の LTE (2.1GHz) よりはマシらしく LTE も普通に有効です。 (笑)

動画については, F5 や 神行者 i10 ほどではありませんが, やはり苦手なようです。 アニメ配信等を始めとした普通の動画では, ハードウエア再生を含めて何も問題ないのですが, ベンチマーク系は軒並み再生不可に陥ります。 再生ツールにかかわらず PowerVR や Adreno への対応度は Mali-400 や Tegra より低いようですね。 もっとも, 電子書籍リーダーとして買っていますので, 通常の動画が再生できれば問題なしです。 描画速度はスクロールなども速くて体感上は十分です。 下で載せていますが, スコア的には Tegra 3 や RK3066 と Allwinner A10 の中間くらいとなっています。

 ついでなので, Quadrant のスコアを挙げておきます:

Quadrant Advanced 2.1 a28d1fa
Tablet
Model GALAXY Note ARROWS Me F-11D U・ZONE F5 豪華版 神行者 i10
OS Version
SDK 4.0.4 4.0.3 2.3.7 4.0.4
OS 3.0.8 3.0.8 2.6.35.7 3.0.13
CPU
Model APQ8060 MSM8255 MTK6573 MTK6577
Cores 2 1 1 2
Clock (cur.) 1512MHz 1024MHz - 1001MHz
Clock (min) 192MHz 123MHz - 250MHz
Clock (max) 1512MHz 1024MHz 650MHz 1001MHz
Memory
Memory 740896kB 884720kB 455360kB 1004004kB
Inactive 86952kB 221296kB 84288kB 157676kB
GPU
Model Adreno 220 Adreno 205 PowerVR SGX 531 PowerVR SGX 531
OpenGL ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0
Resolution 800x1280 480x800 480x800 540x960
Rates 58Hz 60.25Hz 68Hz 59.31Hz
Score
Total 3452 1479 773 2832
CPU 6201 2105 645 4530
Mem 2832 1398 1067 3055
I/O 5336 1876 592 3466
2D 952 463 179 980
3D 1940 1553 1389 2129

最近の記事一連の流れで, 4~5 インチ系スマートフォンとの比較になっていますが, 見て お判りのように GALAXY Note ともなれば, ほかより頭一つ抜け出しています。 むしろ「GALAXY Note を基準にすると i10 が頑張っているな~」という感想ですね。 巷レベルでみても, Tegra 3 や Snapdragon S4 機には勝てませんが, その次の第 2~3 グループくらいには着けています。 まあ, 元々定価が 7 万ほどのモデルですから, ある程度能力が高いのは当たり前なのかもしれません。 docomo Xi にも対応している今年の春モデルでもありますし…。 (^^;)

 電子書籍リーダーとして買った GALAXY Note ですが, 基本能力が高めな上に低速ながら SIM も使えることから, 職場・持ち歩き兼用として使えそうです。 自宅でも REGZA Tablet AT570/36F まで必要としないケースなど出番が増えそうですね。 引き続き i10 は職場に常駐しますが, 基本的に中華タブレットは全て用済みとなってしまうに至ったようです。 もっとも, メーカー製スマートフォンとタブレットが合わせて 4 台にもなれば, そうなって当たり前のような気がしますけれど。 (笑)

Nov.21,2012 追記

 今のところは鞄に常駐して職場へ持っていったりもしているのですが, 最大の難点は やはりアンテナピクト問題に起因するバッテリーの保ちの悪さですね。 状況にもよりますが, 下手をすると分速 1% くらいで減っていきます。 DEBUG SCREEN での PS ONLY 設定は効果がなかったので, ROOT 化等を行って設定ファイル等を書き換えるしかないわけですが, メーカー品では あまり弄りたくないので, 現在思案中です。 もっとも, 現状が iPhone 5 と変わらない減り具合なので, 見方を変えると 「大したことはない」のかもしれません。 (笑)

ほかにあるとすれば回線速度でしょうか? 本来なら 150k でも意外と大丈夫なはずなのですが, どうやら実効速度が 100k に届いていない…どころか, 下手をすると 64k 未満に陥っている気がします。 ここまで落ちてくると Twitter の TL 取得すら辛い状況で, 高速回線への切り替えを考えたくなります。 いえ, 鞄の中に入っている Wi-Fi WALKER DATA08W の電源を入れれば良いのですけれどね。 (^^;)

Nov.29,2012 追記

 root 化とリカバリーツールの変更を行って, framework.odex の改変を行いました。 一応不具合は改善されているようです。 あとは手抜きするために半自動化を図るだけですね。 余裕があれば さらに全自動化を…。 (^^;)

●Nov.12,2012

iPad mini と 第 5 世代 iPod touch 到着...

