Norton ごみ箱, 旧版 Symevent.sys の入手と適用方法...
一昨日のネタについて何件か問い合わせがあったので補足しておくと, Symevent.sys はシステムがもっている変更・削除拒否リストに登録されていますので, レジストリーを変更して一旦登録を解除しておく必要があります。 反対に, それを行っておけば, Symantec 関係のサービスやプログラムを停止させなくても旧版への置き換えが可能です。 もちろん, 停止させたほうが遙かに安全なのは言うまでもありません。
それよりも, 旧版 Symevent.sys の入手が問題となります。 こちらは, 基本的にソフトをインストールし直すしかありません。 旧版へ入れ替える必要があることから, 単純なアンインストール後の再インストールではダメで, NSW や NIS 等を一式アンインストールした後, さらに手動で関係ファイルを削除 (残っている場合が多いのです。) した上で再インストールを行う必要があります。 まぁ, この場合, 関係するのは Symevent.sys だけなので, このファイルだけを削除しておけばよいわけですけれど…。 Symantec のフォルダー (Norton のほうではないので注意。) と drivers フォルダーに転がっています。
旧版のファイルを入手するのが目的なので, インストールの最終段階で行われる LiveUpdate による更新の前に, Symevent.sys を適当な場所へコピーしておく必要があります。 うっかり更新してしまわないように注意してください。 その後, 普通に更新等を行って最後に Symevent.sys だけを旧版へ置き換えることになります。 s32evnt1.dll 等が 12.1.1.1 であるのに対して Symevent.sys だけが旧版となるわけですが, 私の環境では今のところ問題が発生していません。 当然ながら, Symevent.sys 12.1.1.1 で行われたセキュリティー絡みの修正点 (SYM06-018) については反映されなくなります。 これが問題となるのであれば, Symantec による修正版を待つしかありません。
旧版 Symevent.sys ですが, 2006 の体験版等では 12.0.0.20 を入手できますが, 12.1.1.1 への更新直前の最新版は 12.0.3.1 のようです。 前者ですと Norton Protected Recycle Bin のフォルダーは見えませんが, 後者では見えるようになっているのが一番の違いです。 セキュリティー絡みの修正 (SYM06-001) によるものなので, 可能な限り後者を使うようにしたいところです。
なお, Symantec のサイトから SymEvent ドライバーを落としてくる方法もありますが, 配布ファイルから Symevent.sys を抽出する方法がネックとなりそうではあります。 新版が適用された状態から行うわけなので, 単純にインストールしてもダメなのは言うまでもありません。 抽出がネックとならないのであれば, こちらのほうが数段簡単な作業となります。
最後に, これらの情報が (9/24 の不具合報告の結果) Symantec の回答により得られたと勘違いしていらっしゃる方があるようなのですが, Symantec は一切関係ありません。 その際の回答は「あれを止めてみてね。 こっちの設定を変更してみてね」といったものだったので, 今回の不具合には全く無力です。(笑) 私が VMware (のゲスト PC) を使って個人的に調べた結果でしかありませんので, 注意してください。
Oct.12,2006 追記
8 日の報告についての回答がありました。 Symantec においても Symevent.sys 12.1.1.1 による不具合を確認済みで, 現在 (SymEvent を) 修正中とのことです。
Nov.2,2006 追記
修正版である Symevent.sys 12.1.3.6 が出ました。
昨日, フランス語史関係の書籍を読み返していたのですが, 古代フランス語から中世フランス語にかけて読んでいた際に, フランス語史→西欧史 (中世)→Wiz Anniversary と連想が進んでしまいました。 頭に浮かんでしまったものをネタにしていますので, 「なぜ今頃」とか言わないでください。(笑) あ, 解らない方のために書いておくと, 『Wiz Anniversary』というのは, 今年の 4 月に CROSSNET FAVORITE から発売されたゲームのことです。 もう半年以上経つのですね。(^^;)
このゲームですが, シナリオの時代背景 (歴史) が実際の西欧史をネタとしたものになっています。 8 世紀頃から 17 世紀辺りにかけての西欧史 (フランク王国や神聖ローマ帝国絡み。) が基礎となっていて, さらなる背景としてローマ帝国絡みのネタも登場します。 史実をちりばめる手法はよく見られますので, 別段珍しくも何ともないわけなのですが, 時代の流れや人名, 出来事などが, ほぼそのまま登場してくるのがおもしろいところで, 北欧神話やギルガメシュ叙事詩などのネタも出てきます。
なので, 西欧史や北欧神話, ギルガメシュ叙事詩といった辺りの知識が少々あると, 裏設定などの点でも楽しめます。 「少々」であればネタバレに直接繋がることもないので, 上手いさじ加減であるとも言えそうです。 が, ある程度詳しく知っていると繋がってしまうのが, 少々悲しいところなのではないかと…。 ネタバレに繋がってしまうと一気に冷めてしまいますものね。 私は大丈夫なクチなので, 充分楽しめた覚えがありますけれど。(笑)
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