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今日の出来事 (Dec, 2012)

●Dec.29,2012

MSDN 更新 (2013 編)...

 今年も 11 月初めから「更新しろ~!! 更新しろ~!!」と催促のあった MSDN ですが, 2012 年は Visual Statio 2012 という目玉があったものの, 2013 年は大物がなさそうです。 となれば, これまでの経験則として「Professional Subscription のみで入手可能なもの」をダウンロードすることはないと予想されます。 さすがに それで Pro を選択するのは 40k が無駄…というわけで, 今回は Operating System Subscription を選択することにしました。 次に挙げる際にはまた 174k ほど出す羽目に陥るわけですけれどね。 (笑)  それはともかく, 年末ぎりぎりまで粘って更新処理を行ったのですが, どうやら昨年からは Subscription 毎の ID 配付となったようですね。 一昨年と同じ ID が割り振られました。

むぅ~。 しかし, 「アップグレードしての更新時のみ新規扱い」が昨年だけなのか, 今後もそうなのかが非常に気になります。 Pro→Pro が 100k, OS→OS が 62k, OS→Pro が 150k…と, 上げる際の割高感は相当なものです。 …って, あれ? Pro が値下がりしていますね。 173k では高すぎると判断したのかしら? (笑)

●Dec.28,2012

Kindle 書籍のライセンス...

[Kindleのライセンス制限警告]

 週末に大量のデバイスを使用して Kindle 書籍の表示テストを行っていたわけですが, Kindle のライセンス制限に引っ掛かりまくったことから, その際の経験則 (ソースを確認していない。 ^^;) を 覚え書きモードで書いておきます。 先に結論を書いておくと, Kindle 書籍 (コンテンツ) のデバイスへのダウンロードについての権利は, 「10 台中 5 台まで」といったものになっているようです。 あくまでも経験則ですよ, 経験則!!

まずは「5 台まで」についてですが, こちらは簡単な話で, 「購入したコンテンツは 5 台までダウンロード可能」という意味です。 6 台以上のデバイスへ同時にダウンロードすることは出来ないということですね。 「その際は もう 1 ライセンス買ってね」というわけです。 一人で引っ掛かることは あまりないと思いますが, 家族で使っていたりすると引っ掛かりそうな制限ですね。 一人が 2・3 台持っていることは普通に考えられますし, デバイスからの消し忘れは ありがちなケースですから。 (笑)

次に「10 台中」についてですが, こちらは「登録デバイス 10 台毎に 1 つのライセンスを必要とする」といったような縛りが存在するわけではないのですが, 11 台以上デバイス登録していると, 買ったコンテンツをダウンロードできないことが多々あるのです。 まだ 2 台目なのに 6 台目と同じように警告され, そこから 10 台以内へ収まるように他のデバイス (当該コンテンツを含まないもの。) の登録を解除するとダウンロードできる…といった具合です。 こちらに該当することは そうそうないと思いますが, 登録解除を行わないまま買い換え続けると数年後には…という可能性はありそうですね。 (^^;)

 基本的には このような感じなのですが, サーバー側での認識が不安定なのか, お茶目な挙動を頻繁に見せてくれます。 通常の使用状態で 4 台目に追加ライセンスを求められたり…。 (^^;)  恐らく, 同一アカウントへの登録であっても, 通常のデバイスと Kindle デバイスとで扱いの異なる (Kindle デバイスには専用の Kindle メールアドレスが振られるなど。) 点などが影響しているのでしょう。 iOS / Android スマートフォン等も, 基本的に名前で管理されていますので, デバイスの再登録を行った際に混乱するケースがあるようです。

危険なのは「同じ機種を複数登録」しているケースです。 私は iPhone 5 を 2 台持っていますが, この 2 台上では日常茶飯事に混乱が生じています。 例えば 5 台目として iPhone 5 ブラックモデルへコンテンツをダウンロードしたとして, その後他のデバイスから当該コンテンツを削除します。 通常なら これでホワイトモデルへもダウンロード可能なはずなのですが, ダメだったりするのです。 家族で使っているなどでデバイスが 5 台登録済みで, さらに 同じ機種を使っていたりする場合は注意したほうが良いでしょう。

 あと, デバイスの登録解除を行う際には, 前もって当該デバイスに登録されているコンテンツの削除を明示的に行った上で, 同期を 2・3 回行っておくのが得策です。 デバイス登録を解除したのにコンテンツ解除の行われないことが 3 回ほどありました。 幸い同じ名前でデバイス登録し直した上 同期を行うことで復旧できましたけれど…。 でも, これって上限に達していないと表面化しませんから, 気付かないまま旧デバイスを処分したりすると どうなっちゃうのかしら…? (^^;)  いくらなんでも 2・3 日もすれば整合性がとられると思いますけれど…。

恐らくクラウド側で情報が行き渡るのに相当時間を要しているのでしょう。 例えば, iPhone 5 をデバイス登録すると「○さんの 2 番目の iPhone」といった感じで登録されます。 それを「iPhone 5 Noir」といった名前に Web 上で変更しても, デバイス側での表示は相当の間「2 番目の iPhone」のままです。 しかも, その後一旦登録解除して再登録すると, 本来なら「2 番目の iPhone 5」となるはずなのに, その時点では どこにも登録されていないはずの「iPhone 5 Noir」で登録されたりします。 (^^;)  この辺りは, 私が米仏独英 Amazon 辺りにもアカウントをもっていることが影響しているかもしれません…。

 ともあれ, 「頭から登録デバイスを 5 台以内 (可能なら 3・4 台まで) としておく」のが安全だと思います。 殆どのユーザーなら その範疇に収まるでしょうけれど…。 多数のデバイスをお持ちの方も, 大中小の 3 台くらいまでにしておきましょう。 (笑)

Jan.11,2013 追記

 どうやら, 時間を空けてデバイスやコンテンツの追加・削除を行うようにすれば, 大丈夫のようです。 なので, 純粋な制限としては「同一コンテンツは 5 台までダウンロード可能」と考えて良さそうです。

●Dec.25,2012

Kindle とデバイスの画素数...

[そらおと3巻表紙@Kindle]

 Twitter の TL で上ったネタがきっかけで使い出した Kindle ですが, 国内でもサービスが始まったこともあって, そのせいで SAMSUNG GALAXY Note SC-05DKindle Paperwhite 3G といったスマートフォンや専用デバイスを入手するに至っている…どころか, HTC J butterfly HTL21 や GALAXY S III SC-06D も その範疇で買っていると言えるかもしれません。 (笑)  >それがなければ買うにしても先のことだった…はず? ^^;;

それらの新たに買ったデバイスを含めて, 10 台近くのデバイスで Kindle 書籍を読んでいるわけですが, サイズや画面密度, アスペクト比が様々であることから, 体感的なクオリティーに意外と差が生じる状況となっています。 そこで, この週末の連休に手持ちの色々なデバイスで Kindle 書籍が どう表示されるか試してみました。 スクリーンショットが JPG/PNG ということもあって, 撮った時点で細部が曖昧となってしまう上さらに加工しているため, 元のクオリティーからは かけ離れたものとなってしまっていますが, まあ, 何かの参考にはなるだろう…ということでの, 覚え書きモードです。 (^^;)

 Kindle 書籍においても, 小説などの文字が主体となるものとコミックなどの絵が主体となるものと, 大きく分けて 2 つのパターンとなるわけですが, 前者はデバイスというよりも使用するソフトの仕様や機能の問題が大きく影響してきますので, 今回は後者による比較を行っています。 題材として, たまたま最近読む機会があり元データーの品質にも問題のなかった『そらのおとしもの』に御登場願っています。 その 3 巻から, カラーのテストとして表紙を, トーン等のテストとして 46p を, 見開きのテストとして 2~3p を選択して使用しています。

最初に書いたとおり, スクリーンショット自体が PNG/JPEG で保存されることから, その時点で既に劣化の影響を免れません。 ぶっちゃけ その時点で「全て殆ど同じになっている」といっても過言ではない気がします。 が, それでも「なんとなく」といった程度くらいには差が生じていますので。 (^^;)  あと, 画面のサイズに関係なく当該デバイスの解像度そのままとなっています。

 試したデバイスは以下のとおり:

  • 富士通 ARROWS Me F-11D。 (480 x 800, 3.7 インチ (252ppi。))
  • Apple iPhone 5。 (640 x 1136, 4 インチ (326ppi。))
  • 神行者 i10。 (540 x 960, 4.3 インチ (256ppi。))
  • GALAXY S III SC-06D。 (720 x 1280, 4.8 インチ (306ppi。))
  • HTC J butterfly HTL21。 (1080 x 1920, 5 インチ (440ppi。))
  • GALAXY Note SC-05D。 (800 x 1280, 5.3 インチ (285ppi。))
  • Kindle Paperwhite 3G。 (758 x 1024, 6 インチ (212ppi。))
  • SmartQ S7。 (1024 x 600, 7 インチ (170ppi。))
  • 東芝 REGZA Tablet AT570/36F。 (1280 x 800, 7.7 インチ (196ppi。))
  • Apple iPad mini。 (768 x 1024, 7.9 インチ (162ppi。))
  • Apple iPad (Early 2012)。 (1536 x 2048, 9.7 インチ (264ppi。))

画面サイズで 3.7~9.7 インチ, 画面密度なら 162~440ppi と, いいかげん「比較してどーする!?」と言われそうな差となっていますが, 「だからどう」というわけではありませんので, 気にしないことにします。 (笑)  これだけのデバイスを一度に扱うと色々と問題が発生するわけですが, その辺りは別の機会に…。

 さて, ここからデバイス毎に画像を上げていくわけですが, 全て同じ高さ (480 ピクセル。) になっていますので, ここの画像ではアスペクト比の違いくらいしか分からないと思います。 原寸大の画像についてはリンク先で確認して下さい。 Twitpic なので, 辿り着くにはサムネイルから さらにリンクを飛ぶ必要があります。 (^^;)

 というわけで, まずは ARROWS Me です:

800x480 ともなると さすがに色々潰れていますが, 表紙などのカラー原稿なら これくらいでも気になりません。 それ以前に 3.7 インチという画面サイズが小さすぎて, 読むこと自体辛いレベルと言えます。 もっとも, この機種を選択すること自体が「コンパクトさを優先」しているわけですけれど。 なので, 判別できない文字も ちょこちょこ出てくるわけですが, 前後から判別可能なケースも多いので気にならないかもしれません。 トーン等は解像度が低い分反対に気にならなくなっています。 (^^;)

 次に iPhone 5:

1136x640 と若干低めの解凍度である点以上に, ソフトか はたまた iOS のせいなのか, 縮小が意外と下手で, 326ppi を誇る実機でも それと判るほどに, ガタガタな線となってしまっています。 4 インチということで読むのが辛いのは ARROWS Me と同じですが, 横幅 480 ピクセル と 640 ピクセルの差は大きく, 文字は比較的読みやすいです。 小さい部分やルビは さすがに無理ですけれど…。 トモキの目なども「ただの黒点」から脱却しています。 ふと思ったのですが, iPhone 4S は良いとして, iPhone 4 だと どうなるのかしら?  iPhone 4S 共々後日試してみましょう。 (笑)

 次は神行者 i10:

4.3 インチの画面ということで小さくて辛い点は同じなのですが, 540x960 のわりには iPhone 5 よりも綺麗に表示されます。 OS・アプリとしては Android に軍配。 (^^;)  480x800 機とくらべて表示品質が随分向上しますので, 可能なら このレベル以上のものを選択すると良いでしょう。 個人的にサイズとしては この辺りが限度かしら? iPhone 5 は すでに辛いです。 このサイズで 1280x720 (800) なら申し分ないですね。

 テストの基準としている GALAXY S III SC-06D:

WXGA レベルになると, 読むのは無理にしても, ルビなど小さい文字も潰れずに表示されるようになります。 さすがにトーンを綺麗に表示するには至りませんけれど。 ただ, SC-06D に限らず 16:9 というアスペクト比が不利に働いてしまい, 画面に対して随分小さく表示され, その分有効画素数的にも損をしているのが難点といえます。 でも, スマートフォンの中では お勧めの機種ですね。 これくらいの画面サイズと解像度であれば, 特に苦もなく読めると思います。 個人的には 1280x800 な 16:10 のアスペクト比のほうが お勧めですけれど。

 画面密度なら最強の HTC J butterfly:

5 インチで 16:9 のアスペクト比ということで, 普通なら GALAXY S III と変わらないところなのですが, HTL21 においては, フル HD (1080x1920) による 440ppi という仕様が全てを凌駕しています。 (笑)  もはや電子書籍の元データーのクオリティーが問題となってくるレベルで, そちらに問題がなければ小さめの画面サイズ以外が影響することは殆どありません。 小さい文字だろうがトーンだろうが綺麗に表示されます。 むしろ, 「通知エリアで画面回転有無の設定を行えない」といったシステム仕様等のほうが問題は大きいです。 その辺りもあって, HTL21 は あまりお勧めしません。

 次は GALAXY Note:

800x1280 と 720x1280 という比較では あまり差がないように思えるのですが, 16:10 と 16:9 というアスペクト比の違いによる影響は意外と大きく, GALAXY S III 辺りと比べると, 表示される大きさもさることながら, 有効画素数が 2 割程度増える分表示品質は良くなります。 自身の Kindle 祭りを招くに至った機種で非常にお勧めなのですが, 惜しむらくは その重さが…。 (^^;)  SAMSUNG には是非とも「サイズ等はこのままで薄く軽くしたもの」を出して欲しいところです。 (笑)

 本家本元である Kindle Paperwhite 3G:

グレースケールなのは良いとして, スクリーンショットで得られるもの自体がディザの掛かった 16 階調画像なので, 参考的に上げてあります。 それはともかく, Kindle PW 自体がモノトーン 16 階調表示であることから, iOS や Android のソフトとは異なる補間方法を採っていて, 特に 2 値的となる通常のページにおいて, 若干印象の異なる表示となります。 (潰れているわけではないが, 太めの線となるなど。)  ただ, 4:3 のアスペクト比ということもあって, むしろ GALAXY S III や GALAXY Note より有効画素数が高く, 意外と綺麗に表示されます。 むしろ Kindle PW では もっさり度が問題となることでしょう。 (^^;)

 7 インチ低解像度タブレットを代表して SmartQ S7:

7 インチの画面サイズともなると, 1024x600 では辛くなってきます。 画面密度だけなら 170ppi と iPad mini より上なのですが, 有効画素数の少なさが大きく影響してしまっています。 元データーにもよりますが, 品質の気になるケースが多めとなるのは確かでしょう。 もっとも, 4インチクラスのように読むこと自体が苦となるようなことは ありませんけれど。 7 インチ以上では 1024x768 か 1280x800 が欲しいところです。 ちなみに, 表示されている画像自体は iPhone 5 より綺麗だったりします。 170ppi と 326ppi の差は大きいのです。 (^^;)

 次に REGZA Tablet AT570/36F:

8 インチクラスともなると, 気分的に Retina レベルの解像度が欲しくなります。 GALAXY Note と同等の表示ということで, 上の SmartQ と異なり表示の気になることはないのですが, 196ppi という画面密度の低さが影響して, 5 インチクラスに比べるとトーンなどでアラが目立ちます。 とはいうものの, むしろ このクラスになると筐体の重さのほうが問題かもしれません。 AT570 や iPad mini は薄くて軽い部類なので大丈夫ですけれど…。 なるべく薄くて軽いものを選択しておくのが得策でしょう。

 次に iPad mini:

4:3 というアスペクト比の関係もあって, REGZA Tablet AT570/36F よりも綺麗に表示されます。 「本来のアスペクト比」ということもあって, iPhone 5 のように線がガタガタになることもありませんでした。 画面一杯に表示されることから, 16:9 の 10 インチタブレットを使うくらいなら, こちらを使ったほうが良いでしょう。 iPad mini で特に問題はないのですが, 個人的には Retina 化された iPad mini に期待しています。

 トリの iPad (Early 2012):

4:3 のアスペクト比で Retina な 1536x2048…というわけで, 有効画素数的には最強となっています。 もはや このレベルになると元データーのクオリティーが問題となり, そういった意味では最凶と言えます。 (^^;)  それ以前に 10 インチタブレットで電子書籍を読むこと自体, 個人的には殆どないような気がします。 何しろ「オリジナルより重い・でかい」なので。 (笑)  ともあれ, 表示品質的には HTL21 同様何も問題はありません。 高クオリティーのデーターでも安心です。