 発注していた iPad mini が 9 日に, そして昨日には 第 5 世代 iPod touch が届きました。 iPad mini は「刻印あり」を選択したので, その分で 5 日遅れた形になっています。 刻印って出荷工場段階で行われるのね…知りませんでしたわ。 って, これまでも同じようにシン深発送だったわけですけれど。 (気付かなかっただけ。 ^^;)  一方の iPod touch (5th) は, 元々「10 月末発送予定」だったので, 10 日ほど遅れた勘定になります。 もし急ぎだったのなら, 5 営業日くらいで届く Apple Web Store を選択していたことでしょう。

 まずは iPad mini です。 届いたのが絶賛金曜日の勤務中で家族が受け取ったので, 夕食後は 22 時前からの設定となったわけですが…。 とにもかくにもアプリのインストールに滅茶苦茶時間を要しました。 初回同期時は一旦全てのアプリを転送しようとしますので, 結果 174 のアプリが転送されたのですが, そのサイズは 32GB 弱…つまり内蔵ストレージ 16GB の iPad mini には収まりません。 結果, 「一部のアプリを削除しつつ同期し直す」の繰り返しとなったのでした。 ええ, iPad 2 16GB ホワイトモデルに引き続き 2 回目なので さすがに懲りました。 次からは絶対 32GB モデル以上にします。 (笑)

2 日ほど使っての感想ですが, とにかく薄いです。 軽さのほうは…, 私は元々 7 インチタブレット使いで, 殆ど同じ筐体サイズと重さの REGZA Tablet AT570/36F 辺りも使っていますので, 慣れてしまっているのでした。 そして, 一旦こちらを使うとノーマルな iPad が とてつもなく大きく感じます。 それはともかく, iOS 6 化した iPhone 4S の状況で危惧したとおり, やはり A5 な iPad mini での iOS 6.0.1 使用は, たまに引っ掛かりを感じます。 所謂プチフリーズで, その間の入力を全て取りこぼしてしまい, 何気にストレスの元になります。 Retina 化は ともかく, A6 を搭載してくるであろう次モデルが本命でしょう。

あと, 「どちらかといえば中身は iPhone に近いはず」の iPad mini なのに, 相変わらず PC との接続時に充電されないのが頭に来ます。 せめてバッテリーが減らないくらいには対応してくれ…と。 (^^;)  iPhone 対応アプリの拡大表示が汚くて使い物にならない辺りを含めて, 良くも悪くも「旧態然とした iPad 2 そのもの」なのが気になります。 今回 iPhone 5 や iPod touch (5th) で解像度が変更されましたが, 恐らく解像度が今後足かせになるでしょうね。 「特定解像度にしか対応できない」という情けない足かせが…。 (^^;)

 次に iPod touch (5th) です。 iPad mini と異なり こちらは内蔵ストレージが 32GB ですから, あっさりと転送が終了しています…「転送時だと必ずエラーとなる」一部の情けないアプリを除いて。 (^^;)  それはともかく, こちらはとにかく「薄い・軽い!!」な印象です。 そして, 「それだけ」なのでした。 512MB しかメモリーがない iPod touch ですから, iPad mini 以上に頻繁に引っ掛かってしまいます。 iPhone 4S よりはマシですが大同小異ですね。 iPhone 4S, iPad mini, iPod touch (5th) の 3 つで得られた教訓は,「iOS 6 には A6 が必要」というものでした…個人的に。

なので, 価格はかなり高くなりますが, 基本的に iPhone 5 を お勧めします。 特に体感重視なのであれば, A5 機は後悔の素でしかないでしょう。 そして, 軽さと薄さに かなりのメリットを感じるのでなければ, iPhone 4S から iPod touch (5th) への乗り換えも お勧めしません。 あ, そうそう。 iPod touch (5th) は意外とバッテリーが保つようです。 少なくとも, 同じ iOS 6.0.1 でも iPhone 4S や iPhone 5 で感じるような「明らかな稼働時間の短さ」は感じませんでした。

 というわけで, 2 台の iPhone 5 と iPod touch (5th) を iPad mini と一緒に並べてみたのが冒頭の画像です。 ちょうど「スマートフォン組 3 台で iPad mini」といった感じになっています。 それだけサイズの違いが大きいわけですね。 その辺りは重ねてみると もっとハッキリします:

ノーマルサイズな iPad が とても大きく感じるのは先に書いたとおりですが, 意外と iPad mini も iPad 寄りであることが, 重ね置きすることで解ります。 7 インチではなく 8 インチなのですから, 当たり前といえば当たり前なのですけれど…。 それはともかく, iPad mini と iPhone 5 の間に入るサイズのものが欲しくなりますが, そこには巷に溢れている 5.3 インチクラスのスマートフォン (SAMSUNG GALAXY Note SC-05D とか。) が収まります。 競合しないよう狙って空けてあるのかもしれませんね。 あ, この画像に収まっているのは「この週末に届いたもの」ということで iPod touch (5th) です, 念のため。

 おまけで, 今までに買った「使い物になる 4~5 インチの Android 機」を並べると, こんな感じです:

左から ARROWS Me F-11D (3.7 インチ。), 神行者 i10 (4.3 インチ。), U・ZONE F5 豪華版 (5 インチ。) です。 買った順は右から左で段々小さくなっています。 右端は比較用の au 版 iPhone 5…。 i10 が厚さは別として殆ど同じ大きさですね。 F5 と i10 は双方とも IPS 液晶, デュアルカメラ, GPS, Bluetooth 装備といった辺りが人気の中華スマートフォンです。 アイコン表示方面の問題で F5 から i10 へ乗り換え, 「やはり SIM が必要」ということで F-11D を追加投入した辺りは, 既に書いたとおりです。 SIM ロック解除版なら国内 SIM も使えそうですが, 中華措置 (中国国内で処理。) という危険な響きから, 手を出すに至っていません。 (笑)

 この秋登場の機種の内, iPhone 5, iPad mini, iPod touch (5th) と買って, 年末には iPad Retina も購入予定だったりしますが, iPad mini や iPod touch (5th) については「A6 を搭載してからが本番」と感じました。 iPad (E2012) を除く A5 搭載組で遭遇する所謂「プチフリ」が, その理由の全てです。 「起動時のパスワード入力時やキーボードを表示 (若しくは切り替え) した際に引っ掛かり, そのせいで入力できなくなる」というのは, かなり耐えられないものがあります。 その辺りは App Store でのスクロール時でも同様で, そちらなどは iPhone 5 でも解消されていませんので, iOS 6 のバグか仕様的欠陥なんじゃないかと個人的には思っています。

この辺りは個人によって感じ方が違いますし実際に使ってみないと解りませんから, 可能なら実機を店頭で長く試してみることをお勧めします。

Nov.21,2012 追記

 ふとんトップとして iPod touch (5th) の威力は絶大でした…軽さは正義です。 (笑)  一方の iPad mini はといえば, iPad (Early 2012) や iPhone 5 はもとより, GALAXY Note 辺りも Retina 相当ということで, それらに比較して少々荒さの目立ってしまう点が どうしても気になってしまいます。 しかも, 主要目的の Kindle アプリで それが顕著なのが…。 (^^;)

●Nov.09,2012

ARROWS Me F-11D 到着...

 5 日に発注した 富士通 ARROWS Me F-11D が昨日届きました。 早速 b-mobile スマート SIM 980 Turbo と 16GB micro-SD カードを挿した上で起動して初期設定を行います。 とはいうものの, 別段特殊な設定が存在するわけでもなく, WiFi の設定を行った上でネットに接続, Google アカウントへのログインを行うだけですけれど…。 設定終了と同時に, ぱたぱたとプリインストールアプリの更新が始まりました。 「勝手にリストア」は行われなかった模様。 個人的には行われないほうが有り難いです。 (笑)

この時点では b-mobile での 3G 回線接続は行えませんから, 次に APN の登録を行います。 SIM の説明書どおり設定して いざ接続…できませんでした。 説明書と比べて遙かに画面上の設定項目が多い…ということで, その辺りが影響しているのかと思いつつ再度入力したところ, 今度は無事接続できました。 どうやら, 入力取りこぼしの煽りでパスワードが上手く入っていなかったようです。 桁数は合っていたので打ち間違いでしょうね。 何しろ 3.7 インチという小さいサイズでの QWERTY 配列でしたから…。 (^^;)

続けて端末アップデートを行ってみたところ…, 何やら 100 個以上のモジュールについてパッチが当たったようです。 CPU が非力なので一瞬気が遠くなりかけたのですが, 更新自体は意外と早く終了…良いことです。 先ほど行った一部の設定が初期値に戻って「るるる~」でしたけれど。 (笑)  >後で嵌まって気付いた  それはともかく, 最後に micro-SD へ仕込んでおいたカスペルスキーの Mobile Security (スマートフォン版。) をインストールしておきます。 Internet Security のプライベート版を 3 年契約で買っていますので入れ放題です。 (笑)

