Windows Vista Ultimate x64 稼働試験 on VMware Workstation 6...
4 日前に届いた Satellite WXW/78DW ですが, 本格的な移行作業は年末休みに行う予定でいます。 もっとも, 移行といっても通常作業を行える程度のもので, 開発方面は追々となりますけれど…。 それよりも, まずは最大の懸案事項を確認しておく必要があります。 そう, 「VMware Workstation 6 のゲスト PC 上での x64 OS 稼働テスト」です。 これがなければ WXW も TXW/69AW も必要なく, dynabook SS LX/290DK で事足りていたわけですから。
というわけで, VMware のインストールです。 今回は移行となりますので TXW 用のライセンスを使用してあっさり終了。 NAT の設定等を DynaBook G7/X19PDEW に合わせておきますが, WXW 自体の IP アドレス等は最終決定に至っていませんので, Norton 360 の設定はパスしておきます。 この段階で不具合は…起きてもらっては困ります。(笑)
お次はゲスト PC です。 新たに作成しても良かったのですが, 殆ど手を着けていない環境であることから, 旧 (x86) 開発環境用 Windows XP MCE 2005 と, Windows XP Pro x64 については, こちらも TXW からコピー (移動) してくることにしました。 MCE のほうは, そのままでは少々巨大なので圧縮 (1/15 ほど) しておきます。 コピー自体は無線 LAN では死亡 (するほど遅い) モードなので, 外付け HDD 経由で行いました。 二度手間となってしまうのは仕方のないところですが, 少々悲しいものがあります。(^^;)
早速 x64 をば…と行きたいところですが, 開発環境のほうが高い重要度を誇っていますから, そちらの環境整備が先となります。 …と言っても, VC++ 等のインストールは年末ですけれど。 あら。 再認証は発生しないようですね。 CPU の交換のみと判断されたようです。 ふむふむ。 フルスクリーンか SXGA 辺りで使用すれば, DynaBook G7 と遜色ないくらいには使えそうな感じですね。
さて, 懸案事項の x64 です。 開発環境と異なり過去のしがらみは存在しませんから, 2 CPU 設定とした上で早速起動…できませんでした。(笑) 「VT 利用可能な CPU だけれど, BIOS 設定か元々使えないだかの理由で, x64 モードは実行不可なのじゃ」と VMware が申告しています。 「にぁ? TXW ではお目に掛からなかったパターンが…」と少々嫌な雰囲気を感じながらも, 仕方がありませんのでホストを再起動した上で BIOS 画面を呼び出します。 …お, 「出荷時からスーパーバイザー・パスワード設定あり」の中華テイスト攻撃は受けなかったようで, すんなり BIOS 画面に入れました。 東芝はユーザーに見放される前に中華生産を見直しましょうね。 …っと, 脱線していてはいけません。
設定画面を確かめたところ…しっかり「VT-Capable : オフ」となっています。 これでは動作するはずがありません。 とにもかくにもオンにしておきます。 これでもダメな場合があるわけですけれど…。 と思いながらゲスト PC を起動してみたところ…無事 WinXP Pro x64 が立ち上がりました。 めでたしめでたし…。 これがダメだと WXW がお蔵入りしてしまうところでした。(笑) x64 の動作確認が行えましたので, 引き続いて Windows Vista x64 のインストールを行います。 3716 の DVD が埋もれていて発掘に手間取りましたが, 別段問題なくインストールと WindowsUpdate (ちなみに 49 項目。) が終了しました。
というわけで Windows Vista, XP Pro の両 x64 ゲスト PC を立ち上げてみたのが上の画像です。 XP のほうが横長ですが, これは TXW で起動していた名残で画面が WXGA となっているからです。 こちらは描画が少し速くなっていますが, 比較対象が TXW ですから, あまり違いが感じられません。 一方 Vista ですが…, 割り当てが 768MB となっている点を除いても, 当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが, DynaBook G7 とは劇的に速度が向上しています。 SS LX/290DK 並みとは言いませんが, dynabook SS 1610 90C/2 よりは確実に速いです。 これなら動作確認や保守が楽に行えそうです。
20 日に書き忘れていたのですが, Satellite WXW/78DW のサウンドは「まぁまぁ」です。 少なくとも TXW/69AW のように harman/kardon の名前が詐欺となってしまいかねない悲惨な音ではないです。 が, 総合力では DynaBook G7 に軍配の上がる気がします。 さすがに 4 スピーカー + 1 ウーファーという数の暴力をもって G7 (2 + 1) と遜色のないところまで こぎ着けていますが, 5 つもスピーカーを使うのであれば, もっとマシな音を出してもらいたいところです。
あと, ソフト制御のエンドレス仕様ボリューム・ダイアル。 …これって何なのでしょう? 意味不明の代物ですね。 回した量に対しての出力の変化量が不定と来ています。 回し方によって変わるどころか負荷でも異なります。 少し回しての微調整は殆ど行えませんし, 回転量を多くすると, 有る程度回すまでは全く変化しないくせに, 一線を越えると いきなり回した分に相当する出力変化が突然行われます。 はっきり言って設計が腐っていますね。 このまま改良しようとするくらいなら, 元の仕様に戻したほうがマシでしょう。
う~ん。 ノート PC にしろ, 携帯電話にしろ…。 ここ数年の東芝は (特にソフトの) 設計やコンセプトが腐りまくっている気がします。 これで他社との競争に打ち勝とうとは, 少々見込みが甘いのでは…。 いつまでも名前で売れると思ったら大間違いです。
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