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今日の出来事 (Jul, 2007)

●Jul.29,2007

Eco-Drive COMPLICATION 納品...

[Eco-Drive COMPLICATION]

 注文していた Eco-Drive COMPLICATION BL9002-45A が木曜日に届きました。 注文から 2 週間弱ですから, 予定どおりと言ったところでしょうか? どうやら, 初期設定と時刻合わせは終わっていたらしく, 設定し直す必要がありませんでした。

 概ね設定は終わっているものの, ローカルタイムの設定や秒合わせ等はまだ…ということで, 早速設定を行ったのですが…。 げ, 秒針が 5 秒ずれています。 0-Set を行うと 55 秒を基準として時刻合わせが行われてしまいます。 むむ。 どうやら秒針にまでは気が回らなかったようですね。 >Amazon  秒針がずれていたのではダメ…ということで, 初期設定からやり直しです。(笑)

 木曜日から 4 日間使ってみただけではありますが, 購入前から感じていた不満点は, やはり不満点として気になってしまうようです。 もっとも不満なのはカレンダーの常時表示を行えない点です。 というのも, 副時計は常にローカルタイムを表示するわけですが, 当然ながら本拠地である日本で使用する際には, 基本時計と副時計が同じ時刻を表示することになります。 一方が 24 時間計というわけでもなく, お間抜けな表示と言わざるを得ません。 せめてカレンダー (閏年と月) 表示でも行っていれば, スッキリしたのでしょうけれど…。 さらに, 閏年の代わりに曜日表示なら, 言うこと無しでした。(^^;)

 それと, これは AVARON SUPER WORLD でも同じだったのですが, 副時計や秒針の造りが少々雑ですね。 おまけに (針を含む) 塗装も安物感が否めません。 AVARON の塗装…といいますか仕上げのほうが高級感がありました。 AVARON の後継としてみた場合, 「価格が倍のわりには物足りない」というのが正直な感想ですね。

ソニー製バッテリー (2)...

 対象のバッテリーだったにもかかわらず, 公式発表されている期間に製造された本体ではなかったという理由で 1 年前に却下された我が PABAS054 ですが, さすがに完璧に該当するバッテリーであることが判明すれば是非もなし…と, FAX 連絡, 即交換という流れになり, 木曜に新しいバッテリーが届きました。 これで, 少なくとも, これまでよりは安心して dynabook SS LX/290DK を使えます。

PowerShot S1 IS 退院...

 CCD の無償交換を行っていた PowerShort S1 IS が, 木曜に戻ってきました。 当たり前ですが, 好調に撮影が可能となっています。 どうやら, (CCD が) お亡くなりになる随分前から, 何らかの影響が出ていたようですね。 電池の保ちが全く異なります。

 この週末に S1 を使っていて思ったのが「LCD ディスプレーが小さいぃ~」という点です。 前は気にならなかったのですが, なぜか今回は大いに気になってしまいます。 G1 と比べると差は歴然。 数値以上に小さく感じます。 はて? この違和感は何が原因なのかしら?

●Jul.21,2007

ソニー製バッテリー...

 発火事故で各社が回収しまくる結果となり, 未だ騒動の収まっていないソニー製バッテリーですが, 公表されている限りにおいては, 手元の PC は該当していないことになっています。 が, それは「公表されているデーターが正しければ」の話であって, 実は ほかにも該当してしまう製品が転がっています。 しかも, メーカーのサポート担当が, その間違ったデーターに基づいて対処しているため, さらに事態が悪化してしまっています。 データーに基づいて動いていること自体は, 仕方のないところですけれど…。

 私の手持ちでは, Satellite TXW/69AWdynabook SS LX/290DK が関係する PC で, この内前者は, 問題となっている PABAS076 が使われているものの, 製造時期が全く異なっているため該当しません。 昨年の発火事故とは別件の新たな事故によるものですから, ロットが異なっても安心は出来ない事態となっているわけですが…。 (^^;;

