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我が家のマシン (ポケコン・ハンドヘルド編:Jul.16,2010)

 旧 NIFTYSERVE の FTOSHIBA フォーラム会議室に UP しかけたのですが, あまりの脱線ネタに UP がためらわれたため, こっちで書くことに…。 「ノート編」「電子手帳編」に引き続いての登場。 このあと「関数電卓編」が続く予定…。

 購入遍歴としては関数電卓に匹敵するほど古いのですが, PC を使い始めてからは必要度が下がったことから (「PC + (高機能化した) 関数電卓か電子手帳」で済む。), 台数は多くありません。 購入時期は不明のものが多いです。 (^^;;


SHARP PC-E500
CPU ESR-L (SC62015)
メモリー 32KB + 32KB カード
画面サイズ 240x36 (40桁 x 4 行)
投入日 1989
 SHARP の新型ポケコン, PC-E500 です。 個人的にポケコンの集大成として買った機種です。 それまでの ESR-H (SC61860) とは大きく構成の異なった ESR-L (SC62015) へ CPU が変更されたのに伴い, 動作速度が大きく向上しています。 240x36 の画面や高機能な BASIC, 各種機能の付加に周辺機器と, 正しく集大成となっています。 この時点で 2.5" ポケットディスクやプリンターなど, PC-E500 でも使える周辺機器が (購入して) 揃っていたことから, 最初から快適に使えた覚えがあります。
 そういえば, お遊びで 4 * (4 * ATAN(1 / 5) - ATAN(1 / 239)) の公式 (の級数展開したもの。) をマシン語で書いて円周率を計算させたりもしました。 10 万桁で都合 5 時間でしたが, そのうち 4 時間は CE-126P による印字が占めていました。(笑)
 この ESR-L は DB-Z から PI シリーズの ZAURUS といった電子手帳でも使われていて, それらで使える「ハイパー関数 BASIC カード」では, 殆ど PC-E500 と同じ感じで BASIC やマシン語が使えました。

CASIO FX-803P
CPU オリジナル 4 bits
メモリー 1568 steps
画面サイズ 5x7 マトリクス 20 桁 x 1 行
投入日 1988
 発売された頃から「使ってみたい」と思っていた FX-702P が縁で購入に至った機種です。 確か SHOP (電子手帳のページでも登場した「うつのみや片町店」:当時。) が処分しようとしていたものを ¥10k 未満で買った覚えがあります。 「FX-801P」ではありません。 中身は殆ど同じですから後継機種か型番が変わっただけなのだと思いますが, 誤字でも勘違いでもない歴とした別物の「FX-803P」です。
 この頃, 何だかんだ言いながらも (ポケコンとしては) 比較的広大なメモリーに慣れてしまっていたことから, あまり使い道のなかった覚えがあります。 何しろ関数電卓のほうが 1 桁多いステップ数でしたから。
 2006 年のノートパソコン一斉廃棄時に一緒に廃棄されています。

SHARP PC-1280
CPU ESR-H (SC61860) 768kHz
メモリー 8KB + 8KB カード
画面サイズ 120x14 (5x7 マトリクス 24桁 x 2 行)
投入日 1988
 PC-1261 が 2 年と経たずお亡くなりになってしまったことから, 後継として買った機種です。 プログラム資産を そのまま (マシン語は多少の変更で。) 使えることを重視しての機種選択となっています。 CE-140F 2.5 インチポケットディスクドライブや EA-129C ポケットコンピュータ通信ケーブル, メモリカード辺りを同じ頃に購入していますが, さすがといいますか CE-140F の威力は絶大でした。
 追加機能を殆ど使っていなかったことから, PC-1261 と使用感は変わりませんでした。 もちろん筐体の違いは大きいわけですが。 (こちらは折りたたみ式。)  あと, 8KB + 8KB のメモリーともなると, 1200 シリーズとしては容量に困ることの無くなった覚えがあります。

CASIO PB-1000C
CPU HD61700
メモリー 8KB + 32KB カード
画面サイズ 192x32 (6x8 (5x7) 表示 32 桁 x 4 行)
投入日 1988
 アセンブラー付きの PB-1000 と異なり, こちらは CASL マシン付きです。 同時に買った MD-100 3.5" 1DD FDD 付き RS-232C/パラレルインタフェース, FP-40 感熱式プリンター, メモリーカードと言った周辺機器の威力により, 手持ちポケコン最強の布陣となっていました。 が, 今のモバイルノートより大きい筐体 (オプション込み。) が…すでにポケコンでは無いという。(笑)
 HD61700 は ESR-H, ESR-L とは また違った傾向の CPU なのですが, 一番プログラムを組みやすく MC68000 系のノリで使えた覚えがあります。 マシン語へ走っていたおかげで, BASIC から使うのが普通だったタッチパネルやメモリーファイル (RAM ディスクのようなもの。) の機能は あまり使いませんでした。 勿体ない…。
 2006 年のノートパソコン一斉廃棄時に一緒に廃棄されています。

CANON X-07
CPU NSC800
メモリー 8KB
画面サイズ 120x32 (6x8 (5x7) 表示 20 桁 x 4 行)
投入日 1987
 当時 HC-20 が非常に欲しかったのですが, 比較的高額だったことから買えず代わりで こちらを買うことに。 ですが, X-710 カラープロッタプリンタも追加していたりするので, 結果論としては HC-20 が買えたことになりますね。 CPU が Z80 互換だったり, ハンドヘルド用 BASIC で CIRCLE 命令が使えたり, オプションで赤外線カプラーが用意されていたりと, 結構特徴のあるマシンでした。
 X-710 が仕様欠陥品だった (線を 10 本も引くと電池が無くなる。 本体・電池を換えても効果無し。 しかも給電は常にバッテリーから。) ために本体まで使われなくなったという…。 プロッターは速攻で「笑ってゴミ箱」されましたが, 本体は今でも元気に稼働しています。 が, インターフェースを手に入れ損ねましたので, プログラムを保存しようがありません。(笑)  この辺りも, 使われなかった大きな要因。

