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今日の出来事 (Jul, 2022)

●Jul.16,2022

metacil とパーフェクトペンシル...

 文具マニアなど一部から注目されていたサンスター文具の metacil が 6 月に発売されました。 自身は「欲しい」とは思いつつも急いで手に入れる必要もありませんので, サクッと月初めに amazon で予約し…ようとしたのですが, 既に出遅れの「売り切れ」表示で, 発売と同時レベルの入手は出来ませんでした。

一昔前なら文具店や書店を巡って手に入れるところですが, 今では書店や文具店の数が減り, さらに 高級文具や変わり種の文具を扱うこともなくなってしまったりと, そうやって探して楽しむことも出来なくなってしまったのが辛いところです。 いや, 急いでいないわけですから その必要もなかったわけですけれどね。 (笑)

ともあれ, 再び予約が可能になった時点での発売 (取り扱い開始) 予定日は 20 日だったのですが, それも見る度に どんどんズレていき, 最終的には 1 週間遅れの 27 日までずれ込み, 手元に届いたのは月末の 30 日でした。 「1 ヶ月遅れ」な類いでなかったのは僥倖と言えるのかもしれません。

 件の metacil ですが, 右画像の右側, 黒の断面八角形な鉛筆に見えるのが それです。 鉛筆に見えますが, 先端の芯に見える部分を含め全てが金属だったりします。 そう, 金属なのに鉛筆のように線を引け, しかも削ったりすることなく 16 km もの長さまで引けるのがウリとなっているのでした。 金属なので鉛筆としては少々重いのですが, それくらいな重さのシャーペンやボールペンは巷に溢れていますので, 気になるほどではないと思います。

画像の左に並んでいるのは, 比較対象として御登場願ったファーバーカステルのパーフェクトペンシルです。 こちらも ある意味「究極」のクチで, 25,000 円もする代物です。 ちなみに, これはプラチナコーティングですが, スターリングシルバーだと 50,000 円, さらに 120,000 円な高級ステンレスなんてのもありました。 2005 年に買った頃の値段が それなのですが, 今も公式以外では あまり変わっていないようですね, セット品と言える本体価格は。 後で書きますが, パーツで買うと昔と今では随分事情が異なっています。

「ファーバーカステル」と聞くと万年筆やボールペンの高級文具を連想する方も多いと思いますが, 絵描きには色鉛筆で名前が通っていて, 実は鉛筆の老舗だったりします。 鉛筆と言えば六角形や八角形の断面というイメージですが, 六角形ものを世に生み出したのも, このファーバーカステルだったりします。 もっとも, パーフェクトペンシルのリフィルは切り込み入りの円形ですけれど。

 パーフェクトペンシルと metacil の「鉛筆部分」を並べると こんな感じ:

まずは左上画像…。 驚くべきは その値段。 右の metacil は 1,300 円くらいですが, 安いケースでは 900 円を切ったりもします。 対してパーフェクトペンシルは 2005 年でも 5 本入り 6,000 円。 今では 7,150 円 ですから, 下手をすると倍にもなるのでした。 (^^;)

ちなみに, 価格は上がっていますが, 逆に木材の質は落ちて今ではスギ系が使われています。 希少すぎて輸出禁止になったりと入手困難になってしまいましたから, 仕方のないところですね。 私は 2005 年に大量買いしていますので, モノとしては今も 2005 年当時の品ということになります。 なので本体共々少々異なっているところがあるかもしれません。

一方の右上画像。 使い込んで長さが半分を切ってくると そのまま使うのは辛いパーフェクトペンシルですが, そこはエクステンダー付きなので左の短い状態でも未だ余裕で普通に書くことが可能です。 ここから さらに半分くらいの長さまで行くと「そろそろ限界かしら?」といった感じになります。

 パーフェクトペンシルを分解すると:

左から, キャップ, シャープナー (鉛筆削り), エクステンダー本体, リフィル (鉛筆本体), イレーサー (消しゴム), エンドキャップ…となります。

部品買いすると, シャープナー (メタル) が 5,000 円 (2005 年当時。 今なら 7,150 円), リフィルが 5 本で 6,000 円 (7,150 円), イレーサーが 5 個で 1,000 円 (1,760 円), エンドキャップが 5,000 円 (6,600 円)。 勘定としてはエクステンダー本体 (とキャップ) が 12,000 円相当ですが, プラチナコーティングなので, プラチナメッキのアクセサリーとして考えれば特に高くはない…どころか, 大きさを考えれば安いくらいです。

セット品である製品の「パーフェクトペンシル」として買うと, 先に書いたとおりプラチナコーティングで 2005 年当時 25,000 円 だったわけですが, その後の円安時や再び訪れた今の円安では 33,000 円 (最高値 35,000 円) くらいに上がっています。 少々前の状況が反映しているネット辺りだと, 今でも 26,500 円くらいで売っていたりしますね。 スターリングシルバーだと当時が 50,000 円, 今は 60,000 円 (最高値 65,000 円)といった感じです。