 それよりも問題なのは前者です。 この SS LX/290 と兄弟 PC である SS LX/190 については, 公式情報によれば, それぞれ「95, X5, Y5, Z5, 16, 26, 36」 「45, 55, 65, 75, 85」が, つまり LX/190 は 2005 年 4 月~8 月に製造されたもの, LX/290 は 2005 年 9 月~2006 年 3 月に製造されたもの…, が, それぞれ該当することになっています。

 ここで問題なのは, 「それでは 2005 年 8 月に製造された LX/290 は該当品ではないのか?」という点です。 LX/190 と LX/290 では CPU が Pentium M 730 と 740 という違いしかなく, 他の全ての部品やオプションが共通です。 (型番だけは違っていたりしますが…。)  どう考えても該当しそうですが, 判定プログラムは門前払いを食らわします (製造番号が 85 で始まっているというだけの理由で起動しない。) し, サポート係も「判定プログラムが動作しないということは, 該当外だということですね」と, 優しく門前払いを食らわせてくれました。(^^;)

 では, バッテリー自体はというと, 営業型番が PABAS054, 型番が G71C0004G610, 製造番号が 5********S* と, 見事に該当しています。 「5 で始まる」だけで該当するわけですから, 2005 年に製造されたものは全てが該当していることになりますね。 って, 実際には 2004 年 9 月 7 日~2006 年 4 月 19 日の間に製造されたものが該当しているわけですから, 2005 年が全滅なのは自明ですけれど。

 「実際に該当する製品」の把握すら正しく行えていない状況で「まだ交換がなされていないバッテリーパックにおいて事故が発生したことを重く受け止め」とか言ったところでダメでしょう。 該当品に対して該当品ではないと対応しているのですから。 当該 PC を持っていないので確かめることは出来ませんが, 同じような感じで弾かれているだろうロットの存在が, 一覧からは推測できます。

 さて, 1 年ほど前, 東芝に「あんたは関係なし」と言われた我が LX/290 ですが, バッテリー自体は 100% 該当品なので, 週明けにでも, 今度は判定プログラムではなく FAX で直接連絡してみましょう。 今回も受理されなかった場合は, 東芝に一筆書いてもらうことにします。 書いてもらえなかった場合は, 何かあったときのために, 証拠として, ここにでも製造番号を書いておくことにしましょう。(笑)

 最後に,当該期間に製造された別のバッテリーでも発火事故が発生した事態を重く見て, 東芝には「当該期間に製造された全ての中国製造ソニー製バッテリーの交換」「中国製造ソニー製バッテリーの採用中止」を勧めたいですね。 「三度目」が発生しようものなら, 目も当てられませんから。

 なお, 私の LX については, 「これだけの期間使われて大丈夫だったのだから…」という論理は成り立ちません。 買った時期こそ 2005 年 12 月ですが, 多少なりとも使われ出したのは, ようやく今年の 4 月に入ってからですから。(笑)

CANON 製品...

 先週, PowerShot S1 IS が入院した際に, ふと思ったことがあります。 それは「CANON 製品との相性が悪い」という点です。 そう。 昔から, 私は CANON 製品との相性が悪いのです。 なぜかハズレを引くことが多いのです。(笑)

 軽微なものから…ということで, まずは PowerShot G1。 先日も書いたとおり, このデジカメは, しばしばハングします。 初期ロットに近いものですから, おそらく ROM が腐っているのでしょう。 某 MZ-1 の初回ロットと同じです。(笑)  次に同じく PowerShot S1 IS。 同時期のデジカメと同じで CCD に爆弾を抱えていて, それが先週発動して現在入院中。 これらは, 使い物になっているわけですから, まだまだマシな部類です。

 上記の 2 つとはレベル違いなのがハンドヘルドの X-07…本体ではなくて, オプションのプロッタープリンターです。 このプリンターは NiCd バッテリーで動作するのですが, 多くが「数行線を引いただけでバッテリー切れを起こす」という結構とんでもない代物でした。 しかも, バッテリー経由で供給を行う仕組みでしたから, AC 電源で逃げることも出来ません。 その上「多くが」ですから, 初期不良等で交換しても事態が変わりません。 おかげで, X-07 本体までもが使い物にならなくなってしまったのでした。 プロッターは即「笑ってごみ箱」となりましたが, 結構面白いハンドヘルドだったことから, 本体のほうは残してあって, 20 年以上経った今でも元気に動いています。