 半日使っての使用感ですが, 現状一番の問題は動画再生です。 YouTube は大丈夫なのですが, ニコ動が再生できません。 私は NicoRo Tri-α を使っているのですが, Flash Player の使用有無にかかわらずダメでした。 高・中・低といった画質の別すらグレーアウトする例の状態です。 どの辺りの設定が影響しているのか要調査ですね。 F-11D で再生を行うことは殆どないわけですが, 全く再生できないのは さすがに悲しいので…。 二番目は SketchBook Pro をインストールできないことかしら?  あ, 真っ当な国産スマートフォンなので, その他のアプリは普通に入ります。 巷で良く引っ掛かっている twicca 等も大丈夫。 ATOK を入れそうになったのは秘密です。 (笑)  >プリインストールされている

メニュー設定は, F-11D が想定する「スマートフォンが初めてという中高年層 (さらに女性重視。)」でなければ, 「ランチャー」…つまり, 通常の Android のデスクトップを使うのが得策でしょう。 他のメニューは激しく登録可能なアイコン数に制限が掛かります。 10 個もインストールすると, アイコンが登録できなくなってメニューアプリが落ちます。 (^^;)  少なくとも, 全てのアプリをインストールし終えてから, 厳選したアイコンを登録することをお勧めします。

 昨日も書きましたが, F-11D は, CPU が MSM8255 1GHz (Snapdragon S2。), GPU が Adreno 205, メモリーが 1GB, 内蔵ストレージが 4GB, ディスプレーが 480x800 静電式 5 点タッチ TFT LCD, OS が 4.0.3, 筐体が 119x60x10.8mm で 115g, バッテリー容量が 1520mAh といったスペックとなっています。 この中で気になったのが「厚さ」でした。 神行者 i10 と比べて 0.5mm 厚いくらいでしかないのですが, 筐体が小さい分凄く分厚い印象で, 軽いはずなのに i10 より重く感じられてしまうほどでした。 持ち比べると確かに軽いのですけれどね。 (^^;)

反対に, 不思議なのが TFT LCD です。 角度のない上下左右の どの位置から画面を見ても, 全く偏光して見えないのでした。 気分はまるで IPS 液晶です。 この点は嬉しい誤算でした。 あと, CPU が非力だからなのか, バッテリーは比較的保つようです。 そして その CPU ですが, U・ZONE F5 豪華版と殆ど同じような体感速度でした。 同じような傾向なのかしら? ともあれ, これだけ動作してくれれば十分です。 試しに『FF III』や, 『Kanon』辺りをプレーしてみましたところ, 全く重くありませんでした。 アクセラレーターの効かない Allwinner A10 機辺りよりは遙かにマシです。

余談ですが, FF III と Kanon は, 2D のアクセラレーターが効いているかどうかを確かめる目的で, 以前から使っているものです。 アクセラレーターが効いていないと, 特に後者が まともに動作せず (疑似ハング状態。), 「その環境でゲーム等のプレーが可能か?」を占えるのでした。 …Revenons à nos moutons.

内蔵ストレージですが, 4GB という F5 や i10 と同様の問題を抱えていそうな容量なのですが, F-11D ではアプリを外部ストレージへ逃がすことが可能なので, 16GB 程度の micro-SD カード辺りを挿せば, ことアプリのインストールに関しては問題なくなります。 あ, そうそう。 AC アダプター等が まだ届いていないのですが, 5V 1A な mini-USB なので, F5 や i10 を始めとした 同じ仕様のアダプターやケーブルを使い回せます。 昨日は Wi-Fi WALKER DATA08W のものを使って充電しました。 (笑)

 さて, スペック勝負するような機種ではないのですが, Quadrant のスコアを上げておきます:

Quadrant Advanced 2.1 a28d1fa
Tablet
Model ARROWS Me F-11D U・ZONE F5 豪華版 神行者 i10 NOVO7 Mars
OS Version
SDK 4.0.3 2.3.7 4.0.4 4.0.3
OS 3.0.8 2.6.35.7 3.0.13 3.0.8
CPU
Model MSM8255 MTK6573 MTK6577 Amlogic8726-M3L
Cores 1 1 2 1
Clock (cur.) 1024MHz - 1001MHz 500MHz
Clock (min) 123MHz - 250MHz 100MHz
Clock (max) 1024MHz 650MHz 1001MHz 1000MHz
Memory
Memory 884720kB 455360kB 1004004kB 923240kB
Inactive 221296kB 84288kB 157676kB 82728kB
GPU
Model Adreno 205 PowerVR SGX 531 PowerVR SGX 531 Mali-400 MP
OpenGL ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0
Resolution 480x800 480x800 540x960 1024x600
Rates 60.25Hz 68Hz 59.31Hz 50Hz
Score
Total 1479 773 2832 2000
CPU 2105 645 4530 1954
Mem 1398 1067 3055 2018
I/O 1876 592 3466 3482
2D 463 179 980 909
3D 1553 1389 2129 1639

メモリーが遅い分スコアに影響していますが, 基本的にシングルコアの Amlogic8726-M3L を搭載している NOVO7 Mars と同じ程度といった感じです。 もっさり感は主に このメモリーの遅さによるものでしょう。 ただ, 1GB RAM なので, 下手な 512MB 機よりは軽く動作します。 描画のほうも, システム設定に 2D アクセラレーターの項目は存在しないのですが, 463 という結果から判るように, アクセラレーターは出荷状態で有効となっています。 ちなみに, 遅いといっても MSM8255 は Allwinner A10 より純粋な計算速度や 3D 能力が高かったりします。 (体感・スコアレベルでの話なので, 解像度の違いはスルー。)

 F-11D は, 個人的には十分 F5 や i10 の代わりとして使えると感じました。 といいますか, 外部ストレージや SIM の利用を考慮すると, 価格を含めて こちらのほうが有利です。 惜しむらくは動画方面ですが, 「再生できる・出来ない」の差は大きいものの, F5 や i10 も そちらに問題を抱えている機種ということから, 「動画 (ニコ動。) を再生することが殆どない」という点では同じです。 (^^;)  どうやら, i10 が職場用に就任して HYUNDAI A7HD が退役することになりそうですね。

Nov.21,2012 追記

 こちらでも GALAXY Note 同様アンテナピクト問題が盛大に発生しています。 ピクトや回線種別は正常に表示されますが, 容量が少ない分バッテリーの減り具合的に…。 (^^;)  GALAXY Note で解決できた暁には, その方法を流用しようかと思っています。 もっとも, 自動機内モードなツールを使えば 5 日は保つような使用法なので, あまり気にする必要はないのかもしれません。

Dec.6,2012 追記

 USB ドライバーと CWM は入手済なので, 暇なときにでも framework.odex の改変を行おうと思っています。 優先度低なので, 先に神行者 i10 のほうを弄ることになりますけれど。 それはともかく, 今は GALAXY Note のほうで あれこれやっているので, F-11D の出番が殆どありません。 元々出番が少ないクチなので, 仕方がないですね。 (^^;)

Dec.11,2012 追記

 週末に i10 の framework.odex を改変して b-mobile のデーター通信 SIM を使えるようにしました。 一番の壁が USB ドライバーだったという。 Newman N1 状態になったのは お約束。 (笑)

●Nov.08,2012

ARROWS Me F-11D 発注...

 これまで U・ZONE F5 豪華版神行者 i10 と買ってきた 5 インチ中華タブレットならぬ中華スマートフォンですが, これらは「国内キャリアの SIM が使えるかも?」というネタで良く登場する面々だったりします。 個人的には「IPS 液晶な 5 インチ機」という点が全てなのですが, SIM はともかく, 巷では GPS や Bluetooth, デュアルカメラといった辺りがウリになっているようです。 価格は双方とも 12k~13k と中華タブレット的にも普通の価格なのですが, 価格に絡んで先日ふと思ったことがあります。 それは「下手に中華タブレットを買うよりも国内の廉価機を買ったほうが得策じゃない?」という点でした。

というのも, 発売当初が そうでなくとも, 今では 10k 以下で売っている国内メーカーのスマートフォンが あるからです, それも 1 つや 2 つではありません。 「安い」ということでスペック的に劣っている可能性が高いわけですが, 中華スマートフォンと比べて特段劣っているわけでもないようです。 となれば, 国内メーカーの国内向け機種ですから, 当然のように SIM は使えますし, サービス等へも普通に対応しています。 わざわざ中華機にご登場願う必要は無さそうです。 結果, 「それなら実際に試してみようかしら?」という考えに至りました。 (笑)