そうそう。 画像のメタルシャープナーは別途買ったもので, 製品のパーフェクトペンシルに付属するプラスチック系のシャープナーは当時 1,500 円でした。 替え刃が 1,200 円ですから, 付属品だと殆ど刃のみの値段ということになりますね。 (^^;)

リフィルは 5 本入り:

ケースが高く付いているように思えますが, ほぼ裸売りの 3 本セットでも同じ勘定の計算で価格設定されていますので, この高級っぽいケースはタダなのでした。 これを 2005 年当時に大量買いしてストックしてあります。 あるのですが, ブラックのほうは どこかに埋もれて発掘できませんでした。 (笑)

 エクステンダーへの出し入れで どうしようもなく痛んでしまうエンドキャップは こんな感じ:

ファーバーカステル製品のコーティングはメッキはメッキでもロールタイプのように随分分厚くコーティングされていて, 日に 50~100 回の出し入れ…それが 5 年や 10 年続いても平気だったのですが, 流石に 16 年を超えると限界に達したらしく, ここ半年で一気に地金が見えるようになりました。 が, 地金即あの黄土色なブラスの地金…ではなく, 未だ銀色を保っていますので そこまで目立ちません。

 酷い言い方をすると metacil は「ただの金属棒」なのでパーフェクトペンシルなネタばかり続きましたが, 話を戻して両方の鉛筆で Bindex なリフィルに字を書いてみると:

上段が B 相当のパーフェクトペンシルで, 下段は 2H 相当と言われる metacil です。 自身は万年筆使いで相当筆圧が低いので, 心持ち高めにして こんな感じです。 metacil のほうが薄いのは当然として, 右端のほう ("at all." と書いてある。) が殆ど見えなくなってしまっています。 これ, metacil が「金属だから」だと思います。 要は光が反射しているわけですね。 鉛筆でも反射したりしますが, 比較にならないのでした。

ちなみに, 書いてある文は以下のとおり:

'Tis better to have loved and lost,
Than never to have loved at all.

「愛さないより愛して失恋したほうが よほどマシ」といった感じの, 名言集に挙がっているアレです。 玉砕だろうが訪れるかもしれない別れだろうが, 恐れず ぶつかってみるのが吉です。

書き味に話を戻して…。 薄さが気になる方は筆圧を (相当) 上げると随分改善されますが, metacil の芯部分が変形…つまり削れるらしいので諸刃の剣です。 何しろ「全体が金属」で鉛筆削りやナイフなどで削れませんから, 一旦芯が丸くなってしまおうものなら, 残り 15 km 書ける勘定でも実質使い物にならなくなります。 (^^;)

 さて, metacil が加わったことで, 普段使いの文具類は以下のような感じとなりました:

職場専用の A5 サイズなシステム手帳やメモ帳類は置いておいて, 左からパーフェクトペンシル, metacil, スーベレーン M400, ギロシェ (ボールペン, 万年筆, シャープペン), Bindex (と CROSS のボールペン) です。 ここ 10 年以上は職場用としては この面々に落ち着いています。 自宅では これらに INSIGNIA が加わります, 書き殴り系の雑に扱われる面々としては。 普通に使う分なら「ペン類」のページに載っている殆どのペン類を使いますけれどね。 使わないと駄目になってしまいますから…。

ギロシェが CROSS のシースに入っているのは御愛嬌…, ファーバーカステルのシースはゴツ過ぎますので。 (^^;)  そちらには, 清く正しく伯爵コレクションの面々が収まっています。 Bindex のシステム手帳も随分くたびれました。 こちらも 2005 年初頭に買っているので少々くたびれるのは当然ですが, その一方で見てくれ以外は全く問題なく, あと 15 年経っても元気にしていることでしょう。

 ペン類を並べると:

予想に反して metacil が一番長かった。 (笑)  そして改めて見ても意外と短いスーベレーン M400…。 どれも古いので, CROSS のロゴがスクリプト体だったり, パーフェクトペンシルのキャップにロゴではなく紋章が入っていたりします。

あ, 左から CROSS のボールペン (クラシックセンチュリー 18 金張), ファーバーカステルのギロシェ (シャープペン, 万年筆, ボールペン。 いずれもインディゴ), ペリカンの M400, metacil (ブラック), そしてパーフェクトペンシル (プラチナコーティング。 ブラウン) です。

ギロシェ M に対して M400 のペン先が F と, M400 の主戦場は「細かい箇所」だったりしますが, このギロシェの万年筆が じゃじゃ馬で, 個体差なのか直ぐにペン先が乾く…どころか, コンバーター内のインクが速攻で蒸発してしまいますので, その際のピンチヒッターとしての役目も M400 は担っていたりします。 なお, ギロシェの万年筆は別途もう一本手に入れてありますので, いつ お亡くなりになっても大丈夫です…15 年以上平気で保っていますけれど。

 といった感じで, 相変わらず筆記具病は続いているのでした。 治ることはありません。 (笑)

●Jul.11,2022

Windows 11 化 TransBook Mini T102HA-8350G 編...