 といった感じなのですが, 上げている画像では実際に表示されるサイズの違いが判りませんので, 最後に GALAXY S III を基準として, サイズを合わせて並べた画像を上げておきます。 GALAXY S III 以外は拡大・縮小を伴っていますので, 品質は気にしないように:

見てのとおり, 表示サイズに これだけの差があります。 (^^;)  こうしてみると, HTL21 の 440ppi という画面密度は, やっぱり凄いですね。

Dec.28,2012 追記

 iPhone 4 と iPhone 4S で試してみたのですが, 960x640 ということで画面に占める割合の差はあっても iPhone 5 と全く同じ表示でした。 なので画像はなしです。 (^^;)

Jan.7,2013 追記

 巷的には 5~6 インチなら 800x480 でも大丈夫なようです。 う~む…コンテンツにもよるのでしょうね。 U・ZONE F5 豪華版 が GALAXY Note と同じサイズなので, 暇をみて そちらで確かめてみることにします。

Jan.10,2013 追記

 F5 で試してみたのですが, 画面が大きい分見やすいものの, 基本的に ARROWS Me と変わりませんでした。 画像 (フルサイズ) は, 使用ソフトと解像度が同じだけあって ARROWS Me と全く同じなので, アップはなしです。 (^^;)

May.1,2013 追記

 Kindle 4.0 で「Android 4.1 以降の機種で まともに書籍 (コミック) が表示されない」という大バグが仕込まれたので, 該当する環境については この記事は意味なしです。 何しろ, HTL21 (フル HD。) の表示が ARROWS Me (480x800。) より汚いのですから…。 (笑)

●Dec.20,2012

HTC J butterfly, GALAXY S III 到着...

 15 日の HTC J butterfly HTL21 の購入に引き続き, 14 日に発注した SAMSUNG GALAXY S III SC-06D が昨日届きました。 ただ, 後者については紆余曲折を経ています。 というのも, 店頭売りと Web での出品を平行して行っている SHOP だったことから, 17 日になって在庫切れによりキャンセル扱いとするメールが届いたからです。 「おお, 重複購入を察しての神のお告げか?」というわけで そのまま購入を見送っても良かったのですが, たまたま同じ SHOP がホワイトだけでなくブルーモデルも出品していたことから, とりあえず 17 日の夜に発注してみました。 それでダメなら本当に神のお告げということで…。 結果は, 18 日に発送されて昨日届いたわけですけれど。 (笑)  購入の経緯については 16 日の記事で書いたとおりです。

 さて, まずは HTL21 ですが, CPU がクアッドコア Snapdragon S4 Pro の APQ8064 1.5GHz, メモリーが 2GB, 内蔵ストレージが 16GB, ディスプレーが 1080x1920 静電式 5 点タッチ IPS LCD, OS が 4.1.1, 筐体が 143x71x9.1mm で 140g, バッテリー容量が 2020mAh といった最新スペックとなっています。 何といっても 1080x1920 というフル HD の LCD と Snapdragon S4 の倍以上の速度を誇る S4 Pro がウリの機種なのですが, その解像度を活かせていないホーム画面が非常に残念な機種でもあります。 いえ, 「Android スマートフォン」である限り無理なわけですけれど…。

 この 5 日間 HTL21 を使っての感想ですが, 謳い文句や巷での評価ほど速さを感じることは ありませんでした。 むしろ「遅い」と感じるケースのほうが多いくらいです。 特に酷いのが iWnn IME で, 「低スペック中華タブレットのほうがマシ」と思えるくらいの もっさり具合だったため, 速攻で ATOK をインストールしています。 (^^;)  とにもかくにもフル HD の画面が身分不相応なのでしょう。 能力的に足りていない印象を強く受けました。 ええ, 最新ですしメモリーも 2GB なのですけれどね。

 そのフル HD な画面ですが, 個人的に一番残念だったのは, その解像度を活かせていない点です。 そもそも前作 HTC J の 540x960 な LCD を Retina 化したわけなのですが, それにしても それを活かせるのが画像表示やブラウザーだけ…というのは悲しすぎます。 特に初期状態での あのホーム画面。 メインページに相変わらず 3 つしかアイコンを登録できないというのは, どう考えてもおかしいです。 (笑)  統合して 1 つのアイコンスペースに 4 つまで登録できるわけですが, 普段 iOS 機を使っている身としては「まだまだ」という印象が拭えません。

一番フル HD の恩恵に浴することが可能なのは, 画像表示…特にコミック等の電子書籍を読むケースですね。 後日別記事で書くことになると思いますが, この方面には絶大な威力を誇ります。 スクリーントーンも苦ではありません。 その分元データー (電子書籍。) の解像度が非常に問題となるわけですけれど。 元データーが荒いと悲しくなります。 (^^;)  動画については SAMSUNG GALAXY Note SC-05D 辺りと同じ傾向ですね。 普通の動画を高速にハードウエア再生できるのに対して それ以外は Allwinner A10 辺りよりも弱い…といった感じです。

 とにもかくにも, Android スマートフォンの限界といいますか, Android タブレットに比べて, 決まった情報量しか表示できない, 解像度を活かせない仕様が残念と感じつつ使っている日々です。 あ, そうそう。 かねてからの狙いどおり自宅でも LTE が有効となっていて, 野望は成就されています。 (笑)  そういえば, 買ったばかりということで今は気にならないわけですが, 今後, バッテリーの交換を行えない この機種の仕様が, 地味に大きな難点となってきそうです。 個人的には, 交換のために入院させる際の予備機 (別機種。) を買っておこうと思っています。

 次に GALAXY S III ですが, CPU がデュアルコア Snapdragon S4 の MSM8960 1.5GHz, メモリーが 2GB, 内蔵ストレージが 32GB, ディスプレーが 720x1280 静電式 5 点タッチ EL ディスプレー, OS が 4.0.4, 筐体が 137x71x9.4mm で 139g, バッテリー容量が 2100mAh といったスペックになっています。 つい最近型遅れとなったこともあって最新では なくなりましたが, 十分な能力を誇っています。 何しろ, HTL21 には敵わないものの手持ちの ASUS Eee Pad TF201-GD64D や 東芝 REGZA Tablet AT570/36F よりスペックが上なのですから。 (^^;)

こちらは半日ほどしか使っていないわけですが, HTL21 と異なり遅く感じることはありませんでした。 CPU 単体でいえば HTL21 の半分未満の能力なのですけれど…。 そういった意味では, やはり解像度の差が体感速度に大きく影響しているのかもしれません。 より高スペックな S III αが登場していますが, 最新機種を追うのでもなければ, 別段こちらで全く困らないと思います。 上でネタにしたコミック等の電子書籍はといえば こちらも十分です。 GALAXY Note との比率の違いも, 元々サイズの違いもあって あまり気になりませんでした。 さすがにトーン部分はムラが気になりますが, 解像度を考えれば仕方がないですね。

 GALAXY S III は Xi 機なのですが, 現在は GALAXY Note から移した b-mobile の音声付き SIM を挿して使っています。 テスト画面を使って LTE を使わない設定にすれば普通に使えますので。 ちなみに, GALAXY Note と同じコールを使えるとの情報もありますが, 手元では使えませんでした。 テザリングを使う予定はないのですが, 何かの拍子に繋がってしまう可能性もゼロではないので, 年末休みにでも framework.odex を弄ってみようと思っています。

 最後に, Quadrant のスコアを挙げておきます。 比較データーは Snapdragon S3 な GALAXY Note と Tegra 3 な TF201-GD64D です。 REGZA Tablet AT570/36F のほうが良いのかもしれませんが, Tegra 3 機の代表選手は やっぱり TF201 ということで:

Quadrant Advanced 2.1 a28d1fa
Tablet
Model HTC J butterfly GALAXY S III GALAXY Note TF201-GD64D
OS Version
SDK 4.1.1 4.0.4 4.0.4 4.0.3
OS 3.4.10 3.0.8 3.0.8 2.6.39.4
CPU
Model APQ8064 MSM8960 APQ8060 Tegra 3
Cores 4 2 2 4
Clock (cur.) 1512MHz 1512MHz 1512MHz 620MHz
Clock (min) 384MHz 384MHz 192MHz 203MHz
Clock (max) 1512MHz 1512MHz 1512MHz 1600MHz
Memory
Memory 1608232kB 1698128kB 740896kB 1006828kB
Inactive 205948kB 471668kB 86952kB 370356kB
GPU
Model Adreno 320 Adreno 225 Adreno 220 ULP GeForce
OpenGL ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0 ES 2.0
Resolution 1080x1920 720x1280 800x1280 1280x800
Rates 60Hz 60Hz 58Hz 60Hz
Score
Total 8122 5090 3452 4137
CPU 18324 8547 6201 11004
Mem 9715 7357 2832 2945
I/O 9459 6318 5336 3236
2D 1000 1006 952 1000
3D 2113 2223 1940 2500

