プロバイダーの SPAM メール対策...
以前に比べれば随分マシになった, プロバイダーの SPAM メール対策ですが, 依然としてウイルスメールの残骸 (直接当該アカウントに飛んできたものではなく, 詐称の結果リターンメールとして飛んできたもの。 先方で検疫されている場合が殆どなので, 真のゴミメール。) については, ちっとも削除してくれません。 真の SPAM メールの 10 倍以上という数の上に, サイズも 10 倍以上というものが多いんですけれど…。 残骸メールのほうがネットに対しての影響も大きいと思うのですが, 何を考えているのかしら? 真に必要な残骸メールなぞ 1/10000 もないでしょうし, SPAM メールに比べれば数段簡単・確実に抹殺が可能なはずなのに, なぜ対策されないのか理解に苦しみます。
ある程度は学習機能で振り分けされる…という意見もあるでしょうけれど, 比較的良好な学習を行う @nifty でも, 1/3 くらいは通常メールとして処理されてしまいますし, BIGLOBE なぞ, 「わしゃ, 絶対振り分けせんぞ!!」とでも言っているかのように, 全く残骸メールについては振り分けを行いません。 かれこれ 100000 通以上通報していますが, 反応なしです。 どころか, 真の SPAM メールでも学習してくれませんね。 「5 分で~」の宣伝文句は完璧に偽りありです。 って, もともと期待していませんけれど。 (^^;; というか, 通報すればするほど精度が落ちている気がするのですけれど…。 SPAM メール (だけの) 全体に対する固定設定による振り分けでは BIGLOBE のほうが好成績なのですが, 学習を必要とする, 言わば自分 (対策システム自身) の趣味に合わない SPAM メールに関しては, @nifty の足元にも及びません。 頑固なんですね, BIGLOBE (が採用している SPAM 対策システム) は。(笑)
そういえば, 最近は新型ウイルスに対する反応も鈍くなっているような気がします。 以前なら丸 1 日も経てば対応されていたところが, 最近少々流行った W32.Beagle.FF@mm (Symantec の表記) 辺りなどは, 丸 3 日以上経ってから, ようやくプロバイダー (複数) 側で検疫・削除されるようになる始末でした。 その間に未検疫で届いたウイルスメールは 2,000 通ほど。 IP アドレス等, 各種拒否設定が施されているので, 自動削除されたものを含めば, おそらく 10,000 通を下らないはずです。
昨年の春から夏にかけて改善したものの, 冬以降は悪化の一途を辿っているような気がします…。
Unicode 対応化を行っている UNLHA32.DLL と LHMelt ですが, UNLHA32.DLL のほうは, 落ち穂拾いというか, ちまちまと細かいバグ潰しが続いています。 これに対して LHMelt のほうは…まだまだかも…。 NT 3.5x/Win95 SP1/Win32s といった辺りが, これまで以上の苦労を強いるものになりそうな予感がします。 というのも, UNLHA32.DLL が「基本は ANSI アプリで必要な部分だけ Unicode API 呼び出し」なのに対して, LHMelt は「Unicode アプリのまま ANSI 環境に対応」というものだからです。 SendMessageW() のような API までダミー関数が必要となると, どうしても大がかりとなってしまい, 気分は「自作 Layer for Unicode」です。(笑) いえ,「Microsoft Layer for Unicode」を使えばいいのですが, Win32s 対応が至上命題となっていますので…。
Jul.15,2006 追記
UNLHA32.DLL 及び LHMelt の正式版を公開しました。
Jul.16,2006 追記
昨日, 正式版を公開したのですが, 今日になって LHMelt の修正版を公開しています。(^^;;
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