 そして最強 (最凶) だったのが INNOVA NOTE 3400DXII。 このノートは「安かろう悪かろう」的 PC (それでも実売 ¥190k 程度でしたが…。) だったわけですが, そのコンセプト以上に粗悪品の部品が各所で使われていた恐るべき PC です。 おそらくメーカーの想像以上だったのではないかと。 特に酷かったのがファンと LCD の付け根部分の配線周りです。 ファンはベアリングがいかれていたり軸がずれていたりして出荷直後から大音響を放ちますし, LCD 周りの配線が腐っていることから, こちらも最初から LCD が滲んでいる始末です。 殆どのロットが同じ状況だったため, 交換しても 1 日と経たず同じ状況に見舞われてしまい, 多くの方が犠牲となった PC です。(^^;)  私もご同様で, 3 日ほど使われただけで あとはお蔵入り。 そのまま処分されています。 全稼働時間を合わせても 18 時間ありません。(爆)

 それに対して, 少数派になってしまいますが, スキャナーや初代 IXY DigitalPowerShot A50…といった辺りは, 一度も不具合が発生していません。 今でも元気に稼働しています。

 そういえば, 名前を出すだけでは可哀想ですから, 脱線して MZ-1 について少々。 この MZ-1 は SONY が 92 年に発売した最初のポータブル MD プレーヤーです。 民生用で初めて録音可能となったプレーヤーで, 通常とは逆行してポータブルタイプが先に登場しています。 結構力が入った製品で, 機能や音にも拘っていて, 数年経ったあとでさえ, 下手なプレーヤーよりは綺麗な音で録音・再生が可能でした。

 が, この MZ-1 の初回ロットには ROM に大バグが仕込まれていて, オートローディングで吸い込まれた MD が二度と出てこなくなる (排出の動作さえしなくなる。) という現象が発生し, 発売早々にメーカーによる回収が行われたのでした。

 私は, この製品の発表と同時に予約したクチでしたから, 当然ながら一年後の発売日に手に入れていたわけですが, その日のうちに遭遇してしまい, 折しも品薄状態で予約組しか手に入らない状況と相まって, せっかく発売と同時に買ったのに 3 ヶ月間お預けを食らったのでした。(笑)  おそらく, 不具合サンプルの最初期組…ということもあって, 余計に時間が掛かったのでしょう。

Jul.22,2007 追記

 MZ-1 の発表時期ですが, もちろん MZ-1 としての正式な発表は 92 年 5 月です。 が, 91 年 11 月に「このような製品を世に出す」という形での発表が行われていたのでした。 当時の雑誌 (CD Journal のような…。) にも記事として載ったような気がします。

 そういえば, MZ-1 の頃は ATRAC Ver 1 だったことを始めとして, 数々の足枷が存在していて, 随分酷評されたものです。 が, 「CD 等に比べて相当音質が悪い」とか言われたところで, CD を買う質の私にとっては, 「多少ながらも音質に拘りたい場合は CD を聴けばいいし, そもそも差異が大きく影響するような機器で聴けるわけでもない」ということで, 気になりませんでした。 それに, 音質が悪いことは最初から判っていたことですし, ランダムアクセスが可能で編集の行いやすかった点が重要でしたから。 当時, DAT 等も登場していましたが, デジタルと言ってもテープ媒体…ということで, やはりレスポンスは遅めでしたし, テープの伸び等が問題視されてもいましたし。 気分的には, パソコンでのテープ媒体と FD の差みたいなものですね。 って, 古っ。(笑)

 MD のメディア自体も, 当時のものは特に保存性が予想以上に良くなかったわけですが, それでも, 最初期に録音した 14 年超えのメディアで今も視聴が可能ですから, 個人的には十分ですね。

●Jul.15,2007

Eco-Drive COMPLICATION 発注...