まずは HTL21 ですが, 見てのとおりスコア的には圧倒的で, CPU は 2 コア Snapdragon S4 の倍以上, Tegra 3 と比べても 1.7 倍ほどの速度となっています。 反対に, 描画は Adreno 320 化で期待されるほどのスコアとなっていません。 恐らく垂直同期の影響を受けて頭打ちとなっているのでしょう。 その分, 高解像度化によるデメリットが より表面化しやすくなっているのだと思います。 そういった意味では, 描画についてはベンチマークのスコアで比較するのは無意味なのかもしれません。

一方の GALAXY S III ですが, 2 コアの Snapdragon S4 単体では, Tegra 3 と比べて意外と遅いことが判ります。 要はメモリーや I/O の速さが大きく貢献しているわけで, 反対にいえば, 如何に Tegra 3 機のメモリーや I/O 周りが鈍足か解ろうというものです。 (^^;)  実際はといえば GALAXY S III は HTL21 より体感速度が高かったりします。

Dec.21,2012 追記

 GALAXY S III といえば…。 セルスタンバイ表示バグって未だに直っていないのですね。 年末休みの間に CWM でも導入して, 修正しておく必要がありそうです。 どのみちテザリングとアンテナピクト問題についても対処しないとダメですから。 そして HTL21…。 「いつの間にか 3G に切り替わって二度と LTE へ復帰しない」というのは au の仕様なのでしょうか? Android 機でも同じとは思いませんでした。 結果, 未だに「ソフトバンク LTE 最強」状態が続いています。 ええ, 自宅では無理ですが 20m も移動すると LTE が入るので, 実質「常時高速 LTE 状態」ですから。 (^^;)  >ソフトバンク

Dec.28,2012 追記

 GALAXY S III ですが, SC-06D が届いた頃には既に GALAXY S III αの白ロム品が 43k で売られていました。 さすがに S III から買い換えることはしませんが, 1.6 倍と謳われるバッテリーの保ちが魅力ではあります。 本来なら CPU のクアッド化も大きいわけですが, そちらは HTL21 持ちということで, インパクト度が下がっています。 (笑)

Jan.7,2013 追記

 アプリで軽減を図れるものの, 通知エリアで殆ど何も設定を行えない HTL21 の使い勝手の悪さが際立っていて, おかげで使用頻度が落ちてしまっています。 HD (1366x768) 以上のサイズで GALAXY の後継機が登場すると, 乗り換えてしまいそうです。 (^^;)

Feb.26,2013 追記

 慣れとは恐ろしいもので, 通知エリアの設定ボタンから設定画面を呼び出す方法に すっかり慣れてしまいました。 (笑)

Mar.5,2013 追記

 今は「テザリング用の HTL21」と「普段使い用の GALAXY S III」といった使い分けになっている 2 台ですが, 「あまり頻繁に充電したくない」というのが理由で, ソフトバンク版 iPhone 5 と同様に毎日充電するのが苦とならないのであれば, HTL21 1 台のみで十分賄えていると思います…それこそ通話を含めて。 本来なら「GALAXY S III も然り」なのですが, 適用しているのが最高でも 2GB までの b-mobile SIM なので, 全てを賄うのは無理そうです。

●Dec.16,2012

HTC J butterfly と GALAXY S III と Kindle Paperwhite 3G...

 9 日の HTC J butterfly HTL21 の発売に乗り遅れ au Online Shop での購入に敗北し, その代わりとして安売りされている SAMSUNG GALAXY S III SC-06D を 14 日に発注し, 翌日の昨日ディーラーで 6 ヶ月点検とリコール修理を行っている間に, 前日北陸でも発売された HTL21 が買えてしまい, そして今日…Kindle Paperwhite 3G が届きました。 HTL21 を買えてしまったことが想定外ではあります。 てっきり, 14 日のうちにブラック・レッドとも売り切れていると思っていたのですが, 希望していたレッドが残っていました。 (爆)  おそらく新規だったからでしょうね。 機種変のほうは全滅だったようですから。

 詳しい記事は GALAXY S III が届いてから書くことにします。 αが出たといっても一応最新機種なので, 実際に買った上で比較しつつ書きたいところですので…。 というわけで, 今日のところは笑い話として発注・購入に至った経緯など…。 (笑)

 まず, HTL21 は前からネタにしていたものです。 「買うことはない」と言っていたわけですが, au 版 iPhone 5 の状況から その考えが変わるに至りました。 それは…「au 版 iPhone 5 での 3G 接続によるパケット詰まりの酷さ」です。 それについては先日書いたとおり悲惨な状況が続いています。 そして, iPhone 5S 辺りでデバイス側が対応してでもくれない限り, 地方では向こう 5 年ほど改善しそうにありません。 そして, 頼みの綱の Wi-Fi WALKER DATA08W も意外と不安定で, しばしば遅くて使い物にならない状況に陥ります。 結果, エリアー的に最強である au LTE のメリットを享受すべく, 今回購入することに決めたわけです。

というわけで 9 日の発売日はチェックしていたのですが, 公式 Web ばかり見ていて直接 au Online Shop を観るのを忘れていたせいで, 11 日の時点では既に在庫が全滅してしまい敗北してしまったのでした。 (^^;)  あ, HTL21 にしたのは もちろんフル HD という理由が大きいです。 感覚的には TF700T の代わりですね。 同じ Tegra 3 機よりも Snapdragon S4 のほうが変化があって面白いですし。

 ともあれ, HTL21 の購入には敗北したわけですが, それとは別に, 先日までの経緯で神行者 i10 が意外と使える状況になっていました。 SIM さえ まともに使うことが可能であれば, SAMSUNG GALAXY Note SC-05D は ともかく 富士通 ARROWS Me F-11D よりは使い勝手が良いくらいです。 そして, i10 には姉弟機ともいえる中華スマートフォンが数多く発売されていて, その中には ThL W3+ のように 720x1280 という HD サイズのものも存在します。 ただ, 20k 以上の i10 辺りに比べて割高な価格と 150g 以上という重さが難点なのでした。 そして…気付いてしまったのです…「もう少し思い切って 35k 出せば 139g な 720x1280 で, しかも ほぼ最新スペックの GALAXY S III が買えてしまうじゃないっ!!」と…。 (^^;)  とか何とか, 泊まりがけの出張から超勤を経て帰宅した金曜の夜に思考が頭の中を駆け巡り, そのまま Amazon で GALAXY S III をポチってしまったのでした。

 そこまでで止まれば良かったのですが, 土曜日の昨日…6 ヶ月点検とリコール修理のためディーラーへ出向いた待ち時間の暇つぶしに au ショップへ行ってみたのが運の尽きでした。 いえ, 北陸では HTL21 の発売が 14 日だったのです。 一応 1 日半経っていたわけで「もう売り切れているだろうけれど, 入荷予定くらいは聞けるかしら?」という気持ちだったのです。 ところが…希望のレッドの新規契約分だけが生き残っていたと…。 (笑)

 最後の Kindle Paperwhite 3G は大したことがありません。 年明けの 6 日以降発送予定だったはずが, 蓋を開けてみれば昨日発送されて今日届いた…というだけの話です。 ただ, 個人的に「届いた時点でアカウント登録済み」だったのは問題だと思いました。 無事ユーザーの元まで届けば良いですが, 途中で他者に渡ろうものなら…その者は電子書籍を読み放題です。 ええ, 1-Click だろうが そうでなかろうが, ストアで新規購入まで出来てしまうのですから。 (^^;)  あと, 低スペック過ぎますね…CPU 的に。 何をするにも「もっさり」で, かなりストレスが溜まってしまいます。 書籍を読む際に比較的マシなのが救いでしょうか?

