WILLCOM D4 購入...
一応購入予定となっていたことから 1 日に事前予約を行おうとした WILLCOM D4 ですが…, 元より予約可能数が少なかったのか, 瞬殺とは行かずとも どうやら 1 時間と経たずに事前予約は終了していたようで, 予約開始から 1 時間ほど経った 11 時過ぎには遅きに失していました。 「優先予約」だとか何とか宣っていたわりには一切の特典がなかったわけで, 登録ユーザーやメール会員の中には「(WILLCOM を) やぁ~めた」と決断してしまった方も いたことでしょう。 (^^;;
実のところ私も, 1 か月の発売延期の時点で熱が冷め (買う気が失せるとも言う。) 上記の経緯がトドメとなって 1 日の時点では完全に購入対象から外してしまいました。 が, 某 RX1 方面は倍以上の価格差がありますし, 他社の UMPC 方面は dynabook SS 1610 90C/2 や東芝 Libretto L1/060TNMM よりも重く「どこが UMPC じゃい」と言いたくなるスペックでしたので, 結局 7 日に予約する結果となってしまいました。(笑)
その 7 日も勤務中に行動を起こせるはずもなく当然ながら帰宅後の予約となりましたが, 予約の可否を「神のお告げ」と認識していましたので気分的には気楽なものでした。 結果的には 20:30 頃の予約だったのですが, 22 時頃には予約が終了していたようで, どうやら滑り込みセーフに近い状況だったようです。 「買っても良い」という神のお告げが良かったのか悪かったのか…。 (笑)
というわけで, 発売日の今日午前に WILLCOM D4 が届きました。 事前を含む予約組にもキャンペーンが適用されたようで, 同時購入の大容量バッテリーについては無料扱いに変更となっていました。 キャンペーンだと 8 月以降になってしまいますので, これは嬉しい誤算です。 実質 ¥15k の期間限定値下げということになるのかしら? ちなみに, 大容量バッテリーの製造年月日は 2008/07/04 だったりしますので, 自ずと「8 月以降」の理由が判ります。 (^^;)
右上画像の PC が WILLCOM D4 です。 「下手な一体型デスクトップより大きい」 Satellite WXW/78DW と比較すると非常に小さく感じますが, 実際には「SHARP のポケコン PC-E500 を一回り小さくして, 厚さだけは CANON X-07 と同じ」という判る人には判る大きさだったりします。 なので個人的には「ポケコンも ここまで進化したか」という感覚で, 密かには PC と思っていなかったりします。 重さは…「見た目どおり重い」といった感じで軽く感じることはありませんでした。 この辺りの感覚は, 1kg 程度の dynabook SS 1610 90/C2 や Libretto L1 を使っていましたし, 「元々がポケコンユーザー」という点も影響しているのでしょうね。
さて, 数時間使ってみての感想は…「メーカーも試作品と認識しているだろう PC」というものでした。 最大の欠点は巷でもネタに上っているバッテリーの容量不足 (若しくは PC の電気食い。) と放熱でしょう。 標準バッテリーで 1.5h というスペックはモバイル用途としては失格以前です。 大容量バッテリーを使ったところで 4.5h ですから焼け石に水で あまり意味はありません。 それに放熱。 筐体の大きさや用途からすると (最大) 25W というのは十分電気食い, …ということで熱も大量に発生し最初から最後までファンが五月蝿く回り続けます。 dynabook SS LX/290DK に勝るとも劣りません…音が。 あ, 底面は それなりに熱くなりますので, 低温やけどを経験したい方以外は膝や太ももの上に置いて使ってはいけません。 (笑) 次世代バッテリーや SSD の採用でもないと, 実用とはならないことでしょう。
なので, 吸排気は非常に重要なはずなのですが, Desk スタイル…要は机上に置いて使うと…ゼロ距離接地で吸入口が塞がります。 一方, 大容量バッテリーを使用すると空間が確保されますので, 最初から大容量バッテリーの使用を前提としていることが解ります。 面白いことに, クレードルを使用すると これまた吸入口の塞がるような気がするのですが, まさか本当に塞がるのかしら? だとしたら「実は塞がっても OK, OK!!」という仕様なのか, 設計能力 0 なのか…の, どちらかということに…。 (^^;;
次に W-SIM。 「4x レベルはダメ」という点を思い知らされました。 最初期の 2x カード並みに感度が悪いです。 なので, 自宅付近では繋がりません。 当然ながら W-SIM の設定も終了していません。(爆) いや, WPA 対応のワイヤレス LAN が搭載されていて良かった…本当に。 ちなみに 8x カードでは普通に繋がり それなりに速度も稼げますので, 付近にアンテナが設置されていないわけではありません, 念のため。
続いて能力。 体感速度は dynabook SS 1610 90C/2 と同程度…といった感じです。 CPU の能力は上なのでしょうが, FSB 133MHz という点がボディーブローのように効いているようです。 HT が有効なのはよいとして, VT や x64 が可能なのかどうか興味のあるところですので, いずれ VMware Workstation 辺りで試してみましょう。 画面周りの GMA 500 は確かに Aero も可能でしたが, 「可能」というだけでした。 おそらく CPU が足を引っ張りまくるせいで「Aero は無理だから Basic にするのじゃ」とシステムに怒られます。 ちなみに, スコアはともかく 3DMark03 は全て正常動作しました。 (笑)
先にも書きましたが, 予想以上に「とりあえず作ってみました」的 PC でした。 細かいところでも, 例えば AC アダプターを繋げると, (コネクターの) 蓋が邪魔をして Desk スタイルでの使用 (要は卓上置き。) に支障が出る…など, そこかしこで「まともにテストしたのか?」と思えるパターンに遭遇し, 設計から何から何まで 2・3 世代後の後継 PC を照準に据えている (それまでに完成されれば良い。) と思える内容です。 新しもの好きや人柱が好きなユーザー以外には用のない PC と言えるでしょう。 (^^;;
あ, そうそう。 プリインストール組で初回起動直後に抹殺されたのは, Google 方面の もろもろ (何で こんなものがプリインストールなのかと…。) と, ウイルスバスター 2008 (体験版) です。 そして, すぐさま今朝方ダウンロードしておいた NIS 2008 がインストールされていたりします。 (^^;;
|