 早速 Web を徘徊して廉価国内スマートフォンを漁っていたところ, 表題の富士通 ARROWS Me F-11D が目に止まりました。 今年の夏モデルで発売当初は 25k 程度だったにもかかわらず, 既に 10k 辺りまで下がっています。 恐らく CPU が 2 世代古い MSM8255 1.0GHz (Snapdragon S2。) である点が影響していそうですが, F5 のように「CPU が非力なわりに軽めの動作」だったり, 「F5 と比べて極端に遅くない」という程度であれば, こちらを選択して後悔しない程度には使い物になりそうです。 というわけで, 5 日の夕方に F-11D を発注してしまいました。 (笑)

 スペックですが, CPU が MSM8255 1GHz, GPU が Adreno 205, メモリーが 1GB, 内蔵ストレージが 4GB, ディスプレーが 480x800 静電式 5 点タッチ TFT LCD, OS が 4.0.3, 筐体が 119x60x10.8mm で 115g, バッテリー容量が 1520mAh といった感じになっています。 i10 より さらに小さいとは思いませんでした。 「同じ厚さのままカバー付きの iPhone 5 にした」といった感じですね。 それはともかく, F5 や i10 に対して TFT 液晶とフロントカメラのみである点が, 多くの方にとっては問題となりそうです。 が, 回線を使いたい方にとっては SIM を使える点が, それらのデメリットを凌駕する気がします。

個人的にリアカメラは使わないので, TFT LCD の見づらさ (IPS 基準です。) と, それ以上に MSM8255 の遅さに興味があります。 何しろ, その辺りを確かめるために買っていますので。 さすがに, デュアルコアで SmartQ S7 と勝負可能な i10 の敵ではないと思いますが, F5 辺りの体感速度が得られるのであれば それで十分です。 合格判定が下ると, i10 が HYUNDAI A7HD に代わって職場用へ就任することになります。 中解像度なら i10 のソフトウエア再生でも十分で, それ (動画。) 以外は i10 のほうが有利ですから。

 F-11D には SIM を挿すことになりますが, 今は FOMA 回線を こちらで使えないので, 新たに b-mobile のスマート SIM 980 Turbo を契約することにしました。 ちょうど b-mobile の U300 が今月で終わりだったわけですが, ものは試しと定額制への切り替えを図っています。 Turbo なので追加課金で多少の高速化は可能ですが, それを使う予定はありません。 「良くて 150kbps」という低速回線ですが, 長年 AirH" を使ってきましたから, 耐えられるかどうかは別として「なんじゃこりゃぁ~!!」ということには ならないはずです。 (笑)  そちらは一足早く届いていて, 今日の午前中に開通しています。

 さて, F5 / i10 の代わりになれますかどうか…。 (^^;)

●Nov.02,2012

iPad mini 発売...

 iPad mini が発売されたわけですが…。 並ぶ必要もなく Apple Store で買えたり, 予約開始から 3 日も 4 日も遅れて予約しても今日の朝には届いていたり…と, さすがに iPhone 5 のような事態に陥ることなく, ごくごく普通の発売日を迎えたようですね。 実際, iPad Retina, iPhone 5, 第 5 世代 iPod touch に分散しているでしょうから, そんなに売れなくても仕方がないのかもしれません。 ある意味「中途半端な立ち位置」ですから。 それでも, Web 辺りでは既に初期ロットが売り切れているわけですけれど…。 早期に入手したいのであれば, この週末なら Apple Store へ行くのも手でしょうね。 近くに SHOP がないとダメですけれど…。

私はといえば, 予約開始後 10 分の段階で発注 (契約成立。) していますが, 「刻印あり」を選択したので到着予定が今月半ばになってしまっています。 出だしだからなのか, 通常より時間が掛かるみたいですね。 それよりも問題なのは…「先月末に発送されるはずだった iPod touch (5th) は どうなったの~, Amazon さん?」 (笑)  本体だけならまだしも, こちらは保護フィルムやケースといったアクセサリー方面も, 軒並み納期遅れが発生しているのですよね。 マーケットプレイスなので, 「Amazon だから」というわけでないところがミソ。 (^^;)

 どちらも急ぎではないので, のんびり待っていられるわけですが, それでもやっぱり「周りがサクッと到着しているのに自身はまだ」というのは, ちょっぴり悲しいです。 (笑)

Nov.7,2012 追記

 iPad mini は, 少し早くなって 6 日に深セン (製造工場。) を旅立ちました。 7 日夜の時点では海の上を航行中, 9 日納品予定となっています。 何か発売から もの凄く時間の経っている感覚なのですが, 結果論としては「ただの 1 週間遅れ」だったようです。 (^^;)  一方の iPod touch (5th) は, 一旦「15 日以降発送」との納期遅れ通知が届いたのですが, その後「7 日以降順次発送」の通知が届いています。 結局 15 日以降になりそうな気がしますけれど。 (笑)

●Nov.01,2012

神行者 i10 購入...