 元々予約していた Paperwhite は別として, よもや連続して 2 台追加投入することになるとは思いませんでしたが, さすがにピン方面まで入手してしまったことから当分 Android 機を買うことはないでしょう。 買うとしても, 「Snapdragon S4 より さらに高速」ということで, Samsung な CPU の載った GALAXY Note II や GALAXY S III α, S IV 辺りが白ロム品で安く入手可能となった時点でしょうね。

Dec.19,2012 追記

 14 日夜に発注した GALAXY S III ですが, 17 日になって「店頭売りとの平行販売で在庫切れとなったためキャンセル扱いとする」旨のメールが届きました。 HTL21 との重複買いを察した神のお告げなのかもしれませんが, 同じ SHOP がブルーモデルのほうも出品していたので, 17 日の夜に改めて そちらをポチってみました。 それも在庫切れなら それこそ神の お告げということで…。 結果的には昨日発送されましたけれど。 (笑)

 GALAXY S III といえば, つい先日盛大な脆弱性が話題に上りましたが, 幸か不幸か SC-06D は日本向けということで韓国企業お得意の「日本向けのみスペックダウン」が施されているため, 今回の脆弱性の影響はない模様。 S III αや GALAXY Note II は盛大に該当していますので, そちらを買った方は ご注意のほどを。 もっとも, CWM を簡単に導入できる GALAXY ですから, 好き放題される点は同じですけれどね。 そのような行為を本気で行う側にとっては, 難易度の差は誤差の範疇でしかないでしょうから, GALAXY である限りは同じです。

●Dec.11,2012

データー通信 SIM on 神行者 i10...

 SAMSUNG GALAXY Note SC-05D 投入に伴い半分退役するに至った神行者 i10 ですが, そもそも GALAXY Note の投入は「i10 でデーター通信 SIM を使えない」という理由によるものでした。 元々白ロム品ですから音声付き SIM であれば使えたわけですが, わざわざそのために契約するのは流石に無駄が過ぎます。 既に 2 回線もっていることから, 通話することがありませんので。 (^^;)  さらに, 買った当初はデーター通信 SIM 自体持っていませんでしたから, 実験のしようもありませんでした。

ところが, その後 GALAXY Note 等が追加投入され, その GALAXY Note と 富士通 ARROWS Me F-11D 用にデーター通信 SIM を揃えたこともあって, 図らずも実験するための環境が整ってきました。 さらに, 常用組の一角から外れたことで, 文鎮化したとしても比較的小さい被害で済む状況になっています。 (笑)  というわけで, 9 日にデーター通信 SIM の有効化を行ってみました。 方法は簡単で, 白ロム品であればアンテナピクト問題への対処法が そのまま有効化に繋がります。 要は「通話サービスが有効」と i10 に思わせれば良いわけですので。

 さて, 国内向け機種やメジャーどころの中華タブレットと比較すると, i10 はマイナーな部類に入ります。 i10 が Newman N1 の OEM 品 (使用部品など細かな仕様は異なる。) であることは有名ですが, その N1 の情報も意外と少ないのが実情です…といいますか, 有用な情報の載っているサイトがドイツ語だったりロシア語だったりするところが…。 英語の情報は思ったよりも多いのですが, そこから飛んだ先が結局件のドイツ語のサイトだったりするのですよね。 (^^;)  というわけで, i10 を弄るに際しての最大の壁は得物の入手となります。

今回 i10 を弄るのに使ったツール等は以下のとおりです:

  • 神行者 i10:本体。 先日の GALAXY Note SC-05D 以上の生け贄状態なので, 「文鎮化必至」くらいの覚悟が必要です。 失敗したら買い直す つもりで手を出しています。 (笑)
  • 作業を行うための PC: 他機種用の USB ドライバーが入っていると意外と相性問題を引き起こすので, 今回は ASUSTeK ZENBOOK Prime UX21A-K1256 を使用。
  • Android JDK: 他のツールに adb 等が含まれていることが多いので, 必ずしも必要ありませんが, 初期装備的武器ということで…。 Windows 環境であれば adb.exe と dll があれば事足りるので, JDK までインストールするのは大げさな気がします。
  • USB ドライバー:ドイツ語サイトのリンク先等のものが使えなかったので, 最終的には危険物認定のロシア語サイトから入手しています。 ええ, ある意味とっても危険物認定のサイトでした。 (^^;)
  • SP Flash tool:ROM 焼きツールです。 Odin 辺りと比べるて使用法の複雑なのが難点といえます。 Newman N1 用 V1.0.7 ROM イメージとセットになっていたものを使っています。
  • ClockworkMod Recovery: リカバリーツールです。 i10 の出荷状態ではリカバリーモードが無効 (イメージが存在しない。) なので, 何らかのツールを入れる必要があります。 こちらも Newman N1 用 V1.0.7 ROM イメージとセットになっていたものを使っています。
  • smali / baksmali: Android dex のコンパイラーと逆コンパイラーです。 framework.odex を改変する場合に必要となります。 先日 GALAXY Note を弄る際に入手した 1.4.1 を使用。
  • Java: smali, baksmali が Java スクリプトなので, 何らかの Java 実行環境が必要となります。 x64 環境なら x64 用が必要となりますので注意。 必要ならググって落とした上でインストールしておきましょう。 (過去のしがらみでインストール済の方も多いかと思います。)
  • ZIP 書庫を操作可能なアーカイバ-: 元から入手済のコンソール版 7-Zip 9.2 を使用。
  • busybox: 署名を書き込むためのツールです。 先日 GALAXY Note を弄る際に入手したものを使用。
  • Newman N1 用 V1.0.7 ROM イメージ:何かあった際の保険…ではなく, SP Flash tool と CWM のために入手。 それらがセットで配布されていましたので。 もちろん, ROM イメージなので, 何かあった際は Newman N1 として蘇らせることが可能です。
  • Newman N1 用 V1.0.9 パッチ:V1.0.9 へのアップグレードパッケージです。 CWM を使ってアップグレードが可能です。 適当にググって保険で入手。

 手法が同じということで, 使い回せるものについては先日 GALAXY Note に使ったツール類を そのまま使うことにします。 バッチも そのまま使用。 なので, 今回は「ES エクスプローラー」はインストールすらしていませんし, root 化も行っていません。 それはともかく, 殆どのツール類についてはググることで, わりとサクッと入手できています。 が, 入手元の怪しさは GALAXY Note 用の比ではありませんけれど。 (^^;)  結果論ですが, 「/system」と「/data」の書き込みマウントさえ行うことが可能であれば, リカバリーツールは何でも良いです。 キャッシュ等のクリアーは必要ありません。

というわけで, 後にも先にも CWM の入手と ROM への焼き込みが, ある意味全てといえます。 そこまで辿り着ければ あとはバッチを実行するだけですので。 幸い, CWM と焼き込みツールである SP Flash tool の入手は比較的楽に行えます。 適当にググると それらがセットになった Newman N1 用 V1.0.7 ROM イメージが引っ掛かりますので, それを落とせば良いでしょう。 ただし, 罠が仕込まれた偽物も多いらしい (NIS その他による申告。) ので, 落とす際は慎重に!!  ともあれ, ダウンロードして準備完了。

 さて, まずは USB ドライバーの導入です。 ツールがあっても繋がらなければ始まりませんので。 (^^;)  それはともかく, ドライバーを導入するには少々変わった手法を必要とします。 それは「電源を切りバッテリーも外した状態で USB 接続を行う」方法。 こうしないと i10 ではプリロード用のドライバーを導入できません。 というわけで, その方法を使って導入しようとしたのですが…手元にある どのドライバーも使えませんでした。 (^^;)  ドライバーは入ってもデバイスが開始されなかったり, カタログの関係でドライバー自体が導入できなかったり…。 もはや MTK6577 用の USB ドライバーをググって探しまくるしかありません。

ググって辿り着いたのは…ロシア語サイト。 幸い (ウイルス的には) 比較的まともなサイトだったのですが…さすがはロシア語サイト。 良くあるパターンで周りに画像等が ちりばめられていて, その画像は ご多分に漏れず お色気方面だったわけですが…, その画像が凄い。 「無修正」という程度なら欧米のサイトでも お馴染みですが, そんなのは目じゃないという。 …といいますか, 弩アップすぎて お色気では無くなっています。 2 秒ほど判らなくて, 解った際には吹き出してしまいました。 (^^;)  Revenons à nos moutons.

