### Micco's Home Page ### Welcome to Micco's page!!
Sorry, but this web page is written in Japanese.
<English>
■ 更新情報
■ このWebページについて
■ お知らせ
■ ダウンロード
■ DLL のインストール方法
■ SFX の設定例
■ いろいろ
対応ブラウザー
[Internet Explorer] [Firefox] [Opera] [Sleipnir] [Safari] [Google Chrome]
連絡先:Micco
[e-mail]
[→Home]

<公開:Dec.23,2005>

■ VMware Player 1.0.1 Build 19175


[VMware Player のスナップ]

・ホスト環境等

 メインで使っている DynaBook G7/X19PDEW です。 VMware Workstation 5.5 には VMware Player が付属しインストールもされますので, β版での試用に引き続き, 今回 Ver 1.0.1 Build 19175 (VMware Workstation 5.5.1 付属のもの。) を使用してみました。

 VMware Player は無償で提供されていますが, その名前のとおり作成済み仮想 PC の実行専用ソフトで, 新たに仮想 PC を作成することはできませんし, 設定変更等も行えません。 が, 設定ファイルでの指定は基本的に有効なので, 空のダミー仮想 PC を用意しておけば, 一つの仮想 PC だけを実行 (又は複数インスタンスでの実行。) する分には, わりと VMware に近い感じで使用することが可能となっています。

・ゲスト PC 環境

 β1 の使用時では, VMware Workstation 5 導入前だったので, VMware 5.0 以降で作成される Ver 4 のゲスト PC については確認できなかったのに対して, 今回は VMware 4.x で作成される Ver 3 のゲスト PC について確認できない状況となっています。 そのため, 一部実際と異なる部分があるかもしれません。

 VMware Player は基本的に VMware Workstation 5.5 と同じで, Ver 4 と 3 のゲスト PC を扱うことが可能となっていて, Ver 3 の場合にレガシーモードとなる点も VMware 5.x と同じです。 Ver 2 の場合は仮想 PC のアップグレードを求められますが, VMware と異なり, その場でアップグレードを行えるわけではない点に注意が必要となります。

 空環境からの OS インストールを行っていないので判らないのですが, 内部的な仮想 PC の構成自体は VMware 5.5 と同じだと思われます。 なので, VMware Tools がインストールされた仮想環境でも問題なく動作します。

 結構気にしている方が多いと思われる Virtual PC 環境の実行についてですが, 少なくとも私の環境では全滅でした。 インポートの途中で『開けない (実行できない)』と怒られてしまいます。 どうも Virtual Machine Additions のインストールされていることが原因らしいのですが, これが使えないのでは意味がありませんので, 『実質使えない』ということになりそうです。 もっとも, 本家の VMware ではないのですから, そこまで対応するはずもなく予想どおりだったわけですが…。

・ゲスト OS

 『新からの新規インストール』を行っていないので判りませんが, 事情は VMware Workstation 5.5 と同様で, 基本的に VMware 5.x で動作するものであれば VMware Player でも実行が可能だと思われます。 ただ, 作成済み仮想環境の使用を前提としているので, 場合によっては VMware 以上に新規インストールで苦労するかもしれません。 特に『お任せ状態』で作成された設定ファイルを使用していると苦労するとの情報がありますので, 前もって明示的に設定しておいたほうが良いでしょう。 Ver 4 と 3 それぞれの設定項目が, そのまま使えます。

・描画周り

[Direct3D on VMware Player]

 VMware Tools が同梱されていませんから, VMware Player 単体では VGA 止まりです。 もっとも, 既存作成環境を実行するためのソフトですから, その辺りを考慮する必要はないのでしょうし, VMware Tools が導入された環境を正常に動作させることが可能であれば, それで充分です。

 基本が VMware Workstation 5.5 と同じであることから, 有効化が行われている Ver 4 のゲスト PC であれば Direct3D も扱えます。

・サウンド

 私の環境では VMware Workstation 5VMware Workstation 4.5 よりも VMware Workstation 4 に近い感じなのですが, 基本的には VMware Workstation 5.5 と同じだと思います。 VMware と同じように, 設定ファイルで指定を行えば ES1371, SB16 の選択が可能です。 ただ, ボリュームだけは VMware 5.5 と同じで総じて小さめになってしまっています。 ホストのボリュームが勝手に変更されることはないので, 小さな問題ですが…。

・ネットワーク

 設定ダイアログのようなものは存在しませんが, vmnetcfg.exe は存在しますので, 特に苦労することなく設定が可能です。

・HDD

 内部構成が VMware Workstation 5.5 と同じなので Ver 4 が基本となりますが, 元々スナップショットを扱えるわけではありませんので, Ver 3 との違いが大きく影響しません。 終了時の更新処理が相当重くなってしまう辺りも VMware Workstation 5 と同じで, 特に仮想環境を 2 つ以上立ち上げているときに顕著です。

 ゲスト PC 終了時の更新処理は, 基本的には設定ファイルに従いますが, スナップショットの作成が行えませんので, スナップショット作成に関するものは除外して処理が選択されます。

・VMware Player のインターフェイス

 VMware Workstation 5.5 と異なり随分すっきりした画面構成になっています。 それは別に構わないのですが, 仮想 PC のステータスを示すアイコン類は残しておいてほしかったです。

・最後に…

 仮想環境の新規作成は行えないものの, ほぼ本家と同様に仮想環境の実行を行えるソフトが無償提供されることで, MS を始めとした各ベンダーのアクティべーションは一層強化されることでしょう。 間違いなく, 今まで以上に (製品版がインストールされた) 仮想環境のイメージがネット上を飛び交うでしょうし…。 その辺りを理由に EMC が圧力で潰されないことを祈ります。 というか, Windows や Office 辺りが VMware で動作しないように変更されたりして…。(泣)

 主に講習会等でのチュートリアル用途を前提としているのは判りますが, それならそれで, せめて製品版のみにバンドル…という形でも良かったのではないかと思います。 自由にダウンロード可能な現在の状況は, OS の不正コピー等を推奨しているように見えてしまいます。 …まさか, だから Windows Vista β1 のチェックが厳しくなっていたのかしら…?

[→Page top] [→『VMware』] [→Home]