それは先月 23 日の朝に起きまし…いえ, 「その時初めて気付いた」だけなのかもしれません。 それはともかく, 外出するのに腕時計をはめようとしたところで異変に気付きました。 少し遅れただとかでは済まされない およそ脈絡のない時間を時分針が指しています。 その上よく見れば秒針も止まっています。 一見何のことはない これまでも何度か経験したバッテリー切れのようにも思えますが, ちょっと待ってください。 秒針が 2 秒毎に動くバッテリー切れ警告モードの範疇を超えた場合, 時分秒針を含む全ての針が 0 時など基準位置を指した状態で止まっているはずなのです。 にもかかわらず, 例えば 22 日 金曜 21 時 38 分 26 秒といった中途半端な時間で止まっているとは…。
タイトルを見てのとおり件の腕時計は CASIO の OCEANUS OCW-M700TDJ-1AJF なのですが, 大昔の記事でも書いているように, 買ったのが 2007 年 6 月と もう 12 年近く経っていることになります。 ソーラー電波時計ということで電池交換も時刻合わせも無用と便利に使えていたわけですが, 10 年単位で時を経るとバッテリーの蓄電率も下がり…, というより自身の使用・保管状況を考えると さすがに交換の必要な頃合いなのは確かですし, オーバーホールも考える必要があるでしょう。
それはともかく, とりあえず半日ほど日光浴させて基準位置設定を行ってみることにしました。 結果は…電波も拾えなければ そもそも時分日針・曜日針が まともに動いていません。 いえ, 時分針と 24 時針は ちゃんと連動して動いているのですが, 午前 10 時で日付が変わったりするのでした。 曜日針も日~土曜の枠を飛び越え潮位グラフ内を (曜日のつもりで) 指していたりします。 (^^;) 位置合わせを行ったはずではあるものの合っていないのは明白ですので, 何度か基準位置設定を繰り返してみたところ, なんとなくながら状況が掴めてきました。
基準位置設定を行った際, 元々位置が合っていようとなかろうと OCESNUS は「自身が『そうだ』と思っている」 午前 0 時 0 分の位置へ時分針を動かします。 なので, 例えば昼の 12 時近くを指していたときに基準位置設定を行うと, 分針辺りは何度もぐるぐる回りながら, 時針は 1 周近く, そして 24 時針も半周近く回ることになります。 ところが, 現状の OCEANUS は進む方向へ針が動こうと その逆だろうと, ある程度回ったところで止まってしまうのでした。 そこから さらに同じ方向へ進めようとすると, 少し進んだところで それ以上進めず逆方向へ回転しだし, その後止まるのでした。
ここで「本来の想定基準位置」で止まるのなら良かったのですが, どうやら そうではないらしいのです。 となれば, そこからいくら基準位置設定を行っても無駄なのは明白なのでした。 なにしろ OCENUS は「本来の想定基準位置」を基準としてズレを補正するのですから。 (^^;) 恐らく 3 つの針と それを構成する歯車が干渉して, 何らかの組み合わせとなる箇所で引っ掛かってしまうのでしょうね。 幸い, 逆方向へ進み出したところで一旦針を止め, それから元の方向へ進めることで, 少しずつではありますが針を一方向へ進めることは可能なようです。 ちなみに, これは基準位置合わせの際に手動で 0 時位置へ動かす場合にも発生します。
となれば, 「たまたま本来の想定基準位置で止まった」ところから, 針を 0 時位置へ動かすしかありません。 というわけで, 1 週間掛けながら試行すること 50 回程度, ようやく電波を拾った上で正常な時刻を指すようになりました。 それから さらに 1 週間ほど経つものの時刻が狂うことはありませんでしたので, どうやら ちゃんと基準位置設定を行えているようです。 またバッテリーが切れると同じ目に遭いそうですから, 今後は極力切らさないようにしないと…。 通常なら 2 ヶ月, お日様を拝めない冬期間なら最低でも月 1 回は日光浴させることにしましょう。
その上でオーバーホールもしないとならないのですが…。 12 年物の古いモデルでは CASIO だけにアフターサービスの対応に期待できないのですよね。 「さっさと新製品を買え」とでも言わんばかりに。 (笑) いや,それを言うなら「買おう」と思えるものを出してくださいよ。 実際現行の OCEANUS は価格ばかり倍付けのように上がって, デザインなど「もの」自体は むしろ悪くなっているイメージしかありませんから…。 それを言ったら Eco-Drive 方面も同じなのですけれどね。 (^^;)
|