「統合アーカイバ・プロジェクト」の API 仕様に準拠した ARJ 書庫の展開を行うための DLL (ダイナミック・リンク・ライブラリー) です。
技術解説用としてフリー・ソフトウェアで公開されている UNARJ.EXE のソースをベースとしているため, 展開ルーチン以外は全て自前で作成する必要があったことから, 一応 ARJ.EXE 2.41a の (展開関係の) コマンド・スイッチを付加してあるものの, かなり貧弱なサブセットになってしまっています。
従って, ARJ.EXE Ver 2.5x 以降とは仕様が異なっている部分が存在しますし, 5 以降のメソッドについては展開できず, プロテクト書庫もバックアップメンバーも扱えません。
DLL であることから, UNARJ32.DLL 単体では何もできません。 (例えば) ここで公開されている LHMelt のような対応アプリが必ず必要になります。
よくある質問
・脆弱性関連については, 以下のページを参照してください。
・配布ファイルを展開したのに UNARJ32.DLL だけ表示されない
Explorer (他のファイラーでも設定によって。) では, ユーザーが指定しない限り ".DLL" の拡張子をもつファイルは表示されません。 (WinXP であれば) "ツール―フォルダーオプション" メニューで, 全てのファイル及びシステムファイルが表示されるように設定すれば見えるようになります。
・パス情報をもったファイルが扱えず表示すら行われない
この不具合が発生した場合は, 十中八九 UNARJ32.DLL の「厳格なファイル名サーチ」が有効となっているのが原因です。 UNARJ32.DLL の設定ダイアログを呼び出して, この項目を無効にしてください。