 先月, 十数年ぶりに腕時計を買ったわけですが, 本命の OCEANUS OCW-M700TDJ-1AJF は良いとして, 気分転換用のほうは, レベル的に「おもちゃ」と称される場合もあるくらいの廉価品なので, 長く使われない可能性が比較的高いような気もします。 となると, "お遊び" ではない対抗馬的な時計も欲しいところなのですが, OCEANUS 選定の際の対抗馬 であった ATTESA CHRONOGRAPH ATV53-2831 では "メタル× 2" となってしまいますので, 少しは違ったものを選択したいところです。

 違ったもの…と言ったところで, 好みが変わるはずもなく, 似たような系統となることは目に見えていますし, また気にもなりませんので, ここは AVARON SUPER WORLD の後継を探すことにしました。 で, 目に留まったのが CAMPANOLA GRAND COMPLICATION (CTR57-1091) です。 名前のとおりミニッツリピーターやパーペチュアル, ムーンフェイズといった, 機械式であれば超絶技巧といわれる機能を, クォーツ時計に盛り込んだものです。 CAMPANOLA のシリーズということで価格が一段階上がってしまうのが難点かしら? この CTR57-1091 は見かけがチープなので, せめて CTR57-1001 といきたいところですが, ×1.5 倍の価格差ほどの価値は見いだせそうにありません。(笑)

 と, それよりも問題だったのが「Eco-Drive ではない」という点です。 Eco-Drive のものもありますが, 少々方向性がずれてしまいますし, Qosmio よりも高いのでは Qosmio を先に買わないと, まず過ぎます。 電池の保ちが 2 年と少々短めなのも気になりますし…。 AVARON のときのように電池交換が死亡の遠因となるのは, この価格帯では御免被りたいところですし, サービスセンター等で直接交換してもらうのも面倒です。 ということで, Eco-Drive 方面に限定することとしました。

 Eco-Drive に限定してしまうと…選択肢が限られてしまうのですね。 比較的 AVARON に近いものとなると Eco-Drive COMPLICATION くらいしかありませんでした。 見かけも考慮すると, あとは自ずと特定…ということで選択されたのが BL9002-45A です。 ワールドタイム機能は備わっていませんが, デュアルタイムは一応可能ですから, AVARON と比べるとすれば, クロノグラフの代わりにミニッツリピーターが…といった感じになるのかしら? 出来れば曜日表示も行ってほしいところでしたが, まぁ小さな問題です。 後継のラインナップに期待したいところですが, こちらのシリーズでも GRAND COMPLICATION ものが出ると面白いですね。 CAMPANOLA のような宝飾周りの付加価値を付けなければ, 倍の ¥160k くらいに抑えられそうですし。

 というわけで既に注文してしまったのですが, 納期が月末くらいになるのは良いとして, 密かに OCEANUS よりも高かったりするのは秘密です。(笑)  それでも ATTESA よりは安いわけですが…。

PowerShot S1 IS 入院...

 私が, ふだん好んで使っているデジカメは CANON の PowerShot G1 なのですが, シリーズの初物ということもあって, しばしば撮影中にハングしてしまう じゃじゃ馬だったりします。 大抵は直ぐに復帰するのですが, たまに長期戦となってしまうことがあります。 先日も長期戦の状況となってしまったので, 代わりに PowerShot S1 IS を使っていたのですが, 5 枚ほど写したところで写せなくなりました。 充電不足で NiMH を使えなかったこともあってアルカリ電池を使っていたのですが, それにしても早すぎます。

 「おや, お早いダウンで…」と別の電池や (少々充電不足の) NiMH に入れ替えてみても事態は変わらず。 現象を確認してみると, メニュー操作や再生は正常で撮影…といいますか, CCD 方面だけが死んでいる模様です。 ここに至って「ははぁ~。 例の現象が手持ちのカメラでも ついに発生しましたか…」と気付きました。 気付いてしまえば, あとは連絡するだけですので, 早速連絡して今日の午前中に引き取られていきました。 例の現象ではない可能性もありますが, どちらにしろ修理されて戻ってくるでしょうから, 結果オーライです。 あ, 別の要因だと有償になってしまいますね。(笑)

