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<公開:Nov.15,2010 最終更新:Feb.12,2011>

■ Parallels Desktop 6 for Mac 上で動作した DirectX 使用ソフト (DirectX のバージョン別)

 「Direct3D に対応している PC エミュレーターは何も Windows や Linux の専売特許ではない。 Mac にも VMware Fusion や Parallels Desktop がある。」…ということで, Mac 上の PC エミュレーターである Parallels Desktop for Mac (以下, for Mac を省略。) 上で Direct3D 対応ソフトについて動作確認を行ってみました。 このために MacBook Air を買ったのは秘密です…。 (少なくとも近因で主要因。)

 このページでは DirectX のバージョン別に動作したソフトを一覧しています。 ただ, 『完全に動作』という基準では殆どのソフトが対象外となってしまいますので, 程度にもよりますが『テクスチャーがおかしい』 『色がおかしい』 『非常に動作が重い』といった不具合等には多少なりとも目を瞑っています。 反対に, より古い版で試していないものもありますので, 後日, 分類位置の変わる可能性があります。

 VMware 版のほうに載っていて こちらに載っていない…といったソフトは, 「(少なくとも当該環境での) Parallels Desktop 上では動作しない」といったものも多いのですが, 単に未確認のものも多々あります。


・ホスト環境等

 2010 年 11 月から投入された MacBook Air です。 概要は, Core 2 Duo U9400 1.4GHz, 4 GB メモリー, NVIDIA GeForce 320M (256MB), Mac OS X 10.6.5 Snow Leopard, …といった感じですので, はっきり言って CPU (システム要件を満たしていない。) と解像度的に非力です。 ゲストは Windows 7 Professional となっています。

 Parallels Desktop では 3 より Direct3D への対応化が始まり, 5 からは Windows 7 や Vista の WDDM 版ドライバー及び Aero にも対応しています。 ホスト環境が絞られる分最適化が行われ安定もしているのですが, 同時に諸刃の剣ともなっています。

・前段:動作しなかったソフト

 Parallels Desktop では Direct3D 方面のコンセプトが「今出回っているソフトを動かす」といったものになっていることから, 基本的に DirectX 9.0c しか念頭に置かれていません。 従って, DirectX 5.0~6.0 対応ソフトは全滅ですし, それどころか DirectX 7.0~8.0 クラスのソフトも多くが動作しません。 古いソフトを動作させるのは無理だと思っておくのが得策です。

・古い DirectDraw 系 (Direct3D 未対応) ソフト

 DirectX 3.0~4.0 クラスのソフトでは画面のサーフェス等を弄っていない場合が多いことから, DirectX 5.0~6.0 よりは動作する可能性が高いかもしれません。 が, 基本的には動作しないと思っておいたほうが良いでしょう。

[Nov.16,2010:追記]

 このクラスのソフトは Windows 7 では動作しませんので, 確認はしていません。 折を見て Windows 2000 ゲスト辺りで試してみます。

[Dec.14,2010:追記]

[のーぶる☆わーくす(体験版) on Parallels Desktop 6]

 最近のソフトであっても, 中には Direct3D/DirectX を使用しない GDI での描画を選択できるものがあります。 ただ, 「Direct3D と同等の描画を, 一生懸命やりくりすることで GDI でも行えるようにしている」タイプのソフトについては, ゲストでの動作は辛いかもしれません。

・DirectX 7.0 より前のソフト

 Parallels Desktop では, DirectX 9.0c…つまり現行のソフトの動作への対応のみ念頭に置いていることから, DirectX 8.x より前…つまり旧 API への対応化は行われていません。 この辺りのソフトでは DirectDraw と Direct3D の どちらを使うか選択できるものも多いのですが, DirectDraw を選択しても動作しないケースが殆どで, サーフェスの作成に失敗して門前払いを食らったり, おかしな画面が表示されたりします。

[Nov.16,2010:追記]

 VMware のページで試した『3DMark99』, 『FINAL REALITY』, 『Diablo II』, 『Age of Empires II』については, どれも動作しませんでした。 起動しなかったりゲストが落ちたり (抜けたり) します。

・DirectX 7.0a 世代のソフト

[3DMark2000 GT1 on Parallels Desktop 6] [秋色恋華 on Parallels Desktop 6]

 この世代のソフトでは, 構造的に DirectX 6.0 世代の処理を引きずっている場合が多いことから, Direct3D を使用しているものについては, 動作しないと思っておいたほうが良いと思われます。 DirectDraw のみを使用しているソフトであれば動作するかもしれません。

[Nov.16,2010:追記]

 3DMark2000 辺りは GPU が機能をもっているかどうかのほうが問題となりやすく, DirectX 対応ソフト自体としては動作しやすい部類ですので, ここでも正常に動作しています。