幸いロシア語サイトで入手したもので無事プリロード用ドライバーを導入できましたので, 引き続き SP Flash tool を使ってリカバリーツールを焼きます。 このツールは使いづらいのが難点で間違えることも多いので, ここは「全部焼き」を選択しました。 さくっと焼いた結果出来上がったのは…「神行者 i10 の筐体を被った Newman N1」です。 (笑)  とりあえずロケールを英語にしておいてリカバリーモードを試してみると…切腹 Android でした。 (^^;)  どうやら, ROM 自体は純粋な ROM のようで, CWM 等は別途焼く必要があるようです。

というわけで, リカバリーのみが置かれているほうを使って焼き直すことで, 無事 CWM が導入されました。 これで変更し放題です。 というわけで, とりあえず adb を使って確認しようとしたところで気付きました。 「あれ? そういえば, コンポジット用のドライバーが…ない?」  そうなのです。 あれこれドライバーは入っているのですが, 肝心のコンポジット用のドライバーが含まれていません。 これがないと, adb での操作を行えません。 「どこかに落ちていないかしら?」と探しても, 使えるものは見つかりませんでした。

「あらら…」というわけで, 仕方がないので既存のドライバーの設定ファイルを改変して使うことにしました。 探すのも面倒なので, Allwinner Essential に含まれているものを使用することにします。 使うのは inf ファイルだけですから…。 NOVO7 方面用の項目に続けて, i10 のベンダー ID とデバイス ID の記述を加えておきます。 その上で, リカバリーモードで起動した状態で USB ケーブルを接続した結果は…無事繋がりました。 こんなところで引っ掛かるとは…。 (笑)

 …と, ここまで用意できたら あとはバッチを実行するだけです。 サクッと実行して GALAXY Note と同じ変更を加えた結果, 冒頭右画像のとおり b-mobile のデータ通信 SIM (スマート SIM 980 Turbo) を使えるようになりました。 ただ, 国内向け機種と異なりデーター通信 SIM というものが全く想定されていないので, 全く不具合なしに…というわけにはいかないようです。 例えば, いくら音声サービスが存在するかのように返却値を返しているとはいえ, ないものはないのですから, しばしばアンテナピクトがサーチ状態となります。 常にではないものの, 当然セルスタンバイ問題も発生していることでしょう。

とはいうものの, 元々バッテリーの保ちはよい機種ですし, 通信可能というメリットの前には多少のデメリットは気になりません。 その内にでも改善可能か調べてみることにしましょう。 あ, そうそう。 i10 では半文鎮化からの再起動は行えません。 バッテリーを抜かない限り電池が無くなるまで無限ループし続けます。 これが少々難点といえます。

 今回 Newman N1 の V1.0.7 ROM へ書き換えたわけですが, 元々 Newman の ROM は i10 の ROM より さらに言語的制約が強いのは良いとして, どうも不安定で しばしばアプリが異常終了していました。 なので, 試しに V1.0.9 (β2) へ上げてみたのですが, そちらは比較的安定しているようです。 あと, i10 ROM で行えたのかは覚えていないのですが, 現在使っている ROM では, 内蔵 SD カードと外部 SD カードのマウントを入れ替えることが可能でした。 なので, 内部ストレージは 512MB のままですが, 外部ストレージは 2GB から 16GB へ大きく向上しています。 これなら, 巷の多くのタブレットと同じなので問題ないでしょう。 メモリーは 1GB ありますしね。

V1.0.9 のファームといえば, カスタム ROM だったようで, 最初から superuser や busybox 辺りが仕込まれていました。 さらに, SketchBook Pro のみインストール不可という, ほぼフルマーケット状態となっています。 もちろん twicca も可。 というわけで, ある意味 (体感速度的に) ARROWS Me より有用になった i10 ですが, 「後ろに ARROWS Me が控えている」ということもあって, 安心して弄り倒せるのが良いですね。 (笑)

Dec.12,2012 追記

 framework.odex の変更ですが, CS / PS の場合分けを行うパターンで行っています。 あと, 例の AT コマンドの返却値方面は, 2, 3, 12, 13 でも 2 だけでも状況に変化がありませんでした。 アンテナピクトのサーチ表示については, 別途対策が必要のようです。

●Dec.07,2012

GALAXY Note のアンテナピクト問題 (再改変)...

 先月末に framework.odex を改変してアンテナピクト問題の改善を図った SAMSUNG GALAXY Note SC-05D ですが, 件の改変では CS / PS 双方のサービスに影響が出てしまう関係上, やはり機内モードからの復帰時に不具合の発生するケースがあるようです。 その不具合は「アンテナピクトが表示されるものの強度表示がされない (圏外ではなく 0 本状態。)」というものなのですが, 単なる気のせいなのかもしれません。 が, PS / CS 双方で利用されるルーチンを書き換えている以上何らかの影響が出るのは確かで, 巷の情報では他機種 (富士通 ARROWS Me F-11D 等。) で実際発生しているらしいので, この際 CS / PS の場合分けを施すことにしました。

変更方法は単純で, 改変前 (オリジナルのコード。) と改変後のルーチンを用意した上で, CS 側のみ改変後のルーチンを呼び出すようにするだけです。 場合分けをすることで例の 2, 3, 12, 13 の 4 ケース全てを変更しなくて済むのかもしれませんが, とりあえずは何も考えず その部分は全て変更することにします。 ここから始めて順次調整すれば良いので。 …というわけで, regCodeToServiceState(I)I メソッドをそのままコピペした上でコピーしたほうの名前を regCodeToServiceStateForCS(I)I とでも変えておき, その上で前に行った変更を施します。

薄い青色は純粋に追加したコードを表しています。 長くなるので途中省略してありますが, もちろん その部分もコピーしています:


5299:.method private regCodeToServiceStateForCS(I)I
5300:    .registers 5
5301:    .parameter "code"
5302:
      ...
5352:
5353:    :pswitch_data_22
5354:    .packed-switch 0x0
5355:        :pswitch_1c
5356:        :pswitch_1d        # 1 is "in service"
5357:        :pswitch_1d        # 2 is "searching"
5358:        :pswitch_1d        # 3 is "registration denied"
5359:        :pswitch_1c        # 4 is "unknown" no valid in current baseband
5360:        :pswitch_1f        # 5 is "in service, roam"
5361:        :pswitch_5
5362:        :pswitch_5
5363:        :pswitch_5
5364:        :pswitch_5
5365:        :pswitch_1c        # same as 0, but indicates that
                                  emergency call is possible.
5366:        :pswitch_5
5367:        :pswitch_1d        # same as 2, but indicates that
                                  emergency call is possible.
5368:        :pswitch_1d        # same as 3, but indicates that
                                  emergency call is possible.
5369:        :pswitch_1c        # same as 4, but indicates that
                                  emergency call is possible.
5370:    .end packed-switch
5371:.end method
5372:
	  

本当ならラベル等も変更しないといけない気もしますが, 期待どおり動作しているのでスルーすることにします。 (^^;)  それはともかく, regCodeToServiceState(I)I を呼び出している handlePollStateResult メソッド内の 2 カ所のうち, CS 側のほうのみ regCodeToServiceStateForCS(I)I を呼び出すように変更します:


9516:.method protected handlePollStateResult(ILandroid/os/AsyncResult;)V
9517:    .registers 21
9518:    .parameter "what"
9519:    .parameter "ar"
9520:
      ...
9976:    move-object/from16 v0, p0
9977:
9978:    invoke-direct {v0, v9}, Lcom/android/internal/
                               telephony/gsm/GsmServiceStateTracker;->
                               regCodeToServiceStateForCS(I)I
9979:
9980:    move-result v15
9981:
9982:    invoke-virtual {v14, v15}, Landroid/telephony/ServiceState;->setState(I)V
9983:
	  

新たにルーチンを作成するなど大がかりな変更を行うわけではありませんから, 難しいところはないと思います。 とはいうものの, smali ファイルを改変しようというのですから, ARM でなくともアセンブラーの知識くらいは前提になっていますけれどね。 (^^;)

 さて, アンテナピクト問題だけなら これで終わりなのですが, せっかく framework.odex に手を出しているのですから, ついでにテザリングのほうも行えるようにしておくことにします。 というのも, b-mobile は FOMA / Xi 回線を使用しているものの docomo とは別扱いで, テザリングについて特別な制限は課せられていません。 この部分に関しては docomo の縛りを受けない他のキャリアーと同じ立ち位置なわけですね。 APN の切り替えも必要ありませんから, それに沿った変更を行うことにします。 テザリング方面を司っているのは GsmServiceStateTracker.smali と同じフォルダー上に存在する GsmDataConnectionTracker.smali です。

