昨年のゴールデンウィーク前に 2,000 冊の大台を超えた Kindle 版コミックですが, その後も順調に増え続け今では 3,126 冊にもなってしまいました。 …ええ, 3,000 の大台すら あっさり通り越しています。 (^^;) 1 年半足らずで 1,000 冊以上ですから, 年間ペースとしては この 1 年が最も速いですね。
ここ 1 年でも「所蔵していた紙版コミック」のパターンは多少食い込んでいるものの, 圧倒的に多い…と言いますか「殆ど」と言って過言ではなさそうなのが所謂「なろう系」ものです。 「似たような話ばかり」とも言われる系列で, 自身でも実際そのように感じて食傷気味になったりもしたのですが, その時期を過ぎてしまうと「これは あの話に影響を受けたのかしら?」「これは, あれと それと あちらを ごった煮にしたんだろうなぁ…」とか, 逆に類似点や相違点を楽しむようになってしまいました。 (笑)
そのような比較で楽しめてしまうのは, クラシック好きの影響なのでしょうね…やっぱり。 指揮者や楽団が異なる同じ曲を何枚も持っている…どころか, 指揮者も楽団も同じ録音時期のみ異なる代物すら 3 枚・4 枚と買ったりしている世界ですから, そちらのノリなら「似たような話」くらいは十分別物です。 それこそ中世どころか古代からのネタが, 小説や映画などでも普遍的に使われているわけですしね。
といった前置きは さておき…。 タイトルどおり9℃先生の『ナツキくんは今日もキレイ』の Kindle 版書籍を先日買いました。 その際 Amazon を始めとした SHOP での読者による評価コメントに目を通したのですが, 何人かの方が「複数の版があって どれを買ったら良いのか判らない」といった意見を出されていました。 確かに Amazon でもパッと見だけなら都合 5 冊の『ナツキくんは今日もキレイ』が一覧されることになりますので, 知らない方にとっては判りづらいかもしれません。
「んだば全部買って確かめてみんべ!!」とオチを知っていつつも一通り買ってみた面々が以下のとおり。 まずはシリーズ扱いとなっている 4 冊です:
「BOOK☆WALKER セレクト」のシリーズとして扱われているわけですが, 要は この順番で出た同人版書籍などを 4 巻もののコミックとしたのが この 4 冊です。 なので中身は基本的に同人誌など個々の内容そのままです。 順番も そのままで『ナツキくんは今日もキレイ』『― SUMMER ―』『― Relation ―』の 3 冊の後に過去編となる『principle』が登場しています。 当時は現役で「なんちゃって」ではありませんので, 制服を着ているのは当たり前なのです。
で, その 4 冊と描き下ろし 1 話その他を纏めて単行本版にしたのが一迅社から出ているほうの『ナツキくんは今日もキレイ』なのでした:
ただし話の順序は異なっています。 そうなっているのは「そのほうが話全体が締まる」といった判断なのでしょう。 あと, 言い回しなど内容も ほんの少しだけ変わっています。 それはともかく, まずは一迅社単行本版の構成は以下のとおり:
- 1 日目:He is a beautiful woman
- 0 日目:Beautiful as usual
- 2 日目:Fall in love
- 3 日目:Pick you up
- 4 日目:Enlarges the mind
- 5 日目:Over the phone
- 6 日目:Summer has come
- 7 日目:Secret hobby
- 8 日目:Driving force
- 9 日目:Love you so much it hurts
- 10 日目:Fascinated with you
- 11 日目:To be a boy friend
- 12 日目:Ideal sister
- 13 日目:Good relationship
- 14 日目:Principle memories
- 15 日目:Don't say cute
- 16 日目:Make me happy
- 17 日目:You're hopeless (描き下ろし)
それに対して同人版『ナツキくんは今日もキレイ』が:
- 1 日目:He is a beautiful woman
- 0 日目:Beautiful as usual
- 4 日目:Enlarges the mind
- 5 日目:Over the phone
『ナツキくんは今日もキレイ ― SUMMER ―』は:
- 6 日目:Summer has come
- 2 日目:Fall in love
- 7 日目:Secret hobby
- 8 日目:Driving force
続いて『ナツキくんは今日もキレイ ― Relation ―』:
- 9 日目:Love you so much it hurts
- 11 日目:To be a boy friend
- 12 日目:Ideal sister
- 13 日目:Good relationship
さらに『ナツキくんは今日もキレイ principle』:
- 14 日目:Principle memories
- 15 日目:Don't say cute
- 16 日目:Make me happy
最後に描き下ろしと その他掲載が:
- 3 日目:Pick you up
- 10 日目:Fascinated with you
- 17 日目:You're hopeless
となっていて, 同人誌版には個々のタイトルがなく, 単行本版のみ個別タイトルが付されています。 同人版を通して読むのと単行本版を読むのとでは印象が異なってくる方もあると思いますので, 特に単行本版を読む際には「実は そのような構成」という点を頭の隅ででも覚えておくと, 何かのプラスになるかもしれません。
お話自体は所謂「男の娘」「女装男子」ものです。 個人的印象としては, この手の金字塔とも草分けとも言えそうな『ストップ!! ひばりくん!』 (江口寿史先生作) のノリに近いかしら? あの お話を通っているおかげで, この手の話は全然平気になっています。 ええ, 下手な絡みさえなければ…。 (^^;)
そして, 当該書籍を買う切っ掛けとなったのが次の 2 冊:
元々 Kindle 版『目黒さんは初めてじゃない』を読んでいたわけですが, この秋に『キョーダイコンプレックス』に手を出したところで絵がツボにはまったのか, そのまま続けて『ナツキくんは今日もキレイ』にも手を出しています。 …ちなみに, 他の9℃先生の書籍も買っています…いつもの流れですね。 (笑)
『目黒さんは初めてじゃない』も そのクチで買っているのですが, 特に ここ半年ほどは「毎月 5~10 冊ほど新着を読める」ようにすべく否単発組のコミックに手を出しています。 一定の期間で続きの登場するわけではない点が辛いところで, 結果として毎月新作を買うことになってしまうのですよね。 翻って 1 ヶ月に 15 冊以上が重なったり…。 (笑)
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