・DirectX 8.0 世代のソフト

[3DMark2001 SE GT4 on Parallels Desktop 6]
[FORTUNE ARTERIAL on Parallels Desktop 6] [夜明け前より瑠璃色な on Parallels Desktop 6]

 DirectX 8.0 世代のソフトともなると Direct3D へ統合された API を使用している場合が多いのか, DirectX 7.0 世代に比べると動作可能なソフトが多くなっています。 とは言うものの, 古いソフトでは旧 API を引きずっている場合の意外と多いのが実情です。

・一部の機能について DirectX 9.0 を必要としているソフト

[春色桜瀬 on Parallels Desktop 6] [プリミティブリンク on Parallels Desktop 6]
[Wiz Anniversary on Parallels Desktop 6] [Pia♥キャロ動作検証版 魔女っ娘ア・ラ・モードII on Parallels Desktop 6]
[穢翼のユースティア(体験版) on Parallels Desktop 6] [のーぶる☆わーくす(体験版) on Parallels Desktop 6]

 これらのソフトでは, 画面の拡大や縮小を伴ったスクロール, 特定領域でのクリッピングや座標変換を伴っての複数動画再生, エフェクト, そして それらの透過を伴った重ね合わせ, …といった特定用途のため (だけ) に DirectX 9.0c や Direct3D が必要とされています。 小出しでしか Direct3D の機能を使わない (もちろん使う以上ソフト自体は最初から Direct3D で動作。) ことと, ピクセルシェーダーなどオーバーヘッドの小さい処理が (たまたま) 多いことから, 総じて重さが気にならないものとなっています。

・DirectX 9.0 を必要とする Direct3D 対応ソフト

 これらは, アクション系とは比べようがないものの Direct3D を普通に使用している類のソフトです。 その依存度と Parallels Desktop 内部でのオーバーヘッドが大きい処理の含み具合で動作状況が大きく異なってくる点は VMware と同様ですが, その得手不得手の傾向は かなり異なっている印象を受けます。 傾向としては どちらかと言えば VirtualBox に近い感じのような気がしますが, 全般的に能力が高いことから他のエミュレーターほど得手不得手は問題となりません。

[Nov.16,2010:追記]

 Parallels Desktop の対応具合や重さなどのチェックに都合の良いのが この辺りのソフトなのですが, VMware で発生していたベンチマーク系での『重い・軽いの両極端』といった現象は こちらでは発生しませんので, 一層都合の良いものとなっています。

 3DMark06 のような SM 3.0 を使用したソフトの動作には Parallels Desktop 5 以上が必要となります。

・Direct3D 9.0Ex を必要とする Direct3D 対応ソフト

[Windows 7 on Parallels Desktop 6]

 Aero の利用など WDDM 版ドライバーを使用したい場合には Parallels Desktop 5 以降が必要となります。 さらに OpenGL が必要となる場合は OpenGL 2.1 への対応度が向上している 6 を使用したほうが良いかもしれません。

・番外:OpenGL 対応ソフト

 Parallels Desktop は昨今の版であれば OpenGL 2.1 に対応していますので, GL Excess も普通に動作します。 Direct3D がウリの Parallels Desktop ですが, 実は OpenGL のほうが得意分野で, そのエンジン開発にホスト採用チップのベンダーである NVIDIA が参加して最適化されているため, 2.1 相当であるものの 3.0 対応 API 23 の内 17 まで対応化が進んでいたり, 高速化も行われています。

・移動履歴

[Nov.16,2010]

  • 3DMark2000:DirectX 7.0a (追加)
  • 秋色恋華 (体験版):DirectX 7.0a (追加)
  • 3DMark2001SE:DirectX 8.0 (追加)
  • 夜明け前より瑠璃色な (体験版):DirectX 8.0 (追加)
  • プリミティブリンク (体験版):DirectX 9.0 (追加)
  • Pia♥キャロ動作検証版 魔女っ娘ア・ラ・モードII:DirectX 9.0 (追加)
  • 3DMark05:DirectX 9.0c (追加)
  • 3DMark03:DirectX 9.0c (追加)
  • 「らぶデス 2」ベンチ:DirectX 9.0c (追加)
  • 聖なるかな (体験版):DirectX 9.0c (追加)
  • 「ぐるみん」ベンチ:DirectX 9.0c (追加)
  • 「闘神都市III」ベンチ:DirectX 9.0c (追加)
  • 「ゆめりあ」ベンチ:DirectX 9.0c (追加)

[Dec.14,2010]

  • のーぶる☆わーくす (体験版):非 DirectX, DirectX 9.0 (追加)

[Feb.12,2011]

  • 穢翼のユースティア (体験版):DirectX 9.0 (追加)
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