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Parallels Desktop 6 for Mac 上で動作した DirectX 使用ソフト (Parallels のバージョン別)「Direct3D に対応している PC エミュレーターは何も Windows や Linux の専売特許ではない。 Mac にも VMware Fusion や Parallels Desktop がある。」…ということで, Mac 上の PC エミュレーターである Parallels Desktop for Mac (以下, for Mac を省略。) 上で Direct3D 対応ソフトについて動作確認を行ってみました。 このために MacBook Air を買ったのは秘密です…。 (少なくとも近因で主要因。) このページでは『当該ソフトが最低限どの版の Parallels Desktop で動作したか?』で分類しています。 ただ, 『完全に動作』という基準では殆どのソフトが対象外となってしまいますので, 程度にもよりますが『テクスチャーがおかしい』 『色がおかしい』 『非常に動作が重い』といった不具合等には多少なりとも目を瞑っています。 反対に, より古い版で試していないものもありますので, 後日, 分類位置の変わる可能性があります。 VMware 版のほうに載っていて こちらに載っていない…といったソフトは, 「(少なくとも当該環境での) Parallels Desktop 上では動作しない」といったものも多いのですが, 単に未確認のものも多々あります。 ・ホスト環境等2010 年 11 月から投入された MacBook Air です。 概要は, Core 2 Duo U9400 1.4GHz, 4 GB メモリー, NVIDIA GeForce 320M (256MB), Mac OS X 10.6.5 Snow Leopard, …といった感じですので, はっきり言って CPU (システム要件を満たしていない。) と解像度的に非力です。 ゲストは Windows 7 Professional となっています。 Parallels Desktop では 3 より Direct3D への対応化が始まり, 5 からは Windows 7 や Vista の WDDM 版ドライバー及び Aero にも対応しています。 ホスト環境が絞られる分最適化が行われ安定もしているのですが, 同時に諸刃の剣ともなっています。 ・前段:Parallels Desktop 5 まで, 及び動作しないソフト使い始めたのが Parallels Desktop 6 からですので, 6 より前の版については確認していません。 また, Parallels Desktop 6 の Direct3D 方面のコンセプトが「今出回っているソフトを動かす」といったものになっていることから, 基本的に DirectX 9.0c しか念頭に置かれていません。 従って, DirectX 5.0~6.0 対応ソフトは全滅ですし, それどころか DirectX 7.0~8.0 クラスのソフトも多くが動作しません。 古いソフトを動作させるのは無理だと思っておくのが得策です。 ・Parallels Desktop 6 以降で動作しているものDirectX 9.0c, WDDM 版ドライバー, Aero への対応…といった括りでは Parallels Desktop 5 と同じなのですが, 6 では速度や対応度が向上しています。 かなり安定しているものの, さすがに不具合が皆無とは行かないようです。 その不具合の出方が VirtualBox と同じである辺りが興味深いところです。 DirectX については, 基本的に 9.0c のみに対応していますので, DirectX 3.0~4.0 世代の古い仕様のソフトは別として, DirectX 6.0~7.0a 世代のソフトは ほぼ全滅, 8.0 世代でも多くが動作しない状況となっています。 ホスト環境については, VMware Workstation 6 以降と同じで OpenGL 2.x をハードウェアで要求するものとなっています。 が, Parallels Desktop 6 のシステム要件が Mac OS X 10.5.8 Leopard 若しくは 10.6.3 Snow Leopard 以降となっていて, 当該 OS が実行可能である時点でハードウェア的に満たせていることから, 特に言及されていません。 ・番外:OpenGL 対応ソフトParallels Desktop 6 は OpenGL 2.1 に対応していますので, GL Excess も普通に動作します。 Direct3D がウリの Parallels Desktop ですが, 実は OpenGL のほうが得意分野で, そのエンジン開発にホスト採用チップのベンダーである NVIDIA が参加して最適化されているため, 2.1 相当であるものの 3.0 対応 API 23 の内 17 まで対応化が進んでいたり, 高速化も行われています。 ・移動履歴[Nov.16,2010]
[Dec.14,2010]
[Feb.12,2011]
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