 ついでなので, 断線で半分死にそうな G1 用の AC アダプター (CA-560) とバッテリー (BP-511A) を注文しておきました。 さらにファームウェアのアップデートも行いましたが, 無事完了したから良かったものの, こちらは半分博打です。 何しろ, 途中でハング現象が発生しようものなら, 500% 入院が確定しますから。(^^;)  アダプターのほうは次回の購入機会は無さそう (生産完了) なので, BP-511A 互換のバッテリーと充電器を選定しておく必要がありそうです。

●Jul.12,2007

『LHA の脆弱性』その後...

 昨年 10 月に『LZH 書庫のヘッダー処理における脆弱性について』といった専用ページを設けるなどして, LHA の (主にヘッダー関連処理における) 脆弱性について書きました。 それから 7 か月弱経ちますが, 今回たまたま, そちら方面で UNLHA32.DLL を修正する機会がありましたので, その後の状況を覚え書き程度に書いておくことにします。

 その前に件の UNLHA32.DLL ですが, 今回行った修正は主に WinSFX(M), DosSFX の自己解凍書庫組で, いずれも h0 形式ヘッダーしか扱わないものです。 h0 形式ヘッダーでは事情が少々異なり, 上で問題としている脆弱性は盛大には発生しません。 少なくともスタックの改竄は『gzipだけじゃない脆弱性』を利用する場合よりも難易度は高い気がします…WinSFX(M) / DosSFX に限って言えば。 とはいうものの, 脆弱性には違いがありませんので, 今回修正した…といいますか, 今まで放っておいた…というのが正解かしら? いえ, DosSFX のほうが, オールアセンブラーの上に, 内部的に展開したコードを UNLHA32.DLL 側から直接書き換えたりと, 何かと面倒でしたので。 (^^;; この「コード直接書き換え」といった辺りは, UNLHA32.DLL がオリジナルである LHA.EXE のコードを受け継いでいる良い証拠ですね。(笑)

 さて, 本題である各種対策ソフトのその後ですが……殆ど何も変わっていません。 +Lhaca の脆弱性を突く書庫が出回ったりしたこともあって, 個別対処的な処置は一部で見られるものの, 書庫自体に対する処理方法は同じです。 従って, 実体がファイルとして作成されない限り, 書庫内に存在する状態で検疫されることは皆無です。 もちろん, 可愛らしいサイズで脆弱性を突こうとした, 詰めの甘い書庫であれば, 検疫されますけれど…。

 ただ, 書庫自体の構造について検疫を行う McAfee 方面の製品群については, エンジンが刷新されたこともあって, 多少は改善が見られるようです。 が, 「多数の通常ヘッダー」のタイプや「ヘッダー CRC の合わない書庫」が検疫されない点に変わりはないので, 実質使い物にならない点では同じであるような気がします。(泣)

 そういえば +Lhaca ですが, Ver 1.21 が登場した頃に「まだ電卓が走るなぁ~」と思っていたら, 数日と経たないうちに Tan Chew Keong 氏によるツッコミが入ったこともあって, Ver 1.23 が登場しました。 どうやら, 当該版では概ね (皆無とは断定できない。 ^^;) 件の脆弱性が潰せているようですが, +Lhaca は CVE-2006-4335 方面に対応していませんので, まだ電卓を走らせることは可能です。 その上, h2 形式書庫を正しく扱えませんので, それを利用して「対策ソフトの検疫を 100% すり抜ける攻撃コードの埋め込み」が可能となってしまっています。 この 2 点, 「CVE-2006-4335 方面への対応」「h2 形式ヘッダーを正しく扱う」についての対応が行われれば, 一応安心して使えるのではないかと…。 あ, そうそう。 デラックス版ではない +Lhaca 0.75 でも電卓は走りますので, 念のため。 同じ系統のソースで, より古い版なのですから, 1.20 と同じ脆弱性が存在するであろうことは, 簡単に判りそうなものなのですが, なぜ「0.75 系は大丈夫」といった情報が流れるのかしら?