 外出時の持ち運び用として使っていた U・ZONE F5 豪華版ですが, 動画再生には難があるものの動作速度的には特に不満なく使えていました。 だからこそ, 春以降に入手した RK3066 機を始めとした並み居る新型機を差し置いて主要組の座に留まり続けていたわけです。 ちなみに, このモデルのウリとなっているはずの, Bluetooth や GPS, デュアルカメラの搭載といった辺りの機能は, 全く使っていなかったりします。 一応その辺りも評価して買ったはずなのですけれどね。 (笑)  IPS 液晶が継続使用のただ一つの理由…と言えるかもしれません。 それまでが ONDA VX580W や AKART CH-AND500 だっただけに…。

 その F5 にも難点が いくつかありました。 一つは内蔵メモリーです。 RAM として 512MB, 内蔵ストレージとして 512MB という小容量のため, すぐにメモリー不足を起こしてしまうのでした。 一応内蔵ストレージと外部ストレージを排他的に認識する機種なので, micro-SD カードを挿せば その容量として使えるのですが, データーの全てをストレージに逃がせるわけではないので, 根本的な解決には至りません。 それよりも, インストールしたアプリのアイコンがクリアーされてしまう (アプリのリソースが読み込まれずデフォルトアイコンになる。) 不具合のほうが困りものでした。

アプリ一覧のほうは大丈夫なのですが, 何故かホーム画面のほうへコピーしたアイコンだけが, いつの間にかクリアーされてしまうのです。 アイコン自体が消えるわけでもアプリの実行が出来なくなるわけでもなく, 表示だけがクリアー。 (^^;)  2・3 分もあれば元に戻せるわけですが, いくつも登録し直すのは やはり面倒で辟易していた不具合です。 そして, ついに耐えられなくなって, 表題の神行者 i10 を先月末の 29 日に発注してしまったのでした。 在庫有り状態だったので, 次の日には発送され 31 日に到着。 (笑)  ちなみに, 30 日には在庫なしになっていたので, 滑り込みセーフだったようです。

 神行者 i10 ですが, CPU が MTK6577 1GHz, GPU が PowerVR SGX 531, メモリーが 1GB, 内蔵ストレージが 4GB, ディスプレーが 540x960 静電式 5 点タッチ IPS LCD, OS が 4.0.4, 筐体が 128x66x11mm で 135g, バッテリー容量が 1700mAh といった感じになっています。 シングルコアだった F5 に対して i10 はデュアルコアなので, 動画を除けば F5 以上に快適に動作します。 1700mAh のバッテリーが少々心配ですが, 1 日使った感じでは F5 と近い感じに保っています。 意外と長時間利用が可能なのかもしれません。 動画は…Flash Player が使えるものの F5 同様苦手なようです。 MX 動画プレーヤーではソフトウエア再生のみ有効ですし, 少し解像度が上がると再生不能に陥ります。

GPS や Bluetooth, デュアルカメラ等がウリだった F5 ですが, それらは i10 でも全て搭載していて, カメラは こちらのほうが解像度は上です。 SIM も 2 スロットあります…F5 同様国内 SIM は使えないでしょうけれど。 少なくとも 4.3 インチという LCD の小ささと 1700mAh なバッテリー容量を除けば, F5 以上のスペックとなっています。 筐体は…「iPhone 5 と殆ど同じで僅かに重い」といった感じですね。 F5 と比べると もの凄く小さくて軽く感じます。

 ソフトウエアのほうは, 出荷状態では twicca 等が動作しません。 が, twitcle や Plume という逃げ道は確保されていますので, そんなに大きな問題とはならないでしょう。 個人的には SketchBook Pro の動作しなかった点のほうが痛手でした…, i10 で使うことは まずないでしょうけれど。 (笑)  root 化を行ってフルマーケット化を行えば使えるのかもしれません。 あ, そうそう。 i10 は日本語に対応していませんので, MoreLocale 2 を導入する必要があります。 それでもメニューは日本語になりませんけれど…。 その点を除けば かなりのアプリが使えますので, そのままでも十分使えるレベルには達していると思います。

 i10 で問題となりそうなのは内蔵ストレージでしょうか? 4GB の内 512MB が内部ストレージ, 2GB が電話用ストレージとなっているので, 電話用ストレージへアプリをインストールしても (データーを逃がす。), 合計で 2GB までしか使えないのでした。 i10 へ大物ゲームをインストールするのは無理ですね。 もっとも, それらをプレーすることは普通はないと思いますけれど…。 あ, そうそう。 アンテナの立ち具合は低調なので掴みは悪いようです。 が, 速度低下が あまり感じられないので, そんなに気にする必要はないのかもしれません。