 私は「絶対 Windows 11 へアップグレードしたくないマン」なので, 当然ながら手元に Windows 11 な PC は 1 台もありません。 (笑)  しかし, 動作確認用仮想環境を擁する DynaBook Qosmio T851/D8CR は 1 ヶ月もすれば 12 年目に突入する骨董品で, 流石に PC を更新すれば「放っておいても Windows 11」となりますし, Win 11 な環境を 1 つくらいは用意して動作確認を行えるようにはしておく必要があるでしょう。 いえ, 「普通に動作しているらしい」という情報が漏れ聞こえてくることから, これまでは放置していたわけですけれどね。 (^^;)

一番理想的なのは毎度の如く「その T851 を新 OS へアップグレードする」ことだったのですが, BIOS オンリーだわ TPM 未対応だわ…と, 何をどうやったところで Win 11 へ上げようのない環境なのでした。 それに 2 TB までの SSD しか使えませんしね。 (4TB SSD に換装しているものの, パーティション設定できるのは 2 TB まで。)  一応今年の冬には某 ストレージ 4TB を謳うノート PC へ更新予定ではあります…30 万しますけれど。 ソフト類の更新も必要になるでしょうから, 40 万くらいは飛んでいきそうです。 円の動向によっては 50 万に跳ね上がるかもしれませんね。 (^^;;

他の手持ち PC も総じて古く, Win 11 へ上げられそうで上げられない微妙な感じ…というわけで, Atom 機ではありますがアップグレード実績のある ASUS TransBook Mini T102HA-8350G に白羽の矢を立てることにしました。 巷に情報の上がっているのは T103HA ばかりですが, T102HA のほうも大丈夫みたいですので…。 まあ, 殆ど同じハードですからね。

 さて, 件の T102HA ですが, どうやら 2 年弱ほど放置されているらしく, Win 10 1909 なままでした。 そのままでは Win 11 へのアップグレードを行えませんので, 一旦最新の 21H2 へ上げてから「PC 正常性チェック」ツールで要件を満たしているかの確認を行います:

右画像を見て判るように, 巷の情報どおり CPU のみ要件を満たしていない結果となりました。 例の呪文を唱えれば, 余程古い CPU でない限りは殆ど問題なくアップグレードを行える, 比較的楽なパターンです。 というわけで, やたらと時間は要しましたが, アップグレード自体は あっさりと行えました。

 Windows 11 へアップグレードした T102HA は こんな感じ:

超絶退化したスタートメニューやタスクバーと, 実質なくなってしまったアクションセンターのせいで, 全ての操作に ひと手間もふた手間も余分に要する, ゴミ環境と化してしまいました。 動作確認のためですから, 我慢です。 (笑)

右上画像は何のことはない拙作 LHMelt のインストールで登録されたスタートメニューのアイコン類ですが, 実はこれ「普通に登録できていることが驚くべき所業の結果成されている現象」なのでした。 UNLHA32.DLL や UNARJ32.DLL のインストール時も同じなのですが, 拙作 UNLHA32.DLL が作成する簡易インストール機能付きの自己解凍書庫 (WinSFX32M/WinSFX32U) が行うスタートメニューの登録は, 実は「スタートメニューへの登録ではありません。」 (笑)

いや, 「何を言っているのか良く解らない」と言われそうですが, 件の SFX が行っているのは「プログラムマネージャーを呼び出して DDE でアイコンを登録する」処理です。 そう, Windows 3.1 環境でのプログラムマネージャーへのアイコン登録そのままです。 ホストが Windows 3.1 である Win32s 環境での動作が至上命題となっているために そうなっているわけですが, これが もう 30 年も経とうかという後継 OS で機能するのは凄いことなのでした。 (^^;)

実体が Win16 API である Win32s (Windows 3.1) に始まり, Windows 95/98/98SE/Me, Win32 API な NT 3.51/NT 4.0/Windows 2000, さらに Win32/Win64 混在な Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11…と, これだけの多岐にわたる OS で動作するわけですから, マイクロソフトの互換性に対する執念は相当のものです。 まぁ, Win32s や OS/2, 比較的古い Wine 辺りでも動作するように作ってあるから…というのもありますけれどね。 (笑)

そういえば, 少々古い仕様のソフト的には, 相変わらず API は一律的に「Windows 10 2009」と返してくるようです。 新機能を使わない限りは同類として扱って問題ない…ということなのでしょう。 ビルド番号は ちゃんと返ってきますから, それら旧仕様のソフトでも区別は可能ですしね。

 というわけで, 一応 Windows 11 の動作確認も行えるようになりました。 特段専用の処理を行わずとも正常動作しているようですので, 今のところ新版を出す必要はなさそうです。