 続いて Lhaplus ですが, 最新βである Ver 1.54b1 に限って言えば, 拡張ヘッダー方面の脆弱性が残っていて, 電卓の起動が可能です。 1.54b1 用の攻撃書庫を 1.53 に与えると「無限メモリー食いつぶしループ」に陥りますので, おそらく巷に出回っている 1.53 にも残っているような気がします。 件の現象に邪魔されて, 検証書庫の作成には至っていませんけれど。(^^;)  さらに, 結果として実際に攻撃コードのルーチンへ飛ぶ箇所が, 1.52 と全く同じ CALL 命令 (CALL DWORD PTR SS:[EBP+10h]) というのが…, いえ, これは「たまたま」なのでしょうけれど…。

 さらに, Lhaz ですが, 一般保護エラー等の形で表面化することはありませんが, Abnormal program termination 的な INT 命令で割り込み強制終了している辺りが, 少々気持ち悪いです。 abort() 関数辺りが INT 命令を吐き出すのかしら? あ, Lhaz は LHA for UNIX のソースを流用している筈ですから, exit() 関数ですね。 この辺りはコマンドライン版の影響が強く残っていると言えそうですが, GUI アプリですから, 本当の異常状態でない限りは復帰してもらいたいところです…。

Jul.22,2007 追記

 Lhaz Ver 1.34α2 ですが, 脆弱性が存在しているわけではありません。 単に「コマンドラインツールのように, そのまま終了しないでほしいなぁ~」というだけです, 念のため。 あと, +Lhaca ですが, Ver 1.24 と同じ修正を Ver 0.75 に施した 0.76 が登場しているようですね。

●Jul.08,2007

Windows ReadyBoost...

 dynabook SS 1610 90C/2 で使用することの出来なかった Windows ReadyBoost ですが, PCIe が要求される SD カード等で即却下されるのは当然として, 少なくとも USB 2.0 経由の場合については, 媒体やアダプター側の問題であるようです。 SD カードが, そのまま USB メモリーとしても使用可能なタイプのもの (INX-USD II 2GAH) を試してみたところ, ReadyBoost が有効となりました。

 使用可能であることは判りましたが, 媒体が出っ張っているのは何かと不便なので, 使用は限定的なものとなりそうです。 それでも使用できないよりは遥かにマシなのではありますが…。(^^;)

OCEANUS と廉価腕時計...

[OCEANUSほか]

 先月半ばに購入した腕時計ですが, 結果論としては「3 個同時購入」と言えそうな状況となっています。(笑)  面々は右画像のとおりなのですが…, 久々に C-700 Ultra Zoom を使ったので, いつも以上に上手く撮れていないようですね。 本命が OCEANUS OCW-M700TDJ-1AJF で, お遊び (その 1) が Furbo design F5012P/SIBR というのは先月書きましたが, さらに Giorgio Rossi GR0001GP が増殖しています。 ついでだったので通販で購入していますが, その辺りのホームセンターでも見かける廉価品です。

 Furbo design と Giorgio Rossi は自動巻なのですが, 後者が比較的手回しに頼らないといけないのに対して, 前者は殆ど手巻きする必要がありません。 恐ろしく簡単に巻き上がってしまうのです。 デスクワークでさえ簡単に巻き上がるくらいで, だからなのか, 非常に手巻きしづらい時計だったりします。 それに重さもかなりのもので, OCEANUS のほうが軽かったりします。(^^;;

 一方, Giorgio Rossi のほうは, 非常に軽いです。 それに廉価品の王道を突き進んでいるように見受けられます。 今回買ったのはスケルトンモデルですから, まだ納得するための理由付けが可能ですが, 普通のモデルだと実売価格の ¥9.8k 辺りでも非常に高く感じることでしょう。(笑)