まずは, 必要のない APN 変更を行わないようにするわけですが, それを行っているのは fetchDunApn()Lcom/android/internal/telephony/DataProfile; メソッドです。 ここで返されたオブジェクトがテザリング時の APN として使われるわけです。 なので, 何も考えず冒頭で NULL を返してしまうように変更します:


10462:.method protected fetchDunApn()Lcom/android/internal/telephony/DataProfile;
10463:    .registers 6
10464:
10465:    .prologue
10466:
10467:    const/16 v2, 0x0
10468:    return-object v2
10469:
10470:    .line 1764
10471:    #Replaced unresolvable odex instruction with a throw
10472:    throw p0
10473:    #iget-object-quick v3, p0, field@0x74
10474:
	  

NULL を示す 0 をメソッドの冒頭で そのまま返していて, このメソッドだけ見ていると かなり乱暴ですが, 呼び出し元では このメソッドが NULL を返すとユーザー設定の APN 一覧を見に行くようになっているので, 特に気にする必要はありません。 ともあれ これで APN が切り替わらないようになるのですが, それだけではダメで, 使用回線チェックの箇所で「非 docomo 回線」と認識させる必要があります。 FOMA / Xi 回線を使用していますが, docomo ではありませんので。 b-mobile の公式サイトでも「本商品はNTTドコモのネットワークを利用しますが、NTTドコモが提供するサービスではありません。 本商品のサービス内容および料金のいずれについても、NTTドコモとは関係がありません。」と謳っていますし。 (笑)

回線チェックを行っているのは onDataSetupComplete(Landroid/os/AsyncResult;)V です。 その中で:


13944:    .line 2505
13945:    const/4 v10, 0x1
13946:
13947:    .line 2553
13948:    :goto_29
13949:    move-object/from16 v0, p0
13950:
13951:    invoke-direct {v0, v2}, Lcom/android/internal/telephony/gsm/
               GsmDataConnectionTracker;->
               notifyDefaultData(Lcom/android/internal/telephony/ApnContext;)V
13952:
       ...
13966:
13967:    .line 2611
13968:    .end local v8           #dcac:Lcom/android/internal/telephony/
                                   DataConnectionAc;
13969:    :cond_3b
13970:    :goto_3b
13971:    if-eqz v10, :cond_6f
	  

とやっている箇所があるのですが, ここで docomo 回線を使用する SIM であることを示すフラグを立てている (0x1 をセット。) のでした。 その上で どの回線を使用する SIM なのかをチェックし, その結果フラグがクリアーされていれば そのまま終了するようになっています。 なので, そのフラグを最初からクリアーしておきます:


13944:    .line 2505
13945:    const/4 v10, 0x0
13946:
13947:    .line 2553
13948:    :goto_29
13949:    move-object/from16 v0, p0
	  

こうすることで, FOMA / Xi 回線を使用する b-mobile 等の SIM も au やソフトバンクといった他キャリアと同様に扱われるようになります。

 というわけで, これら一連の変更を反映させた odex を作成すると, 冒頭画像のように b-mobile SIM でテザリングが有効になります。 ちなみにテザリングで接続した iPhone 5 で Web 閲覧を行っているところです。 10 Mb を超える LTE 接続状態で 150k なテザリングを利用する意味は ありませんけれど。 (笑)  それはともかく, テザリングを行えるようにはなりましたが, 使用予定はありません。 あくまでも興味本位での変更です。 そして, テザリングを行った結果課金が 7 桁になったり使用権を剥奪されたりしても それは自己責任ですので, 念のため。

APN を確認したところ, ちゃんと b-mobile になっていました。 ここに別の APN が表示されていたりするとヤバイです。 高額課金が待っています。 (^^;)

●Dec.06,2012

au 版 iPhone 5 その後...

 au 版 iPhone 5 を使い出してから 1 ヶ月半経ちましたが…, 3G ハイスピードエリアでのパケット詰まり問題は どうにかならないものでしょうか? (^^;)  何をするにも読み込みが遅いわ, WiFi 経由のアクセスも遅いわ…と, 全く使い物になりません。 携帯電話として使っているから まだ我慢できるものの, こちらがスマートフォンとしてのメイン使用だったなら, 先月末で機種変を行っているところです。 ええ, 5 万掛かろうが 10 万掛かろうが関係ありません。 「使えてナンボ」ですから…。 それもこれも 3 大キャリア再弱の LTE (注:iPhone /iPad 限定。) エリアが原因ですね。

はっきり言って, au は iPhone / iPad を売る気がないのでしょう。 Android 機以上に回線が重要な iOS 機で この体たらくでは, ユーザーは早々に見限ります。 …といいますか, au 版で iOS 機を誤解されたら困ると思います, Apple は。 (^^;)  iPhone 5 で発生しだした問題ではありますが, これが iPhone 5S の発売まで 1 年続くとなると, iPhone 4S 組を含めてユーザーが逃げてしまうでしょうね。 キャリアー変更という意味ではありませんよ, 念のため。 LTE 最強の au Android スマートフォンへの移行組を含めての話です。

 「iPhone 5S では 800 MHz / 2100 MHz 両対応化が図られるかも?」という話もありますが, それが実現しなかった場合は機種変することになる気がします。 まあ, ソフトバンク版 iPhone 5HTC J butterfly HTL21 (予定。) のテザリングによる逃げ道が意外と使い物になっていれば, 踏み止まるかもしれません。 もちろん, 2100 MHz のエリアが それなりに拡がっていれば, それで良いわけですけれどね。 が, 今の進捗具合では とても望めそうにありませんので。 (^^;)

それにしても, 「ぎりぎりで LTE エリア外」とか「エリア内だけれど (高さとか諸々の理由で) LTE が有効とならない」といった箇所での状況が最悪なのですよね…。 気分的には LTE エリア内なので, 一層イライラしてしまいます。 (笑)  一方, ソフトバンクのほうは, 15 日解禁の上, 今日から iPad Retina 等でサービスが開始されたことから, iPhone 5 でテザリングの項目 (だけ) が出現しています。 Web へ飛ぶだけで まだ設定できませんけれど…。 (^^;)

Apr.8,2014 追記

 これまで職場で全然 LTE 接続できなかった au 版 iPhone 5 ですが, ついにと言いますか, この 4 月から iPhone 5, HTL21 共々 50 Mb 近くで接続されるようになりました。 あまりもの爆速で完全にオーバースペックです。 (笑)

b-mobile スマホ電話 SIM 発注...

 先月, SAMSUNG GALAXY Note SC-05D と富士通 ARROWS Me F-11D 用に b-mobile スマート SIM 980 Turbo を (2 回線。) 買いましたが, この SIM はベストエフォート 150k なサービスなので, TL の取得が多かったりすると Twitter すら厳しいのでした。 (^^;)  それとは別に, 手元には MVNO データー通信専用 SIM はダメでも音声付き SIM なら大丈夫らしい…という Android 機が いくつか存在していて, その一部は「そもそも白ロム化が施されているのかしら?」という状況です。

というわけで, 音声サービスの SIM を短期使用前提で発注することにしました。 選択したのは表題のとおり b-mobile の「スマホ電話 SIM」です。 年貢だけならイオン SIM のほうが有利なのですが, 150k / 200k と 300k / 400k との差も さることながら, そもそも非 Xi SIM が どれくらいの速度で使えるのかに興味があったので, この選択となっています。 1 ヶ月だけ 2GB 定額サービスを選択して, 使用可否を含む回線具合と高速回線でのパケット使用具合をチェックし, あとは 200k の低速サービスを使う…といった感じです。

 今のところ違約金を取られずに済む 3 ヶ月間の使用を予定していますが, 状況によってはスマート SIM 980 Turbo を解約して, こちらを使い続けることになると思います。 その場合は E-MOBILE Pocket WiFi (D25HW) も解約ですね。

Dec.12,2012 追記

 試しに神行者 i10 へ適用している SIM で Turbo Charge を有効にしてみたのですが, 速度が乱高下するものの概ね有効でした。 が, 100MB は さすがに少ないですね。 注意していないと大物を落としそうになります。 (^^;)

Jan.7,2013 追記

 スマート SIM 980 Turbo でも「1,980 円で 1GB まで」「2,980 円で 2GB まで」のサービス選択を行えるようになりましたので, 2 回線を 1 回線に一本化した上で 1GB のコースを選択するのが良さそうです。

Jan.24,2013 追記

 22 日からスマホ電話 SIM でも「U150 / 1GB / 2GB」のサービス選択を行えるようになりました。 従来の U200 の価格 + 300 円で 1GB コースを選択できるのは有り難いですね。 U150 で 2,270 円まで下がるのもグッドです。

●Dec.05,2012

Windows 8 の罠 (中華タブレット編)...