SHARP PC-1261
CPU ESR-H (SC61860) 768kHz
メモリー 9342 steps
画面サイズ 120x14 (5x7 マトリクス 24桁 x 2 行)
投入日 1986
 メモリー容量の多さと 2 行表示に惹かれて PC-1251 の後継として買った機種です。 が, 2 年と経たずに他界しました。 (T_T)  この頃に CE-126P 感熱式プリンターも買っています。 正当な PC-1251 の後継機種ということもあって, 何の苦労もなく使えた覚えがあります。 PC-1251 に慣れた身にとっては 2 行表示は「便利なような不便なような」といった印象でした。 このマシンの後継として PC-1280 を買っています。
 ロットにもよりますが, このシリーズには その頃すでに化石と化していた「コアメモリー」が使われていました。 それも電池を換えるためにケースを開けたとたん嫌でも目に入る, これ見よがしの位置に…。 (笑)

SHARP PC-1251
CPU ESR-H (SC61860) 576kHz
メモリー 3487 steps
画面サイズ 120x7 (5x7 マトリクス 24桁 x 1 行)
投入日 Sep, 1982
 ポケコンブームの火付け役となった名機 PC-1251 です。 発売日に買って最初に行ったのは「POKE, PEEK, CALL 命令の存在確認」でした。 その日からマシン語解析が始まり 2 ヶ月ほどで未定義命令を含めて極めた覚えがあります。 ドキュメント化に懲りすぎたせいで先を越されてしまい, 雑誌投稿の機会を逃しました。 その効果は絶大で,30 年近く経った今でもハンドアセンブル・逆アセンブルが概ね可能です。(爆)  誰しもが 78 nm, 79 nm, 10 nm, 11 n, 02 n, 03 n といった辺りの命令から解析が始まったのではないでしょうか?
 今にして思えば, この容量の少ないポケコン上で, よくぞ高機能 BASIC インタープリターやコンパイラーが動いたものです。 最適化も行う SK コンパイラー辺りは名作ですね。 TY シリーズにも随分お世話になりました。 マシン語で組み込んだ LINE や CIRCLE, PAINT, PLAY (3 音同時で音を鳴らす。), スプライト表示, といった BASIC 命令 (もどき。 実際には CALL 文の後にパラメーターを付加する。) が結構便利だった覚えがあります。 この辺りの資産は殆ど例外なく PC-1280 まで受け継がれています。
 CE-152 コンパクトカセットレコーダー, CE-124 カセットインタフェース辺りを時を経ずして揃えています。 CE-152 は純正オプションではありますが, 型番を見ると判るように元々は PC-1500 シリーズ用です。
 この機種に使われていた CPU は ESR-H が正式名称なのですが, チップ名である SC61860 のほうが良く使われます。 ポケコンブームも影響したのか, DB-Z まで (DB-Z は含まず。) の電子手帳や関数電卓の EL-9000 など, 広範囲に長期間使われるに至っています。
 ちなみに, この頃の経験が遠く UNLHA32.DLL や LHMelt の開発に活かされています。 1 文字表示するのにも画像パターンを用意してポートを叩いて…とか, (非力な) 8 ビット CPU で 2 進多倍長 (10 進で 10 万桁とか。) 浮動小数点演算…といった苦労は, 意外なところで役に立つものです。

SHARP PC-1211
CPU オリジナル 4 bits
メモリー 1424 steps
画面サイズ 5x7 マトリクス 24桁 x 1 行
投入日 Jun, 1982
 自分でもポケコンが欲しくなって, サーマルプリンターの CE-122 とセットで買った機種です。 が, あまりの遅さとメモリー容量 (といいますかステップ数。) の少なさに, あまり使われないまま PC-1251 の購入時に, 友人のところへお嫁に行っています。 いくら安く買ったとはいえ勿体ない話ではあります。
 その遅さの一因は電卓用 4 ビット CPU の非力さでしょうね。 その時点で PC-1500 を知っていただけに落差が激しすぎました。 いえ, 決して悪い機種ではないのです。 プログラム関数電卓と比べて遅かったわけではありませんし, 何と言っても BASIC が使えたのですから。

SHARP PC-1500
CPU LH-5801
メモリー 1535 steps + 8KB カード
画面サイズ 156x8 (6x8 (5x7) 表示 26桁 x 1 行)
投入日 Apr, 1982
 自身で買ったものではないのですが, 長期貸し出しを受けていたこととポケコンを使い出すきっかけとなった機種ということで上げておきます。 その時点で関数電卓に墜ちていた事実は置いておいてください。(笑)
 SHARP の初期ポケコンの名機 PC-1500 です。 PC-1251 辺りに比べると数段速い CPU が使われ, マトリクスではないフルドットの液晶画面だった点もポイントが高く先見の明があったと言えそうです。 また, CPU の仕様等が正式に公開されていたのも特筆すべき点でしょうね。
なので, 初期から普通にマシン語が使われていました。 マシン語プログラム集辺りに載った「ギャラクシアン」は, 今でも名作だと私は思っています。 よくぞ, あの狭い画面で あれだけのものを作り上げたと…。 HC-20 用パックマンとともに, ポケコン・ハンドヘルド方面のゲームとして賞賛したいプログラムの 1 つですね。
 PC-1251 に勝るとも劣らない機種なのですが, 2 クラス上の定価が響いて (その分購入者が少ない。) ブーム火付けの主役は PC-1251 に譲っています。
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