 さて, Quadrant のスコアを上げておきます。

Quadrant Advanced 2.1 a28d1fa
Tablet
Model 神行者 i10 U・ZONE F5 豪華版 SmartQ S7 REGZA Tablet AT570/36F
OS Version
SDK 4.0.4 2.3.7 4.0.4 4.0.3
OS 3.0.13 2.6.35.7 3.0.21+ 2.6.39.4
CPU
Model MTK6577 MTK6573 TI OMAP4430 NVIDIA Tegra 3
Cores 2 1 2 4
Clock (cur.) 1001MHz - 800MHz 1200MHz
Clock (min) 250MHz - 300MHz 51MHz
Clock (max) 1001MHz 650MHz 1200MHz 1300MHz
Memory
Memory 1004004kB 455360kB 720220kB 993500kB
Inactive 157676kB 84288kB 159524kB 266932kB
GPU
Model PowerVR SGX 531 PowerVR SGX 531 PowerVR SGX 540 ULP GeForce
OpenGL ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0
Resolution 540x960 480x800 1024x600 1280x800
Rates 59.31Hz 68Hz 68Hz 60.02Hz
Score
Total 2832 773 2728 4035
CPU 4530 645 5074 10839
Mem 3055 1067 2571 2750
I/O 3466 592 2785 3128
2D 980 179 1000 1000
3D 2129 1389 2210 2458

F5 の MTK6573 は低クロック省電力 CPU ということで非力だった (体感速度は高め。) のですが, i10 の MTK6577 はデュアルコアということもあって Smart Q S7 レベルのスコアとなっています。 結果 F5 以上にスクロール等は快適で, もたつきを感じることは殆どありません。 ゲームも普通にプレーできます。 ストレージ容量の関係で大物は無理ですけれど。 メモリーや I/O の速度が速いのも体感速度の向上に繋がっていることでしょう。 その方面が速ければ, S7 は本来もっとスコアが上となるはずです。 あと, 通常の 5 インチタブレット等より一回り高い QHD (540x960 ピクセル。) サイズの解像度も有り難いですね。

 ともあれ, 画面サイズ (4.3 インチ。) さえ気にならなければ, F5 以上に便利に使えるモデルだと思います。

Nov.7,2012 追記

 i10 といえば SIM ロック解除品も売っているのですが, とてもではありませんが手を出す気になれません。 中国国内で処理を行うということで, 中華ツールが仕込まれていそうですから…。 怪しさ爆発です。 (笑)  で, 解除品ですらないわけですから, 当然ながら国内組 SIM は使えませんでした。 F5 同様「認識するだけ」です。

Nov.21,2012 追記

 「やはり予備レベルであっても回線は必要」というわけで GALAXY Note や ARROWS Me に墜ちてしまったので, 早々に「職場常駐用」という余生を過ごす結果となってしまいました。 HYUNDAI A7HD を使っていた頃ならともかく, 今は職場なら GALAXY Note か ARROWS Me が必ず手元にあるので, 常駐していても殆ど使われることがなかったりします。 (^^;)

Dec.5,2012 追記

 GALAXY Note 等の投入に伴い手を出しやすくなったので, 暇なときにでも i10 の ROM 焼きを行ってみようと思います。 framework.odex の書き換えで国内 SIM も使えるらしいので。 あ, 「国内 SIM」というのは b-mobile を始めとしたデーター通信専用 SIM のことです。 現状で通話込みの SIM が使えるのかは不明です。

Dec.11,2012 追記

 週末に i10 の framework.odex を改変して b-mobile のデーター通信 SIM を使えるようにしました。 一番の壁が USB ドライバーだったという。 Newman N1 状態になったのは お約束。 (笑)

Mar.18,2013 追記

 後継として ZOPO ZP300+ を買ったのですが, 2D アクセラレーターが効かないのとスリープ時のバッテリー消耗が激しいのとで微妙でした。 i10 が LCD の発色さえ悪くなければ良かったのですけれど…。 (^^;)  一方の ZOPO ZP300+ Field Plus ですが, バッテリー方面はアレでしたが, 1280x720 クラスで 139g という GALAXY S III 並みの軽さだった点は高ポイントでした。