Norton Identity Safe と Norton Password Manager...
登場以来ずっと使い続けていた Symantec の Norton Password Manager (NPM) ですが, ついに使えなくなってしまいました。 表に出てくることはないものの Norton System Works 2005 (NSW 2005) 以降にも付属していて引き続き使用可能だったわけですが, Norton Internet Security 2008 (NIS 2008) に同類の機能 (Identity Safe) が付加されたことから適用不可となってしまったのです。
それでも良いのです, NIS 2008 で同じように使うことが出来るのであれば…。 が, この NPM と似て非なる Identity Safe は,「大改悪」としか言いようのないものだったのです。 NPM と異なりフォームにしか反応しないことから, 別途メッセージボックス等で入力を行うものは全滅です。 さらに, フォームでも, たとえば NPM では区別されていた @nifty の WEB メールとセカンドメールが同一視 (@nifty.com も @mbd.nifty.com も @mbm.nifty.com も, 全て nifty.com だけで認識・区別。) されてしまい, すべてのページで WEB メールの ID とパスワード (正確には @nifty ID + パスワード。) が適用されるのです。 しかも, そこで新たに入力した内容には反応しません。 全体としては機能アップを果たしているのかもしれませんが, 保護を必要とする対象について, その適用箇所が 1/8 程度に落ちたのでは, 意味を成しません。
その上, Identity Safe では (NPM) アカウントでの区別は行われませんので, NPM で作成したバックアップは使えないのでした。 NIS 2008 のインストール時にバックアップするよう求めているにもかかわらず…。
このような使い物にならない機能が付加されているために, NPM や Norton Confidential といった既存の専用ツールを使用することが出来ないのです。 Norton 360 + Confidential で使えるようであれば, そちらに乗り換える必要があるでしょう。 …それ以前に, Confidential が Identity Safe と同じパターンだったりすると意味がありませんけれど。(笑)
今月末に発売されるパープルソフトウェアの『明日の君と逢うために』ですが, ちらほらとネタに上っている動画背景なるものに興味を覚えましたので, 体験版をプレーしてみました。 軽さも多少は話題となっていましたので, 『プリリン』との比較も兼ねて DynaBook G7/X19PDEW へインストールしています。
というわけで右画像の池のシーンです。 ヒロインの明日香が池の前に立っているだけの, 静止画としては何の変哲もないシーンですが, 実は, 湖面が日差しにきらめいていたりしますし, その水面に映った景色も波に揺れています。 このシーンは 3 番煎じの一番おとなしい部類で, インパクトとしては, その前の海岸や電車のシーンのほうが大きいのですが, あえて, こちらを選択しています。(笑)
最初に見たときは「はて? どういった手法を使用しているのかしら?」と思ったのですが, 話を進めていくうちに何となく解ったような気がします…合っているかどうかは別として。(笑) その「なんとなくの解答」を引き出したのが下方左のシーンです:
このシーンでは後ろに TV が見えているわけですが, そこではプリリンの OP がループで丸ごと流れていたりします。 DirectX 9.0 では動画を適当な切り割りで複数同時再生できますので, 電車のシーン等でも, その辺りを応用しているのではないかと…。 手段は目新しいものではないのですが, その適用箇所が面白いところです。 その辺りは右のシーンにも現れていて, 歩いている瑠璃子が動くのは良いとして, それに合わせて背景も流れていたりします。(^^;; この流れが続くと, いずれは, アニメや 3D とは毛色の異なる『秋色恋華』の OP みたいになるのかしら?
そういえば軽さのほうですが, プリリンと比べて随分軽い印象を受けました。 比較的大がかりなエフェクトを使っていないこともあるかと思いますが, G7 でさえ楽々ですから, 軽さとしては十分でしょう。
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