 何かと adb や ROM 焼きツールの お世話になることの多い中華タブレットですが, よく考えなくても Windows 8 の罠に掛かりまくるのを すっかり忘れていました。 何かというと USB ドライバーです。 ええ, 先日お世話になった SAMSUNG GALAXY Note SC-05D 辺りは Kies を使ってドライバーを導入したことから大丈夫だったのですが, 巷に転がっているドライバーの多くは署名なし…つまり Windows 8 上では どうしようもなく導入できないのでした。 …いえ, 手があるにはあるのですが, 起動の度に それを行うのは不便すぎますし, 真っ当に使っている PC を生け贄に捧げるのは危険なので。 (^^;)  となれば, Windows 7 環境を残しておくしかないですね。 今はゴロゴロしていますが, いずれは処分されるか新 OS へ移行するわけですから。

Pretty Guardian Sailor Moon その後...

[Pretty Guardian Sailor Moon 4]

 7 月に 1 巻が届いた『Pretty Guardian Sailor Moon』ですが, その後 3 巻まで届いていて, 昨日 4 巻を発注しました。 (発売は 3 janvier, 2013。)  名前で判ると思いますが, 『Pretty Guardian Sailor Moon』は, フランスで発売されている新装版の『美少女戦士セーラームーン』です。 ジャパン・エキスポ 2012 に合わせて, 新たに 1 巻から発売されているのでした。 中身は同じですが, もちろん最初から最後までフランス語オンリーです, フランス国内向けの書籍ですから。 (笑)  しかし…。 EUR 6,26 (6.26 ユーロ。) のコミックに対して送料が EUR 11,50 (11.50 ユーロ。) というのが…, 何か間違っている気がします。 (^^;)

ちなみに, 送料自体は普通郵便扱いで妥当な価格ですよ? 何しろパリを出発したコミックがドイツのフランクフルト (の集配所) まで旅をして, そこから飛ぶと思わせておいて何故かハンブルクの港から お船でスエズ運河を渡り川崎に辿り着くわけですから。 ええ, 「コミック 1 冊に その経路」といった辺りが「間違っている」わけです。 (笑)  とか思っていたら, 年末年始が絡んでいるのか, 今回はフランクフルトから空の旅をして 10 日ほどで届くようです。 船旅なら 1 ヶ月掛かるところです…。

 さて, どこまで買うかが問題といえなくもないです。 プル様を拝むなら 5 巻辺りですし, アニメでいうところの「R」までなら 6 巻 (だったかしら?)。 蛍ちゃんが覚醒するところまでだと 10 巻くらいまで粘らないとダメだったような…。 10 巻となると来年の今頃です。 (笑)  …げげっ!! 気付いてしまった…。 アニメですら初代なら 20 年以上前ですね。 (^^;)  そういえば, 本当に新作アニメを やるのかしら? (^^;;

●Dec.04,2012

KBDOCK-TF600 の抱き合わせ販売...

 当初 11 月 7 日だったのが 24 日に延びた KBDOCK-TF600 の発売ですが, 殆ど ただのキーボードでしかないにもかかわらず定価が 14.8k というのは高すぎる…と先月叫びました。 そして それは巷のユーザーも同じだったようで, ただでさえ売れない RT ですから, よほど…どころか全く売れなかったのでしょうね。 1 週間と経っていない今月 1 日にキャンペーンと称して 2.98k での叩き売りが始まりました。 「キャンペーン」と言っていますが, 62.8k で KBDOCK-TF600 込みのモデルがラインナップに加わっています (発売は今月中旬。) から, どう考えても価格改定です。 それでも, TF201-GD32D の倍ですけれど…。

価格改定は良いとして, 堪ったものでないのが KBDOCK-TF600 を定価基準の価格で買ったユーザーです。 1 週間と経たずに 1/5 へ価格改定されたのでは詐欺としか言いようがありません。 幸い私が買った Joshin では差額は返金されますが, 返金して貰えないユーザーは はっきり言って訴訟ものだと思います。 二度と その SHOP も ASUS も採用しないでしょうね。 それくらいの裏切り行為だと思います。 それはともかく, 実質在庫処分なのでしょうね。 ある程度捌けたところで「在庫切れ」という名の販売終了になる気がします。

 この辺りは Windows RT 自体が中途半端な出来となっているのが原因なのだと思います。 Microsoft の宣伝どおり, Windows RT はタブレットを強く意識したものとなっているわけですが, それに中身が伴っていないのです。 Office は勿論のこと, コントロールパネルを始めとしたシステム周りの基本的な部分さえ, デスクトップでの操作が必要となっています。 そう, 「デスクトップも備わっている」ではなく「デスクトップが必須」となっているのが問題なのです。 Office がプリインストールされている分, キーボード使用頻度が高めとなりがちな Windows RT 機ですが, これだけデスクトップへ依存していると, 「キーボードが必須」のようなものです。

キーボードが必須の Windows RT 機…それは既に Windows 8 と代わり映えのしない「単なる非力なサブセット Windows 8 機」でしかありません。 なにしろ, デスクトップではキーボードのほうが便利でタッチパネルの出番がなく, そして ASUSTeK VivoTab RT TF600-GY32 + KBDOCK-TF600 の操作性は Windows 8 化した ASUSTeK ZENBOOK UX21E-KX128 と何も変わらないのですから。 Modern UI を比較的操作しやすいタッチパッドさえ備えていれば, わざわざ Windows RT 機に登場願う必要は全くないのです。 Windows 8 なら下位互換性の絡みもありますから良いとして, 尖兵としての Windows RT が これでは…。 巷的に売れないのも仕方がありません。

 …とか言っている間に, 早くも Windows Blue が来年半ばに登場するといったネタが登場しています。 OS X 的な販売方法になる云々はともかく, Windows 8 が短命なのは確かなようですね。 そして RT は「何も出来なかった」で終わるのでしょう。 (^^;)

余談:しかし…。 こと TF600 に関しては, 売れないのは当たり前でしょう。 未だに公式 Web の製品一覧にさえ載っていないのですから。 それを言ったら TAICHI を含む Windows 8 機も同じで (TAICH だけはインパクトがあるので Flash 内に登場していますけれど。), 最初から売る気のないのが見え見えです。 何しろ, UX31A や UX32VD 辺りは Windows 8 プリインストールへ切り替わっているはずなのに, 未だに Windows 7 プリインストールと されているくらいなのですから。

●Dec.03,2012

framework.odex 改変用バッチ (叩き台版)...

 先週末に SAMSUNG GALAXY Note SC-05D のアンテナピクト問題を解決すべく framework.odex の改変を行いましたが, 手元の環境で実行可能なバッチファイルを覚え書き代わりに置いておきます。 ほかの用途にも使うことから, 完全自動ではなく smali ファイルを手動で編集するようになっています。 それと, 私も該当するのですが, dexopt-wrapper で作成した dex ファイルのシステムにとおらない環境があるようなので, 28 日の記事と同じシステムに作成させる手順となっています。 なので, 必ず一度は文鎮化する危険物認定です。 その辺りをクリアーできないユーザーは, 近寄ってはいけません。 (^^;)

 というわけで, バッチはこちら:antenna.bat。 置いてあるのはテキストファイルなので, 適当な名前に変更して使って下さい。 一応スキップするようにはなっていますが, dexopt-wrapper の部分も残してあります。 例のオプション (jar の羅列。) を付加してありますが, それを付加しない状態で正常終了するようなら, その環境では dexopt-wrapper による作成が可能でしょう。 反対に, その状態で 0xff00 のエラーとなるようなら, dexopt-wrapper の使用は不可能と思われます。

バッチファイル内でも説明してありますが, CWM を起動して「/system」と「/data」をマウントした状態での実行を想定しています。 あと, 3 つの環境変数を設定する必要があります。 (バッチ冒頭部分。)